【レパードステークス2026最終予想】本命はドンエレクトス!大牧場の素質馬を実戦力で迎え撃つ

重賞

2026年8月9日(日)、新潟競馬場で行われるレパードステークス(GIII)。

今年は全日本2歳優駿を制したパイロマンサー、ユニコーンステークス2着のメルカントゥール、青竜ステークスを勝ったドンエレクトス、そしてダート転向後に圧倒的な内容で連勝しているショウナンバンライなど、将来のダート路線を担う可能性のある3歳馬がそろいました。

今回はこれまでの考察記事、最終追い切り診断に加えて、確定枠順、近走内容、血統、前走時馬体重、そして公開されている馬体写真も補助材料として最終予想を組み立てました。

馬体を改めて比較すると、スケール感ではメルカントゥールとパイロマンサーが目立ちます。それでも最終的な本命は6番ドンエレクトス。今回は「一番立派に見える馬」ではなく、レパードステークスで最も力を発揮しやすい条件がそろった馬を狙います。

レパードステークス2026 最終予想

◎ 6 ドンエレクトス

○ 12 メルカントゥール

▲ 11 パイロマンサー

☆ 9 ショウナンバンライ

△ 5 マクリール

△ 10 タガノアバンドーネ

馬体のスケールならメルカントゥールとパイロマンサー。
それでも枠順、先行力、1800m実績、追い切り、人気とのバランスまで含め、今回はドンエレクトスから勝負します。

