〖枠順確定〗マイルチャンピオンシップ2025|京都芝1600と血統・脚質から有利枠を読む
開催:2025/11/23(日)京都・芝1600m(外)|3歳以上|定量|GⅠ
対象レース:第42回 マイルチャンピオンシップ(Mile Championship)
秋のマイル王決定戦マイルチャンピオンシップの枠順が確定しました。
舞台はお馴染み京都芝1600m外回り。向正面ポケットからスタートし、長い向正面→3コーナーの上り→4コーナーの下り→平坦な直線約400m
という、「淀の坂越え+L4ロンスパ」が基本形のコースです。
今年は春の安田記念を制したジャンタルマンタル、ヴィクトリアマイル覇者アスコリピチェーノ、昨年の覇者ソウルラッシュに加え、
富士S勝ちのガイアフォース、毎日王冠馬レーベンスティール、そしてスワンSレコード勝ちのオフトレイルなど、
近年でも屈指の豪華メンバー。
枠順とコース形状を踏まえながら、どのゾーンが有利か/どの馬が得をしたかを整理していきます。
第42回 マイルチャンピオンシップ(GⅠ)枠順確定!「L4ロンスパ」と並びを読む
京都外回り1600mは、3〜4コーナーの下りで一気にペースアップ→直線はスピード持続+再加速が要求されるコース。
もちろん内でロスなく運べるに越したことはありませんが、中〜外枠からでも下りでスムーズに加速できるかが重要になります。
確定枠順
1枠①トウシンマカオ(団野大成)
1枠②シャンパンカラー(坂井瑠星)
2枠③ウォーターリヒト(高杉吏麒)
2枠④マジックサンズ(武豊)
3枠⑤アスコリピチェーノ(C.ルメール)
3枠⑥ガイアフォース(横山武史)
4枠⑦チェルヴィニア(T.マーカンド)
4枠⑧カンチェンジュンガ(藤岡佑介)
5枠⑨エルトンバローズ(西村淳也)
5枠⑩ラヴァンダ(岩田望来)
6枠⑪オフトレイル(菅原明良)
6枠⑫ウインマーベル(松山弘平)
7枠⑬ロングラン(岩田康誠)
7枠⑭レーベンスティール(D.レーン)
7枠⑮ジャンタルマンタル(川田将雅)
8枠⑯ドックランズ(M.ザーラ)
8枠⑰ソウルラッシュ(C.デムーロ)
8枠⑱ワイドラトゥール(北村友一)
※フルゲート18頭立て。
内枠の展望(1〜2枠)
1〜2枠には、スプリント寄りマイラー+差し脚質がバランス良く配置されました。
-
①トウシンマカオ(1枠1番)
京王杯SCなど1400m重賞で実績豊富なスピードマイラー。
もともと先行力のあるタイプで、内枠からスムーズにポジションを取れれば、
「内でロスなく運びつつ→直線で前目から粘り込み」という形が描きやすい並びです。
1600mは久々ですが、右回り+先行有利な馬場になれば怖い一頭。 -
②シャンパンカラー(1枠2番)
23年NHKマイルCの勝ち馬で、東京マイルの厳しいラップを差し切った実績の持ち主。
今回は内1枠でややさばきづらさはありますが、スタート次第で中団イン〜後方インに収まれる並び。
京都外回りで「向正面で脚を温存→下りからスムーズに外へ」という形が取れれば、ラストの伸びは魅力です。 -
③ウォーターリヒト(2枠3番)
東京新聞杯を大外一気で制したドレフォン産駒の差しマイラー。
内2枠でロスなく流れに乗れるのはプラス。やや決め手寄りのタイプなので、
「速い上がり勝負になりすぎないか/内が詰まらないか」がポイント。 -
④マジックサンズ(2枠4番)
キズナ産駒で、徐々にクラスを上げてきた成長途上の3歳馬。
内2枠はロスなく先行〜好位を取りやすい並びで、距離短縮+軽い馬場になれば一発の余地。
京都外回りマイルは、スロー寄りなら内の溜め差し/流れれば内先行の粘りが決まりやすいコース。
内枠勢は総じて「ポジションと進路取り」次第で着順が大きく変わりそうな配置です。
中枠の展望(3〜6枠)
3〜6枠には、アスコリピチェーノ+ガイアフォース+オフトレイルという今年の鍵を握る存在が揃いました。
-
⑤アスコリピチェーノ(3枠5番)
ダイワメジャー×Danehill Dancer系のSS系×欧州マイラー配合で、すでにヴィクトリアマイルを制した現役マイル女王。
