週刊デビューWatch【日曜版】11/30|ジャパンCデーにデビューする注目2歳馬たち
対象レース:2025年11月30日(日)
東京5R(ダ1600m)・6R(芝1800m)/京都3R(芝1200m)・6R(芝2000m)
※成績・血統は2025年11月29日時点の公開情報によるものです。
ジャパンカップ当日も、午前中から将来の重賞・GⅠ戦線をにぎわせそうな素質馬が続々と登場します。
今回の「週刊デビューWatch【日曜版】」は東京・京都の新馬戦4鞍を対象に、血統背景と配合のキャラクターから気になる2歳馬をピックアップしました。
いつものように予想印はナシで、POGや馬券検討のヒントになりそうな「血統キャラ紹介コーナー」としてお楽しみください。
ジャパンCデーの新馬戦・全体像
この日の新馬戦は、東京ダ1600m・芝1800m、京都芝1200m・2000mというラインナップ。
東京はクラシックや古馬マイル・中距離路線、京都はスプリント&2000mの王道芝中距離と、それぞれ将来像の見えやすい条件が並びました。
- 東京5R…ダ1600m:ダートのマイル戦らしく、パワーと持久力を兼ね備えた米国型ダート血統が強い舞台。
- 東京6R…芝1800m:直線の長さとコーナー2回のバランス型コースで、瞬発力+ロングスパートの両面を問われやすい条件。
- 京都3R…芝1200m:内回りのスプリント戦で、先行力とコーナーワークに優れたスピード配合が狙い目。
- 京都6R…芝2000m:クラシック級の素材が顔をそろえることも多い王道条件。長く良い脚・持続力型のサンデー系中距離配合に注目したい一戦です。
それでは、各レースごとに「血統キャラの気になる馬」を見ていきましょう。
東京5R サラ系2歳新馬(ダ1600m)
東京ダ1600mは、直線の長さに惑わされがちですが、序盤からある程度流れても止まりにくい持久力型マイル戦。
データ的には、ドレフォンやヘニーヒューズ、ニューイヤーズデイ、ナダルなど米国血統色の濃いダートマイラータイプが好成績を残している条件です。
一方で、母系にStorm CatやMachiavellian、Gone Westなどスピード血統を持つ配合も、初戦からの前進を見せるケースが多くなります。
ここでは、「調教で動いている組」+「血統的な期待値の高い組」をセットでチェックしておきたいレースです。
イヌボウノキラメキ(牝)
父ドレフォン×母ホクラニミサという配合のパワー型ダート牝馬。
美浦でひと追いごとに時計を詰めてきており、国枝厩舎らしく中身を作ってから送り出してきた印象です。
ドレフォン産駒らしい「前向きさとダート適性」を素直に引き出せれば、東京ダ1600mの新馬戦でも初戦から勝ち負けに加われるポテンシャルがあります。
エジプシャンマウ(牝)
父American Pharoah×母ヘヴンハズマイニッキーという米国色の濃いダートマイル配合。
追い切りではしっかり時計を出していて、スタートや二の脚の良さも評価されている一頭です。
ノーザンファーム系クラブの期待馬らしく、「初戦からある程度格好をつけたい」仕上げで臨んでくる可能性が高く、ここは注目しておきたい存在です。
ゼフィリア(牝)
父サンダースノー×母イフィゲニアという配合で、欧州×米国ダートのスタミナ&パワー型中距離血統。
育成段階からじっくりと乗り込まれており、地味ながら中身の詰まったタイプという印象です。
ここではいきなり突き抜けるというより、長く脚を使う内容で次走以降に繋がる競馬ができるかどうかを見ておきたい一頭でしょう。
ケファロニア(牡)
父ルヴァンスレーヴ×母メリッサーニという配合で、G1レーシング×ノーザンファームの王道ダート中距離配合。