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今回は「エリート勢対叩き上げ」という構図も面白い

今年の有力馬を見ていて面白いのが、生産背景と馬体の違いです。

メルカントゥールはノーザンファーム生産、パイロマンサーはダーレー・ジャパン・ファーム生産、ショウナンバンライもノーザンファーム生産。

対するドンエレクトスは日西牧場生産です。

もちろん生産牧場の規模だけで競走能力が決まるわけではありません。しかし育成環境や良血牝馬の層という意味では、大牧場の生産馬が有利になりやすいことも事実でしょう。

実際、今回の馬体写真を比較しても、メルカントゥールとパイロマンサーには大型ダート馬らしいスケールを感じます。

今回の見方

大牧場から送り出された素質馬たちに対して、9戦の実戦経験を積みながらオープンまで勝ち上がったドンエレクトスが挑む構図。

「エリート対雑草」とまで単純化する必要はありませんが、良血馬のスケールと叩き上げの完成度、どちらを取るかという非常に面白いレースです。

馬体から感じる4頭の違い

※以下は公開されている立ち写真から受ける印象を補助材料としてまとめたものです。写真だけで能力や当日の状態を断定するものではありません。

ドンエレクトス|468kgのコンパクトな実戦型

ドンエレクトスは、メルカントゥールやパイロマンサーと比べると明らかに馬体のスケール感では劣ります。

ただし細いわけではありません。首から肩、胴、トモまでまとまりがあり、黒鹿毛の馬体にも張りを感じます。

大型馬が大きなストライドで押し切るというより、コンパクトな身体を生かして器用に立ち回るタイプに見えます。

父ダノンレジェンド、母父フリオーソという血統を考えても、華やかな良血中距離馬というより、ダートで前々からしぶとく脚を使う実戦型という印象です。

メルカントゥール|522kg、大型馬らしいスケールは最上位

馬体写真で最もスケールを感じる一頭がメルカントゥールです。

500kgを大きく超える馬体ながら、単純に筋肉量が多いだけではなく、胴に長さがあり、胸も深く、トモにも十分な容量があります。

父ルヴァンスレーヴ自身がダート中距離のトップホースだったことを考えても、1800~2000m前後で高い能力を発揮できそうな体型です。

デビューから4戦して2勝2着2回。前走ユニコーンステークスでも2着に入り、馬体のスケールだけでなく実戦でも能力を証明しています。

パイロマンサー|512kg、いかにもダート重賞級の馬体

パイロマンサーも非常に立派です。

首、肩、胸前、トモに厚みがあり、父パイロ、母父ハードスパンという血統のイメージと馬体が一致しています。

メルカントゥールがやや胴長で中距離型のスケールを感じさせるのに対し、パイロマンサーはパワーと筋肉量がより前面に出たダート馬らしい体型です。

全日本2歳優駿を勝ち、UAEダービーでも3着。馬体だけではなく、既に実績も今回のメンバー最上位クラスです。

ショウナンバンライ|474kg、バランス型でまだ底が見えない

ショウナンバンライは、メルカントゥールやパイロマンサーほど筋肉量を強調する馬体ではありません。

長めの胴にトモの容量があり、全体のバランスが整ったタイプ。父オルフェーヴルらしいしなやかさに、母父Candy Rideのパワーが加わった印象を受けます。

この馬は2024年のセレクトセールで2億円(税別)で取引された高額馬でもあります。

オルフェーヴル産駒としては非常に高額ですが、母シュガーショックの実績を含めた血統背景と、セール当時の馬そのものの評価が高かったと考えるべきでしょう。

そして芝では目立ち切れなかった馬がダートへ替わって一変。阪神1800mを0秒8差、小倉1700mを0秒9差で連勝しており、ダートではまだ能力の底を見せていません。

馬体の印象 強み 注意点
ドンエレクトス コンパクトな実戦型 機動力・完成度 9戦消化、スケール比較
メルカントゥール 大型で伸びやかな中距離型 スケール・安定感 8枠12番
パイロマンサー 大型のパワー型 実績・完成度・パワー 海外遠征明け・8枠
ショウナンバンライ しなやかなバランス型 未知の成長力 重賞初挑戦

◎6 ドンエレクトス|スケールでは負けても、今回買いたいのはこちら

ここまで比較すると、「それならメルカントゥールかパイロマンサーを本命にした方がいいのでは?」とも思います。

それでも最終的にドンエレクトスを本命にしました。

最大の理由は、能力だけでなく、今回の条件で力を発揮するための材料が非常に多いからです。

青竜ステークスの内容が強い

前走の青竜ステークスは東京ダート1600mを1分36秒5で勝利。

好位2番手から運び、今回も出走するマクリールを0秒6突き放しました。

逃げて展開に恵まれただけではなく、好位から自分でレースを作って最後まで脚を使った点を高く評価しています。

1800mにもすでに実績がある

父ダノンレジェンドのイメージから距離を不安視したくなりますが、ドンエレクトスは中京ダート1800mを勝ち、伏竜ステークスでも中山ダート1800mを1分51秒5で2着しています。

母父フリオーソから中距離ダートの持続力が補われていると考えれば、今回の1800mは守備範囲と判断します。

9戦している点は「疲労」より「完成度」と見る

一方で気になるのが、すでに9戦していることです。

メルカントゥールとパイロマンサーはまだ4戦。今後の伸びしろという意味では、キャリアの浅い2頭の方が上である可能性があります。

ただしドンエレクトスは9戦して3勝、2着4回。これだけ使われながら安定して結果を残し、前走時も468kgを維持しています。

さらに青竜ステークスから今回は約3か月の間隔があります。

春から使い続けた状態でレパードステークスへ来るわけではないため、現時点では「9戦した疲労」を大きなマイナスには取りません。

むしろ若い3歳馬同士の重賞では、豊富な経験と完成度が武器になる可能性があります。

最終追い切りもA+

最終追い切りは美浦ウッドで3頭併せ。ラスト1ハロン11秒4で、余力を残しながらしっかり反応しています。

当ブログの最終追い切り診断ではA+評価。

9戦というキャリアを考えると、ここで重要なのは猛時計を出すことではなく、疲労を残さず動ける状態に仕上がっていること。今回の調整内容なら、その点はクリアしていると判断します。

5枠6番も大きな後押し

最後に本命を後押ししたのが5枠6番です。

ドンエレクトスは逃げなければダメな馬ではありません。青竜ステークスのように前を見ながら好位で折り合う競馬ができます。

6番なら内すぎて包まれる危険をある程度避けながら、外を回し続けるロスも抑えられます。

対して、能力上位と見ているパイロマンサーが11番、メルカントゥールが12番。

能力差がそれほど大きくないのであれば、この枠順の差は無視したくありません。

ドンエレクトス本命の考え方

馬体のスケール → メルカントゥール、パイロマンサーが上
実績の格 → パイロマンサーが上
未知の成長力 → メルカントゥール、ショウナンバンライが怖い
枠・機動力・完成度・追い切り・人気とのバランス → ドンエレクトス

