週刊デビューWatch|期待の2歳馬【土曜版】京都5R&6R新馬戦 注目血統ピックアップ【11/22】

新馬戦

週刊デビューWatch|期待の2歳馬【土曜版】京都5R&6R新馬戦 注目血統ピックアップ【11/22】

対象レース:2025/11/22(土)京都5R・2歳新馬(芝1600m)/京都6R・2歳新馬(ダ1400m)

今週土曜は、京都の2歳新馬戦が2鞍のみ(芝1600m&ダ1400m)
東京・福島に新馬戦はなく、この日は「京都の2発」に集中できる番組構成になっています。

セレクトセールで何億という超高額馬や、現役GⅠ馬の全弟・全妹といった“ド派手な良血”は不在ですが、
キボウホー(Zarak×シーユーオールウェイズ/セレクト1歳約5,400万円)、ワイルドチャーム(サートゥルナーリア×米国スピード牝系グァカモーレ/セレクト当歳4,290万円)など、
価格・血統的に面白い素材はしっかり揃っています。

調教面でも、坂路とCWで本数をこなしているゼルダ、ゲート合格後も入念に乗り込まれているバトルアックス
追い切りの動きが良く「仕上がりは良好」と評されるヤマニンエルファバなど、地味ながら中身は悪くないメンバー構成という印象です。

本連載「週刊デビューWatch」では、配合背景からコース適性や将来像をイメージすることをテーマに、
馬券だけでなく「この先どこまで出世するか」を楽しむ視点で注目馬をピックアップしていきます。

※血統・セール価格などの情報は2025/11/20時点の公開情報に基づきます。
出走取消・除外・馬場状態など、最終的な情報は必ずJRA公式発表でご確認ください。

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京都5R|2歳新馬(芝1600m)注目血統

京都芝1600mは、向こう正面ポケットからのスタートで3コーナーまで比較的長い助走があり、
前半から無理に飛ばさなくてもポジションを取りやすいコース。
そのぶん中盤の息の入れ方と、下りからのギアチェンジが問われる一戦です。

キボウホー(牡・Zarak×シーユーオールウェイズ)松永幹&武豊

今週の“看板血統”と言えるのがこのキボウホー
父は仏G1馬Zarak(Dubawi×Zarkava)のマイル〜中距離血統、母シーユーオールウェイズはSiyouni産駒の欧州良血で、
2024年セレクトセール1歳で約5,400万円の値がついた、社台F生産×キーファーズの期待馬です。

欧州色の濃いマイル〜中距離配合で、一瞬の切れというより“長くいい脚”を使うタイプのイメージ。
日本の高速馬場への対応がカギですが、下りからのロンスパ気味の展開になれば真価を発揮できそうです。

★将来像:クラシックというより、3歳春以降のマイル〜2000m重賞で見てみたい素材。

ゴリョウセイ(牡・キズナ×カラクレナイ)松下武&松山弘

父は日本ダービー馬キズナ、母はフィリーズレビュー勝ち馬カラクレナイという、
「中距離寄りの父×スプリント〜マイルの快速牝系」というバランスのいい配合。

キズナ産駒らしい持続力に、カラクレナイ由来の瞬時にトップスピードへ乗る脚が加わり、
京都マイルの好位〜差しでかなり面白い存在になりそうです。
早期から動ける下地もあり、新馬戦からある程度完成度の高さを期待したくなります。

★将来像:3歳春のマイル重賞(アーリントンC、NZT前後)で名前を聞きたいタイプ。

ディオレガーロ(牝・サートゥルナーリア×シュプリームギフト)長谷川浩&C.デムーロ

シュプリームギフトは、短距離で長く活躍したスプリント巧者。
その産駒からはアイビスSD連覇のオールアットワンスや、クイーンC勝ちプレサージュリフトなど重賞馬が出ている、言わずと知れた名繁殖です。

サートゥルナーリアは中距離G1馬で、背中の柔らかさと持続力が持ち味。
「短距離の母×中距離の父」という配合は、芝マイル〜1800mで末脚を発揮する牝馬像を連想させます。

★将来像:牝馬マイル重賞(クイーンC、ローズSなど)の舞台で見てみたい1頭。

ゼルダ(牝・モズアスコット×アガサ)鈴木孝&岩田望来

モズアスコットは安田記念&フェブラリーSの二刀流G1馬。産駒も芝・ダ兼用のマイルタイプが多い種牡馬です。
アガサはマンハッタンカフェ産駒で芝中距離を中心に堅実に走ったタイプで、
「マイル〜中距離の持続脚」をイメージしやすい配合と言えます。

