【最終予想】ステイヤーズステークス2025|本命チャックネイト◎&“スタミナ血統”から軽めに攻める長距離戦
レース名:スポーツニッポン賞ステイヤーズステークス(GⅡ)
日程:2025年12月6日(土)中山11R 15:45発走
コース:中山・芝3600m(内回り・右・2周)
頭数:14頭
条件:3歳以上オープン(国際)(特指)別定
JRA平地最長距離の芝3600mで行われるステイヤーズS。
今年はチャックネイトを筆頭に、中長距離重賞の常連組と、ステイゴールド系&欧州スタミナ血統の伏兵が揃いました。
とはいえ、どの馬も近走成績は今ひとつで、正直「強く買いたい馬が不在」というメンバー構成。
そこで今回は、血統・枠順・適性を整理しつつ、“買うならどこまでか”をはっきりさせる最終予想としてまとめていきます。
1. 枠順確定&出走馬一覧
| 枠 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 騎手 | 血統(父-母父) |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1 | ヴェルテンベルク | 牡5 | 松若 | キタサンブラック × フレンチデピュティ |
| 2 | 2 | メイショウブレゲ | 牡6 | 石橋脩 | ゴールドシップ × パイロ |
| 3 | 3 | ホーエリート | 牝4 | 戸崎 | ルーラーシップ × ステイゴールド |
| 3 | 4 | マイネルカンパーナ | 牡5 | 津村 | ゴールドシップ × Linamix |
| 4 | 5 | ピュアキアン | 牡4 | 吉田豊 | ホッコータルマエ × Tiznow |
| 4 | 6 | ミクソロジー | せん6 | 石川 | オルフェーヴル × アフリート |
| 5 | 7 | クロミナンス | 牡8 | C.ルメール | ロードカナロア × マンハッタンカフェ |
| 5 | 8 | ブレイヴロッカー | せん5 | 荻野極 | ドゥラメンテ × Elusive City |
| 6 | 9 | シルブロン | 牡7 | マーカンド | トーセンジョーダン × サンデーサイレンス |
| 6 | 10 | ラスカンブレス | 牡4 | プーシャン | ブリックスアンドモルタル × マンハッタンカフェ |
| 7 | 11 | ヴェルミセル | 牝5 | 鮫島克駿 | ゴールドシップ × コンデュイット |
| 7 | 12 | ワープスピード | 牡6 | 菅原明 | ドレフォン × ディープインパクト |
| 8 | 13 | ワイズゴールド | 牝5 | 菅原隆 | レインボーライン × キングヘイロー |
| 8 | 14 | チャックネイト | せん7 | 佐々木大 | ハーツクライ × Dynaformer |
2. ステイヤーズSの血統&枠順トレンド簡単チェック
◆ ステイゴールド系&欧州スタミナが主役
ステイヤーズSは、近年ステイゴールド系(とくにオルフェーヴル産駒)の活躍が目立つレース。
さらに、トニービン・ロベルト・コンデュイット・Linamix・Dynaformerなど、欧州由来のスタミナ血統を持つ馬がよく走っています。
今年のメンバーで“スタミナ血統”色が濃いのは、例えば…
- チャックネイト(ハーツクライ × Dynaformer)
- ヴェルミセル(ゴールドシップ × コンデュイット)
- マイネルカンパーナ(ゴールドシップ × Linamix)
- ミクソロジー(オルフェーヴル × アフリート)
- ホーエリート(母父ステイゴールド)
とくに「サンデーサイレンス系+欧州スタミナ」という組み合わせは、
中山芝3600mのタフなロングスパート戦にぴったりの配合です。
◆ 枠順:外枠も十分戦えるコース形態
中山芝3600mはスタートから最初の1コーナーまでそこそこ距離があり、
ダッシュ力が求められるというより“リズム良く2周回ってこられるか”が重要。
2周コースなので、絶対内有利というほどではなく、外枠からでも折り合いさえ付けば勝負になります。
大外8枠14番のチャックネイトも、
無理に前へ行かず中団あたりでスムーズに運べれば、そこまで大きなマイナスにはならない枠と見ています。
3. ステイヤーズS2025|最終結論
◎ 14 チャックネイト ○ 11 ヴェルミセル ▲ 3 ホーエリート ☆ 7 クロミナンス △ 12 ワープスピード △ 4 マイネルカンパーナ △ 6 ミクソロジー
ここからは、血統・近走内容・枠順を踏まえた印の理由を簡潔に整理していきます。
4. 各馬の評価と印の理由
◎ チャックネイト(8枠14番)ハーツクライ × ゴジップガール(父Dynaformer)
| 父 | ハーツクライ(サンデーサイレンス系+トニービンの中長距離血統) |
|---|---|
| 母父 | Dynaformer(ロベルト系の欧州スタミナ血統) |
本命はチャックネイト。
父ハーツクライはサンデーサイレンス×トニービンで中長距離向き、母父Dynaformerはロベルト系のスタミナ血統。
「日本の王道スタミナ × 欧州のゴリゴリスタミナ」という、まさにステイヤーズS仕様の配合です。
中山・東京の芝2500m前後でGⅡ好走を繰り返してきたように、
急坂+ロングスパートの持久力勝負は歓迎材料。春の天皇賞では崩れましたが、
その後も重賞で掲示板レベルの走りを見せており、クラス的には明らかに上位の立場です。
大外枠は気になるものの、距離が長いぶん折り合いさえ付けばリカバー可能。
