9月12日(土)の阪神メインは、
第77回チャレンジカップ(GIII)。
阪神芝2000mを舞台に行われるハンデ重賞です。
今回は最終追い切りだけでなく、
1週前追い切り、前走時との比較、調教負荷、手応え
まで確認しながら全16頭を診断します。
「予定通り追えた」「順調」というだけなら基本はB評価。
A以上は、今回の追い切りで明確な上積みや好材料が確認できた馬
に限定しました。
その中でも特に目についたのが
ガイアメンテとジーティーダーリンです。
開催:2026年9月12日(土)
競馬場:阪神競馬場
距離:芝2000m・右回り
条件:3歳以上・オープン・ハンデ
発走予定:15時45分
チャレンジカップ2026 最終追い切り評価一覧
| 評価 | 馬名 | 斤量 | 追い切り診断 |
|---|---|---|---|
| S | ガイアメンテ | 57kg | 手応え抜群。今が充実期 |
| S | ジーティーダーリン | 55kg | 1週前自己ベスト。上昇度大 |
| A+ | ジーティーアダマン | 57kg | 中間を通して好内容を連発 |
| A+ | マリアイリダータ | 54kg | 力みなく軽快。好調キープ |
| A | マテンロウゲイル | 54kg | 1週前優秀。最終軽めは予定通り |
| A | グランヴィノス | 56kg | 長期休養明けでも乗り込み十分 |
| B+ | ジョバンニ | 58kg | 好調維持。ただし大幅上昇ではない |
| B+ | センツブラッド | 56kg | 動き良好。前走の状態を維持 |
| B+ | ピースワンデュック | 55kg | 折り合い改善。順調な仕上がり |
| B+ | レーゼドラマ | 55.5kg | 乗り込み十分。前走並みの状態 |
| B | カラマティアノス | 58kg | 最終は悪くないが1週前に物足りなさ |
| B | タガノデュード | 58kg | 能力上位も今回は負荷やや軽め |
| B | ミッキーゴールド | 55kg | 前走時との比較では一段落ちる |
| B- | フィーリウス | 56kg | 1週前の併せ馬がやや物足りない |
| B- | マテンロウスカイ | 58kg | 良かった頃ほどの迫力は感じない |
| B- | カネフラ | 53kg | 強調材料に乏しい |
S=今回特に目立つ仕上がり
A+=かなり良い
A=明確な好材料あり
B+=順調・好調維持
B=標準的、または少し気になる点あり
B-=比較すると強調しにくい
※これは追い切り・仕上がりだけの評価です。能力順位や最終予想の印とは異なります。
S評価|今回の追い切り特注2頭
今回もっとも素直に高評価したい1頭が
ガイアメンテです。
1週前の栗東CWでは終い11秒0まで伸ばし、
しっかり負荷を掛けました。
最終追い切りはCWで
6F84秒0-ラスト1F12秒3。
時計だけを見ると派手ではありません。
しかし、併せ馬を相手にほぼ持ったまま。
追われている相手に対して余裕を残しながら前に出ており、
時計以上に手応えの良さが目立ちました。
ここ数戦も調教では安定して良い動きを見せており、
今回も状態は高いレベルにあると見ます。
・1週前に終い11秒0
・最終はほぼ馬なり
・併せ馬に余裕を持って先着
・無理に追う必要のない仕上がり
追い切り評価はS。
今回の調教特注馬です。
もう1頭、今回かなり面白いのが
ジーティーダーリンです。
最大のポイントは1週前追い切り。
栗東CWで6F78秒3をマークし、
自己ベストを更新しました。
最終追い切りは芝コースで軽め。
ここだけを見ると目立ちませんが、
前走を勝った時も同様の調整パターンでした。
つまり最終で負荷を掛けなかったことはマイナスではなく、
1週前までにほぼ仕上げていると考えた方が自然でしょう。
前走の垂水Sでは今回と同じ阪神芝2000mを勝利。
重賞初挑戦になりますが55kgで出走できます。
・1週前CWで自己ベスト
・6F78秒3の好時計
・最終軽めは前走時と同じパターン
・阪神芝2000m勝利実績
単なる好調維持というより
ここに来て状態が上がっている可能性を感じます。
追い切り評価はS。
人気次第では馬券的にも面白そうです。
A+評価|上位2頭に次ぐ好仕上がり
ジーティーアダマンも中間を通して良い動きを続けています。
1週前のCWではラスト11秒1。
併せ馬を突き放す力強い内容でした。
最終追い切りでも併せ馬に余裕を持って先着。
一度だけ良い時計を出したのではなく、
1週前から最終まで一貫して動けている点を評価します。
前走小倉記念は6着でしたが、状態が悪かったわけではありません。
今回も仕上がり面に不安はなさそうです。
・1週前ラスト11秒1
・併せ馬に先着
