【天皇賞・秋2025】枠順確定版|東京2000m×血統×脚質で“走りの型”を見極める(現時点の考察)
第172回天皇賞(秋)— 2025年11月2日(日)東京・芝2000m。枠順が確定した段階で、コース特性(ポケット発走/長い直線)と各馬の血統・脚質の相性を「考察ベース」で整理しました。
※本記事は最終予想の前段です。
確定枠順(馬番順)
| 馬番 | 馬名 | 1言メモ |
|---|---|---|
| 1 | コスモキュランダ | 最内。イン潜ってロス最小なら直線の伸びに繋がる。 |
| 2 | アーバンシック | 内2でロス少。締まる流れなら持続力で台頭可。 |
| 3 | ジャスティンパレス | 内で脚溜め→直線はロングスパート型。展開次第で圏内。 |
| 4 | ソールオリエンス | 内寄りで流れに乗れれば末脚発揮。捌きが鍵。 |
| 5 | タスティエーラ | 昨年2着の舞台。中枠で再現性高く好位差しが理想。 |
| 6 | ブレイディヴェーグ | 中枠で溜め→長く脚。差し有利の流れなら怖い。 |
| 7 | マスカレードボール | 中枠×3歳56kg。直線一本のロングスパート勝負へ。 |
| 8 | ホウオウビスケッツ | 昨年3着。先行粘りの再現狙い—偶数中枠で運びやすい。 |
| 9 | ミュージアムマイル | 皐月賞馬の持続力。中枠から進路自在で差し届く形へ。 |
| 10 | エコロヴァルツ | 中外でコース取りは柔軟。位置取り次第で一変も。 |
| 11 | シランケド | 差し脚強力。流れが締まれば外から一撃圏。 |
| 12 | セイウンハーデス | 先行力は脅威。タフな流れでどこまで粘り込むか。 |
| 13 | メイショウタバル | 外13。ハナ主張で自分のラップに持ち込めれば怖い。 |
| 14 | クイーンズウォーク | 外14で道中ロス課題。末脚一点集中で外差し狙い。 |
コースの“要求値”を再確認
- 形状:1コーナー奥のポケット発走→2角まで約100〜130mで短い。多頭数の外は先行しづらくロスが出やすい。
- 直線:東京名物の長い直線(約526m)。トップスピードの持続×最後のもう一脚が要る。
- 考察の軸:内〜中でロスなく進め、直線で“長く脚を使える”資質がベース。ペース次第で差しの破壊力が増す。
有力馬の「血統×脚質×枠」スケッチ(現時点)
タスティエーラ(4枠5番)
サトノクラウン×マンハッタンカフェ由来の柔らかさ+持続。昨年の秋天2着=舞台適性は証明済み。中枠で立ち回りの自由度が高く、好位〜中団からの持続差しを描きやすい。
マスカレードボール(5枠7番・3歳56kg)
ドゥラメンテ×(母父)ディープ=持続+瞬発のハイブリッドで府中向き。ダービー2着のロングスパート性能は大箱直線で魅力。中枠で進路選択もしやすい。古馬初対戦の“壁”だけ留意。
ミュージアムマイル(6枠9番・3歳56kg)
リオンディーズ×(母父)ハーツで中距離の持続エンジン。皐月賞勝ち=2000mで速い流れを踏めることは実走で裏付け。差しの射程が伸びる並び。
メイショウタバル(8枠13番)
ゴールドシップ譲りのスタミナ持続で今年のグランプリ馬。課題は外13番からの隊列確保。行き切って自分のラップに持ち込めるかがカギ。
ブレイディヴェーグ(4枠6番・牝馬)
ロードカナロア×ディープの末脚型。中枠で溜め→長く脚の理想形が描ける。流れ次第で直線の破壊力が増す。
ジャスティンパレス(3枠3番)
ディープ×米スタミナ牝系でベストは2400m寄りのロングスパート型。昨年秋天4着のように、展開が差し向きなら上位圏に届く絵は残る。内でロスなく運べるのは追い風。
ホウオウビスケッツ(5枠8番)
昨年秋天3着。偶数の中枠で立ち回りの再現性が高い。先行〜好位で脚を長く使えるタイプ。
クイーンズウォーク(8枠14番・牝馬)
キズナ×Wavell Avenueの良血で末脚勝負。外14番は道中のロスが課題。直線一点集中の設計。
シランケド(7枠11番・牝馬)
Declaration of War系の持続質。流れて差しが利く展開なら一撃圏内。直線は外へ出して長くが基本。
アーバンシック(2枠2番)
スワーヴリチャード×ハービンジャーの欧州的スタミナ・持続。内2番でロス少。消耗戦になれば浮上余地。
ソールオリエンス(3枠4番)
キタサンブラックの持続×操縦性。内寄りで流れに乗れれば直線でもう一脚。
エコロヴァルツ(6枠10番)
ブラックタイド×キングカメハメハのスピード持続。中〜外で進路の自由度はある。位置取りがカギ。
コスモキュランダ(1枠1番)
最内でのイン立ち回りがハマれば怖い存在。直線で捌けるかが焦点。
セイウンハーデス(7枠12番)
シルバーステートのスピード持続。位置を取りに行けるかと、直線での粘りをどう引き出すか。
今年の構図(要点)
- 斤量差:定量で3歳56kg/古馬58kg(牝馬2kg減)。3歳の2kg利は東京の長い直線で効きやすい。
- 混戦度:絶対的“突き抜け型”不在。位置の利(内〜中枠)×直線の持続を両立できるタイプを優先。
- ペース鍵:13メイショウタバルの出方でレース像が変化。締まれば差しの破壊力、緩めば立ち回り型が浮上。
- 回避情報:ロードデルレイは回避。中団勢の序列がタイトに。
最終予想に向けたチェックリスト(当日更新用)
- 当日馬場:内の伸び/外差し傾向の変化。
- 直前気配:調教後馬体重、パドックの気配、返し馬。
- 展開補正:メイショウタバルの入り(単騎か否か)、前半3F〜中盤の締まり具合。
- 枠活用度:内〜中でロスなく乗れそうか、外はロスを最小化できる騎手か。
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