朝日杯FS 2025|穴党派に推したい「穴馬5頭」ランキング(前走内容つき)
※この記事は「最終予想」ではありません(穴馬紹介記事です)
ここで紹介するのは「本線を否定する穴」ではなく、本線と一緒に馬券内へ来る“ヒモ穴候補”。
狙いは三連複・ワイドの回収率アップです。
「勝ち切り」よりも「噛み合って2〜3着」の再現性を重視してピックアップします。
関連:朝日杯FS 2025「最終予想」(本線はこちら)

朝日杯FSは、2歳マイル王を決める一戦。
ただ、2歳のこの時期は完成度や経験値の差が大きく、人気=能力の序列になりきらないのが面白いところです。
同じ「前走2着」でも、展開が向いて負けた2着と、展開が向かずに負けた2着では価値が違う。
さらに阪神外1600は、直線の坂と長さで“最後まで脚が続くか”が問われる舞台。
だからこそ、前走の中身(位置取り・流れ・どれだけ脚を使ったか)を見れば、人気薄にも“買える根拠”が出てきます。
人気薄を買う理由は“夢”じゃない。
狙いは「人気薄=弱い」ではなく、“能力の見え方”が地味なだけで、買い条件が揃う馬です。
- 前走の中身(位置取り・流れ・どれだけ脚を使ったか)
- 阪神外1600で活きる資質(持続力/坂の踏ん張り/直線での加速)
- 人気とのギャップ(=買い時)
以下、オススメ順に5頭。各馬「前走レビュー」を厚めに書いて、“穴として買う理由”を見える化します。
穴推し1位コルテオソレイユ
人気の盲点
上がり勝負対応
位置取りの幅
前走:ベゴニア賞(東京・芝1600/良)2着(スロー)
通過:⑦⑥ 上がり:33.5 勝ち時計:1:33.1(2着は頭差)
ポイント:隊列が固まりやすいスローで、後方寄りから“脚を余さず”差して2着。
前走レビュー(ここが買い)
ベゴニア賞は「スロー+上がり勝負」の典型で、前にいないと取りこぼしやすい一戦。
そこでコルテオソレイユは⑦番手→直線で差を詰めて頭差2着。
展開利が大きくない側で結果を出しており、能力の下限ではなく上限が見えた2着です。
朝日杯でハマる条件
- 阪神外1600の「坂→長い直線」で、ラストまで脚を持続できる差し
- 流れてもスローでも、脚質が固定されていない(位置取りの幅)
不安点
- 極端なスローで前が止まらないと、届くかどうかは進路次第
穴の結論:人気薄なら、まずは馬券の軸〜相手筆頭に据えたいタイプ。
穴推し2位スペルーチェ
末脚の質
折り合い型
上積み期待
前走:2歳未勝利(東京・芝1600/良)1着(スロー)
通過:⑧⑦ 上がり:33.7 勝ち時計:1:34.9
ポイント:中団後ろで我慢して、直線で“質のいい脚”を使って差し切り。
前走レビュー(ここが買い)
未勝利勝ちは軽視されがちですが、穴としては「勝ち方」がすべて。
スペルーチェは⑧⑦の後方寄りで折り合い、上がり33.7で差し切り。
位置が後ろでも勝ち切れるのは、瞬間的な加速だけでなく、脚を使うタイミングが上手い証拠です。
朝日杯でハマる条件
- 阪神外は直線が長く、早めに動いても止まりにくい舞台
- 「後ろ→差し切り」の勝ち方=展開依存が薄い
不安点
- G1の密集で、位置取りが後ろ過ぎると届かない
穴の結論:「人気薄の差し」枠。展開が向いた瞬間に突っ込むタイプ。
穴推し3位タガノアラリア
好位から伸びる
レースセンス
崩れにくい
前走:秋明菊賞(京都・芝1400/良)1着
通過:③③ 上がり:33.5 勝ち時計:1:20.6
ポイント:好位で流れに乗り、直線でもう一段伸びて勝ち切り。
