【血統だけで暫定ジャッジ】阪神ジュベナイルフィリーズ2025|水曜時点の暫定印&注目血統

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【血統だけで暫定ジャッジ】阪神ジュベナイルフィリーズ2025|水曜時点の暫定印&注目血統

レース名:阪神ジュベナイルフィリーズ(GⅠ)
日程:2025年12月14日(日)阪神11R 15:40発走予定
コース:阪神・芝1600m(外回り)
※この記事は12月10日(水)時点の登録馬・血統情報をもとにした「追い切り前の暫定版」です。

2歳牝馬No.1決定戦・阪神ジュベナイルフィリーズ。
この記事では水曜時点での最終追い切り前ということで、
あえて血統とこれまでのレースぶりだけで暫定印を打ってみました。

調教時計や枠順、当日の気配といったファクターは一切ナシ。
・阪神芝1600m外回りの血統トレンド
・各馬の配合背景とこれまでのレース内容
だけから、「将来性込みの暫定ジャッジ」という立て付けです。


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1. 阪神JF&阪神芝1600mのざっくり血統トレンド

阪神芝1600m(外回り)は、スピードと瞬発力にスタミナを少し足した配合がベストバランス。
特に最近の阪神JFでは…

  • 父はサンデーサイレンス系ロードカナロアなどのスピード型主流血統
  • 母父・母系に欧州ノーザンダンサー系・Mr. Prospector系など「海外要素の強い血」が入る
  • 2歳秋の時点で完成度とキレを兼ね備えた牝馬が好走

今年の登録馬を見ても、この「SS系×欧州 or 米国スピード血統」という王道配合が多く、
例年通り血統レベルの高いメンバー構成という印象です。

今年は“主役不在”の特殊な年

例年であれば、前走アルテミスステークスの勝ち馬が阪神JFでも堂々の主役、というパターンが定番です。
実際、今年のアルテミスSを無傷の2連勝で制したフィロステファニも、
無事にここへ駒を進めていれば1番人気候補だった存在でしょう。

新潟の新馬戦を楽勝し、アルテミスSも渋った馬場を苦にせず先行抜け出し。
血統背景も含めて「来年のクラシックまで主役級」と言われていた馬が、
故障によって早々にターフを去ってしまったのは、かなりの痛手です。

その結果、今年の阪神JFは重賞ウイナー不在という珍しい構図に。
「アルテミスSの勝ち馬がそのまま女王候補」というお決まりのシナリオが崩れ、
その“空いた主役の座”を
アルテミスS好走組・平場2戦2勝組・OP経由組などが奪い合う形になっています。

ローテーションの格だけで優劣をつけにくい年だからこそ、
例年以上に血統・馬体・レース内容の中身そのものを精査したい一戦です。


2. 血統だけで暫定印|水曜時点のざっくりジャッジ

まずは血統+ここまでのレースぶりからの暫定印をざっくりと。
(※本番の最終結論は、追い切りと枠順を見てから改めて出す前提です)

馬名 母父 血統ポイント(簡易)
アランカール エピファネイア ディープインパクト GⅠ馬同士の超良血。ロベルト系×ディープで阪神外回り向きの持続力+瞬発力。
アルバンヌ アドマイヤマーズ Australia サフラン賞勝ちのサンデー系マイラー。母系にGalileo系で底力も十分。
スターアニス ドレフォン ダイワメジャー Storm Bird系×サンデー系スプリンターで、2歳マイルGⅠでもうるさいスピード配合。
ミツカネベネラ モーリス ダイワメジャー ロベルト系×サンデー系。アルテミスS2着の実績通り、道悪&タフな流れでも崩れない底力型。
タイセイボーグ インディチャンプ Azamour SS系マイラー×欧州ノーザンダンサー系。新馬勝ち→新潟2歳S2着→アルテミスS3着と王道路線。
マーゴットラヴミー リアルスティール War Front ディープ系×Danzig系のスピード配合。京都で2戦2勝の勢いでGI挑戦、ローテのタイトさだけが課題。

※上記は12月10日(水)時点の登録状況と血統表からの暫定評価です。
今後、出走回避・補欠繰り上がり・追い切り内容・枠順によって印は柔軟に見直す前提でご覧ください。


3. 有力各馬の血統短評

◎アランカール|エピファネイア×シンハライト

父エピファネイアは菊花賞・ジャパンCを制したロベルト系のスタミナサイアー。
母シンハライトはオークス馬で、桜花賞2着のクラシック名牝です。

ロベルト系×ディープインパクトのニックスで、阪神外回り1600mが要求する
「一度スピードに乗ってから長く脚を使う競馬」はベスト条件。
レースぶりも含めて将来的にはオークスまで見据えられる配合で、
現時点の血統評価では素直に最上位と見ています。

