フロム・ソフトウェアの完全新作『The Duskbloods(ダスクブラッド)』のネットワークテストが、2026年8月21日からNintendo Switch 2で始まりました。
『ELDEN RING』や『DARK SOULS』、『Bloodborne』などを手掛けてきたフロム・ソフトウェアの宮崎英高氏がディレクターを務める完全新作ということもあり、発表時から大きな注目を集めていた作品です。
ただ、最初に公開された映像だけでは、
- 結局どんなゲームなのか?
- PvPがメインなのか?
- 『ELDEN RING NIGHTREIGN』に近いのか?
- 『Bloodborne』のようなゲームなのか?
- 対人戦が苦手でも楽しめるのか?
といった部分が分かりにくかったのも事実です。
ところがネットワークテストやメディア向け試遊によってゲームシステムがかなり明らかになり、当初抱かれていたイメージとは少し違う作品であることが見えてきました。
敵を倒す、探索する、ボスと戦う、他プレイヤーと共闘する、特殊な目的を達成するといった多数の行動から「美徳」を集め、最終的な勝利を目指す、かなり独特なオンラインアクションです。
本記事では、2026年8月22日時点で判明している最新情報と、ネットワークテスト参加者から出ている評価・評判をまとめます。
ダスクブラッドとは?基本情報
| タイトル | The Duskbloods(ダスクブラッド) |
|---|---|
| 開発・発売 | フロム・ソフトウェア |
| ディレクター | 宮崎英高氏 |
| ジャンル | マルチプレイアクション |
| プレイ人数 | オンライン最大8人 |
| 対応機種 | Nintendo Switch 2 |
| 発売時期 | 2026年予定 |
| PS5版 | 現時点では発表なし |
| PC版 | 現時点では発表なし |
現時点で『ダスクブラッド』はNintendo Switch 2専用タイトルとして発表されています。
フロム・ソフトウェア作品はPlayStationやPCでも発売されることが多いため勘違いしやすいところですが、現段階ではPS5、Xbox Series X|S、PC版の発売予定は発表されていません。
「あとからPS5版が出るのでは?」と考える人もいると思いますが、2026年8月22日時点で他機種版や時限独占終了に関する公式発表はありません。
ダスクブラッドはどんなゲーム?
本作でプレイヤーが操作するのは、血の力によって超人的な能力を持つ「血族」と呼ばれる存在です。
最大8人のプレイヤーがフィールドに降り立ち、戦闘や探索などを行いながら「美徳」と呼ばれるスコアを集めていきます。
ここが非常に重要です。
一般的なバトルロイヤルなら「他のプレイヤーを倒して最後の1人になる」ことが中心ですが、ダスクブラッドでは他プレイヤーを倒すことだけが勝利への道ではありません。
勝負を決める「美徳」システム
美徳はいわば勝利ポイントのような存在で、さまざまな方法で入手できます。
- フィールドにいる敵を倒す
- 強敵やボスを倒す
- 探索を進める
- 特定の場所を確保する
- アイテムを収集する
- 他プレイヤーを倒す
- キャラクター固有の特殊目標を達成する
- 他プレイヤーと協力する
つまり「対人戦が強い人だけが有利」というゲーム設計ではありません。
戦闘を避けながら探索を進めたり、NPCやボスを倒したりして美徳を稼ぐことも可能です。
メディア向け試遊でも、対人戦がそれほど得意ではないプレイヤーが、探索や共闘を利用して上位を狙えるゲームデザインになっていることが確認されています。
1試合は4つのフェイズで進行
ネットワークテスト版の基本ルール「黄昏の戦い」では、1試合が4つのフェイズに分かれています。
| フェイズ | 主な内容 |
|---|---|
| フェイズ1 | 探索や敵との戦闘でキャラクターを強化。ここでは脱落者なし。 |
| フェイズ2 | 美徳を集めて順位を競う。終了時に下位プレイヤーが脱落。 |
