いよいよ2026年の凱旋門賞が迫ってきました。
これまで当ブログでは、昨年の覇者ダリズ、キングジョージを制したカルパナ、3歳勢、そして日本から挑戦するメイショウタバル、アドマイヤテラを中心に考察してきました。
そして最終出走馬16頭と枠順が確定。
ここではこれまでの考察に、近走内容・能力・2400m適性・ロンシャン適性・斤量・枠順・展開・馬場を加えて、2026年凱旋門賞の最終予想をまとめたいと思います。
◎ カルパナ
○ ダリズ
▲ サンダリングオン
☆ ヴァランディール
△ マルティーズクロス
△ ダイヤモンドネックレス
△ メイショウタバル
印だけ見ると7頭と少し多くなりましたが、中心は明確です。
本命はカルパナ。
昨年の覇者ダリズを対抗に置き、斤量面で有利な3歳勢からサンダリングオン、ヴァランディールを高く評価します。
そして外枠を引いたものの能力上位のマルティーズクロスとダイヤモンドネックレス、日本馬ではメイショウタバルまでを相手候補とします。
- 2026年凱旋門賞|枠順で評価がかなり変わった
- 今年は極端な道悪を前提にしない
- ◎カルパナ|今年の充実度と6番ゲートを評価
- ○ダリズ|昨年覇者、ロンシャン適性なら最上位
- ▲サンダリングオン|55kg+3番ゲートは魅力十分
- ☆ヴァランディール|今年の穴ならこの馬
- △マルティーズクロス|能力なら本命級、11番ゲートで一段下げる
- △ダイヤモンドネックレス|大外16番でも55kgは怖い
- △メイショウタバル|13番ゲートでも日本馬の中ではこちらを買う
- アドマイヤテラは今回は無印
- ミニーホーク、ベンヴェヌート・チェリーニは思い切って消す
- 展開予想|前半より「どこから動くか」が重要
- 凱旋門賞2026 最終印
- 買い目|カルパナ1頭軸で勝負
- まとめ|本命カルパナ、3歳勢の斤量にも注目
2026年凱旋門賞|枠順で評価がかなり変わった
今回かなり重要だと考えているのが枠順です。
| 馬 | ゲート | 評価 |
|---|---|---|
| サンダリングオン | 3 | プラス |
| ヴァランディール | 4 | プラス |
| ダリズ | 5 | プラス |
| カルパナ | 6 | プラス |
| マルティーズクロス | 11 | ややマイナス |
| メイショウタバル | 13 | マイナス |
| ダイヤモンドネックレス | 16 | 大きな課題 |
有力馬の中でも、カルパナ、ダリズ、サンダリングオン、ヴァランディールはかなり良いところを引きました。
反対にマルティーズクロスは11番、メイショウタバルは13番、ダイヤモンドネックレスは大外16番。
能力だけなら上位評価できる馬でも、ロンシャン2400mで外を回されれば距離ロスが生まれます。
この差は最終予想で無視できません。
今年は極端な道悪を前提にしない
凱旋門賞というと「重いロンシャンの芝」というイメージがあります。
しかし今年は現時点で、極端な不良馬場を想定して予想する必要はなさそうです。
そのため今回は単純な道悪巧者ではなく、
- 2400mで高い能力を発揮できる
- 速めの馬場にも対応できる
- フォルスストレートからの加速に対応できる
- 最後まで脚を残せる
このあたりを重視しました。
この条件ならカルパナやマルティーズクロスにはプラス。
メイショウタバルについても、日本の重馬場をこなせるからといって「雨が降れば降るほど良い」とは考えていません。
日本で培ったスピードとパワーの両方を生かせる程度の馬場の方が、むしろ面白いと思います。
◎カルパナ|今年の充実度と6番ゲートを評価
本命はカルパナです。
昨年の凱旋門賞では7着でしたが、今年は昨年とは状態も実績も違います。
キングジョージVI&クイーンエリザベスSを制し、続くヨークシャーオークスも勝利。
2400mで世界トップクラスの能力を証明してきました。