まだ時計的には派手さこそないものの、ダートマイル〜中距離でじわじわ力をつけていきそうな“長期型”の素材です。
初戦からどこまでやれるかは当日の気配次第ですが、将来的なOP〜重賞級の可能性も含めて長い目で追いかけたい一頭です。
馬券的には、「調教で動いているイヌボウノキラメキ&エジプシャンマウ」を軸にしつつ、
血統的な伸びしろ十分なゼフィリア&ケファロニアをどう絡めるか、という見立てで楽しんでみたいレースです。
東京6R サラ系2歳新馬(芝1800m)
東京芝1800mの新馬戦は、クラシックや古馬中距離路線の入り口になりやすい注目条件。
ノーザンF生産馬+リーディングジョッキーのコンビも多く、いかにも「大物候補」が集まりやすいレースです。
ここでは血統+背景から、気になる素質馬をピックアップします。
ウルフマン(牡)
父フィエールマン×母シンハディーパ(母父ウォーエンブレム)という配合で、桜花賞馬シンハライトなどを出した名牝シンハリーズ一族の一頭。
ノーザンファーム生産に有力個人馬主という“王道POGコンボ”で、中距離のクラシック路線を強く意識した血統構成です。
フィエールマン産駒らしく、長く良い脚を使う持続力型の差し馬になってきそうで、東京芝1800mの新馬戦はまさにベストなデビュー舞台と言えます。
ラヴズプレミアム(牡)
父エピファネイア×母ラヴズオンリーユーという、世界的名牝の初期産駒として注目を集める一頭。
母はエリザベス女王杯やBCフィリー&メアターフなど、日米香港でGⅠを制した名牝で、底力と勝負強さは保証付きの血統です。
エピファネイア産駒は東京芝でのロングスパート戦に強く、将来的に2400mまで守備範囲に入りそうな中距離型マイラーとして期待されます。
ゴーラッキー(牡)
父キタサンブラック×母ジェットセッティングという配合で、母はアイルランド2000ギニー(GⅠ)勝ち馬。
欧州牝系×キタサンブラックのスタミナ+パワー型中距離配合で、東京芝1800mでの持続力比べは望むところ。
直線に向いてからの「ジワジワ加速」で良さが出るタイプなら、ここからクラシック路線へ乗っていくシナリオも十分です。
ルナドロップ(牝)
父アメリカンペイトリオット×母レディノーラ(母父Nathaniel)という欧州色の強い配合。
父は米国芝マイラー、母系は英愛の中長距離血統ということで、切れ味よりも持続力・機動力タイプのイメージ。
東京芝1800mでどこまで切れる脚を使えるかがカギですが、道悪やタフ馬場になった際には一気に浮上してきそうな血統バランスです。
ネクストドア(牡)
父ロジャーバローズ×母スポークスウーマンという配合で、母系からは芝短距離〜マイルで活躍馬を輩出。
ロジャーバローズ産駒らしく、先行力とコーナリングのうまさを活かした競馬ができれば、東京芝1800mでも十分通用する下地があります。
中距離寄りの配合ながら、距離短縮で選択肢が広がるタイプでもあり、ここでの内容次第では路線の幅が広がりそうです。
京都3R サラ系2歳新馬(芝1200m)
京都芝1200m(内回り)は、スタート後すぐにコーナーへ入るスプリント戦。
位置取り争いが激しくなりがちで、二の脚の速さとコーナーワークに長けたスピード配合が有利な条件です。
ここでは、短距離〜マイル路線で将来性を感じさせる血統の3頭をピックアップします。
グラディオール(牝)
父リオンディーズ×母インダクティという配合で、父は朝日杯FS勝ちの快速マイラー。
リオンディーズ産駒は、先行してしぶといタイプや、長く良い脚を使う差しタイプなど自在性の高い馬が多く、京都芝1200mの新馬戦でもスピード負けしないはず。
母系も芝短距離〜マイルでスピードを伝えるラインで、スプリント路線で出世を期待したくなる一頭です。
ケールハイム(牝)
