2026年の新潟記念は、GⅠ馬5頭を含む11頭による少数精鋭の一戦となった。
実績だけを見ればGⅠ馬が中心になって当然のメンバー構成だが、
今回の舞台は新潟芝2000m外回り。
長い直線への適性、2000mでのスピード性能、現在の状態、斤量まで含めて考えたい。
最終追い切り、枠順、これまでの距離別実績を比較した結果、
本命は8番ダノンシーマとした。
馬券の中心もダノンシーマの単勝・複勝とワイド。
三連複については、本線とは明確に分けて相手を少し広げる。
暑熱対策による競走時間帯の拡大により、通常の重賞とはレース番号が異なる。
馬券購入時はレース番号にも注意したい。
新潟記念2026 最終予想
2000mの時計性能、安定感、57kgを総合評価
55kgと東京で見せた鋭い末脚を評価
距離延長と外枠で復活を警戒
能力は最上位級。初2000mが最大のポイント
△ 9 アーバンシック
△ 6 チェルヴィニア
注 10 バレエマスター
◎○▲☆の4頭が単勝・複勝・ワイドを含めた本線評価。
6・9・10は基本的に三連複で拾うための相手候補であり、
本線4頭と同じ強さで評価しているわけではない。
今年の新潟記念で重視した3つのポイント
1.新潟外回りで長く速い脚を使えるか
新潟芝2000m外回りは、コーナーが2つしかなく、
直線は658.7mと非常に長い。
単純なスタミナ比べではなく、
直線まで脚を温存しながら、
最後に高いスピードを長く維持する能力が重要になる。
今回のメンバーではダノンシーマ、ゾロアストロ、
ステレンボッシュ、ロデオドライブなどが、
長い直線を生かしやすいタイプと見ている。
2.2000mでの実績を改めて重視
今年はGⅠ馬が多く、実績だけを並べれば非常に豪華。
しかし、各馬が最も高いパフォーマンスを出してきた距離は異なる。
今回特に重視したのが、
芝2000m前後で速い時計を出せるかという点だ。
ダノンシーマは今年の白富士Sで、
東京芝2000mを1分57秒0、上がり32秒7で勝利。
目黒記念や阪神大賞典でも好走しているため長距離型に見えやすいが、
2000mの高速決着にも十分対応できる。
今回の新潟2000mを考えるうえで、
この白富士Sは非常に重要な材料だと考えた。
3.実績馬の斤量と休み明けをどう評価するか
新潟記念は2025年からハンデ戦ではなく別定戦となった。
今年はGⅠ馬が集まったことで、
実績による斤量差も予想の重要なポイントになる。
ゾロアストロは55kg。
ダノンシーマは57kg。
チェルヴィニアとステレンボッシュは56kg。
一方、アーバンシックとドゥレッツァは59kg。
能力だけならGⅠ馬を上位に置きたくなるが、
勢いのある馬との斤量差まで考えれば、
実績だけで順番を決めるべきではない。
◎8 ダノンシーマ|今回最も軸に向く馬
父キタサンブラック
4歳
57kg
川田将雅
本命はダノンシーマ。
最大の魅力は、
距離適性、時計性能、安定感のバランスが非常に高いことである。
今年1月の白富士Sでは、
東京芝2000mを1分57秒0で勝利。
上がり3Fは32秒7だった。
高速2000mを走り切るスピードに加え、
長い直線で速い脚を維持する能力まで示している。
新潟外回りへ条件が替わっても、
この性能は大きな武器になる。
その後は阪神大賞典3着、目黒記念3着。
距離が延びても崩れなかった。
通算成績は10戦5勝、2着1回、3着4回。
一度も3着以内を外していない。
今回のように、実績馬の多くに休み明けや斤量面の課題があるレースでは、
この安定感を高く評価したい。
1週前は栗東CWで終い11秒1まで負荷を掛け、
最終追い切りは栗東坂路を馬なりで
4F55秒5-1F12秒8。
最終週は輸送や暑さも考慮して軽めだったが、
1週前にしっかり仕上げており、
調整過程に大きな不安は感じない。
能力:A
2000m適性:A+
新潟外回り適性:A
状態:A
斤量:A
