〖検証〗2025年秋の重賞◎成績｜本命の勝率46％＆単勝回収率131％、複勝率62％を数字で振り返る

対象期間：2025年秋（10月～11月開催の重賞）
対象レース：JRAのGⅠ・GⅡ・GⅢ（当ブログで〖最終予想〗を書いたレースのみ）
集計方法：各レースの本命（◎）に単勝・複勝をそれぞれ100円ずつ買ったと仮定して集計

この秋は、GⅠを中心にGⅡ・GⅢも含めて、出来るだけ多くの重賞で「最終予想」を公開してきました。
体感としては「そこそこ当たっている」感覚はあるものの、実際にどれくらいの勝率・回収率なのかは、数字にしてみないと分かりません。
そこで今回は、2025年秋に予想した重賞13レースを対象に、本命◎の成績と単勝・複勝回収率をまとめてみました。

本命◎の成績サマリー｜勝率・複勝率・回収率

的中率の面では、13レース中8レースで本命◎が馬券圏内と、軸としてはまずまずの数字。
回収率の面では、単勝はしっかりプラス（131％）、一方で複勝はほぼトントン（95％）という結果になりました。

グレード別の傾向｜GⅠがかなり優秀

回収率の内訳｜どのレースが稼いでくれたのか

今回は、各レースで本命◎の単勝・複勝をそれぞれ100円ずつ買ったと仮定して、回収率を計算しています。

単勝で大きくプラスに貢献したレース

• 武蔵野S ◎ルクソールカフェ：450円
• 福島記念 ◎ニシノティアモ：390円
• 天皇賞（秋）◎マスカレードボール：270円

とくに、ルクソールカフェ（武蔵野S・450円）とニシノティアモ（福島記念・390円）の2本が大きく効いており、
「本命が人気を被りすぎていないところ」をしっかり拾えたのが単勝プラス収支（131％）に繋がりました。

複勝は高い的中率もオッズの安さでほぼトントン

一方で、複勝の合計払戻は1,240円。
的中率自体は13レース中8レースで複勝的中と悪くないものの、
GⅠの人気馬（マスカレードボール・レガレイラ・ジャンタルマンタルなど）の複勝オッズがかなり安かったため、
回収率としては95％前後＝ほぼトントンという結果になりました。

レース別一覧｜本命◎と着順・配当

ここからは、2025年秋に最終予想記事を書いた重賞レースについて、本命◎・着順・配当を一覧で振り返ります。
行ごとに色分けしており、緑＝1着／黄＝馬券内／グレー＝馬券外としています。

GⅠレース（5戦3勝・複勝率80％）

GⅡ・GⅢレース（8戦3勝・複勝率50％）

当たったパターン／外したパターンの自己分析

当たったレースの共通点

• 血統的に舞台適性（コース・距離・馬場）がハッキリしている人気馬を素直に本命にできた。
• 能力上位と見ていた馬が、枠順・展開・馬場バイアスの面でも大きな不利を受けなかった。
• 福島記念や武蔵野Sのように、適性がハマる中穴どころを狙えたレースでは配当面でも大きくプラス。

外したレースの共通点

• 新馬戦のインパクトに引っ張られすぎて、距離延長や相手強化のリスクを軽視した（東スポ杯2歳S・京都2歳Sなど）。
• ダート重賞（みやこS）で、ペース想定・位置取りの読みがずれた。
• アルゼンチン共和国杯のようなスタミナ型ハンデ戦で、隊列・仕掛けどころのイメージが甘かった。

今後の最終予想に活かしたいポイント

今回はサンプル13レースと、まだ「小さな検証」ではありますが、それでも見えてきたものは少なくありません。
とくに意識したいのは、次の3点です。

1. 「血統的に買える人気馬」を素直に本命にする勇気を持つこと（GⅠの成績がそれを証明）。
2. 新馬戦のインパクトよりも、距離適性・ラップ・相手関係・馬場レベルまで含めた総合評価をすること。
3. ダートやハンデ戦では、ペースシナリオと位置取りの具体的なイメージを、これまで以上に丁寧に描くこと。

今後も重賞のたびに本命◎の着順と配当を簡単に記録し、定期的にこうして数字で振り返ることで、
自分の得意パターン／苦手パターンを少しずつクリアにしていきたいと思います。

この記事が、「血統で楽しむ競馬」の予想スタイルの成長記録として、そして
読者の方がご自身の予想を振り返るときのヒントになれば幸いです。