父エピファネイア×母ドナウブルーという配合で、ジェンティルドンナの全姉ドナウブルーの仔という超良血スプリント候補。
母ドナウブルーは京都牝馬S・関屋記念など重賞2勝、ヴィクトリアマイル2着などマイルGⅠでも好走した名牝で、Donna Blini一族が誇るスピード&底力を受け継ぐ一頭です。
エピファネイア産駒らしい「長く脚を使えるマイル寄りの差しタイプ」になってくる可能性が高く、本来は1400〜マイル級がベストかもしれませんが、
デビュー戦から素質だけでどこまで押し上がってくるかをチェックしておきたい存在です。
ニシノツネオ(牡)
父セイウンコウセイ(アドマイヤムーン系スプリンター)×西山牧場のニシノ牝系という、「いかにもニシノ軍団らしいスプリント配合」。
セイウンコウセイ産駒は、前半から行き脚がついてそのまま押し切るタイプが多く、京都内回り1200mはベストに近い舞台です。
ここでテンから楽に好位を取れれば、そのまま押し切り勝ちまであって不思議ない血統背景と言えるでしょう。
京都6R サラ系2歳新馬(芝2000m)
京都芝2000m(内回り)は、クラシック候補が顔をそろえることも多い中距離新馬戦。
直線はそこまで長くありませんが、早めに動いて長く脚を使えるかどうかが問われるため、血統的にはサンデー系中距離配合+欧州スタミナのバランス型が狙い目です。
ここは重賞級の兄弟を持つ馬や、欧州色の濃い良血馬が揃った一戦で、先々の重賞路線を見据えてチェックしておきたいレースになりました。
パラディオン(牡)
父レイデオロ×母ステラリードという配合で、母は函館2歳Sを勝ったスピード牝馬。
兄弟にはキングエルメス(京王杯2歳S)やパラスアテナ(紫苑S2着)など重賞級がずらり並ぶ、クラブゆかりの出世牝系です。
レイデオロ産駒らしい持続力型の中距離脚質が出ていれば、京都芝2000mの新馬戦はまさに“クラシックへの入口”と言えるデビュー舞台になりそうです。
ポッドリプル(牡)
父コントレイル×母エピストロフィー(仏グロット賞3着)という配合で、欧州芝マイル〜中距離の底力を取り込んだコントレイル産駒。
兄には3歳で1勝クラスを勝ち上がったポッドドンナーがおり、市川ファームの“ポッド一族”の中でも期待値の高い一頭です。
道中ゆったり運んで直線でギアを2〜3段階上げられるかがポイントで、将来的には中距離重賞路線を意識したい素材でしょう。
マコトエウロペ(牝)
父サートゥルナーリア×母ジュデッカ(父ディープインパクト)という、“サートゥル×ディープ牝系”王道配合。
祖母レディオブヴェニスから続く芝マイル〜中距離の名門牝系で、柔らかいフットワークと瞬発力に期待できる血統です。
昆厩舎らしく、まずは京都内回り2000mで基礎体力を付けつつ、のちの重賞参戦を見据えたローテになってきそうな一頭です。
ハバタクジユウニ(牝)
父ダノンキングリー×母リュヌドサーブルという配合で、サンデー系の瞬発力に欧州スタミナ牝系を掛け合わせた中距離向きの良血。
馬名どおり「はばたく自由に」クラシック路線へ飛び立てるか、ここではラスト3Fの脚色とコーナーからの加速に注目しておきたい存在です。
調教時計や最終追いの雰囲気次第で序列は変わってきますが、
京都6Rは「パラディオン&ポッドリプルの牡馬勢」vs「マコトエウロペ&ハバタクジユウニの牝馬良血コンビ」という構図で見ると分かりやすそうです。
以上、ジャパンCデーにデビューする注目2歳馬を血統の観点からピックアップしてみました。
午前中の新馬戦で「数年後のGⅠ馬」を先取りチェックしつつ、メインのジャパンカップを迎える――そんな楽しみ方もおすすめです。
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