【枠順確定】阪神ジュベナイルフィリーズ2025|過去10年の枠順データ&注目馬7頭の枠評価
レース名:阪神ジュベナイルフィリーズ(GⅠ)
日程:2025年12月14日(日)阪神11R(芝1600m 外)
出走頭数:18頭(2歳牝馬)
ポイント:枠順データ(過去10年)×脚質配置ד詰まり/ロス”
阪神JFは「2歳牝馬×フルゲート×マイル外回り」という条件で、
能力だけでなく“枠順と立ち回り”が結果に直結しやすいのが特徴です。
今回は枠順確定を受けて、過去10年の枠順データと、今年の注目馬の枠評価を
“バランス型”で整理します(※印は付けません)。
出走馬・枠順一覧(18頭)
枠順と騎手(確定分)は以下の通りです。
| 枠 | 馬番 | 馬名 | 騎手 |
|---|---|---|---|
| 1 | 1 | アンヘリータス | F.ジェルー |
| 1 | 2 | レディーゴール | 松若 風馬 |
| 2 | 3 | ミツカネベネラ | 津村 明秀 |
| 2 | 4 | アランカール | 北村 友一 |
| 3 | 5 | ギャラボーグ | 川田 将雅 |
| 3 | 6 | アルバンヌ | 坂井 瑠星 |
| 4 | 7 | マーゴットラヴミー | 武 豊 |
| 4 | 8 | ヒズマスターピース | 藤岡 佑介 |
| 5 | 9 | スターアニス | 松山 弘平 |
| 5 | 10 | イヌボウノウタゴエ | 酒井 学 |
| 6 | 11 | スウィートハピネス | 高杉 吏麒 |
| 6 | 12 | メイプルハッピー | 岩田 康誠 |
| 7 | 13 | フロムレイブン | 吉村 誠之助 |
| 7 | 14 | スタニングレディ | 和田 竜二 |
| 7 | 15 | ラスティングスノー | 菱田 裕二 |
| 8 | 16 | ローズカリス | 田口 貫太 |
| 8 | 17 | タイセイボーグ | 西村 淳也 |
| 8 | 18 | ショウナンカリス | 池添 謙一 |
阪神芝1600m外回り|枠順のざっくりイメージ
阪神マイル外回りは、最初のコーナーまでの距離がそこまで長くない一方で、
直線は長く(外回り)、“一瞬の加速”と“最後の伸び”が両方問われる舞台です。
- 内枠(1〜2枠):ロスは少ないが、馬群で揉まれやすい/進路が課題になりやすい
- 中枠(3〜6枠):ポジションの選択肢が多く、最も“事故りにくい”ゾーン
- 外枠(7〜8枠):スムーズだが距離ロスが出やすい(特に8枠)
過去10年|枠順別成績(勝率・連対率・複勝率)
過去10年データでは、5枠・6枠の複勝率が30.0%と高く、
逆に8枠は複勝率3.4%と苦戦傾向がはっきり出ています。
| 枠 | 成績(1-2-3-着外) | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | メモ |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2-1-1-16 | 10.0% | 15.0% | 20.0% | ロスは少ないが“詰まり”注意 |
| 2 | 1-1-2-16 | 5.0% | 10.0% | 20.0% | 内すぎず、器用さが活きる |
| 3 | 1-1-0-18 | 5.0% | 10.0% | 10.0% | 勝ち切りはあるが、波は出る |
| 4 | 1-2-0-17 | 5.0% | 15.0% | 15.0% | 先行の“並び”次第 |
| 5 | 2-2-2-14 | 10.0% | 20.0% | 30.0% | バランス最強クラス |
| 6 | 2-1-3-14 | 10.0% | 15.0% | 30.0% | 差しも先行もやりやすい |
| 7 | 1-1-2-25 | 3.4% | 6.9% | 13.8% | 外々を回すと届かない |
| 8 | 0-1-0-28 | 0.0% | 3.4% | 3.4% | 明確に割引き枠 |
枠の使い方|内・中・外で“損得”が出るポイント
内枠(1〜2枠):ロスは得、でも「進路」が最大の敵
内枠は距離ロスが少なく燃費は優秀。
ただし多頭数の2歳GⅠは、直線で前が壁が起こりやすいので、
「勝てる脚」と同じくらい捌けるかが重要になります。
中枠(3〜6枠):最も事故が少ない“王道ゾーン”
5枠・6枠が数字で強い通り、位置取りの自由度が高いのが中枠。
先行でも差しでも「自分の競馬」を作りやすく、能力が出やすい枠です。
外枠(7〜8枠):スムーズだが、ロスが致命傷になりやすい
外枠は揉まれにくい反面、外々を回すと最後に脚が残りにくい。
8枠はデータ的にもかなり厳しく、買うなら能力差 or 展開の追い風が欲しいところです。
注目馬7頭|枠順からの評価(バランス型)
アランカール(2枠4番)
内すぎず外すぎずの好枠。ロスなく運びつつ、直線で外へ出す選択肢も残ります。
この枠で怖いのは直線で前が壁だけ。そこを回避できれば能力を出しやすい配置です。
アルバンヌ(3枠6番)
“ちょうどいい中枠”。好位〜中団の形を作りやすく、包まれても外へ切り替えやすい。
初GⅠでも事故率を下げられる枠で、立ち回り面のプラスは大きいです。
マーゴットラヴミー(4枠7番)
先行型の王道枠。行くなら行ける、控えるなら控えられる「最初の1Fで無理をしない」配置です。
あとは道中のマークが厳しくなるかどうかがポイント。
ヒズマスターピース(4枠8番)
先行集団の外目を取れれば、直線で進路が作りやすい枠。
逆に下げすぎると壁の被害に遭いやすいので、位置取りが重要です。
スターアニス(5枠9番)
過去10年で強い5枠。動ける余白が作りやすく、4角で外へ出す選択肢も持てます。
枠だけで大きくプラス評価できるタイプです。
ギャラボーグ(3枠5番)
内でロスなく運べる反面、直線は進路取りが鍵。
「スムーズなら馬券内、詰まればアウト」になりやすい配置です。
タイセイボーグ(8枠17番)
データ的に厳しい8枠。外々を回される距離ロスが出やすく、最後の一押しが足りなくなるリスク。
買うなら「流れて差しが決まる」など、展開セットで評価したいです。
展開シミュレーション|今年の「詰まりやすい場所」
今年は先行馬が複数いて、極端なスローにはなりにくい想定。
ただ阪神JFで重要なのは、速い/遅いよりもどこで馬群が固まりやすいかです。
- 中盤が緩むと中団が団子になり、直線で壁ができやすい
- 勝負所は4角で外へ出せるか(中枠が強い理由)
- 外枠勢は早仕掛け=外々ロスのジレンマに注意
まとめ|枠順確定で見えた“買い方のヒント”
- 過去10年:5〜6枠が強く、8枠は明確に苦戦
- 今年はアランカール(2枠4)とアルバンヌ(3枠6)が“事故りにくい配置”
- マーゴットラヴミー(4枠7)は展開の中心になれる好枠
- タイセイボーグ(8枠17)は能力があっても枠の壁。買うなら展開セット
※最終判断は、当日の馬場(内の伸び/外の伸び)と、隊列(逃げが単騎か否か)を確認してからがおすすめです。
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