・最終追い切りも好内容
・調整過程にブレがない
S評価2頭との差はわずか。
A+評価としました。
3連勝中のマリアイリダータも、
勢いを感じさせる仕上がりです。
最終追い切りは美浦Wで3頭併せ。
6F81秒3-ラスト1F11秒2をマークしました。
時計以上に良いのが、
力まずスムーズに加速できている点。
精神面の落ち着きもあり、終始リズム良く走れています。
前走バーデンバーデンCではレコード勝ち。
今回は一気に相手が強くなりますが、
少なくとも仕上がり面から勢いに陰りはありません。
・Wで6F81秒3
・ラスト11秒2
・力みのない走り
・精神面も安定
追い切りは文句の少ない内容。
A+評価です。
A評価|明確な好材料がある2頭
最終追い切りだけを見れば地味です。
栗東坂路で4F53秒9-13秒2。
ただし当日は力のいる馬場で、
陣営も速くなりすぎないよう調整した内容です。
重要なのは1週前。
CWでラスト11秒2まで伸ばし、
併せ馬を大きく上回る動きを見せました。
すでに1週前で十分な負荷を掛けているため、
最終が軽いことをマイナスにはしません。
日本ダービー5着馬で54kg。
最終予想でも重要な存在になりそうです。
追い切り評価はA。
長期休養明けという点を考えると、
かなりしっかり乗り込まれています。
1週前のCWでは
6F79秒3と長めから負荷を掛け、
最終追い切りでも馬なりで併せ馬に先着しました。
久々なので実戦勘については別途考える必要がありますが、
調教量が足りないタイプの休み明けではありません。
昨年のチャレンジカップ2着馬で舞台適性もあります。
SやA+ではなく、休み明けを考慮してA評価とします。
B+評価|順調だが「特注」まではいかない4頭
ジョバンニは状態そのものに問題はありません。
1週前のCWでは速いラップを踏み、
最終追い切りは栗東坂路で
4F55秒5-13秒1。
最終は力のいる馬場だったこともあり、
無理をせず軽めにまとめています。
ここで重要なのは、
「軽めだから悪い」のではないということ。
一方で、前走時から大きく上昇したと判断できる材料も多くありません。
つまり状態は良いものの、
好調維持型と見るのが妥当でしょう。
追い切りB+だから最終予想でも評価を下げる、という意味ではありません。
追い切り評価はB+。
1週前CWではラスト11秒3。
併せ馬にしっかり先着しました。
最終はCWで
6F86秒0-12秒1。
悪い馬場でも余裕を残して走れており、
状態面には不安を感じません。
ただし今回のS~A評価組ほど
「前走以上」という強い上昇材料があるわけではありません。
良い状態を維持しているという意味でB+評価です。
1週前の美浦Wでは
6F79秒台の速い時計を出しました。
それ以上に注目したいのが折り合い。
以前は力んでしまう面もありましたが、
今回は併せ馬の後ろでも比較的スムーズに走れています。
大きく状態が上向いたというより、
心身ともに安定してきた印象です。
追い切りとしては十分合格点。
ただし今回の上位評価馬との比較で
B+評価としました。
中7週ながら追い切り本数を重ね、
乗り込み量は十分です。
1週前にはCWで併せ馬を突き放すなど、
動き自体も悪くありません。
前走小倉記念3着時と比較しても、
大きく状態を落としている感じはありません。
ただ、今回は「さらに一段上昇」というより
前走の良い状態を維持と判断。
追い切り評価はB+。
B評価|標準的、または少し気になる3頭
最終追い切りは美浦Wで
6F83秒1-11秒6。
時計だけなら悪くありません。
ただし気になるのは1週前です。
強めに追われましたが、
良かった時ほど併せ馬で優位な動きを見せられませんでした。
中山金杯を勝った頃には
併せ馬でも楽に動けていただけに、
比較すると今回は少し物足りません。
最終で一定の改善は見られるものの、
絶好調とまでは評価せずBとしました。
今回、評価を見直した代表的な1頭です。
最終追い切りは坂路で
4F53秒6-12秒8。
馬場を考えれば時計自体は悪くありません。
ただし春のG1戦線と比較すると、
今回の中間は単走中心で調教負荷が軽め。
宝塚記念時などは間隔が詰まっていても
併せ馬でしっかり負荷を掛けていました。
今回は秋初戦ということもあり、
「ここで100%仕上げ切った」というより、
まだ先を見据えた仕上げに映ります。
能力評価は今回でも最上位クラスです。
追い切りB評価と能力評価は分けて考えます。
追い切り評価はB。
前走の関ケ原Sを勝った時は、
調教でも非常に鋭い動きを見せていました。
今回は1週前に強めに追われましたが、
前走時ほどの鋭い伸びは感じません。
最終追い切りも大きく悪い内容ではないものの、
前走時との比較では少し見劣るという判断です。
