夏競馬から秋競馬へ舞台が替わり、今週から中山・阪神開催がスタートします。
2歳新馬戦は土日合計8鞍。
良血馬が集まりそうなレースもあり、来春のクラシックを考えるうえで見逃せない週末になりそうです。
月曜段階では出走馬・騎手ともに変更される可能性があります。
JRAの出馬表は通常、木曜16時頃に確定します。
特に日曜阪神芝1800mは媒体によって想定馬に差があるため、出馬表確定後に再確認します。
今週の中心は、やはり9月6日(日)の阪神芝1800mです。
名牝リスグラシューの娘リスグロワール、
今年の阪神JF・桜花賞を制したスターアニスの半妹ハートノートがデビュー予定。
さらにコントレイル産駒アストラルライトも出走候補に挙がっています。
一方、土曜中山芝2000mには、
コントレイル産駒ヴェトロテンペスタ、
キタサンブラック産駒グランエールとルフトシュピールがスタンバイ。
こちらも中距離路線を占ううえで興味深い組み合わせです。
最重要:9/6 阪神5R 芝1800m
次点:9/5 中山5R 芝2000m
血統注目:リスグロワール、ハートノート、ヴェトロテンペスタ
種牡馬注目:コントレイル、キタサンブラック、エフフォーリア
今週の2歳新馬戦一覧
重点種牡馬をチェック
ヴェトロテンペスタ
アストラルライト(出走候補)
★★★★★
グランエール
ルフトシュピール
ポーラールート
★★★★★
ハートノート
★★★★★
リスグロワール
★★★★★
今週は単純な頭数以上に、
「どの種牡馬から中距離の大物候補が出てくるのか」
という視点で見たい週です。
特にコントレイルとキタサンブラックは、
土曜中山2000mで直接比較できる可能性があります。
同じレースで走ることで、完成度、瞬発力、持続力、距離適性の違いも見えやすくなります。
9月5日(土)中山5R 芝2000m|土曜最大の注目レース
秋の中山開幕日に組まれた芝2000m。
新馬戦としてはスタミナと折り合いが問われやすく、
今後クラシック路線を意識する馬にとって非常に興味深いスタート地点です。
今週のコントレイル産駒で最も注目したい一頭。
田中博康厩舎、ノーザンファーム生産の牝馬で、
ルメール騎手とのコンビが想定されています。
母父Street Sense、さらに母系にはGhostzapperの血も入り、
コントレイルの芝中距離性能に米国的なスピードとパワーを加えた配合です。
2000mからデビューする点も興味深く、
初戦から速い脚を使うだけではなく、
道中で折り合って最後まで脚を残せるかを見ておきたいところです。
勝敗以上に、2000mでの折り合いと直線の反応を確認したい。
コントレイル産駒の中距離適性を見る重要な一頭。
キタサンブラック産駒らしい中距離性能に、
クロフネを通じたスピードとパワーが加わる配合です。
高柳大輔厩舎から武豊騎手でのデビューが想定されています。
8月19日の栗東CWでは、
併せ馬でラスト1F11秒5を記録。
まだデビューまで時間を残した段階で鋭い加速を見せており、
調教内容からも注目度を上げたい馬です。
中山2000mで早めに動いても最後まで伸び続けられるか。
キタサンブラック産駒らしい持続力が出れば面白い。
こちらもキタサンブラック産駒。
木村哲也厩舎から津村明秀騎手でのデビューが予定されています。
父キタサンブラックに母父ヴィクトワールピサという組み合わせなら、
マイルのスピード勝負よりも1800~2000m前後で持続力を生かす形をイメージしやすい血統です。
同じレースにグランエールが出走すれば、
キタサンブラック産駒同士を直接比較できる点も興味深いところ。
初戦の完成度だけでなく、ストライドや加速の仕方にも注目したいと思います。
① ヴェトロテンペスタ
② グランエール
③ ルフトシュピール
このレースは勝ち馬だけを見るのではなく、
3頭が直線でどのような脚を使うのかまで記憶しておきたい一戦です。
春のクラシックを考えれば、初戦で負けても内容次第で評価を落とす必要はありません。
9月5日(土)阪神5R 芝1400m|スピードと完成度
阪神芝1400mは中山2000mとは対照的。
初戦からある程度のスピードとレースセンスが求められます。
サリオス産駒で、母父はオルフェーヴル。
半兄にはショウヘイがおり、血統背景からも注目したい一頭です。
父サリオスは現役時代にマイルから2000mまで高い能力を示した馬。
初戦の1400mはやや短い可能性もありますが、
ここでスピードに対応できるようなら今後の選択肢は広がります。
米国色の強い配合で、
1400mという条件は血統イメージからも興味深いところです。
藤原英昭厩舎から坂井瑠星騎手でのデビューが想定されています。
長距離型というよりは、
初戦からスピードと前向きさを発揮できるかを確認したいタイプ。
スタートから流れに乗れれば、新馬戦向きの完成度を見せても不思議ではありません。
9月5日(土)札幌5R 芝1500m|キタサンブラック産駒にも注目
札幌開催は今週が最終週。
