【最終予想】チャンピオンズカップ2025|本命ナルカミから、対抗ウィルソンテソーロ&▲アウトレンジへ

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【最終予想】チャンピオンズカップ2025|本命ナルカミから、対抗ウィルソンテソーロ&▲アウトレンジへ

レース名:チャンピオンズカップ(GⅠ)
日程:2025年12月7日(日)中京11R 15:40発走
コース:中京・ダート1800m(左)
頭数:16頭
条件:3歳以上オープン(国際)(指定)定量

下半期ダート王決定戦・チャンピオンズカップ(GⅠ)の最終予想です。
今年は、ジャパンダートクラシックを含む3歳ダート王ナルカミに、
中京ダ1800m巧者ウィルソンテソーロ、血統妙味のアウトレンジ
そしてダブルハートボンド・ラムジェット・シックスペンスといった実績馬&新興勢力が挑む構図になりました。

当記事ではいつも通り、血統・コース適性・枠順バランスを重視しつつ、
単なる人気順ではなく、「どの人気馬を一枚評価を落とし、その分どの中穴に妙味を求めるか」という視点で印を組み立てています。


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レース傾向と中京ダ1800mのポイント整理

● 中京ダ1800mは「タフ+持続力」のロングスパート戦

  • スタンド前の上り坂途中スタートで、1コーナーまで約300m。
  • 前半は極端に速くなりにくく、向こう正面からジワジワ加速→3~4角でロングスパートになりやすい。
  • 直線は約410m+ゴール前に急坂。坂を2回上るため、スピードだけでなくスタミナと地力が問われる。

傾向としては、JBCクラシックや地方2000m戦で結果を出している馬
あるいは1800~2000mで長く脚を使って勝ってきたタイプの好走が目立ちます。
マイルのワンターンで“瞬発力勝負”をしてきた馬より、持続力型の中距離タイプを優先したいレースです。

● 2025年版・ざっくり展開イメージ

  • ハナ候補:ウィリアムバローズ、ヘリオスあたり。
  • 番手~好位:ウィルソンテソーロ(4枠8番)、ラムジェット(4枠7番)、アウトレンジ(5枠9番)、ダブルハートボンド(1枠2番)、ナルカミ(6枠12番)。
  • 中団~後方:シックスペンス(6枠11番)、ルクソールカフェ(8枠16番)、メイショウハリオなど。

無茶なハイペースというより、平均~ややタフ寄りの持続戦を想定。
勝負どころは例年通り、3~4角の下りから直線入り口にかけてのポジション争いになりそうです。


予想スタンス|軸はナルカミ1本、相手は「実績+血統妙味」で取捨

今年のチャンピオンズCは、実績馬と3歳新勢力がガチでぶつかる混戦です。
シックスペンス、ルクソールカフェ、ラムジェット、メイショウハリオ…と、相手候補だけならいくらでも名前が挙がります。

その中で、当ブログのスタンスは
「軸はナルカミ1本でブレず、相手は“中京ダ1800mにハマるタイプ”を中心に取捨」というもの。
コース実績&舞台適性の高いウィルソンテソーロを対抗(○)に据え、
血統的に中京千八向きの中穴・アウトレンジを▲評価として一段上に取りました。

一方で、戦績だけ見れば対抗級のダブルハートボンドは、
「チャンピオンズCの2番人気は案外取りこぼしが多いこと」や、
馬体面で牡馬と比べると迫力に欠けることを考慮して、印は△まで。
ラムジェットとシックスペンスも能力は認めつつ、条件面とオッズを踏まえて△の一角に収めた形です。


血統&適性からの注目馬ピックアップ

◎ 本命:ナルカミ(牡3・田中博康厩舎|6枠12番)

本命は3歳ダート王ナルカミ
前走ジャパンダートクラシック(JDC)の内容があまりにも衝撃的で、個人的には「怪物」認定している一頭です。

3冠に王手をかけていたナチュラルライズを全く寄せ付けない完勝劇は圧巻そのもの。
向こう正面からプレッシャーをかけつつ、3~4角で自然にスピードアップし、
直線では“抜け出してからさらにもう一脚”を使う余力十分の競馬でした。

