〖最終予想〗武蔵野ステークス 2025|東京ダ1600mは「巡航×L2再加速」血統×3走×調教(補助)で結論
開催:2025/11/15(土)東京11R|ダ1600m(左)|3歳以上オープン|別定|GⅢ
ポイント一言:東京ダ1600mは芝スタート+直線501m。序盤から流れやすく、最後はゴール前の坂+L4〜L2の持続加速が問われる舞台です。
今年はペプチドナイル、アサカラキングなどがペースを作りつつ、好位〜中団の“止まらない巡航スピードを持つ差し・先行タイプ”に分があると見ます。
データ基準:JRA出馬表・近3走成績/JBIS血統表/「武蔵野S2025考察|血統×3走/過去10年勝ち馬と血統」を参照。

1. コース&馬場の整理メモ(サクッと)
- コース形態:芝ポケット発走→約150m芝→ダート合流。3コーナーまで約640mで序盤は流れやすい。
- 直線:約501m+途中に高低差2.4m前後の坂。前半飛ばすとラストは持久力+L2持続勝負になりやすい。
- 脚質傾向:逃げ残りもあるが、重賞レベルでは好位〜中団からの差し・先行が中心。上がり上位馬の好走率が高い舞台。
- 血統傾向:過去10年の勝ち馬はMr. Prospector/Kingmambo系やA.P. Indy系が中核。
「父または母父がMr. Prospector系」+米国型スピード or 欧州型持続の掛け合わせが王道。 - 今年の前提:良馬場想定。極端な前残りよりも、ある程度流れたうえで“L2でもう一脚”を使えるタイプを重視。
2. 展開イメージ|「前が速め→好位〜差しの巡航力勝負」
ハナ候補はペプチドナイル、内から行ければアサカラキング。外からサンライズフレイム、マテンロウコマンドあたりもポジションを取りに行きそうで、前半から緩みづらい流れを想定します。
その一列後ろにコスタノヴァ、オメガギネス、ルクソールカフェ、ロードフォンス、ビダーヤらが控える形になれば、
直線は「早めに動ける好位差し」vs「外から長く脚を使う差し」の図式。
本命は東京マイルに明確な“血統的芯”がありつつ、3歳の伸びしろと斤量利を持つ一頭に託します。
3. 結論:予想印
◎16 ルクソールカフェ
○11 オメガギネス
▲4 コスタノヴァ
☆3 ロードフォンス(白三角)
☆1 ビダーヤ(白三角)
△14 ペプチドナイル
△15 サンライズフレイム
※☆=白三角(押さえ)/△=ヒモ評価。
| 印 | 番 | 馬名 | 短評(要約) |
|---|---|---|---|
| ◎ | 16 | ルクソールカフェ | American Pharoah×More Than Ready=米国スピード×MrP/Haloの王道配合。全兄カフェファラオと同じく東京ダ1600m特化型の血統で、ヒヤシンスS楽勝の内容も優秀。JDDで2000mをこなしたスタミナを持ちつつ、3歳で斤量56kgと恵まれるここは「世代トップのマイル適性+斤量利」に振り切って本命。 |
| ○ | 11 | オメガギネス | 父ロゴタイプ×母父ハービンジャー=Sadler’s Wells×Danzig系の欧州型持続配合。グリーンチャンネルCを同舞台で完勝しており、近3走の内容も東京マイルでの再浮上が顕著。別定57kgで枠も中ほど、大崩れしづらい軸の相手本線として○。 |
| ▲ | 4 | コスタノヴァ | フェブラリーS覇者で東京ダ1600mのチャンピオンホース。ロードカナロア×ハーツクライ=Kingmambo×SSの黄金配合で、ワンターンの持続質にベストマッチ。ただし今回は59kg+久々で目標は先の可能性もあり、能力は最上位だが印は▲まで。 |
| ☆ | 3 | ロードフォンス | ロードカナロア×ダイワメジャー=Mr. Prospector×SS系で、過去の勝ち馬傾向にドンピシャの血統型。かきつばた記念1着、かしわ記念4着など交流重賞での実績もあり、前走グリーンチャンネルC4着は展開不向きでも最後まで脚を使っての内容。好位でロスなく運べれば一発の穴候補として怖い存在。 |
| ☆ | 1 | ビダーヤ | リアルスティール×サマーハ(Singspiel)で、SS×Sadler’sの中盤の底力+直線持続型。近3走は1400〜1600mで3・1・1着と勢い十分。1枠はこのレースでは割引材料だが、ロスなく立ち回って直線で進路さえ確保できれば、内差し浮上のシナリオは十分。 |
| △ | 14 | ペプチドナイル | キングカメハメハ×マンハッタンカフェ=Kingmambo×SSのパワーマイル配合。フェブラリーS4着、南部杯3着の実績値はここでも最上位グループ。7歳秋でピークはやや過ぎつつあるかもしれないが、マイペースで運べれば粘り込みのシーンも。 |