中枠5番なら、中団の外〜内どちらにも動きやすく、下り坂からスムーズにギアアップできる並び。
大きな減点要素は少なく、「地力+配合+枠順」のバランスはかなり良いゾーンです。 -
⑥ガイアフォース(3枠6番)
キタサンブラック×ナターレの中距離寄りスタミナ+マイル対応力という配合で、前走富士Sを快勝してここへ。
中枠から好位〜中団外目をスムーズに取れれば、「L4から長く脚を使う」この馬のスタイルにフィットします。 -
⑧カンチェンジュンガ(4枠8番)
先行も差しもできる器用タイプで、4枠8番は内の様子を見つつ好位を狙える“観察枠”。
馬場が渋れば「先行して粘り込む」シナリオも。 -
⑨エルトンバローズ(5枠9番)
昨年の毎日王冠勝ち馬で、前々で長く脚を使う持続力型。
5枠9番は内すぎず外すぎず、「好位〜中団の真ん中」を取りやすい並びで、展開ひとつで上位食い込みも。 -
⑪オフトレイル(6枠11番)
父Farhh×母父Kingmamboの欧州マイラー×キングマンボ系で、今年のスワンSをレコード勝ちしてここへ。
典型的な差し脚質で、6枠11番なら道中は中団〜やや後ろで外に構えやすい並び。
課題はスワンS組からのマイルCS制覇例が近年出ていない点ですが、
「差し有利の馬場+L4ロンスパで外差しが決まる」形になれば、△〜▲程度には拾っておきたい存在です。 -
⑫ウインマーベル(6枠12番)
スプリント〜マイルにまたがる万能タイプで、「新スワンS」からのローテが話題の一頭。
6枠12番はオフトレイルと並ぶ外目中枠で、先行〜好位からスムーズに下りで加速できればしぶとい粘り込みも。
京都マイルのGⅠでは、3〜6枠の差し・先行馬がバランス良く好走してきた傾向。
今年も勝ち馬が出る確率が高いゾーンは、この「中枠ブロック」になりそうです。
外枠の展望(7〜8枠)
7〜8枠には、レーベンスティール・ジャンタルマンタル・ソウルラッシュ・ドックランズといった主役級が一気に並びました。
-
⑭レーベンスティール(7枠14番)
中距離GⅠを勝ってきた持続力型の中距離馬で、今回はマイル挑戦。
7枠14番からある程度前めを取りに行く形になりそうで、
「流れが落ち着きすぎて瞬発力勝負」になると少し分が悪い印象。
逆にタフな馬場+スタミナ寄りのラップになれば、一気に浮上します。 -
⑮ジャンタルマンタル(7枠15番)
安田記念・NHKマイルCを制した春のマイル王。Palace Malice産駒らしいスピード持続+パワーが武器です。
7枠15番は決して楽な枠ではありませんが、先行〜好位でスムーズに外目を取れる騎手・馬。
下り坂から早めに動く「総合力勝負」になれば、依然として地力上位と見ていい枠です。 -
⑯ドックランズ(8枠16番)
豪州色の強いローテで結果を出してきた国際派マイラー。
大外8枠16番は終始外を回らされるリスクがありますが、その分進路は取りやすい並び。
ペースが流れて外差し馬場になれば、一発の可能性も。 -
⑰ソウルラッシュ(8枠17番)
昨年のマイルCS勝ち馬で、ルーラーシップ産駒らしい持続力+底力型マイラー。
8枠17番と外に追いやられましたが、中団〜やや後ろから長く脚を使うスタイルとは噛み合う面もあります。
内が荒れてきて外差し優勢になれば、連覇のシナリオも十分。 -
⑱ワイドラトゥール(8枠18番)
スワンSでオフトレイル相手に2着と健闘した上がり馬。
大外18番はさすがに楽ではありませんが、馬場が外差し一辺倒になった時の穴候補としては面白い存在です。
一般論として京都外回り1600mは、極端な外枠はロスが増えやすい一方で、
馬場やペース次第では外差し勢が一気に台頭する年もあります。
今年は主役級が揃って外に入ったことで、「馬場バイアスの見極め」が例年以上に重要になりそうです。
あわせて読みたい

枠順から見えるおおまかな展開シミュレーション
現時点の枠順と脚質から、ざっくりとした隊列イメージを整理しておきます。