「どの馬も決め手に欠けるメンバー構成」の中では、まだ信用できる材料が多い1頭として◎を打ちました。
○ ヴェルミセル(7枠11番)ゴールドシップ × コンデュイット
| 父 | ゴールドシップ(ステイゴールド系・菊花賞&有馬記念の長距離GI馬) |
|---|---|
| 母父 | コンデュイット(欧州の芝長距離血統) |
対抗○はヴェルミセル。
ゴールドシップ×コンデュイットという、日欧スタミナど真ん中の超長距離配合です。
すでに3000m級のレースで結果を出してきており、
「距離が伸びて良さが出るタイプ」であることは実戦で証明済み。
牝馬で斤量面の恩恵もあり、今年のメンバーなら軸からの相手本線として最も置きやすい1頭と判断しました。
▲ ホーエリート(3枠3番)ルーラーシップ × ステイゴールド
| 父 | ルーラーシップ(中長距離万能のキングカメハメハ系) |
|---|---|
| 母父 | ステイゴールド(日本を代表するステイヤー血統) |
1〜3番人気に支持されそうなのがホーエリート。
父ルーラーシップの底力に、母父ステイゴールドのスタミナを重ねた中距離〜長距離万能型です。
3枠3番と内の絶好枠を引き、ロスなく立ち回れる形を取りやすいのも魅力。
ただし、ステイヤーズSというレース自体ではルーラーシップ産駒のデータ的な裏付けが乏しく、
人気とバランスを取って▲評価に留めました。
☆ クロミナンス(5枠7番)ロードカナロア × マンハッタンカフェ
| 父 | ロードカナロア(スピード型キングカメハメハ系) |
|---|---|
| 母父 | マンハッタンカフェ(菊花賞・有馬記念の長距離GI馬) |
☆評価はクロミナンス。
父ロードカナロアでスピード色が強い一方、母父マンハッタンカフェが長距離の底力を補っています。
8歳という年齢や、3600mという距離への適性は未知数ですが、
「スピード×スタミナ」のバランスは良く、人気・鞍上も含めて消しづらい一頭。
本命にはせずとも、ワイド・3連系では相手の一角として押さえておきたい存在です。
△ ワープスピード(7枠12番)ドレフォン × ディープインパクト
一見スプリント〜マイル系に見えるドレフォン産駒ですが、
ワープスピードは母父ディープインパクトの影響か、芝長距離でパフォーマンスを上げてきたタイプ。
3000m超の重賞でも大崩れせずに走れており、
「血統表でイメージするよりも実績ベースで距離不安がない」ステイヤーです。
ペースが流れてスタミナ比べになれば、人気以上の浮上も十分あり得る一頭として△に押さえます。
△ マイネルカンパーナ(3枠4番)ゴールドシップ × Linamix
同じゴールドシップ産駒の中でも、
母父Linamixを持つマイネルカンパーナは、より欧州色の濃いスタミナ配合が特徴です。
2600m前後の持久力戦で安定しており、
まだ3000m超は未知数ですが、配合的には距離延長で面白い存在。
中山3600mの消耗戦になれば、人気以上に粘り込むシーンも想定しておきたいところです。
△ ミクソロジー(4枠6番)オルフェーヴル × アフリート
昨年までなら本命候補だったのがミクソロジー。
オルフェーヴル産駒はステイヤーズSで好相性ですが、今年は大敗続きで勢いを欠いています。
負け方をよく見ると、瞬発力勝負のGⅡで切れ負けしたり、
位置取りが後ろすぎたりと、レース質と噛み合っていない面が大きいタイプ。
とはいえ、成績が冴えないのは事実なので、今回は「血統への敬意込みの△」までとしました。
5. 展開・ペース想定とレース像
逃げ専用機というタイプは見当たらず、
ピュアキアンやマイネルカンパーナあたりがハナ候補。
例年どおり前半はスロー気味、2周目向正面からのロングスパート戦になりそうです。
そうなると問われるのは、「いかに長く脚を使えるか」「いかに折り合えるか」の2点。
一瞬のキレではなく、血統的なスタミナと精神的な我慢比べになりやすく、
チャックネイトやヴェルミセル、ホーエリートといった“粘るタイプ”が浮上するイメージです。
◎チャックネイトは外枠からでも中団〜やや前目のポジションを取れればベスト。
そこから長く脚を使うロングスパートに持ち込めれば、
最後はステイゴールド系・欧州スタミナ血統とのスタミナ比べになると見ています。
6. 管理人の馬券スタンス|基本は“見送り推奨”、買うなら軽く
ここまで血統と近走を踏まえて印を打ちましたが、
正直なところ「どの馬も今ひとつ決め手に欠けるメンバー構成」という印象です。
ステイヤーズS自体が特殊距離で波乱も多く、
今年は無理に勝負するレースではないと判断しています。
当ブログとしての基本スタンスは、馬券はケン(見送り)推奨。
それでも「どうしても少しだけ買いたい」という方に向けて、
管理人が実際に買うとしたら…というイメージを置いておきます。
- 本線:◎14チャックネイトの複勝1点
- 遊び:ワイド少額で14番から
- 11ヴェルミセル(スタミナ配合+近走安定)
- 3ホーエリート(地力+内枠)
- 7クロミナンス(実績&鞍上)
あくまで“観戦料レベル”の少額で楽しむ前提で、
資金は他の勝負レース(自信のある条件・得意なカテゴリー)に温存するつもりです。
以上、2025年ステイヤーズステークスの血統最終予想でした。
レースは来年以降の長距離戦線を占う一戦として楽しみつつ、
馬券はくれぐれもご自身の資金管理の範囲で、無理なくお付き合いください。
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