  • 地方2000mのタフな条件で、早めに動いて押し切るスタミナ+持続力を既に証明。
  • 父サンダースノー×母父ディープインパクトという配合で、米国型パワー+日本的中距離スタミナをバランス良く内包。
  • キャリア唯一の黒星が中京ダ1800mでの一戦で、今回はその「鬼門条件」へのリベンジ戦という位置付け。

今回はJDCから距離が2000m→1800mに短縮する点が、唯一と言っていい懸念材料。
ペースが流れてしまうと、持ち味のロングスパートが生きる前に動かされ過ぎるリスクはあります。

それでも、あのJDCのナチュラルライズを子ども扱いした内容を見てしまうと、
ここで古馬相手でも大きく評価を下げる理由はありません。
6枠12番からある程度ポジションを取りに行きつつ、早めにスイッチを入れて押し切るイメージで、
今年はナルカミ本命で勝負とします。

○ 対抗:ウィルソンテソーロ(牡6・高木登厩舎|4枠8番)

対抗はウィルソンテソーロ。チャンピオンズCでの好走歴と、中京ダ1800mでの安定感を高く評価しました。

  • 昨年のチャンピオンズCで2着好走。すでにこの舞台で結果を出している「中京巧者」
  • JBCクラシックなど、タフな中距離ダート戦でも崩れが少なく、スタミナと持久力に寄った配合が活きている。
  • 4枠8番と申し分ない枠を引き、スタートさえ決まれば無理なく好位に収まれる配置

「勝ち切るイメージ」ではナルカミに一歩譲りますが、
連軸としての信頼度は非常に高い1頭。
馬券的には、◎からの相手筆頭としてしっかり押さえたい存在です。

▲ アウトレンジ(牡5・大久保龍志厩舎|5枠9番)

「人気サイドの中でどれかを一枚評価を落とすなら、その分評価を上げたい」と感じたのが、
血統と脚質的に中京千八向きのアウトレンジ。ここは▲評価で積極的に狙います。

  • 父レガーロ(A.P. Indy~Seattle Slew系)×母父キングカメハメハという配合で、米国型パワー+日本的中距離適性のミックス。
  • みやこSなど、タフな流れを好位からしぶとく粘る競馬が持ち味で、中京ダ1800mのロングスパート戦と相性が良いタイプ。
  • 5枠9番という真ん中寄りの枠から、スムーズに好位につけられればそのまま上位粘り込みの絵がハッキリ描ける

人気3頭(ナルカミ・ウィルソンテソーロ・ダブルハートボンド)のうち、
ダブルハートボンドを一歩評価を下げた分、血統+コースイメージでこの馬を▲に格上げしました。
3連系では配当の底上げ役として期待したい一頭です。

△ ダブルハートボンド(牝4・大久保厩舎|1枠2番)

戦績だけ見れば本来なら対抗級ダブルハートボンド
7戦6勝というほぼパーフェクトな内容でここへ挑みますが、最終的な印はまでとしました。

能力・完成度は間違いなく高く、左回りダートでも崩れ知らず。
前走みやこSも余裕を感じさせる完勝に近い内容でした。

一方で、

  • 馬体はいかにも牝馬らしいシルエットで、古馬牡馬のパワー型と比べると迫力に欠ける印象。
  • チャンピオンズCは、統計的にも「2番人気が案外取りこぼしやすい」レースという側面がある。
  • GⅠの激戦で最後の一押しを求めたときに、牡馬勢に比べてどこまで踏ん張れるかという不安も残る。

以上を踏まえ、
「ここでバッサリ消すほどではないが、人気に見合うだけ厚くは買いづらい」という判断で△まで。
印は打ちつつ、買い方で強弱を付けたいタイプと位置付けました。

△ ラムジェット(牡4・大竹正博厩舎|4枠7番)

今年は海外遠征を含む超タフローテで、着順だけ見ると一見地味になっているラムジェット
ただし相手レベルとローテの厳しさを考えれば、地力は依然としてGⅠ級と見ています。

  • サウジC・ドバイワールドC・帝王賞・コリアCなど、常に世界&国内トップクラスばかりと当たってきた。
  • それでも大きく崩れずに走り続けており、地力の高さとタフネスは疑いようがない。
  • 父マジェスティックウォリアー×母父ゴールドアリュールという王道ダート中距離配合で、中京ダ1800mのタフ戦も守備範囲。