状態悪化と断定するほどではありませんが、
追い切りで積極的に加点する材料も少ないため
B評価としました。
B-評価|今回は強く推しにくい3頭
1週前の併せ馬では、
相手の方が手応え良く見える場面がありました。
前走や好走時には併せ馬で余裕を持って動けていただけに、
比較すると今回は少し物足りません。
最終まで大きな崩れはありませんが、
今回のメンバーとの相対比較では加点しづらい内容。
追い切り評価はB-。
実績だけなら当然軽視できない馬ですが、
追い切りでは強く推しづらいです。
1週前坂路のラストは12秒台前半。
決して悪い時計ではありませんが、
好調時にはもっと余裕を持って動けていました。
近走よりさらに状態が上がったという印象も薄く、
良かった頃との比較で割引とします。
追い切り評価はB-。
最終追い切りは栗東坂路で行われ、
大きく崩れた動きではありません。
ただ、状態が良かった時期には
坂路の終いでもう一段鋭い時計を出せていました。
今回は強めに追っても、
以前ほどの鋭さは感じにくい内容です。
53kgの軽ハンデは魅力ですが、
それは追い切り評価とは別。
追い切り評価はB-。
最終追い切りランキングTOP5
| 順位 | 馬名 | 評価 | ポイント |
|---|---|---|---|
| 1位 | ガイアメンテ | S | 馬なりでも手応え抜群 |
| 2位 | ジーティーダーリン | S | 1週前自己ベストで上昇 |
| 3位 | ジーティーアダマン | A+ | 中間を通して好内容 |
| 4位 | マリアイリダータ | A+ | 力みなくシャープ |
| 5位 | マテンロウゲイル | A | 1週前を高く評価 |
追い切りで特に覚えておきたい3頭
◎ ガイアメンテ
時計以上に手応えが良く、
今回もっとも完成度の高さを感じました。
○ ジーティーダーリン
1週前に自己ベストを更新。
重賞初挑戦でも上昇度は大きな魅力です。
▲ ジーティーアダマン
1週前、最終ともに動き良好。
安定して高い状態にあります。
評価を下げたからといって「消し」ではない
今回の記事では評価基準を厳しくしたため、
ジョバンニがB+、タガノデュードがBなど、
実績馬にもAを付けていません。
しかし、
追い切り評価と能力評価は別物です。
特にタガノデュードは、
大阪杯4着などG1でも結果を残しており、
能力だけなら今回のメンバーでも上位。
ジョバンニも重賞で何度も上位争いしており、
阪神芝2000mへの適性があります。
追い切り診断では「今回どれだけ良く仕上がっているか」を評価し、
最終予想ではそこに
能力・近走内容・コース適性・斤量・展開・枠順
を加えて判断します。
最終予想で重視したいポイント
今回のチャレンジカップはハンデ戦です。
追い切りだけで決めるのは危険でしょう。
ジョバンニ、タガノデュード、カラマティアノスなどは58kg。
一方、マテンロウゲイルとマリアイリダータは54kg、
ジーティーダーリンは55kgです。
① 追い切り・状態
② 斤量と人気のバランス
③ 阪神芝2000m適性
④ 近走内容・能力
⑤ 枠順・展開
能力の高い実績馬を取るのか、
軽ハンデで状態の良い上がり馬を取るのか。
今年のチャレンジカップは非常に面白い比較になりそうです。
まとめ|チャレンジカップ2026最終追い切り診断
| 評価 | 馬名 |
|---|---|
| S | ガイアメンテ |
| S | ジーティーダーリン |
| A+ | ジーティーアダマン |
| A+ | マリアイリダータ |
| A | マテンロウゲイル |
| A | グランヴィノス |
| B+ | ジョバンニ/センツブラッド/ピースワンデュック/レーゼドラマ |
| B | カラマティアノス/タガノデュード/ミッキーゴールド |
| B- | フィーリウス/マテンロウスカイ/カネフラ |
今回の追い切りで最も高く評価したのは
ガイアメンテとジーティーダーリン。
ガイアメンテは完成度、
ジーティーダーリンは上昇度という、
少し違った理由でS評価としました。
続くのが
ジーティーアダマンとマリアイリダータ。
こちらも状態面ではかなり魅力があります。
一方、タガノデュードやジョバンニなどは
能力そのものを低く評価しているわけではありません。
最終予想では追い切り評価に加えて、
斤量、枠順、馬場、人気、展開まで比較し、
本命馬を決めたいと思います。
※本記事の評価は追い切り・調整過程を中心にした個人的な診断です。
追い切り評価と能力順位・最終予想の印は必ずしも一致しません。
馬券購入はご自身の判断でお願いいたします。
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