「一番強そうだから◎」ではなく、今回最も馬券で狙いやすい馬として◎を打ちます。

○12 メルカントゥール|総合力なら本命とほぼ互角

対抗はメルカントゥール。

正直に言えば、ドンエレクトスとかなり迷いました。

4戦して2勝2着2回と一度も連対を外しておらず、前走ユニコーンステークスではシルバーレシオにわずか0秒1差の2着。

1900mの重賞で好走しているため、今回の1800mに対する不安はほとんどありません。

そして馬体写真を見ると、522kgの大型馬でありながら胴に長さがあり、単なるパワー型ではありません。

父ルヴァンスレーヴの特徴を感じさせるダート中距離型で、今後さらに強くなる可能性を感じさせます。

最終追い切りは坂路で55秒5-13秒1と数字だけなら目立ちませんが、1週前にはウッドでラスト1ハロン11秒2まで伸ばして十分な負荷をかけています。

当ブログではA評価。最終追い切りを軽くしたこと自体は心配していません。

唯一気になるのが大外12番枠です。

スムーズに好位を確保できれば、今回最も本命を逆転する可能性が高い馬だと考えます。

安全性・スケール・今後の伸びしろまで考えるなら、メルカントゥールを◎にする考え方も十分にあります。
今回は12番枠と人気を考慮して○としましたが、能力評価は本命とほぼ互角です。