| フェイズ3 | さらに美徳を競い、生き残るプレイヤーが絞られる。 |
| フェイズ4 | 上位3人による最終決戦。最後まで生き残ったプレイヤーが勝者。 |
序盤はキャラクターを強化しながら美徳を集め、中盤から順位争いが激しくなり、最後は残った3人が直接戦うという流れです。
この構成を見ると、『ELDEN RING NIGHTREIGN』のように短時間の中で探索・強化・ボス戦を繰り返すゲーム性と、対戦ゲームの順位争いを組み合わせた作品と考えるとイメージしやすいでしょう。
ただし宮崎氏自身が「PvPvEという表現だけでは正確ではなかった」という趣旨の発言をしており、一般的な脱出系PvPvEとはかなり違います。
面白いのは「敵だったプレイヤーと共闘できる」こと
ダスクブラッドには、ほかのプレイヤーと「同盟」を組むシステムがあります。
戦場で出会ったプレイヤーに同盟を申し込み、相手が承諾すると一時的な協力関係になります。
さらに強力な敵である「侵略者」が出現すると、周囲のプレイヤーと共闘することも可能です。
侵略者との戦闘中は他プレイヤーへの攻撃が無効になり、それまで敵同士だったプレイヤーが同じボスを倒すために一緒に戦います。
「敵を見つけたら即攻撃」というゲームではなく、状況によって敵にも味方にもなるため、毎試合違った人間関係が生まれます。
いったん協力した相手と、その後また敵になる可能性もあります。
単純なアクションの強さだけではなく、「誰と戦うか」「誰と組むか」「いま何を優先して美徳を稼ぐか」という判断も重要になりそうです。
アクションはソウルシリーズよりかなり高速
見た目は『Bloodborne』を思わせるゴシックな雰囲気ですが、キャラクターの動きはかなり違います。
ダスクブラッドの血族は非常に高い身体能力を持っており、
- 高速ダッシュ
- 大ジャンプ
- 多段ジャンプ
- 空中回避
- 空中攻撃
- 遠距離攻撃
などを使って立体的にフィールドを移動できます。
特にジャンプ性能は高く、従来の『DARK SOULS』や『ELDEN RING』と比べると、かなり自由に飛び回れるゲームになっています。
攻撃や通常移動でスタミナを大きく気にするタイプでもなく、フロム作品の中でもかなりスピーディーな部類です。
ネットワークテストや先行試遊では、「移動しているだけでも楽しい」「思っていた以上にアクションが軽快」という評価が出ています。
キャラクターの個性が想像以上に強い
ダスクブラッドで非常に評判が良い部分が、操作キャラクターである血族の個性です。
ネットワークテスト版では複数の血族を使用でき、製品版ではさらに多くのキャラクターが登場する予定です。
そして、その能力がかなり大胆です。
- 空中を移動しながら狙撃するキャラクター
- ガトリングガンを使用するキャラクター
- 恐竜のような姿に変身して突進するキャラクター
- ロケットのように高速突進するキャラクター
- ミサイルを撃つ重量級キャラクター
「吸血鬼のダークファンタジー」と聞いて想像する世界観より、かなり自由で奇抜です。
「婚活する吸血鬼」まで登場する烙印システム
さらに面白いのが「烙印」と呼ばれるシステムです。
烙印を設定すると、通常の勝利条件とは別にキャラクター独自の目的が発生します。
たとえばネットワークテスト版では、特定のプレイヤーを探して花を渡し、恋人関係になったうえで一緒に最終フェイズまで生き残るという、かなり変わった目標も用意されています。
ほかにも、
- 宿敵となったプレイヤーを倒す
- 「旧き友」と再会して同盟を組む
- 特定のプレイヤーと協力して最後まで生き残る
といった目的があります。
ただ勝つだけではなく、プレイヤー同士にその試合だけの物語を作らせる仕組みになっているわけです。
対戦ゲームなのに恋人を探したり、敵と同盟を組んだり、巨大な敵が現れれば全員で共闘したりする。この予測不能さこそがダスクブラッドの大きな魅力になりそうです。
ネットワークテストの評判は?