総合:A+
人気馬ではあるが、
今回最も大きく崩れにくい馬と判断した。
単勝だけでなく複勝、ワイドの軸としても信頼したい。
○5 ゾロアストロ|55kgと末脚は大きな魅力
父モーリス
3歳
55kg
岩田望来
対抗はゾロアストロ。
昨年の東京スポーツ杯2歳Sでは、
芝1800mを1分46秒0、上がり32秒7で2着。
今年のきさらぎ賞では重賞初制覇を果たした。
皐月賞は12着だったが、
芝2000mを1分57秒5で走破している。
後方からの競馬になった影響もあり、
着順だけを見て2000mが長いと判断する必要はない。
東京で32秒台の上がりを使っている点を考えても、
新潟外回りへの条件替わりは魅力。
そして今回は55kg。
GⅠ馬を含む古馬勢との斤量差は無視できない。
一方で春以来の実戦で、
古馬とは今回が初対戦。
本命ダノンシーマほど安心して軸にできる条件ではないため、
今回は対抗とした。
能力:A
2000m適性:A-
コース適性:A+
状態:A
斤量:A+
総合:A
▲11 ステレンボッシュ|距離延長で見直したい
父エピファネイア
5歳
56kg
戸崎圭太
単穴はステレンボッシュ。
今年のエプソムCでは東京芝1800mで2着。
長い直線でしっかり脚を伸ばしており、
現在も能力は十分残っている。
前走安田記念は10着だったが、
今回は1600mから2000mへ距離が延びる。
もともと桜花賞を勝ち、
オークス2着、秋華賞3着。
マイルだけの馬ではなく、
中距離でも高いレベルの実績を残している。
今回の56kgもGⅠ実績を考えれば比較的戦いやすく、
8枠11番から直線でスムーズに外へ出せる形なら面白い。
能力:A
2000m適性:A
コース適性:A
状態:A-
斤量:A
総合:A
上位人気だけで決まると考えないなら、
馬券的にも重要な一頭になる。
☆3 ロデオドライブ|能力は認めても初2000m
父サートゥルナーリア
3歳
57kg
C.ルメール
NHKマイルCを制したロデオドライブ。
能力だけを比較すれば、今回のメンバーでも最上位候補の一頭だろう。
NHKマイルCでは東京芝1600mを1分31秒5で勝利。
長い直線で高いスピードを維持する能力は既に証明している。
最終追い切りでも折り合いを意識した調整が行われ、
前の馬を捉える反応も良好だった。
それでも本命にはしなかった。
最大の理由は、
これまで4戦すべて1600mで、今回が初めての2000mであること。
さらに同じ3歳のゾロアストロが55kgなのに対し、
GⅠ馬のロデオドライブは57kg。
400mの距離延長、古馬との初対戦、57kg。
今回一気にクリアしなければならない課題は少なくない。
ただし能力で全て乗り越えてしまう可能性も十分ある。
評価を大きく落とす馬ではなく、
本線4頭の一角として残す。
能力:A+
2000m適性:B+
コース適性:A
状態:A
斤量:B+
総合:A-
三連複の押さえ① △9 アーバンシック
父スワーヴリチャード
5歳
59kg
三浦皇成
アーバンシックは三連複なら押さえておきたい。
昨年の天皇賞・秋では東京芝2000mで5着。
勝ち馬から0秒2差で、
上がり3Fは32秒2だった。
東京2000mでこれだけの末脚を使えた馬だけに、
新潟外回りへ替わること自体は悪くない。
最終追い切りも美浦Wで長めから追われ、
以前より力みが抜けてきたという点はプラス。
ただし今回は59kg。
前走金鯱賞14着からどこまで状態を戻しているかも、
実戦で確認する必要がある。
単勝やワイドで積極的に狙うところまでは評価しないが、
能力を出せば3着以内へ届く可能性はあるため、
三連複の押さえとして残す。
三連複の押さえ② △6 チェルヴィニア
父ハービンジャー
5歳
56kg
津村明秀
チェルヴィニアも本線ではなく三連複まで。
近走はヴィクトリアマイル16着、中山記念5着と、
GⅠ馬としては物足りない結果が続いている。