父Study Of Manはディープインパクト産駒。
日本の競馬ファンにとっても非常に興味深い血統です。
・キングジョージ勝ち
・ヨークシャーオークス勝ち
・2400m適性は十分
・速い馬場にも対応可能
・昨年の凱旋門賞を経験
・58kg
・6番ゲート
そして今回大きいのが6番ゲートです。
内すぎず外すぎず、かなり競馬を組み立てやすい位置。
昨年より充実した今年のカルパナが、好枠からロスなく立ち回れるなら大きなチャンスがあると見ます。
気になるのはヨークシャーオークスが楽な競馬ではなかったことですが、その後は間隔も取れています。
能力、距離、馬場、枠順を総合して今年の本命とします。
○ダリズ|昨年覇者、ロンシャン適性なら最上位
対抗はダリズ。
これは素直に強いです。
昨年の凱旋門賞を制し、今年もフランス国内で高いパフォーマンスを続けています。
前哨戦フォワ賞も勝利。
何よりパリロンシャンでの実績が非常に豊富で、今回のメンバーでコース適性を考えれば最上位でしょう。
さらに5番ゲート。
好位からロスなく運びやすく、展開面でも大きな不利を受けにくそうです。
唯一、他の有力馬と比較した時に気になるのが59.5kg。
3歳牡馬とは3kg、3歳牝馬とは4.5kgもの差があります。
昨年の覇者とはいえ、今年は斤量有利な強い3歳馬が揃いました。
そのため今回は本命ではなく○。
ただし最も崩れにくそうな馬を1頭挙げるならダリズと言ってもいいくらい、安定感は高く評価しています。
▲サンダリングオン|55kg+3番ゲートは魅力十分
3番手はサンダリングオン。
英オークスを勝っており、2400mへの適性はすでに証明済みです。
父Frankelという血統も魅力。
そして何より大きいのが3歳牝馬55kgです。
ダリズより4.5kg、カルパナより3kg軽い斤量で出走できます。
さらにゲートは3番。
距離ロスを抑えながら脚をためられれば、最後の直線で斤量差が効いてくる可能性があります。
今年の凱旋門賞で「3歳牝馬の斤量」を重視するなら、絶対に無視できない存在です。
☆ヴァランディール|今年の穴ならこの馬
穴で最も期待しているのがヴァランディールです。
前走ニエル賞を勝利。
凱旋門賞と同じロンシャン芝2400mで結果を残しました。
まだキャリアが浅く、完成された古馬とは違って能力の上限が見えていない点も魅力です。
3歳牡馬なので56.5kg。
さらに今回は4番ゲート。
カルパナ、ダリズと同じように内寄りからロスの少ない競馬ができます。
実績だけならダリズやカルパナには及びません。
しかし凱旋門賞直前になってさらに成長している可能性を考えれば、今回の穴候補として非常に面白い一頭。
☆ヴァランディールは単なる押さえではなく、三連複でも警戒したい存在です。
△マルティーズクロス|能力なら本命級、11番ゲートで一段下げる
マルティーズクロスは能力だけなら◎候補にしてもいい馬です。
英ダービー2着。
その後、今回と同じロンシャン芝2400mのパリ大賞典を勝利。
さらにグレートヴォルティジュールSも制しています。
父はSea The Stars。
ダリズと同じ父で、2400mへの適性も申し分ありません。
さらに3歳牡馬なので56.5kg。
今年の馬場が速めなら、本来かなり高く評価したい馬です。
ただし今回は11番ゲート。
カルパナ6番、ダリズ5番、ヴァランディール4番、サンダリングオン3番と主要ライバルが内側に入りました。
外から位置を取りに行けば脚を使い、後ろに下げれば展開に左右されます。
能力は本命級。ただし枠順を考えて今回は△まで。
逆にスムーズに中団あたりへ収まることができれば、一気に勝ち負けまである馬だと思います。
△ダイヤモンドネックレス|大外16番でも55kgは怖い
今回最後まで悩んだのがダイヤモンドネックレスです。
仏1000ギニー、仏オークス、ナッソーSなどで高い能力を示してきた3歳牝馬。