▲11 パイロマンサー|馬体と実績なら最上位級

パイロマンサーは能力だけなら◎候補です。

新馬、もちの木賞を連勝し、全日本2歳優駿を制覇。さらに海外遠征したUAEダービーでも3着に入りました。

これまで4戦して3勝3着1回。底らしい底をまだ見せていません。

512kgの大型馬で、首から胸前、トモまで筋肉量が豊富。父パイロ、母父ハードスパンという血統も含め、いかにもダートで強そうな馬です。

生産もダーレー・ジャパン・ファーム。血統、生産背景、馬体、実績という意味では今回の「エリート側」を代表する一頭でしょう。

最終追い切りは栗東坂路で53秒5-12秒7。1週前にもウッドでしっかり負荷をかけられており、当ブログではA評価としました。

問題はUAEダービー以来の実戦と8枠11番。

国内復帰初戦で外を回されながら勝ち切れるかという点まで考え、今回は▲とします。

ただし能力だけであっさり押し切られても、まったく驚きません。

☆9 ショウナンバンライ|2億円馬がダートで覚醒した可能性

今回、最も「どこまで強いのか分からない」馬がショウナンバンライです。

芝では4戦して1勝でしたが、ダートへ転向すると一変しました。

阪神ダート1800mを1分51秒2で勝ち、2着に0秒8差。続く八女特別も小倉ダート1700mを1分45秒4で勝ち、2着に0秒9差をつけています。

2戦続けて後続を大きく離しており、少なくとも条件戦レベルでは能力が違いました。

ノーザンファーム生産で、2024年セレクトセールでは「シュガーショックの2023」として2億円(税別)で取引された高額馬です。

父がオルフェーヴルでもこれだけの価格になったのは、母系の実績だけでなく、馬そのものの出来も高く評価されていたからでしょう。

馬体はメルカントゥールやパイロマンサーほど筋肉量を前面に出していませんが、474kgで非常にバランスが良く、トモには十分な容量があります。

一方、最終追い切りは当ブログでB評価。大きく状態を上げてきた印象ではなく、今回は初めて重賞級の相手と戦います。

さらに人気も集めています。

そのため◎までは上げませんが、この馬が今回さらにパフォーマンスを上げるようなら、秋以降のダート路線でも非常に楽しみな存在になりそうです。

△5 マクリール|安定感と内寄りの枠を評価

マクリールは青竜ステークスでドンエレクトスに0秒6差をつけられましたが、その後の小金井特別を勝利。

通算6戦して3勝2着2回3着1回と、まだ一度も馬券圏外がありません。

中山1800mの黒竹賞勝ち、大井1800mの雲取賞3着もあり、距離への対応も問題ありません。

5番枠から中団の内でロスなく脚をためられれば、前が速くなった際の差し込みに注意したい一頭です。

△10 タガノアバンドーネ|1800m実績と追い切りを評価

タガノアバンドーネも相手には残します。

前走は阪神ダート1800mの2勝クラスを勝利。鳳雛ステークスでは5着でしたが、1800mで好位から安定して運べる点は今回の条件に合います。

最終追い切りでは栗東坂路を馬なりでラスト1ハロン11秒9。当ブログでもA+評価としました。

大きなスケールでは人気上位4頭に譲りますが、状態の良さと実戦的な先行力から3着候補には残したい馬です。

追い切りS評価ファイアマンを無印にした理由

当ブログの最終追い切り診断で1位、S評価としたファイアマンには迷いました。

美浦ウッドでラスト1ハロン11秒1。状態だけなら今回のメンバーでもトップクラスです。

ただし最終予想では、調教の良さだけで印を増やさないことにしました。

前走は東京ダート1600mの1勝クラス勝ちで、1800mではまだ上位馬ほど強い裏付けがありません。

ドンエレクトス、メルカントゥール、パイロマンサー、マクリールなどと比較すると実績面では一段下。

今回は「追い切りで良かった馬」と「最終的に買う馬」を明確に分け、ファイアマンは無印とします。

展開予想|ドンエレクトスは逃げずに好位が理想

ドンエレクトス、ショウナンバンライ、メルカントゥール、パイロマンサー、タガノアバンドーネと、好位を取りたい馬がそろっています。

ただし何が何でも逃げたい馬ばかりではありません。

前半から極端に飛ばすというより、平均程度で流れ、向正面後半から徐々にペースアップする持続力勝負を想定します。

ドンエレクトスの理想形

6番枠から無理なくスタート

2~4番手付近を確保

3~4コーナーで前との差を詰める

直線入口で先頭を射程圏

青竜ステークス同様、持続力で押し切る

ドンエレクトスにとって一番避けたいのは、無理にハナを主張して前半から消耗することです。

6番枠の利点を生かし、外の有力馬より一歩先に好位置へ入れるかが最大のポイントでしょう。

馬券はドンエレクトスの単複を中心に

今回も馬券の中心はシンプルに6番ドンエレクトスの単勝・複勝です。

本線

単勝 6 ドンエレクトス

複勝 6 ドンエレクトス

ワイド

  • 6-12 ドンエレクトス-メルカントゥール
  • 6-11 ドンエレクトス-パイロマンサー
  • 6-9 ドンエレクトス-ショウナンバンライ

本線は6-12。馬体のスケールと安定感を評価して、メルカントゥールとの組み合わせを最も重視します。

三連複は少額

三連複は印を付けた馬だけで組みます。

2頭軸:6 ドンエレクトス-12 メルカントゥール

相手:5、9、10、11

4点を各100円程度の少額想定。三連複を広げるより、今回はドンエレクトスの単複を中心にしたいレースです。

まとめ|スケールで負けても、ドンエレクトスから狙う

馬体を比較すれば、最もスケールを感じるのはメルカントゥールとパイロマンサーです。

メルカントゥールは522kgの大型中距離型。パイロマンサーは512kgでパワー十分。ともに大牧場の生産馬で、実績や血統背景を含めても将来性を感じさせます。

ショウナンバンライもノーザンファーム生産の高額馬で、ダート転向後はまだ底を見せていません。

それに対してドンエレクトスは468kg。9戦を経験し、馬体も血統背景も上位3頭ほど派手ではありません。

しかし競馬は馬体の大きさや生産牧場の名前だけで決まりません。

青竜ステークスを好位から0秒6差で完勝し、伏竜ステークスでも1800mを2着。9戦して7連対という安定感を持ち、最終追い切りもA+評価。

そして今回は5枠6番。

大外に入ったメルカントゥール、パイロマンサーより先に好位置を確保し、自分のリズムで運べれば、馬体のスケール差を実戦経験と機動力で埋められると判断しました。

最終結論

◎ 6 ドンエレクトス

○ 12 メルカントゥール

▲ 11 パイロマンサー

☆ 9 ショウナンバンライ

△ 5 マクリール

△ 10 タガノアバンドーネ

スケールならメルカントゥールとパイロマンサー。勝負馬はドンエレクトス。
大牧場の素質馬を、実戦で鍛えられてきたドンエレクトスが封じ込められるか。そこに期待します。

※馬体に関する記述は公開されている立ち写真から受けた印象を補助材料としてまとめたものです。写真の撮影条件や立ち方によって見え方は変わります。当日の馬体重、パドック、馬場状態、最新オッズも確認したうえで最終的な馬券をご判断ください。

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