一方で、2000mへの距離延長は見直し材料になる。
2024年の秋華賞を芝2000mで勝利。
オークスも制しており、
本質的にはマイルより中距離で持ち味を出しやすいタイプと考えたい。
今回56kgで出走できる点も、
59kgの実績馬と比較すれば条件は悪くない。
近走だけなら強く推しにくいが、
距離が2000mへ戻って本来の能力を出した場合、
馬券圏内へ入っても全く驚けない。
そのため三連複では押さえる。
穴候補 注10 バレエマスター
父スピルバーグ
7歳
57kg
菊沢一樹
三連複で少し穴を狙うならバレエマスター。
今年5月の新潟大賞典では、
今回と同じ新潟芝2000m外回りで2着。
12番人気という低評価を覆しており、
今回の舞台への適性は既に証明している。
新潟大賞典では55kgだったのに対し、
今回は57kg。
条件は楽になっていない。
最終追い切りについても、
陣営からはまだ動きに重さがあるというコメントが出ている。
そのため本線評価までは上げない。
それでも「同じコースの重賞で既に好走している」という事実は、
三連複の穴候補として十分な材料になる。
人気がないのであれば、
相手には残しておきたい。
無印 4 ドゥレッツァ|能力より今回の条件を重視
父ドゥラメンテ
6歳
59kg
田辺裕信
ドゥレッツァは今回、無印とした。
菊花賞馬であり、
ドバイシーマクラシック3着など実績は今回のメンバーでも最上位級。
単純に能力だけを比較するなら消せる馬ではない。
また「菊花賞馬=2000mでは走れない」と考えるのも適切ではない。
過去には2000mでも勝利しており、
距離そのものに対応できない馬ではない。
それでも今回は買い材料より不安材料を重く見た。
実戦は2025年10月の京都大賞典以来で、
約11か月ぶりのレース。
その後のジャパンCは左前肢ハ行で出走取消となっている。
さらに今回は59kg。
最終追い切りでは美浦Wでラスト1F11秒1と動いたものの、
騎乗した田辺騎手からは馬体の張りにまだ物足りなさがあること、
新潟の瞬発力勝負への適性を慎重に見るコメントも出ている。
そして何より、
今回の新潟記念だけで仕上げ切るというより、
秋の大きなレースへ向けた始動戦という側面も考えたい。
・実戦は約11か月ぶり
・59kg
・近年の主な好走は2400m前後
・新潟外回りの瞬発力勝負は未知
・秋を見据えた復帰戦
走られても能力通りと納得できる馬だが、
馬券では「GⅠ馬だから」という理由だけで押さえを増やしたくない。
今回は思い切って無印とする。
その他の馬
2 サヴォーナ
福島民報杯を勝っているように、
2000mを走る能力はある。
ただし前走七夕賞は10着。
新潟外回りで速い上がりを求められた際には、
本線で評価した馬との瞬発力差が気になる。
時計の掛かる馬場になれば評価を上げたいタイプだが、
現段階では無印とした。
7 ジュンブロッサム
新潟の長い直線自体は合う。
前走関越Sでも上がり32秒0を記録した。
一方で近走は末脚を使いながら届かない競馬が続いている。
今回2000mへ距離が延びることで位置取りがさらに後ろになる可能性もあり、
三連複まで広げ始めると点数が増えすぎる。
今回は思い切って外した。
1 ボーンディスウェイ
前走七夕賞5着は内容として悪くない。
ただし今回の新潟外回りでは、
速い上がりを求められた場合に上位候補との比較で分が悪い。
前で運んで瞬発力勝負を避けられれば粘り込みも考えられるが、
今回は無印。
展開予想|ダノンシーマが最も競馬をしやすい形
想定ペース:スロー~平均
前方:ボーンディスウェイ、サヴォーナ、ドゥレッツァ
好位~中団:ロデオドライブ、ダノンシーマ、チェルヴィニア
中団~後方:ゾロアストロ、アーバンシック、バレエマスター、ステレンボッシュ、ジュンブロッサム
明確な逃げ馬が見当たらず、
序盤から激しい先行争いになる可能性は高くない。