前走レビュー(ここが買い)
タガノアラリアの価値は、「好位で折り合って勝ち切った」点。
秋明菊賞は隊列が決まりやすい条件の中、③③の理想位置から上がり33.5で勝利。
“展開に恵まれた”ではなく、好位で我慢→直線で伸びるという、G1でも崩れにくい勝ち方です。
朝日杯でハマる条件
- 阪神外1600は「直線で脚を使える好位」が強い:③③の再現ができれば怖い
- 勝ち方が“センス型”で、多頭数の紛れにも耐性が出やすい
不安点(買い方の工夫)
- 父ミスターメロディはスプリンター寄りで、現役時も主戦場は短距離~1400m。
1600mで“最後まで脚が続くか”は一つポイントになります。 - 母父ディープインパクトで距離の後押しは期待できる一方、配合としては「短距離の前向きさ×中距離の底力」。
マイルで折り合いがつくか/道中のリズムが崩れないかが距離適性のカギ(=未知数)。 - よって狙い方は「頭で夢」より、展開が噛み合った時の馬券内(ワイド・三連複)に寄せるのが安全。
穴の結論:穴でも“買い方は堅め”でOK。ワイド〜三連複の相手で光る。
穴推し4位カクウチ
阪神マイル実績
先行押し切り
再現性
前走:2歳未勝利(阪神・芝1600/良)1着
通過:①① 上がり:34.9 勝ち時計:1:33.9
ポイント:逃げて形を作り、最後まで止まらず押し切り。舞台適性の裏付け。
前走レビュー(ここが買い)
「阪神マイルで勝っている」だけでも価値は十分。さらに中身がいい。
カクウチは①①で自分のリズムを作り、最後まで脚色が鈍らず押し切り。
阪神外1600は最後に坂がある分、先行勢が止まりやすい舞台ですが、そこで踏ん張れたのは強み。
人気がないなら、これは適性の見落としです。
朝日杯でハマる条件
- 無理にハナを主張せず、番手でも我慢できる形なら粘り込みが濃くなる
- 馬場が少し力の要るコンディションなら、先行の持続力が活きやすい
不安点
- ハナ争いが激化すると消耗。競らない形が理想
穴の結論:単なる先行穴ではなく、同舞台勝ちの再現性があるヒモ。
穴推し5位ホワイトオーキッド
同舞台勝ち
人気ギャップ
3着爆穴
前走:2歳新馬(阪神・芝1600外/良)1着
勝ち時計:1:34.6 ラップ:12.4-11.0-11.9-12.2-12.0-12.0-11.0-12.1
ポイント:ただのヨーイドンではなく、道中も一定の負荷がある形で勝ち切り。
前走レビュー(ここが買い)
新馬戦は評価が割れますが、ホワイトオーキッドの価値は「舞台がすでに阪神外1600」で勝っていること。
ラップを見ると道中が大きく緩まず(12秒台中心)、終盤に11.0が入る区間もある。
=一瞬の切れだけでなく、一定の持続力も絡む勝ち方で、朝日杯の質に繋がります。
朝日杯でハマる条件
- 同舞台勝ち=コース替わりの不安がない
- 内枠でロスなく運べて、直線で進路ができれば3着の絵が出る
不安点
- 新馬から一気の相手強化。評価は“穴の押さえ”が適正
穴の結論:買うなら三連複のヒモ/三連単3着付けで“妙味”を取りにいく。
買い方まとめ(迷ったらこれ)
- 相手の本線:コルテオソレイユ/スペルーチェ
- 押さえで跳ねる:タガノアラリア(好位)/カクウチ(先行)/ホワイトオーキッド(同舞台)
穴党の結論:穴は「頭」より馬券内で拾うのが強い。
馬場・展開・進路がひとつ噛み合えば、人気の差は簡単に縮まります。
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