・先行〜好位:①トウシンマカオ、④マジックサンズ、⑨エルトンバローズ、⑩ラヴァンダ、⑫ウインマーベル、⑭レーベンスティール、⑮ジャンタルマンタル、⑯ドックランズ など。
・好位〜中団:②シャンパンカラー、③ウォーターリヒト、⑤アスコリピチェーノ、⑥ガイアフォース、⑦チェルヴィニア、⑧カンチェンジュンガ、⑪オフトレイル、⑰ソウルラッシュ、⑱ワイドラトゥール など。
・後方〜差し・追い込み:⑬ロングラン ほか、内で溜めたい差し勢。
向正面では極端にはペースが上がらず、3〜4コーナーの下りからラップが上がる「L4ロンスパ戦」になりやすいメンバー構成。
⑮ジャンタルマンタルが自然体で好位の外、内〜中に⑤アスコリピチェーノ&⑥ガイアフォース、
そのさらに外・後ろに⑰ソウルラッシュ&⑪オフトレイルという隊列になれば、
人気馬どうしの総合力勝負+差し勢の一発という図式が見えてきます。
一方で、トウシンマカオやウインマーベルが積極的に飛ばし、前半から流れが速くなるパターンになると、
外の差し勢(⑪オフトレイル、⑰ソウルラッシュ、⑱ワイドラトゥール)にとっては歓迎の展開。
逆に前半がかなり緩んで「ヨーイドン」気味になれば、
先行勢(⑮ジャンタルマンタル、⑭レーベンスティール、⑨エルトンバローズ)有利の構図も見えてきます。
血統視点からの「枠順+プラス材料」メモ
-
⑮ジャンタルマンタル(7枠15番)
Palace Malice(Curlin系)×米国牝系のスピード持続型で、
京都外回りの「下りから加速してそのまま押し切る」形に最もフィットする配合の一頭。
外目の7枠でも、好位を確保できれば枠順のマイナスは最小限と見て良さそうです。 -
⑤アスコリピチェーノ(3枠5番)
父ダイワメジャーは京都マイルで実績豊富なSS系マイラー。
母系はDanehill Dancer〜Sadler’s Wellsと欧州的な底力を持ち、
中枠から切れ+持続のバランスの良さを存分に活かせる並びです。 -
⑰ソウルラッシュ(8枠17番)
ルーラーシップ産駒で、キングカメハメハ×エアグルーヴ牝系らしい持続力+底力型マイラー。
外目の枠でも、長く脚を使える点+昨年のコース経験は強みで、
馬場が外差し寄りならむしろプラスに転じる可能性も。 -
⑪オフトレイル(6枠11番)
Farhh(Pivotal系)×Gonbarda(Lando系)×母父Kingmamboという、
欧州マイラー色の濃い配合+日本向きのスピードを兼ね備えた血統。
過去10年、前走スワンS組のマイルCS優勝例こそありませんが、
差しが決まりやすい馬場+時計勝負になれば、データの壁を超えるシナリオも十分です。 -
⑥ガイアフォース(3枠6番)
キタサンブラック×ナターレで、中距離寄りのスタミナとマイル対応力を併せ持つ配合。
3枠は内すぎず外すぎずで、隊列次第では「内のロス軽減+外へ持ち出しやすい」理想ポジションを取りに行ける枠です。
総評:枠順評価と今後のチェックポイント
枠順だけをベースにした現時点のイメージをまとめると、
- 枠順+適性+地力でやや優勢…⑤アスコリピチェーノ、⑮ジャンタルマンタル
- 外目でも地力でカバーできる有力勢…⑰ソウルラッシュ、⑭レーベンスティール
- 枠順で評価を上げたい中穴〜伏兵…⑥ガイアフォース、⑪オフトレイル、⑫ウインマーベル、③ウォーターリヒト
- 展開・馬場次第で一発まで…①トウシンマカオ、②シャンパンカラー、⑱ワイドラトゥール など
あとは、当週の追い切り内容と馬場傾向(内有利か、外差しか)をどこまで上積み・減点するか。
すでに公開している
「マイルチャンピオンシップ〖過去10年〗血統トレンド」
「ジャンタルマンタル徹底分析」「アスコリピチェーノ徹底分析」「ソウルラッシュ徹底分析」などの内容と、
今回の枠順情報を組み合わせて、最終予想につなげていきたいレースです。
最終的な印・買い目は、当週の調教+当日の馬場バイアスを踏まえて別記事で整理予定です。
(馬券はくれぐれもご自身の予算内・自己責任でお楽しみください)
応援クリックお願いします!


コメント