【特別登録】エリザベス女王杯 2025|京都芝2200mは「下り→再加速」の持続力勝負

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【特別登録】エリザベス女王杯 2025|京都芝2200mは「下り→再加速」の持続力勝負

開催:2025/11/16(日)京都・芝2200m(外)|3歳以上牝馬|定量|GⅠ

ポイント一言:京都外回り2200mは3角が最高点→4角の下り→平坦直線403m。瞬発だけでなく“回転を落とさない”持続ギアがカギ。好位〜中団のロスの少ない差しが基本線です。

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2015〜2024年の1〜3着を父系×母父系で整理。京都外2200mの「下り→再加速」で効く配合型と近年の傾向、今年の該当イメージまで一気に解説。

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特別登録馬(50音順)

  • アドマイヤマツリ(牝4)
  • エリカエクスプレス(牝3)
  • オーロラエックス(牝4)
  • カナテープ(牝6)
  • ケリフレッドアスク(牝3)
  • ココナッツブラウン(牝5)
  • サフィラ(牝4)
  • シンリョクカ(牝5)
  • ステレンボッシュ(牝4)
  • セキトバイースト(牝4)
  • パラディレーヌ(牝3)
  • フェアエールング(牝5)
  • ボンドガール(牝4)
  • ライラック(牝6)
  • ランスオブクイーン(牝4)
  • ラヴァンダ(牝4)
  • リンクスティップ(牝3)
  • レガレイラ(牝4)
  • ヴェルミセル(牝5)

※枠順確定は別記事で公開します(本記事は登録段階の展望)。

コース傾向(京都・外回り2200m)

  • 向正面でジワッと進み3角が最高点4角は下り。下りでギアを落とさず直線へ。
  • 直線403mはフラットL2〜L1の減速幅が小さい馬が強い。
  • 理想隊列:内〜中で脚を溜め、4角でスムーズに進入→直線で再加速。

血統の“型”で考える

  1. サンデー系 × 欧州スタミナ(Sadler’s Wells/Roberto/独系など)…持続ギアの底上げ。
  2. キングマンボ(Mr. Prospector)主導…下りで速度を乗せロンスパ対応。
  3. Dansili系(ハービンジャー等)…回転を落とさない巡航力でハマる年あり。

有力馬メモ(登録時点/短評)

レガレイラ

有馬記念(2024)優勝→春宝塚記念11着も、秋のオールカマー(2025)優勝で復権。2200〜2500mでの巡航+再加速が真骨頂で京都外2200mはロジック適合。
鍵は内〜中の好枠と折り合い。末脚は確実で、地力は最上位。

血統メモ:スワーヴリチャード(ハーツクライ系)×母ロカ(父ハービンジャー=Dansili系)。SS×欧州スタミナで中長距離の巡航性能が高い配合。直線での“再加速”が強み。

ステレンボッシュ

桜花賞(2024)優勝の実力馬。2025年は大阪杯13着(反応鈍/気配一息)→ヴィクトリアM8着(最内さばき+距離短縮で流れ噛まず)→札幌記念15着(テンション面などメンタル要因示唆)と崩れが続くが、
本質は2000〜2400mの立ち回り×持続。距離が2200mに戻るのは歓迎で、L2→L1の粘りを引き出せる枠順と馬場なら巻き返し可能。

血統メモ:エピファネイア(Roberto系)×母ブルークランズ(父ルーラーシップ=Kingmambo系)。Robertoの持続ミスプロの巡航が噛み合うロンスパ型。

エリカエクスプレス

秋華賞(2025)2着。春の距離経験+夏のスピード強化を経て完成度アップ。
先行〜好位からロスの少ない差しが打て、4角の下りで回転を落とさず直線へ入れれば2200mでも通用

血統メモ:エピファネイア(Roberto系)×母エンタイスド(父Galileo=Sadler’s Wells系)。Roberto×Galileoの欧州スタミナ色が濃く、外回り2200mの持久戦◎。

ラヴァンダ

アイルランドトロフィー(GⅡ)を中団外から上がり32.4で差し切り重賞初制覇。直線の“持続伸び+再加速”は本番条件に通じる資質。
課題は1800→2200mの延長と折り合い。2000mのシドニーT②が示す通り距離は守備範囲だが、内〜中の好枠×平均〜締まったラップで良さが増す。

血統メモ:シルバーステート(ディープ系)×母ゴッドパイレーツ(父ベーカバド=Cape Cross系)。ディープの瞬発に欧州の体幹と粘りをブレンド。延長は折り合いが鍵。

オーロラエックス

西宮S(3勝)→カシオペアS(L)連勝で勢い十分。サトノダイヤモンド×母父Galileoの持続底力型。L2〜L1の減速幅が小さく出る展開なら、初G1でも侮れない。

血統メモ:サトノダイヤモンド(ディープ系)×母ガリレオズソング(父Galileo)。ディープの回転×Galileoの底力でロングスパ対応。直線まで脚色を落としにくい配合。

ココナッツブラウン

クイーンS2着→札幌記念2着で牡馬一線級相手に通用。キタサンブラック×キングカメハメハの巡航+持続ギア型。内〜中でロスなく運べれば2200mも射程。

血統メモ:キタサンブラック(SS系)×母ルアーズストリート(父キングカメハメハ=Kingmambo系)。SSの持続×ミスプロの巡航で平均〜締まった流れに強い。

パラディレーヌ

オークス4着→秋華賞3着(上がり最速)。ジワ伸びのロンスパ適性があり、京都外2200mの“下り→再加速”に合う。展開が流れればさらに良い。

血統メモ:キズナ(ディープ系)×母パラダイスガーデン(父Closing Argument=米スピード系)。切れ前向きさが乗る配合で、持続戦でも脚が鈍りにくい。

カナテープ|直近3走&血統メモ

  • 10/12 アイルランドT(GⅡ)3着(東京芝1800)…好位〜中団から32.9で0.1差。内容濃い。
  • 7/27 関屋記念(GⅢ)1着(新潟芝1600)…後方外から32.5で差し切り。
  • 6/22 府中牝馬S(GⅢ)2着(東京芝1800)…4-6-4で0.2差。巡航力を再確認。

血統メモ:ロードカナロア(Kingmambo系)×母ティッカーテープ(父Royal Applause—母父Silver Hawk=Roberto系)。ミスプロの巡航×Robertoの粘りで「淡々流→L1粘り」型。内〜中の好位で2200mも可。

※当週の追い切り時計・馬場傾向は別記事でフォローします。

馬場の目(トラックバイアス仮説)

  • 内:週中の含水・刈り高で内の粘りが増す年あり。
  • 外:伸びるがロス増。4角で外に振られ過ぎない運びが理想。
  • 風:向正面が向かい風なら先行に負担→差しやすい流れに。

買い方メモ(暫定)

  • 馬連(本線):血統“型”A(SS×欧州)− 型B(ミスプロ/ハービンジャー等)。
  • 三連複(押さえ):A—B—先行差しの巡航力タイプ。
  • 枠順補正:中〜内枠でロス少ない位置が理想。大外連発は割引。

公式データ:
JRAレーシングデータベース

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