前半は比較的落ち着き、
3~4コーナーから徐々にペースアップ。
最後の直線で各馬が長く脚を使う展開を想定する。
その形ならダノンシーマは競馬がしやすい。
極端な追い込み馬ではなく、
ある程度の位置で流れに乗りながら速い上がりを使える。
後方からゾロアストロやステレンボッシュが伸びてくる前に、
川田騎手が中団から早めに動ければ、
ダノンシーマの持続力を生かしやすい。
当日の馬場で少しだけ調整したい
最終的には日曜の芝状態を確認してから馬券を購入したい。
良馬場~多少時計が掛かる程度なら基本の印は変更しない。
高速馬場ならダノンシーマ、ゾロアストロ、
ステレンボッシュの末脚を重視。
一方、想定以上に雨の影響が残り、
時計の掛かる馬場になれば、
ロデオドライブやサヴォーナの評価を少し上げてもいい。
バレエマスターについては陣営が良馬場を希望しているため、
道悪が強くなった場合は三連複から外す選択肢もある。
最終買い目|基本は単複+ワイド
◎8 ダノンシーマ
単勝
8 ダノンシーマ
白富士Sで示した2000mの時計性能と安定感を評価。
今回は勝ち切りまで期待する。
複勝
8 ダノンシーマ
10戦して一度も3着以内を外していない安定感を考えれば、
今回の馬券では最も軸にしやすい。
ワイド本線
8-5 ダノンシーマ-ゾロアストロ
8-11 ダノンシーマ-ステレンボッシュ
8-3 ダノンシーマ-ロデオドライブ
中でも配当とのバランスで面白いのは、
8-11。
ステレンボッシュが上位3頭より人気を落とすなら、
2000mへの距離延長と56kgを考えて狙ってみたい。
三連複はあくまで少額
三連複はダノンシーマ1頭軸。
軸:8 ダノンシーマ
相手:3・5・6・9・10・11
本線は3・5・11。
6チェルヴィニア、9アーバンシック、
10バレエマスターは三連複だけの押さえという位置付け。
印が多く見えても、
単勝・複勝・ワイドで積極的に買う馬とは明確に区別したい。
最終結論|軸は8ダノンシーマ
2026年の新潟記念はGⅠ馬5頭が集まった豪華なメンバーだが、
今回重視したのは過去のタイトルだけではない。
新潟芝2000m外回りで必要になる
スピード、末脚の持続力、距離適性、現在の状態、斤量
を比較した。
その中で最もバランスが良いのが
8番ダノンシーマ。
東京芝2000mを1分57秒0、
上がり32秒7で勝った白富士Sは、
今回の適性を考えるうえで非常に大きな材料になる。
さらに10戦して一度も馬券圏外がない安定感。
57kgも実績馬との比較では戦いやすい。
対抗は55kgのゾロアストロ。
東京で32秒台の末脚を使っており、
新潟外回りでさらに良さが出る可能性がある。
単穴はステレンボッシュ。
マイルから2000mへの距離延長と56kgを評価した。
NHKマイルC馬ロデオドライブは能力最上位級だが、
今回は初2000m。
57kgで古馬と初対戦という条件まで考えて4番手とした。
アーバンシック、チェルヴィニア、
バレエマスターは三連複でのみ押さえる。
ドゥレッツァはGⅠ級の能力を認めながらも、
約11か月ぶりの実戦、59kg、
秋を見据えた復帰戦という条件を考え、
今回は無印とした。
◎ 8 ダノンシーマ
○ 5 ゾロアストロ
▲ 11 ステレンボッシュ
☆ 3 ロデオドライブ
三連複の押さえ
△ 9 アーバンシック
△ 6 チェルヴィニア
注 10 バレエマスター
無印:4 ドゥレッツァ
馬券の中心は◎8ダノンシーマの単勝・複勝。
ワイドは5・11・3へ。
三連複はあくまで補助的に考え、
ダノンシーマ1頭軸から相手を広げる。
※枠順・斤量・発走時刻・戦績はJRA発表を基に作成。
オッズは随時変動します。
最終的な馬券購入は当日の馬場状態、馬体重、パドックなども確認して判断してください。
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