【マイラーズカップ2026最終追い切り診断】アドマイヤズーム復調気配 オフトレイルとランスオブカオスも気配上々
春のマイル戦線を占う読売マイラーズカップ。2026年は朝日杯FS勝ち馬アドマイヤズーム、末脚が魅力のオフトレイル、近走安定のウォーターリヒト、上昇気配を見せるランスオブカオスなど、見どころ十分のメンバーがそろった。
今回は4月23日夜時点の出走馬・最終追い切り情報をもとに、各馬の動きをチェック。時計の派手さだけでなく、フォーム、反応、負荷のかけ方、前走からの上積みまで踏まえて、最終追い切り診断をまとめていく。
- S評価はアドマイヤズーム、オフトレイル、ランスオブカオス。
- A評価ではウォーターリヒト、シャンパンカラー、ベラジオボンドに注目。
- 人気馬の中ではアドマイヤズームが最も「仕上がった」と映り、穴っぽいところではオフトレイルの気配が目を引く。
最終追い切り評価一覧
アドマイヤズーム / オフトレイル / ランスオブカオス
ウォーターリヒト / エルトンバローズ / シャンパンカラー / ショウナンアデイブ / ベラジオボンド
シックスペンス / クルゼイロドスル / ドラゴンブースト / ファインライン / ファーヴェント / ブエナオンダ
アサヒ / キョウエイブリッサ / マテンロウスカイ / ロングラン
最終追い切りで特に良く見えた3頭
アドマイヤズーム
最終追い切りはポリトラックでソフトな調整だったが、むしろ注目したいのはそこまでの過程。1週前にCWでしっかり負荷をかけ、ラストまで鋭さを見せており、当週はそれを整える形で十分だった。
昨年は爪の不安に悩まされたが、その懸念が薄れたことで走りそのものに活気が戻ってきた印象。久々でも仕上がりは薄くなく、G1馬らしい体の使い方ができている。京都マイル実績も高く、ここは復権の舞台として申し分ない。
診断:派手な本追い切りではないが、中間の質が高い。休み明けを割り引くより、むしろ本来の姿に近づいた点を重視したい。
オフトレイル
坂路単走で力強い登坂。反応が素直で、最後までしっかり脚を使えていた。追われてからの伸びを強調するタイプというより、全体を通してリズム良く、体幹をぶらさずに走れていた点が高評価につながる。
前走の東京新聞杯は10着だったが、もともと京都では安定感が高く、外回りマイルでこその末脚型。今回は開幕週の馬場でも陣営が気にしておらず、位置取りの幅も広がってきたのは好材料だ。
診断:一撃のある差し馬らしく、仕上がりはかなり良好。人気の盲点になるようなら面白い1頭。
ランスオブカオス
CWで実質的に負荷をかける形。早い段階から出力を上げ、直線での推進力も十分で、全体の動きに勢いがあった。ブリンカー着用で集中力も高まり、マイル戦向きの前向きさがしっかり出ている。
もともと京都・阪神マイルへの適性を感じさせるタイプで、ここに向けて一段階スイッチを入れてきた印象。少し攻め過ぎの懸念がないわけではないが、レースへ向けての臨戦過程としてはかなり良い部類に入る。
診断:今回の追い切りだけを見れば上位評価。勢いで通用しても不思議はない。
A評価の注目馬
ウォーターリヒト
当該週にしっかり時計を出した点がまず好印象。陣営もこのひと追いで状態が上向いたと見ており、最終調整の意味合いは大きかった。手前替えの不器用さは残るが、動きそのものの質は悪くない。
昨秋のマイルCS3着、前走東京新聞杯3着と実戦内容は安定。最終追い切りでも大きく崩れる材料はなく、力を出せる態勢にはある。
シャンパンカラー
坂路で53秒1-12秒2。1週前にしっかり負荷をかけ、当週はジョッキー騎乗で感触を確かめる内容だった。余力を残しつつ素軽さがあり、年齢の割に硬さを感じさせないのは好感が持てる。
近走着順だけで嫌うには危険なタイプで、状態面だけなら十分に巻き返しがあっていい。
ベラジオボンド
在厩でここを目標に調整され、坂路でしっかり負荷をかけてきた。派手な時計勝負ではなくても、力を出せるところまで持ってきた印象がある。もともとのポテンシャル評価が高い馬だけに、完成度が上がってきた今回は軽視しづらい。
エルトンバローズ
週を追うごとに動きが良くなっており、ブリンカー効果も感じられる内容。手前替えに課題はあるが、ゴール前の脚勢は悪くない。実戦でリズム良く運べれば巻き返し余地はある。
ショウナンアデイブ
スムーズで若々しい動きが目立った1頭。7歳馬らしい鈍さがなく、気配はかなりいい。マイル替わりも悪くなく、相手なりに走れる態勢とみる。
評価が難しい実力馬
シックスペンス
能力だけなら上位争いに入っていい存在。ただし今回は転厩初戦で、しかも久々の芝マイル。調教から大きな不安は感じないが、走りそのものの比較がしにくく、追い切りだけで強く押し上げるには材料がやや足りない。
診断:仕上がりは悪くないが、変わり身の度合いをどこまで見込むかがポイント。追い切り評価はB止まり。
ドラゴンブースト
坂路でバランス良く登坂し、状態維持は十分。前走で新味を見せており、雰囲気は悪くない。ただし今回は相手が強く、追い切りで一気に上位へと押し上げるほどのインパクトまではなかった。
評価を控えめにした馬
マテンロウスカイ
状態自体は悪くないが、追い切りのラストで少し甘さが見えた。芝に戻って一変があっても不思議ではないものの、今回の動きだけなら強調しづらい。
ロングラン
折り合いはついていたが、反応面で物足りなさが残る内容。力のある馬ではあるが、昨年ほどの勢いを感じる追い切りではなかった。
最終追い切り診断まとめ
今年のマイラーズカップは、調教面だけで見ればアドマイヤズームが最も復調気配を感じさせる存在。そこに京都巧者オフトレイル、勢いを感じるランスオブカオスが続く構図となる。
ウォーターリヒト、シャンパンカラー、ベラジオボンドあたりも状態面は高水準で、大きな力差はない一戦。ただ、追い切りの完成度という点では、今回はアドマイヤズームの存在感がひとつ抜けている印象だ。
最終的な印や買い目を組み立てる際は、ここに枠順や馬場傾向、当日の気配を加えて絞り込みたい。
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