2026年8月22日時点では、実際にネットワークテストをプレイしたユーザーからの感想も徐々に増えています。
まだテスト期間中なので最終評価を下す段階ではありませんが、現在までの反応を見る限り、ゲーム内容そのものについては好評寄りと言ってよさそうです。
良い評判①「思っていたよりかなり面白い」
- 実際に遊ぶと予想以上に面白い
- フロムらしい世界観が良い
- アクションの自由度が高い
- キャラクターごとの性能差が楽しい
- 美徳をどう集めるか考えるのが面白い
- PvPだけではないので遊び方の幅が広い
- チュートリアルがかなり丁寧
発表当初は「フロムの新作がPvP中心なのか」と不安視する声も少なくありませんでした。
しかし実際のゲームでは、他プレイヤーをひたすら倒すだけではなく、探索、敵の討伐、ボスとの共闘、アイテム収集、烙印など、多数の方法で美徳を獲得できます。
このため、事前情報だけを見ていた時よりも「PvPゲーム」という印象が弱くなったという声が出ています。
良い評判② PvPが苦手でも意外と遊べる
筆者が特に注目しているのがここです。
フロム・ソフトウェア作品は好きでも、対人戦はあまり好きではないというユーザーは多いでしょう。
ダスクブラッドの場合、フェイズ4まで進めば最終的に直接対決する場面はありますが、それまでの順位争いではPvP以外にも多数の選択肢があります。
強敵を倒したり、探索したり、NPCを仲間にしたり、ほかのプレイヤーと同盟を組んだりすることでも有利に進められます。
そのため、
というのが、ネットワークテストで明確になった重要なポイントです。
良い評判③ チュートリアルが丁寧
意外に評価されているのがチュートリアルです。
ダスクブラッドは美徳、烙印、血族技、同盟、眷属など独自用語やシステムが非常に多く、説明なしで理解するのは難しいゲームです。
ネットワークテスト参加者からは、チュートリアルがかなり詳しく作られているという声が出ています。
フロム作品はこれまで「説明が少なく、自分で理解する」という作風も特徴でしたが、オンライン対戦作品である今回は入口をかなり丁寧に作っている印象です。
一方で気になる評判もある
ゲーム性が好評だからといって、問題がないわけではありません。
現時点で特に指摘されているのが、サーバー、フレームレート、入力レスポンスです。
初回ネットワークテストはサーバー問題で中止
日本時間2026年8月21日19時から予定されていた初回テストでは、ゲームサーバーにログインできない問題が発生。
フロム・ソフトウェアは問題を調査しましたが、最終的にこの回のテストを終了しました。
ネットワークテスト自体がサーバー負荷などを調べるためのものなので、ある意味では問題を発見するためのテストが機能したとも言えます。
その後のセッションではプレイできるようになり、8月22日には実際のゲーム内容について多くの感想が投稿されるようになっています。
ただしオンラインゲームである以上、製品版までにサーバーの安定性がどこまで改善されるかは重要でしょう。
フレームレートを気にする声
ネットワークテスト参加者からは、ゲーム内容そのものを高く評価しながらも、混戦時にフレームレートが安定しないという報告が複数見られます。
特にプレイヤーや敵が多く集まる場面では動作が重く感じられるという声があります。
ただし、これはあくまで開発途中のネットワークテスト版です。
製品版でも同じパフォーマンスになると決まったわけではないため、現段階では「改善してほしいポイント」と見るのが適切でしょう。
入力遅延を感じるという報告も
一部のプレイヤーからは、
- ボタンを押してから反応するまで少し重い
- 操作にわずかな遅延を感じる
- 高速アクションなのでレスポンスをさらに改善してほしい
といった意見も出ています。
一方で「入力遅延は特に感じなかった」という参加者もおり、通信環境やプレイ環境による違いも考えられます。
現段階で「入力遅延が必ず発生する」と断定することはできません。
フレームレート、サーバー、ゲームバランスなどについては今回のテストデータをもとに製品版へ向けて調整される可能性があります。
『Bloodborne』の続編ではない
ダスクブラッドを初めて見た人の多くが思い浮かべるのが『Bloodborne』でしょう。
ゴシックな街並み、血をテーマにした世界観、フロム・ソフトウェア、そしてタイトルにも「Blood」が入っています。
しかし、『ダスクブラッド』と『Bloodborne』は別作品です。
宮崎英高氏も両作品に直接的な関係はないことを説明しています。
世界観の雰囲気には共通する部分がありますが、ゲーム性は大きく違います。
| ダスクブラッド | Bloodborne | |
|---|---|---|
| 基本構造 | オンライン対戦・共闘 | シングルプレイ中心のアクションRPG |
| プレイヤー人数 | 最大8人 | 基本1人 |
| 移動 | 大ジャンプ・空中移動など高速 | 地上戦中心 |
| 勝利目的 | 美徳を集めて他プレイヤーと競う | ステージ攻略・ボス撃破 |
| 対応機種 | Nintendo Switch 2 | PlayStation 4 |
「Bloodborne 2の代わりになるゲーム」を期待すると、かなり違う作品に感じるでしょう。
逆に、フロム独特のダークファンタジー世界で、まったく新しいオンラインゲームを遊びたい人には非常に興味深い作品です。
『ELDEN RING NIGHTREIGN』とは似ている?
ゲームシステムとしては『Bloodborne』よりも、むしろ『ELDEN RING NIGHTREIGN』のほうが近い部分があります。
制限時間の中でフィールドを移動し、
- 敵を倒す
- キャラクターを強化する
- アイテムや能力を獲得する
- ボスと戦う
という流れは共通しています。
ただしナイトレインは基本的にプレイヤー同士が協力して強敵を倒すゲームなのに対し、ダスクブラッドでは他プレイヤーが味方にも敵にもなるという大きな違いがあります。
「ナイトレインに対戦要素を加えたゲーム」と表現することもできますが、それだけでは烙印や美徳、同盟といった独特なシステムを説明しきれません。
ダスクブラッドはどんな人に向いている?
