🏇第86回 菊花賞(GⅠ)枠順確定!長距離戦の明暗を分ける“運命の並び”を読む
いよいよ三冠最終戦・第86回菊花賞(GⅠ)の枠順が確定しました。
舞台は京都芝3000m。折り合い、持続力、そして血統的なスタミナが問われる真の耐久戦です。
今回は確定枠順をもとに、血統と脚質、そして展開を絡めて徹底分析します。
📋確定枠順
1枠①コーチェラバレー(西村淳也)
1枠②アマキヒ(戸崎圭太)
2枠③ライトトラック(和田竜二)
2枠④ヤマニンブークリエ(横山典弘)
3枠⑤ミラージュナイト(藤岡佑介)
3枠⑥ジョバンニ(松山弘平)
4枠⑦ショウヘイ(岩田望来)
4枠⑧レクソノヴァス(横山和生)
5枠⑨エネルジコ(C.ルメール)
5枠⑩ジーティーアダマン(北村友一)
6枠⑪マイユニバース(武豊)
6枠⑫ゲルチュタール(坂井瑠星)
7枠⑬アロンディ(団野大成)
7枠⑭エキサイトバイオ(荻野極)
8枠⑮エリキング(川田将雅)
8枠⑯ラーシャローム(岩田康誠)
8枠⑰レイヤードレッド(嶋田純次)
8枠⑱レッドバンデ(佐々木大輔)
🧭 内枠の展望(1〜4枠)
京都3000mでは内枠が基本的に有利。
①コーチェラバレーは操縦性が高く、最内をロスなく立ち回れれば粘り込みも。
②アマキヒは折り合いが鍵。末脚を活かす形ならチャンスあり。
③ライトトラック(父キタサンブラック)はスタミナ血統。内で脚をため、終盤に抜け出せる形が理想。
④ヤマニンブークリエ(父キタサンブラック/横山典弘騎手)は先行脚質。経験豊富な横山典弘騎手がどこで動くかがペースの焦点です。
全体として先行勢が多く、スローからのロングスパート戦になりそうです。
🌿 中枠の展望(5〜6枠)
⑤ミラージュナイトは好位〜中団で長く脚を使えるタイプ。末の持続力で直線まで脚色が鈍らない構成。
⑥ジョバンニは先行〜番手でロスなく。内の③④との兼ね合いで序盤の位置取りがポイント。
⑦ショウヘイ(父サートゥルナーリア)は神戸新聞杯で見せたように、瞬発力と持久力を兼ね備えたバランスタイプ。
先行気味に運びながらも最後までしっかり脚を使い切り、上がり3ハロンではエリキングに次ぐ速さを記録。
京都の長距離でも、ペースが緩めば好位から押し切る可能性を秘めます。
⑧レクソノヴァス(横山和生)は中団外で脚を溜める差しタイプ。長く脚を使えるロングスパート型で展開ひとつ。
⑨エネルジコ(父ドゥラメンテ)は中団差し。ルメール騎手がペースを読んで脚を溜めれば終いは確実。
⑩ジーティーアダマンは安定型で距離延長はプラスの可能性。
⑪マイユニバース(父レイデオロ/母父ネオユニヴァース)は先行力があり、展開次第ではハナを切る可能性も。
前走の大差圧勝どおり、リズム重視でマイペースなら粘り込み十分。
⑫ゲルチュタールは自在性が魅力。勝負所で早めに動ける脚があり、この枠は理想的。
🔥 外枠の展望(7〜8枠)
⑮エリキング(父キズナ×母父High Chaparral)は外枠で試練も、持続型スタミナで外々のロスをカバー可能。進路さえ確保できれば上位争い。
⑯ラーシャローム、⑰レイヤードレッド、⑱レッドバンデはいずれも差し・追い込み寄り。
展開が流れれば外から一気の末脚勝負もあり得ます。京都の長距離は「外枠=不利」とは限らず、馬場とペースで印象が変わります。
📊 枠順から見える展開シミュレーション
序盤は③④⑥⑦⑪が先行圏を形成し、マイユニバースは自然体で先頭〜番手へ。
⑤ミラージュナイトと⑧レクソノヴァスが中団で脚を温存、⑨エネルジコと⑫ゲルチュタールが仕掛けどころを伺う。
向正面〜3角でエリキングが進出を開始し、後半1000mの持続戦へ。
逃げ・先行勢が粘るか、差し勢が外から差し切るか──ペース次第の一戦です。
💡 血統視点からの注目馬
- ⑪マイユニバース(父レイデオロ):先行して渋太い持続型。展開次第でハナまで。
- ⑮エリキング(父キズナ×母父High Chaparral):持続型スタミナの典型。外枠克服が鍵。
- ⑨エネルジコ(父ドゥラメンテ):中団から長く脚を使えるタイプで舞台適性高い。
- ③ライトトラック(父キタサンブラック):長丁場◎。折り合いがハマれば怖い。
- ④ヤマニンブークリエ(父キタサンブラック/横山典弘):内でロスなく運べれば一撃圏。
- ⑦ショウヘイ(父サートゥルナーリア):神戸新聞杯で見せた上がりの速さと持久力が武器。好位からの押し切りに注意。
🏁 総評:鍵を握るのは「ペース」と「持続力」
人気勢が中〜外枠に入り、序盤の位置取りがレースの骨格を決める構図。
マイユニバースの自然体先行と、エリキングのロングスパート、エネルジコの差し脚。
血統面では、レイデオロ産駒・キズナ産駒・ドゥラメンテ産駒・キタサンブラック産駒・サートゥルナーリア産駒といった持続力系がこの舞台にマッチ。
枠順からの総合評価は、マイユニバース/エネルジコ/エリキング中心に、内のキタサンブラック産駒(ライトトラック・ヤマニンブークリエ)とショウヘイが絡む展開を想定します。
次回は「最終追い切り×血統傾向」から本命候補をさらに深掘り予定。
引き続き、『血統で楽しむ競馬』でお楽しみください!
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