芝1500mはコーナーまでの距離が短く、
新馬戦でもある程度の位置を取る器用さが欲しいコースです。
今週3頭目の注目キタサンブラック産駒。
半兄にはペースセッティングがおり、
母系からスピードを受け継いでいる点が特徴です。
キタサンブラック産駒というだけなら1800m以上を想像しやすいところですが、
母系のスピードを考えれば1500mへの対応も十分考えられます。
北村友一騎手でのデビューが想定されており、
この距離で前向きなスピードを見せるようなら、
マイル前後で面白い存在になってきそうです。
リアルスティール産駒らしい芝適性に、
母父Anabaaのスピードが加わる配合。
武幸四郎厩舎から浜中俊騎手でのデビューが想定されています。
札幌1500mなら、
瞬間的な切れ味だけではなく、
好位から長く脚を使えるかを見ておきたいところです。
9月5日のダート新馬戦は確定後に再チェック
中山6R ダート1200m
アルビオンライズ、オーディンスピアなどが出走候補。
1200mの新馬戦だけに、血統以上にゲート、前向きさ、調教での行きっぷりを重視したいレースです。
阪神6R ダート1400m
月曜段階では芝の新馬戦と比べて想定情報が少なめです。
このタイプのレースは最終追い切りと枠順で評価が大きく変わるため、
木曜の出馬表確定後に改めてチェックしたいと思います。
9月6日(日)中山5R 芝1600m|ローザヴェローナに注目
「バラ一族」から登場する良血牝馬。
近親にはスタニングローズがおり、
母系の実績を考えても注目したい存在です。
当初よりデビューが早まり、
9月6日の中山芝1600mへ向かう可能性が伝えられています。
調教でも良い動きを見せているとされており、
出走が確定すればこのレースの中心候補です。
シルバーステート産駒らしい芝でのスピードに、
ルーラーシップを通じて持続力が加わる配合。
マイルでスピードを見せつつ、
将来的には1800m前後へ延ばす余地もありそうです。
開幕週の中山で好位を取れるか。
初戦から器用に立ち回れれば評価を上げたい。
9月6日(日)阪神5R 芝1800m|今週最大の注目
今週の新馬戦で最も楽しみなのが、この阪神芝1800mです。
ただし月曜段階では媒体ごとに想定馬の掲載状況が異なっています。
ハートノートは9月6日阪神芝1800mでのデビューが具体的に報じられており、
リスグロワールも同レースを予定。
一方、アストラルライトなどは想定段階のため、
木曜の出馬表確定が非常に重要です。
現段階の想定通りなら、今週どころか9月前半でも屈指の良血新馬戦になる可能性があります。
血統だけを見れば、今週最注目と言っていい一頭です。
母リスグラシューは国内外のGⅠで活躍した名牝。
父サートゥルナーリアもクラシック級の能力を持っていた馬で、
日本競馬を代表する良血同士の配合です。
2週前追い切りでは栗東CWで6F82秒9、ラスト1F11秒9。
馬なりで余裕を残しながら時計が出ており、
調整過程にも好感を持てます。
陣営からは歩様や性格がきょうだいの中でも母に似ているという評価も出ています。
母リスグラシュー自身が古馬になって大きく成長したタイプだけに、
リスグロワールも初戦だけで完成度を判断したくありません。
阪神外回り1800mでどれだけ楽に折り合えるか。
勝ち方以上に、直線での加速とゴール後の余力まで見たい。
こちらも非常に楽しみな良血牝馬です。
半姉スターアニスは阪神JF、そして今年の桜花賞を制したGⅠ馬。
ハートノートは父がドレフォンからエフフォーリアへ替わります。
父エフフォーリアは芝2000m前後で高い能力を発揮した中距離馬。
母父ダイワメジャーから受け継ぐスピードとの組み合わせを考えると、
姉よりも距離を延ばして良さが出る可能性もあります。
高野友和調教師も距離が延びて良さそうなタイプとして期待しており、
初戦から1800mを選択した点にも納得できます。
鞍上は姉スターアニスと同じ松山弘平騎手を予定しています。
姉との単純比較よりも、1800mでの走り方に注目。
エフフォーリア産駒らしい中距離性能を見せれば今後がかなり楽しみ。
最新の一部想定では、同じ阪神芝1800mでのデビュー候補となっているコントレイル産駒。
安田翔伍厩舎、サンデーレーシング、ノーザンファーム生産という背景も目を引きます。
父コントレイルに母父Galileoという配合は、
日本的な瞬発力と欧州的なスタミナを組み合わせた形。
血統構成だけなら1800~2000mは非常に興味深い条件です。
ただし月曜段階では想定媒体によって掲載状況が異なっています。
出走が確定すればリスグロワール、ハートノートとの比較も含め、
一気に注目度が上がる一頭です。
まずは木曜の出走確定を確認。
出走するならコントレイル産駒の中距離型として重点的に見たい。
こちらも想定段階で阪神芝1800mに名前がある良血馬。
2024年のノーザンファームミックスセールでは2億4200万円で取引されました。
母サロニカ、2代母サロミナという日本有数の牝系で、