4枠7番からある程度前で運べれば、粘り込みで馬券圏内に残るシーンは十分。
「買うと来ない、切ると来る」キャラになりそうですが、今回は△を打って押さえる側に回りました。

△ シックスペンス(牡4・国枝栄厩舎|6枠11番)

最後の△はシックスペンス
オッズ的には過剰気味に映る一方で、距離1800mとダート適性の両面で無視はできない存在です。

  • 芝1800mで重賞3勝クラスの「1800mスペシャリスト」
  • 初ダートの南部杯でいきなり2着と、砂適性も十分に示したキズナ産駒
  • 血統的にも、キズナ産駒は芝・ダート兼用型が多く、「1800m+ダート」はむしろ歓迎と言っていい条件。

とはいえ、
初の中京ダ1800mでいきなりGⅠという厳しい舞台設定に加え、ルメール騎乗で人気が被りやすい点も事実。
予想としては能力を認めつつも、妙味の観点からは△止まりとしました。


最終結論|印と推奨馬券

◎~△ 印一覧

枠番 馬番 馬名 性齢 騎手 短評
6枠 12番 ナルカミ 牡3 戸崎圭太 JDC含む4連勝中の3歳王者。鬼門条件の中京千八でリベンジ本命。
4枠 8番 ウィルソンテソーロ 牡6 川田将雅 中京ダ1800m実績十分の舞台巧者。連軸として信頼できる対抗。
5枠 9番 アウトレンジ 牡5 松山弘平 パワー&持続力型の血統で中京千八向き。妙味ある▲評価。
1枠 2番 ダブルハートボンド 牝4 坂井瑠星 戦績は文句なしも、牡馬相手のGⅠで一歩割り引いて抑え評価。
4枠 7番 ラムジェット 牡4 三浦皇成 超タフローテでも大崩れなし。地力を買って押さえておきたい一頭。
6枠 11番 シックスペンス 牡4 C.ルメール 芝の1800mスペシャリストでキズナ産駒。ダートGⅠでも侮れない存在。

※枠順・騎手・馬体重・オッズなどの最新情報は、JRA公式サイトや各種出馬表で必ずご確認ください。

推奨馬券|勝負は◎ナルカミ軸、○ウィルソン&▲アウトレンジ中心

馬券は「ナルカミの能力にどこまで寄せるか」がテーマ。
基本は◎ナルカミ軸で、相手に○ウィルソンテソーロ&▲アウトレンジを厚め、
△3頭(ダブルハートボンド/ラムジェット/シックスペンス)は押さえ寄りの扱いとします。

  • 勝負馬券:◎ナルカミの単勝+複勝
    → まずはここを厚めに。的中=このレースのメイン収支ライン。
  • 相手流し:馬連 or ワイドで
    本線:◎-○(ウィルソンテソーロ)、◎-▲(アウトレンジ)
    押さえ:◎-△(ダブルハートボンド/ラムジェット/シックスペンス)
  • 3連複:買うなら点数を抑えて
    1列目:◎ナルカミ
    2列目:○ウィルソンテソーロ、▲アウトレンジ
    3列目:○▲+△3頭(ダブルハートボンド/ラムジェット/シックスペンス)
    といった「軸1頭+相手固定」のフォーメーションで、予算に応じて調整。

混戦レースで手広く散らすより、
「軸を1頭に決め打ちして、当たる時にしっかり取り切る」ほうが、このメンバー構成には合っていると判断しました。


まとめ|3歳ナルカミ中心に、実績馬と血統妙味の中穴で勝負

以上、チャンピオンズカップ2025の最終予想でした。

今年は3歳ナルカミを中心に、
コース実績のウィルソンテソーロ、血統妙味のアウトレンジ、
そして実績十分のダブルハートボンド・ラムジェット・シックスペンスがどう絡むかという一戦。
人気馬の取捨と中穴の拾い方で、配当の明暗が大きく分かれそうです。

個人的には、中京ダ1800mというタフで持続力が問われる舞台を考えると、
一発の派手さよりも地力と総合力を重視してナルカミを本命に取りました。

この記事が、みなさんの予想や馬券検討の一助になればうれしいです。
それでは、好レース&的中を祈って…良いチャンピオンズCを!

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