父St Mark’s Basilica。
前走で初めて敗れましたが、それまでの実績を考えれば一度の敗戦だけで評価を大きく落とす必要はないでしょう。
問題は明確です。
・2400mは初挑戦
・大外16番ゲート
これはかなり厳しい条件です。
特にロンシャン2400mで大外から外々を回される競馬になれば、最後にその距離ロスが響く可能性があります。
それでも切れなかった最大の理由が3歳牝馬55kg。
ダリズより4.5kg軽く、カルパナより3kg軽い。
同じ3歳牡馬のマルティーズクロス、ヴァランディールよりも1.5kg軽く走れます。
もともとの能力が高いだけに、スミヨン騎手が序盤でうまく内へ入れることができれば、大外枠を克服する可能性は残っています。
16番だから消すのではなく、「枠で人気が落ちるなら怖い55kgの実力馬」として△。
三連複では残したい一頭です。
△メイショウタバル|13番ゲートでも日本馬の中ではこちらを買う
日本馬ではメイショウタバルを残します。
父ゴールドシップ。
今年の宝塚記念では、逃げる形ではなく2番手から競馬をしてG1を勝利。
以前のような「逃げなければ力を出せない馬」ではなくなっている点を高く評価しています。
凱旋門賞ではこれが非常に重要だと思います。
問題は13番ゲート。
考察記事の段階から「外枠なら評価を下げたい」と書いていましたが、実際に外寄りになってしまいました。
ここから無理にハナを奪おうとすると、序盤で脚を使ってしまいます。
だからこそ、個人的には武豊騎手に無理に逃げてほしくありません。
フレンドリーソウルなど前へ行く馬を行かせて、外から自然に2~4番手付近へ。
そこで折り合うことができれば理想です。
フレンドリーソウルなどが先手
↓
メイショウタバルは無理に競らず好位へ
↓
ダリズ、カルパナなどがその後ろ
↓
フォルスストレートから徐々にペースアップ
↓
欧州馬の瞬発力勝負になる前に動く
最後の直線まで待って、ダリズやカルパナと瞬発力だけで勝負する形では厳しいでしょう。
メイショウタバルの持続力を生かして早めにレースを動かし、後続にも脚を使わせたいところ。
59.5kg、外枠、初めてのロンシャンという簡単ではない条件ですが、日本馬の中では馬券に残します。
アドマイヤテラは今回は無印
もう一頭の日本馬アドマイヤテラは今回は無印としました。
阪神大賞典を勝ち、天皇賞(春)でも好走しているようにスタミナ能力そのものは非常に高い馬です。
C・デムーロ騎手が乗ることも魅力です。
ただし今回は12番ゲート。
さらに3000m以上で高い能力を示してきた馬だけに、今回の2400mで欧州トップクラスの中距離馬が一気に加速した際の対応を重視しました。
スタミナ不足を心配しているわけではありません。
勝負どころのスピードで置かれる可能性を考え、今回はメイショウタバルを上に取ります。
もちろん馬場が想定以上に重くなり、完全な消耗戦になれば評価は上げたい馬です。
ミニーホーク、ベンヴェヌート・チェリーニは思い切って消す
昨年2着のミニーホーク、1番ゲートを引いたベンヴェヌート・チェリーニも気になる存在です。
ただ、すべて拾っていては馬券が広がりすぎます。
ミニーホークは昨年の実績こそ非常に怖いものの、今年は昨年ほど安定していません。
ベンヴェヌート・チェリーニもアイリッシュダービーを勝ち、1番ゲート+ライアン・ムーア騎手という魅力があります。
それでも前走ニエル賞の内容を考え、今回は印を回しません。
能力のある馬を全部買うのではなく、今回は7頭まで。
この線引きで勝負します。
展開予想|前半より「どこから動くか」が重要
逃げ候補としてはフレンドリーソウル、そしてメイショウタバル。
ただしメイショウタバルは無理に先頭へ行く必要はありません。
フレンドリーソウルが前へ行き、タバルがその後ろ。
