【ワールドカップ2026展望】日本代表はどこまで勝ち上がれる?注目グループと優勝候補を本気で予想
いよいよ2026年6月、北中米ワールドカップが開幕する。今回の大会はアメリカ、カナダ、メキシコの3か国共催で、出場国は過去最大の48チーム。従来以上に試合数が増え、グループステージから波乱が起きやすい大会になる可能性が高い。日本代表はグループFで、オランダ、スウェーデン、チュニジアと対戦する。この記事では、日本がどこまで勝ち上がれるのか、注目すべきグループ、そして優勝候補を分かりやすく予想していく。
この記事の結論
- 日本代表の現実的な目標は、まずグループ突破。そして本当の勝負はラウンド32を突破できるか。
- グループFはオランダが格上だが、日本にも2位突破のチャンスは十分ある。
- 日本がベスト8を狙うには、初戦オランダ戦で勝ち点を取ることが大きなカギ。
- 個人的な注目選手は佐野海舟。負傷明けの遠藤航より、今大会で一気に評価を上げる可能性を感じる。
- 鎌田大地のクレバーなプレースタイルも、日本が強豪相手に試合を落ち着かせるうえで重要になる。
- 優勝候補の筆頭はフランス、スペイン。対抗はアルゼンチン、ブラジル、イングランド。
2026年ワールドカップは何が違う?まずは大会方式を確認
2026年大会の最大の特徴は、出場国が48チームに拡大されたことだ。グループはAからLまでの12組。各グループ4チームで総当たりを行い、各組上位2チームに加えて、3位チームの中から成績上位8チームが決勝トーナメントへ進む。
つまり、グループステージを突破すると、いきなりベスト16ではなく、まずはラウンド32からの決勝トーナメントになる。これまでのワールドカップよりもグループ突破のハードルは少し下がった一方で、優勝までの試合数は増える。総合力、選手層、コンディション管理がこれまで以上に重要になる大会だ。
| 項目 | 2026年大会のポイント |
|---|---|
| 開催地 | アメリカ、カナダ、メキシコの3か国共催 |
| 出場国 | 48チーム |
| グループ数 | 12組、各4チーム |
| 突破条件 | 各組上位2チーム+3位上位8チーム |
| 決勝トーナメント | ラウンド32からスタート |
日本にとっては、3位でも突破の可能性がある点は追い風だ。ただし、本気で過去最高成績を狙うなら、3位通過ではなく、2位以上で突破したい。なぜなら、順位によって決勝トーナメント初戦の相手の強さが大きく変わる可能性があるからだ。
日本代表のグループFを分析|突破のカギは初戦オランダ戦
日本が入ったグループFは、オランダ、日本、スウェーデン、チュニジアの4か国。名前だけを見ると、いわゆる“死の組”とまでは言えないかもしれない。しかし、実際にはかなり厄介なグループだ。
| 国 | 特徴 | 日本から見た難易度 |
|---|---|---|
| オランダ | フィジカル、技術、経験値が高いグループ最上位候補 | 非常に高い |
| 日本 | 欧州組中心。組織力と切り替えの速さが武器 | 2位突破候補 |
| スウェーデン | 大型ストライカーを擁する攻撃力が魅力 | 高い |
| チュニジア | 守備の粘りがあり、簡単には崩れない | 油断禁物 |
日本代表の試合日程
| 日本時間 | 対戦カード | ポイント |
|---|---|---|
| 6月15日(月)5:00 | オランダ vs 日本 | 最重要の初戦。勝ち点1以上なら一気に展望が開ける |
| 6月21日(日)13:00 | チュニジア vs 日本 | 突破を狙うなら勝利がほしい試合 |
| 6月26日(金)8:00 | 日本 vs スウェーデン | 2位通過をかけた直接対決になりやすい |
日程を見ると、日本にとって一番大事なのは初戦のオランダ戦だ。ここで敗れても大会が終わるわけではないが、2戦目チュニジア戦が一気にプレッシャーのかかる試合になる。逆にオランダから勝ち点1を取れれば、日本はチュニジア戦、スウェーデン戦をかなり戦いやすくなる。