○アルバンヌ|アドマイヤマーズ×Australia

父アドマイヤマーズは朝日杯FS・NHKマイルCを勝ったダイワメジャー産駒のマイラー。
その産駒も2歳~3歳春のマイル戦で安定した成績を残しています。

母父AustraliaはGalileo系で、瞬発力だけでなく底力と持続力も補強。
サフラン賞を勝ってここに臨むローテも含めて、
「阪神JF→桜花賞」という王道路線を狙える血統構成です。

▲スターアニス|ドレフォン×エピセアローム

父ドレフォンはStorm Bird系のスピードサイアーで、日本では芝1200〜1600mで活躍馬が多いタイプ。
母エピセアロームはセントウルS勝ち馬で、サンデー系スプリンターらしい前向きさとスピードを伝えます。

配合としてはかなりスプリント寄りですが、
阪神外回りのマイルならスピードで押し切るイメージも十分。
ペースが流れての消耗戦になれば、この馬のしぶとさが生きてきそうです。

☆ミツカネベネラ|モーリス×ナスカザン

父モーリスはマイル〜中距離で世界的に活躍したロベルト系の万能サイアー。
母ナスカザンはダイワメジャー産駒で、近親にはダートで活躍した馬も多く、
芝ダート兼用のパワーと持続力を感じさせる牝系です。

新潟芝1400mの新馬戦を好内容で勝ち上がり、続くアルテミスSでも2着と健闘。
時計のかかる馬場・タフな流れでも崩れないのが強みで、
阪神JFがスタミナ寄りの消耗戦になれば一気に主役級まで浮上してもおかしくない1頭です。

△タイセイボーグ|インディチャンプ×ヴィヤダーナ

父インディチャンプはマイルCSなどを制したステイゴールド系のマイラー。
母ヴィヤダーナはAzamour産駒で、半兄にダノンメジャー・ダノンキングダムなど
芝中距離で活躍した馬が並ぶ優秀な繁殖牝馬です。

新馬勝ちから新潟2歳S2着、アルテミスS3着と王道路線で安定したパフォーマンスを見せており、
経験値という面では上位。差し・追い込みにも対応できる脚質で、
内回り寄りの立ち回り戦になっても怖い存在と言えます。

△マーゴットラヴミー|リアルスティール×キャントバイミーラヴ

父リアルスティールはディープインパクト産駒でドバイターフ勝ち馬。
母キャントバイミーラヴはWar Front産駒という配合で、
ディープ系×Danzig系のいかにも切れ味がありそうな血統構成です。

京都の新馬戦をレコードで制し、続く白菊賞も楽な手応えで押し切って2戦2勝
ここにきて中1週というローテが唯一の課題ですが、
スムーズに先行できればそのまま押し切るだけのスピードと完成度を秘めています。


4. まとめ|“幻の主役不在”でどう狙うか

現時点の血統だけの暫定ジャッジでは、
アランカールとアルバンヌの超良血2頭が一歩リード。
そこにスターアニス+アルテミスS組(ミツカネベネラ&タイセイボーグ)がどう絡んでくるか、
という構図に見えます。

本来ならアルテミスS勝ち馬フィロステファニが“絶対的な軸”になっていたはずの年ですが、
その不在によって「抜けた存在がいない阪神JF」になったのが今年の特徴。

さらに、京都で2戦2勝のマーゴットラヴミー
「重賞実績こそないものの完成度とスピードでどこまでやれるか?」という
評価の難しい存在として加わり、例年以上にローテの比較が重要な一戦になりそうです。

とはいえ阪神JFは、

  • 枠順(極端な外枠・内枠)
  • 当週の最終追い切りと馬体重
  • 馬場状態(高速〜稍重まで振れ幅あり)

で評価がガラッと変わるレースでもあります。
この記事ではまず「血統ベースの期待値」を整理しておいて、
週末の最終追い切りチェック&最終予想
「どこまで評価を上げるか・下げるか」を調整していくつもりです。

読者の方には、水曜時点の“血統レーダーチェック”として
各馬のイメージづくりに使っていただければ幸いです。

【最終予想】阪神ジュベナイルフィリーズ2025|完成度のアルバンヌ×瞬発力のアランカール、差し有利でタイセイボーグ▲
阪神JF2025(12/14 阪神芝1600)枠順確定後の最終予想。馬場は良〜稍重想定、前が多く差し有利の展開を本線に◎アランカール、○アルバンヌ、▲タイセイボーグ(外枠で人気落ちの妙味)を中心視。血統の型と勝ち筋、観戦ポイント、買い目(単複・ワイド・3連複)まで読み応え重視で整理。
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