そして内側のダリズ、カルパナ、ヴァランディールあたりが好位~中団で脚をためる形を想定します。
これなら前半は意外と落ち着く可能性があります。
その場合、メイショウタバルとしてはスローペースから直線だけの瞬発力勝負にはしたくありません。
フォルスストレートから徐々にペースを上げ、後続のスタミナを削る競馬が理想。
一方カルパナやダリズにとっては、内寄りの枠から距離ロスなく好位で脚をためられれば絶好です。
この展開面もカルパナ、ダリズを上位に取った理由です。
凱旋門賞2026 最終印
| 印 | 馬 | 評価ポイント |
|---|---|---|
| ◎ | カルパナ | 充実度・2400m・馬場・6番枠 |
| ○ | ダリズ | 昨年覇者・ロンシャン巧者・5番枠 |
| ▲ | サンダリングオン | 英オークス馬・55kg・3番枠 |
| ☆ | ヴァランディール | ニエル賞勝ち・56.5kg・4番枠 |
| △ | マルティーズクロス | 能力本命級・ロンシャン2400m実績 |
| △ | ダイヤモンドネックレス | 能力上位・3歳牝馬55kg |
| △ | メイショウタバル | 先行力・持続力・馬場対応力 |
買い目|カルパナ1頭軸で勝負
今回は印が7頭になりましたが、馬券の中心は◎カルパナで明確です。
単勝・複勝
◎カルパナ 単勝
◎カルパナ 複勝
今年の充実度、2400m実績、馬場への対応力、6番ゲートまで含めて本命。
勝ち切りを期待して単勝を買いつつ、世界トップクラスが揃う凱旋門賞だけに複勝も合わせて狙います。
三連複
◎カルパナの1頭軸
相手:
- ○ダリズ
- ▲サンダリングオン
- ☆ヴァランディール
- △マルティーズクロス
- △ダイヤモンドネックレス
- △メイショウタバル
相手6頭への三連複1頭軸流し・15点。
ダリズは昨年覇者で最も安定感がありますが、3歳勢の斤量差も大きく、2頭軸には固定しません。
カルパナが3着以内に来ることを前提に、残る2枠をダリズ、サンダリングオン、ヴァランディール、マルティーズクロス、ダイヤモンドネックレス、メイショウタバルで狙います。
今回は「カルパナの単複+カルパナ1頭軸の三連複」という買い方で勝負します。
まとめ|本命カルパナ、3歳勢の斤量にも注目
2026年の凱旋門賞。
昨年覇者ダリズは今年も非常に強いと思います。
それでも今回はダリズ1強とは考えません。
キングジョージを制し、昨年以上に充実しているカルパナ。
そして55kgのサンダリングオン、56.5kgのヴァランディール、マルティーズクロス、55kgのダイヤモンドネックレス。
強い3歳勢が斤量差を生かせる今年は、世代交代が起きても不思議ではありません。
その中で本命に選んだのはカルパナ。
能力、2400m実績、速めの馬場への対応力、そして6番ゲート。
現在の条件を総合すると最もバランスが良いと判断しました。
そして日本からはメイショウタバル。
13番ゲートは決して歓迎ではありませんが、今のタバルなら無理に逃げなくても競馬ができます。
武豊騎手がどの位置を選び、どこから動くのか。
日本競馬悲願の凱旋門賞制覇へ、最後まで期待して見たいと思います。
◎カルパナ
○ダリズ
▲サンダリングオン
☆ヴァランディール
△マルティーズクロス
△ダイヤモンドネックレス
△メイショウタバル
買い目
◎カルパナ 単勝
◎カルパナ 複勝
三連複1頭軸流し
軸:カルパナ
相手:ダリズ、サンダリングオン、ヴァランディール、マルティーズクロス、ダイヤモンドネックレス、メイショウタバル
計15点
※本記事は2026年10月3日時点の情報をもとに作成しています。当日の天候・馬場状態によって評価や買い目を微調整する可能性があります。馬券の購入は自己責任でお願いします。
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