対戦国別のポイント|日本はどこで勝ち点を取るべきか
オランダ戦|格上だが、初戦だからこそチャンスもある
オランダはグループFの本命だ。フィルジル・ファン・ダイクを中心とした守備陣、コーディ・ガクポらの攻撃陣、さらに中盤にも高い技術を持つ選手が揃っている。個の能力だけを見れば、日本より一段上と見ていい。
ただし、オランダにも不安材料はある。大会直前には負傷者も出ており、守備の連係やコンディション面には付け入る隙がある。日本としては、真正面からボールを支配しようとするよりも、コンパクトな守備ブロックを作り、奪った瞬間に久保建英、堂安律、前田大然、上田綺世らへ速く届けたい。
理想は勝利だが、現実的には引き分けでも十分に価値がある試合だ。初戦で勝ち点1を取れれば、日本のグループ突破確率はかなり上がる。
チュニジア戦|勝たなければいけないが、一番怖い試合
チュニジアは派手なスター軍団ではないが、守備の粘りがあるチームだ。ワールドカップでは、こういう相手が一番難しい。日本がボールを持つ時間が長くなっても、中央を固められ、焦って攻め急ぐ展開になると危険だ。
この試合で重要なのは、前半のうちに先制点を取れるかどうか。0-0の時間が長くなるほど、チュニジアは守りやすくなり、日本はリスクをかけざるを得なくなる。セットプレー、ミドルシュート、サイドからの折り返しなど、崩し切る前にシュートで終わる意識も必要になる。
日本がグループ突破を狙うなら、ここは勝ち点3が欲しい試合だ。引き分けでも可能性は残るが、最終戦スウェーデン戦の重みが一気に増してしまう。
スウェーデン戦|2位突破をかけた大一番になる可能性
スウェーデンは、攻撃陣の迫力がある。特に大型ストライカーを生かした攻撃、サイドからのクロス、セットプレーは日本にとって大きな脅威だ。日本が不用意なファウルを与えると、ゴール前で高さ勝負に持ち込まれる危険がある。
一方で、日本が勝機を見出すなら、スウェーデンの守備から攻撃への切り替えの瞬間だ。スウェーデンは前に出てくる時間帯があるため、その背後を久保、堂安、前田らのスピードと技術で突ければ、十分に得点チャンスを作れる。
この試合は、日本が初戦と第2戦でどれだけ勝ち点を積めているかによって意味が変わる。勝ち点4以上で迎えられれば、引き分けでも突破に近づく。勝ち点3以下なら、勝利が必要になる可能性が高い。
日本代表の強みと不安材料
強み1:欧州で戦う選手が多く、個の経験値が上がっている
今の日本代表は、かつてのように「組織力だけで格上に挑むチーム」ではない。欧州主要リーグで日常的にプレーする選手が増え、強度の高い試合に慣れている。久保建英、堂安律、鎌田大地、冨安健洋、伊藤洋輝、板倉滉、上田綺世らは、世界基準の相手と戦う経験を積んできた。
特に中盤の守備強度と、ボールを奪ってからの速さは日本の武器だ。相手が前がかりになった瞬間、日本は一気にゴール前まで運ぶ力がある。ワールドカップのような短期決戦では、この“切り替えの速さ”が大きな武器になる。
強み2:久保建英を中心に、違いを作れる選手がいる
三笘薫が不在となったことで、攻撃面の注目は久保建英に集まる。久保は狭いスペースでボールを受け、相手を引きつけて味方を使うことができる選手だ。単純なドリブル突破だけでなく、相手の守備をずらすパス、ファウルを誘うキープ、セットプレーの精度も重要になる。
堂安律の勝負強さ、上田綺世の得点感覚、前田大然のスピード、鎌田大地の間で受ける能力も含めて、日本には相手の守備を崩す材料はある。ただし、最後の決定力で相手を上回れるかは大きなテーマだ。
強み3:佐野海舟と鎌田大地が中盤の鍵を握る
個人的に今大会で注目したいのは、佐野海舟だ。
遠藤航は日本代表の精神的支柱であり、守備の基準を作れる選手だ。ただ、今回は負傷明けという点を考えると、コンディションをどこまで戻せているかは慎重に見たい。もちろん万全なら頼もしい存在だが、連戦のワールドカップでは、状態の良い選手を思い切って使えるかも重要になる。