調教では秋口から坂路とCWを併用してしっかりと本数を重ねており、併せ馬でも先着するなど
新馬向きの仕上がりの早さが感じられる1頭。
牝馬らしい完成度の高さで、初戦からある程度時計勝負にも対応できそうです。

★将来像:芝マイル〜1800mで堅実にクラスを上げていくタイプ。

京都6R|2歳新馬(ダ1400m)注目血統

京都ダ1400mは、スタートからスピードに乗りやすく、前半からある程度流れやすい条件
先行力の高さに加え、ラスト1Fでどこまで踏ん張れるかがポイントになります。

バトルアックス(牡・ヘンリーバローズ×レディエントブルー)今野貞&坂井瑠星

ヘンリーバローズは、ディープインパクト×シルヴァースカヤという配合のサンデー系マイラー〜中距離血統。
レディエントブルーはバトルプラン産駒で、米国ダート色の強いパワー型の牝系です。

「芝寄りの父×ダート色の強い母」という組み合わせで、ダ1400mでスピードを持続させるタイプをイメージさせる配合。
ゲート合格後もCWと坂路でしっかり本数をこなしており、新馬戦としては中身の詰まった仕上げと見て良さそうです。

★将来像:ダ1400〜1600mで安定して走る“堅実派”のダート馬。

ヤマニンエルファバ(牝・ルヴァンスレーヴ×ヤマニンバステト)千田輝&武豊

ルヴァンスレーヴはチャンピオンズCなどを制したダートG1馬で、近年は3歳ダート三冠戦線でも産駒が台頭。
ヤマニンバステトはディープインパクト産駒で、近親に菊花賞3着ヤマニンゼストがいるスタミナ豊富な牝系です。

「ダートG1馬の父×芝中距離スタミナ牝系」という構成で、将来的にはダート1600〜1800mの持続型として期待したくなる配合。
追い切りの内容も良く、コメントでも“仕上がりは良好”とされており、新馬として十分水準級のデキと見ていいでしょう。

★将来像:3歳のダート重賞・交流重賞に乗ってきても不思議のない素質型。

タントレーベル(牝・ミスチヴィアスアレックス×ミラクルフラッグ)吉村圭&☆吉村誠

ミスチヴィアスアレックスは米国のダート短距離G1馬で、1400m前後のスピードとパワーに優れた血統。
ミラクルフラッグゴールドシップの半姉にあたり、ポイントフラッグ一族の一頭です。

つまり「米国スプリントG1血統×ゴールドシップ姉の牝系」というかなり濃い血統構成で、
ダ1400mにはピッタリはまりそうな配合
2024年北海道セレクションセールで1,100万円の評価を受けており、価格以上のポテンシャルを感じさせます。

★将来像:ダート短距離〜マイルで出世を狙える、配合的に“夢のある”牝馬。

アイビーミャーオ(牝・フォーウィールドライブ×ルンルンキャット)小林真&川端健斗

フォーウィールドライブはBCジュベナイルターフスプリント勝ち馬で、純粋なスプリントスピードが持ち味。
ルンルンキャットはキングヘイロー産駒のスピードタイプで、芝・ダート問わず短距離で前向きに走る一族です。

サンデーサイレンス系に頼らない、スピード血統同士を掛け合わせた“短距離特化型”配合で、
ダ1400mはまさにストライクゾーン。
スタートを決めて外目のポジションを取れれば、初戦からいきなり押し切りも視野に入ります。

★将来像:芝ダ問わず短距離戦線で数を使いながらクラスを上げていくタイプ。

まとめ|“怪物探し”ではなく「じわじわ出世しそうな馬」を拾う土曜

今回の京都新馬2鞍は、セール価格や血統の「看板度」だけを見ると
「とんでもない怪物が1頭いる」というよりは、全体に地味だが粒は揃っているという印象です。

  • 芝1600mでは、欧州色の濃いキボウホー、スピード牝系×キズナのゴリョウセイ、名繁殖の仔ディオレガーロ、仕上がり早そうなゼルダが注目。
  • ダ1400mでは、完成度の高いバトルアックス、素質十分のヤマニンエルファバ、配合が魅力的なタントレーベル、スピード特化のアイビーミャーオあたりが“将来性込みで追いかけたい組”。

レース結果だけでなく、ラップや位置取りと照らし合わせておくと、
「この配合はこういう負け方・勝ち方をする」「この馬場・展開で浮上する」といった感覚が少しずつ蓄積されていきます。
週末の新馬戦を、ぜひ“未来の重賞戦線を先取りする時間”として楽しんでください。

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