| △ | 15 | サンライズフレイム | ドレフォン×アフリート系母のガチガチの米国ダート配合。本来は1400m寄りのスピードタイプだが、東京マイルなら芝スタートでスムーズに先行できれば守備範囲。外枠15番で被されにくい並びも魅力で、前が止まらないパターンの押さえとして評価。 |
4. 各馬もう少し詳しく(◎〜▲)
◎16 ルクソールカフェ|「東京ダマイル特化型×3歳斤量56kg」
全兄カフェファラオがフェブラリーSやマイルCS南部杯など、ダートマイルの一級戦線で結果を残してきた配合。
その弟ルクソールカフェも、ヒヤシンスS(東京ダ1600m)での完勝が象徴するように、芝スタート→長い直線という東京マイルの条件でこそ真価を発揮するタイプです。
- 近3走:ヒヤシンスS1着→ケンタッキーダービー挑戦→JDD3着と、常にハイレベルな相手と走り続けてきた強み。
- 配合:American Pharoah×More Than Readyで、強烈な米国スピードに芝適性も内包。芝スタートの東京ダマイルにピタリ。
- 枠・脚質:大外16番はマイナスに見えがちだが、芝部分を長く使って加速しやすく、被されずにスムーズに好位〜中団外目を取れる利点も。
- 斤量:3歳で56kgはコスタノヴァの59kg、ペプチドナイル・ダノンスコーピオンの58kgと比べて明確なアドバンテージ。
距離短縮の形で再び東京ダ1600mに戻ってくるローテーションも良く、
「世代トップクラスのマイル適性+斤量利+枠を活かした外差し」というイメージで、本命はこの馬からとしました。
○11 オメガギネス|「完成度の高さで崩れにくい軸」
「考察」記事でも触れた通り、ロゴタイプ×ハービンジャーという組み合わせは、一貫したラップを長く走る持続型。
前走グリーンチャンネルCでは、直線で窮屈になりながらも最後はきっちり差し切る中身の濃い勝ち方でした。
- 同舞台勝ち+安定感:東京ダ1600mでの勝利歴があり、左回りダートの適性は証明済み。
- 近走内容:東海S4着、アンタレスS6着からの再浮上で、「今が再上昇局面」と判断できる流れ。
- 枠順:6枠11番は、包まれにくく外を回しすぎない絶好ゾーン。砂を被りたくないタイプにも良い並びです。
本命馬が3歳ということもあり、軸としての信頼度ではオメガギネスが一枚上。
馬連・三連複の「相手軸」として重視します。
▲4 コスタノヴァ|「能力は最上位、斤量とローテのさじ加減」
フェブラリーSを制した現役トップクラスのダートマイラー。
ロードカナロア×ハーツクライという配合は、東京ダ1600mでの持続スピード+L2の再加速に理想的で、血統的な裏付けは文句なしです。
- 東京ダ1600m実績:フェブラリーS1着、かしわ記念3着、浦和1400mでの敗戦は小回り&忙しさの影響が大きく、東京戻りは大歓迎。
- 59kg+久々:GⅠ馬ゆえの酷量と休み明け。能力だけで捻じ伏せても不思議はない一方、取りこぼしの可能性も織り込みたいところ。
- 枠順:2枠4番でロスのない競馬はしやすいが、包まれるリスクもある並び。
「ここを使ってチャンピオンズCへ」というローテを考えると、
目一杯というより8〜9分程度に映るため、今回は▲評価としました。
5. その他の注目馬ひと言メモ
- ☆3 ロードフォンス:交流重賞&東京L戦の内容から、ペースが流れるほど浮上しそうなタイプ。外から被されずに好位確保できると一撃候補。
- ☆1 ビダーヤ:1400mの速い流れで結果を出してきた勢い馬。1枠のさばきが全てですが、ハマれば内差しの怖さあり。
- △14 ペプチドナイル:南部杯3着の実績は高評価。マイル続きでペースにも慣れており、マイペース先行なら粘り込み十分。
- △15 サンライズフレイム:ドレフォン×アフリート系で武蔵野S向きの米国型血統。外枠先行からの押し切りパターンを警戒。
- バトルクライ:東京ダ1600m巧者だが、近走内容と人気バランスを考え、今回は印を回すなら三連複の穴ヒモ程度の扱いにとどめました。
6. 買い目イメージ(例)
※実際の購入はオッズと当日の気配を見て調整してください。
馬連
- 馬連:16−11, 4, 3, 1, 14, 15(6点)
- 本線:16−11, 4, 3(3点)
三連複
- 三連複1頭軸:
軸:16 ルクソールカフェ
相手:11, 4, 3, 1, 14, 15 - 組み合わせ:16−(11,4,3,1,14,15)−(11,4,3,1,14,15)(15点)
- 資金配分で本線は「11・4・3」絡みを厚めに。
◎ルクソールカフェの「東京マイル特化型×3歳斤量利」に期待しつつ、
オメガギネスの安定感とコスタノヴァの地力、そしてロードフォンス・ビダーヤの血統マッチングまで含めて狙う形です。
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