日曜の新馬戦を「血統（父×母父）」「生産」「厩舎」の3点でサクッと整理。
上位人気になりやすい“分かりやすい良血”だけでなく、人気の盲点になりがちな良血も混ぜてピックアップします。
※馬名・血統・騎手・距離は出走表ベースです。直前の除外・騎手変更・馬場で評価が動く点はご了承ください。
12/21（日）新馬戦ピックアップ（中山・中京・阪神）
中山5R｜2歳新馬
12:15 / 芝外1600m
中山・マイル新馬
外回りマイルは持続力×瞬発力のバランス。父のスピードに、母系の底力が乗るタイプを優先。
注目3頭（人気想定〜穴まで）
- カナルサンマルタン（父リアルスティール／母父Distorted Humor）
配合に“米国の芯”が入って、初戦からスッと動ける下地。マイル新馬に合う。 - セーヌデローヴ（父ダノンキングリー／母父ヴィクトワールピサ）
父のスピードに、母父で持久力と切れの両方。バランス型。 - アステルディーヴァ（父リオンディーズ／母父ディープインパクト）
“キレ”の血が濃い。馬場が軽いほど一発寄り。
中山6R｜2歳新馬
12:45 / ダ1200m
中山ダ1200
まずは先行力。ただし“血統的に短距離ダ向き”でも、母系が重いと初戦でモタつくことも。
注目3頭（軸〜相手）
- コウソクユノ（父ブリックスアンドモルタル／母父キングカメハメハ）
母系の厚みが強い。初戦から形になりやすい配合。 - ファンシーズ（父ルヴァンスレーヴ／母父ルーラーシップ）
パワーと機動力。中山ダ1200で“前で運ぶ”形がハマる。 - スリーマドンナ（父リオンディーズ／母父ディープインパクト）
芝血統寄りでも、ダ1200の新馬は“スピードで押し切る”場面あり。穴の押さえ。
中京5R｜2歳新馬
12:05 / ダ1400m
中京ダ1400
中京ダ1400はスピード＋最後の踏ん張り。母父に“米国色”があると初戦向き。
注目3頭（血統の筋が良い）
- エレガントファラオ（父American Pharoah／母父Tapit）
超パワー型の北米王道。ダ1400の初戦で走る下地が濃い。 - メリフルアス（父ジャスタウェイ／母父Frankel）
芝っぽさもあるが、スピードの総量が高い。砂で変わる可能性。 - ウルスツイスター（父ルヴァンスレーヴ／母父サウスヴィグラス）
短距離ダの“正解配合”。人気でも逆らいにくいタイプ。
阪神5R｜2歳新馬
12:25 / 芝外1800m
阪神外1800
阪神外1800は長くいい脚が武器。母系のG1級実績や、底力のある牝系が強い。
注目3頭（主役級＋穴）
- トリニティ（父サートゥルナーリア／母父ハーツクライ）
母はヌーヴォレコルト。格が違う牝系で“まず負けない”タイプになりやすい。 - ジーティーアリア（父コントレイル／母父Siyouni）
欧州の切れを足したコントレイル産駒。外回りでこそ。 - アンバーウェイヴス（父ドレフォン／母父ディープインパクト）
母はヴィブロス。芝でのスピード持続に寄った配合で、人気の盲点なら面白い。
阪神6R｜2歳新馬
12:55 / 芝1200m
阪神芝1200
芝1200新馬は初速が正義。ただしロードカナロア系は“前半速い流れ”でも粘りやすい。
注目3頭（スピード血統）
- パピヨンヴェール（父ロードカナロア／母父ダノンシャンティ）
スプリントの王道。新馬の1200で“完成度勝ち”が狙える。 - ワイドシュテルケ（父タワーオブロンドン／母父アドマイヤムーン）
父の爆発力＋母父のスピードで、短距離初戦に噛み合う。 - ミラキュラスアース（父ミスターメロディ／母父アルカセット）
人気が割れそうなら“穴で拾う”枠。前半から競馬になる血。
買い方メモ（新馬戦向け）
- 芝：父のスピードだけでなく、母系の“底（G1牝系・欧州血統）”がある馬を評価。
- ダ：父ダート王道＋母父短距離ダの組み合わせは初戦から信頼しやすい。
- 穴：「血統の筋が良いのに地味（母系が海外・馬主が目立たない等）」は人気になりにくい。
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