かなり相性が良さそうな人
- フロム・ソフトウェア作品の世界観が好き
- ELDEN RING NIGHTREIGNを楽しめた
- 毎試合展開が変わるゲームが好き
- キャラクターごとの能力を研究するのが好き
- PvEとPvPの両方を楽しみたい
- オンラインゲームでも探索要素が欲しい
- 少し変わったゲームシステムに魅力を感じる
逆に合わない可能性がある人
- 完全なシングルプレイ作品を求めている
- 他プレイヤーとの競争要素そのものが苦手
- Bloodborneのような一本道のアクションRPGを期待している
- オンライン加入が必要なゲームを避けたい
- PlayStationやPCで遊びたい
PS5・PCで発売される可能性は?
2026年8月22日時点では、Nintendo Switch 2以外の対応機種は発表されていません。
Nintendo公式でもSwitch 2専用タイトルとして案内されています。
そのため、現段階ではPS5やPCで遊ぶことはできません。
将来的に他機種へ移植される可能性を完全に否定することはできませんが、時限独占であるという公式発表もありません。
したがって、
少なくとも現在発表されている情報では、ダスクブラッドを遊ぶにはNintendo Switch 2が必要です。
発売日はいつ?
発売時期は2026年とされていますが、2026年8月22日時点では具体的な発売日は発表されていません。
ネットワークテストが8月21日~24日に行われていることから、製品版に向けた開発はかなり進んでいると考えられます。
ただし、ネットワークテスト後にサーバーやゲームバランスなどの調整が行われるため、正式な発売日の発表を待ちたいところです。
現時点での評価|想像していたより面白そう
発表当初のダスクブラッドには、個人的にもかなり不安がありました。
フロム・ソフトウェアといえば『ELDEN RING』や『DARK SOULS』のような、ひとりで世界を探索するアクションRPGの印象が強いからです。
そのフロムが最大8人のオンライン対戦ゲームを作ると聞けば、
「PvPが上手いプレイヤーだけが楽しめる作品になるのでは?」
と感じる人がいても不思議ではありません。
しかし、ネットワークテストで実際のシステムが見えてくると印象はかなり変わりました。
美徳を集める方法は多く、探索、PvE、共闘、PvP、烙印など、自分の得意な方法を選べます。
敵だったプレイヤーと突然同盟を組んだり、全員で巨大な敵を倒したり、恋人を探しながら戦場を走り回ったりすることもある。
「勝つための一本道がない」ことが、このゲームのおもしろさなのかもしれません。
一方で、ネットワークテストではサーバートラブルやフレームレート、入力レスポンスなど改善してほしい部分も見えています。
特にオンライン専用に近いゲームだけに、サーバーの安定性は製品版の評価を大きく左右するでしょう。
「Bloodborne風の8人PvP」と考えていた人ほど、実際にゲーム内容を知ると印象が変わる作品です。
PvP、PvE、探索、共闘、ロールプレイをひとつの試合に詰め込んだ、フロム・ソフトウェアらしい実験的な新作と言えそうです。
まとめ|ネットワークテストは好評寄り。ただし改善点もある
- 『The Duskbloods』は2026年発売予定
- Nintendo Switch 2専用タイトル
- 最大8人のオンラインマルチプレイ
- 単純なPvPゲームではない
- 「美徳」を集めて順位を競う
- 探索やPvEだけでも美徳を稼げる
- 敵プレイヤーとの同盟・共闘も可能
- 大ジャンプや空中移動などアクションはかなり高速
- 烙印による特殊な個人目標が存在
- ネットワークテストのゲーム内容は好評寄り
- 一方でサーバーやフレームレートへの不満もある
- PS5・PC版は現時点では発表されていない
- Bloodborneとは別作品
ネットワークテストは8月24日まで予定されているため、今後さらに多くの評価や攻略情報が出てくるはずです。
特に注目したいのは、製品版に向けてフレームレート、サーバーの安定性、PvPとPvEのバランスがどこまで調整されるかでしょう。
発売前にはまだ評価が変わる可能性がありますが、少なくともネットワークテストを通して「どんなゲームなのか分からない」という段階からは大きく前進しました。
フロム・ソフトウェアの新しい挑戦として、2026年でも特に注目しておきたい一本です。


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