モーリス×ディープインパクトという配合も芝中距離で魅力があります。
高額馬だから走るとは限りませんが、
血統背景を考えれば初戦から動きを確認しておきたい一頭です。
1位 リスグロワール S+
2位 ハートノート S
3位 アストラルライト A+ ※出走候補
4位 ガヤーズアモーレ A
この顔ぶれがそのままそろうなら、
結果だけでなく「どの馬が将来的に2000m以上まで伸ばせそうか」を見たいレースです。
新馬戦では仕上がりの早さやレース経験の差がない分、
素質馬でも位置取りや折り合い一つで取りこぼすことがあります。
人気馬が負けたからといってすぐ評価を落とすのではなく、
直線の脚、馬群への対応、ゴール後の余力まで確認しておきたいところです。
9月6日(日)中山6R ダート1800m
エンジャムメント、ハーモニープルーフなどが出走候補。
現段階では芝組ほど情報がそろっていないため、
ここは木曜以降の追い切りと確定メンバーを見てから判断したいレースです。
ダート1800mの新馬戦は、
単純な最高速度よりもスタート後に好位を取れること、
砂を被った時に嫌がらないこと、
最後まで一定の脚を使えることが重要になります。
今週のデビューWatch評価
- リスグロワール S+|母リスグラシュー。血統・調教ともに今週最注目。
- ハートノート S|スターアニスの半妹。エフフォーリア産駒として距離延長型に期待。
- ヴェトロテンペスタ S|コントレイル産駒。中山2000mから始動する点を高評価。
- グランエール A+|キタサンブラック産駒。調教で鋭い加速を確認。
- ルフトシュピール A+|同じくキタサンブラック産駒。中距離適性に注目。
- ローザヴェローナ A+|バラ一族。出走が確定すれば中山マイルの中心候補。
- アストラルライト A+|コントレイル×Galileo。出走確定なら評価上昇。
- ポーラールート A+|キタサンブラック産駒。母系のスピードにも注目。
種牡馬別に今週見ておきたいポイント
コントレイル|2000mと1800mで中距離性能を確認
今週はヴェトロテンペスタが中山2000mを予定。
さらにアストラルライトが阪神1800mへ出走するなら、
コントレイル産駒の中距離型を比較できる週になります。
早い時期のマイル戦だけでは分かりにくかった、
折り合い、持続力、距離延長への対応力を確認したいところです。
キタサンブラック|タイプの違う3頭
グランエール、ルフトシュピールは中山2000m。
ポーラールートは札幌1500mを予定しています。
同じキタサンブラック産駒でも条件が大きく異なるため、
父のスタミナだけではなく、
母系によってどれだけスピードや適性距離が変わるのかを見る良い機会です。
エフフォーリア|ハートノートは重要な一頭
ハートノートは姉スターアニスとの比較だけでなく、
エフフォーリア産駒そのものを考えるうえでも重要な一頭です。
父自身が中距離で強かっただけに、
産駒が1800~2000mでどこまで能力を伸ばしていくのか。
阪神1800mでのデビュー内容は今後の参考材料になりそうです。
サートゥルナーリア|リスグロワールに大きな注目
母リスグラシューという血統背景を考えれば、
リスグロワールはサートゥルナーリア産駒の中でも特に注目度の高い存在です。
母は成長力を武器に古馬になってさらに強くなった馬。
リスグロワールも新馬戦だけで完成度を決めつけず、
長い目で追いかけたいと思います。
今週もっとも楽しみな3頭
血統、調教、将来性まで含めて今週の最注目。
2位 ハートノート
GⅠ馬スターアニスの半妹。エフフォーリアとの配合でどんなタイプになるか。
3位 ヴェトロテンペスタ
中山2000mから始動するコントレイル産駒。クラシック距離への適性を確認したい。
まとめ|今週は阪神1800mを最優先で見たい
9月最初の新馬戦は、
秋競馬の開幕にふさわしく良血馬がそろいそうです。
中心は日曜阪神芝1800m。
リスグロワールとハートノートの2頭だけでも十分に注目度は高く、
アストラルライトなど他の良血馬まで出走すれば、
今秋屈指の新馬戦になる可能性があります。
土曜中山芝2000mも見逃せません。
ヴェトロテンペスタ、グランエール、ルフトシュピールが予定通りそろえば、
コントレイル産駒とキタサンブラック産駒を同じ条件で比較できます。
新馬戦では着順だけでなく、
折り合い、加速力、長く脚を使えるか、ゴール後に余力があるか
まで見ておくことが重要です。
この時期に見つけた一頭が、
半年後には桜花賞、皐月賞、オークス、日本ダービーの舞台へ進んでいるかもしれません。
今週も将来につながる走りを探していきたいと思います。
※本記事は2026年8月31日時点の出走予定・報道をもとに作成しています。
出走馬、騎手、レース選択は変更となる場合があります。
木曜のJRA出馬表確定後、必要に応じて情報を更新します。
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