その意味で、佐野海舟には大きな期待をしたい。ボール奪取、セカンドボールへの反応、前へ出ていく推進力があり、相手の中盤に圧力をかけられる。オランダやスウェーデンのようにフィジカルの強い相手に対しても、球際で戦える選手がいることは大きい。今大会で一気に評価を上げる可能性がある選手だ。
もう一人、中盤で楽しみなのが鎌田大地だ。鎌田は派手に走り回るタイプではないが、ポジションの取り方、ボールを受ける場所、相手のプレスを外す判断が非常にクレバーだ。強豪相手に押し込まれる時間帯でも、鎌田が一度ボールを落ち着かせることで、日本は守備一辺倒にならずに済む。
佐野がボールを奪い、鎌田が試合を落ち着かせ、久保や堂安につなぐ。この形が作れれば、日本はただ守ってカウンターを狙うだけのチームではなくなる。世界の強豪を相手に、試合の流れを自分たちで動かせる時間帯を作れるはずだ。
不安材料1:三笘薫、南野拓実の不在はやはり痛い
日本にとって最大の不安は、三笘薫と南野拓実を欠くことだ。三笘は一対一で相手を剥がせる数少ない選手であり、劣勢の試合でも個人技で流れを変えられる存在だった。南野もゴール前での嗅覚、狭いエリアでの決定力、国際大会での経験値がある。
この2人がいないことで、日本は攻撃の形をよりチーム全体で作る必要がある。久保に負担が集中しすぎると、相手に読まれやすくなる。堂安、鎌田、上田、前田、中村敬斗らがどれだけ分散して脅威を作れるかがカギだ。
不安材料2:遠藤航の状態と、中盤の使い分け
遠藤航は日本代表にとって非常に重要な選手だ。キャプテンシー、守備の読み、危険なスペースを消す力は今でも大きな武器になる。ただし、負傷明けという背景を考えると、フル稼働を前提に考えるのは少し怖い。
むしろ今大会は、遠藤を絶対的な軸として固定するよりも、試合展開や相手の特徴に応じて佐野海舟、田中碧、鎌田大地らをどう組み合わせるかが重要になる。守備強度を上げたい試合では佐野、ボールを落ち着かせたい試合では鎌田、試合を締めたい時間帯では遠藤というように、中盤の使い分けが日本の勝ち上がりを左右しそうだ。
不安材料3:高さとセットプレー対応
グループFでは、オランダもスウェーデンも高さとフィジカルを持つ。日本が流れの中では互角に戦えても、セットプレー一発で失点する危険は常にある。コーナーキック、フリーキック、ロングスローに対する集中力は、90分を通して求められる。
特にスウェーデン戦は、ゴール前の競り合いが勝敗を分ける可能性が高い。日本は不用意なファウルを避け、セカンドボールを拾う準備を徹底したい。
日本代表はどこまで勝ち上がれる?現実的な予想
日本代表の勝ち上がりを予想するなら、最も現実的なのはグループ2位通過からラウンド32突破を狙う形だ。
| シナリオ | 内容 | 到達予想 |
|---|---|---|
| 理想 | オランダ戦で勝ち点1以上、チュニジア戦勝利、スウェーデン戦で勝ち点確保 | グループ1位〜2位、ベスト16以上も視野 |
| 現実的 | オランダ戦敗戦、チュニジア戦勝利、スウェーデン戦引き分け以上 | 2位または3位でラウンド32進出 |
| 苦戦 | チュニジア戦を取りこぼし、最終戦で勝利必須になる | グループ敗退の危険 |
今大会は3位でも突破の可能性があるため、勝ち点4を取れればかなり前進する。ただし、3位通過になると決勝トーナメント初戦で強豪と当たりやすくなる。日本が本気で過去最高成績を狙うなら、2位以上での突破が理想だ。
筆者の予想は、日本はグループFを2位で突破。ラウンド32を勝ち上がれるかが最大の山場。組み合わせ次第ではベスト16、さらに流れが噛み合えばベスト8も夢ではない。ただし、ベスト8に進むには、初戦オランダ戦で勝ち点を拾うか、決勝トーナメントで強豪相手に一発勝負を制する必要がある。
日本代表の最終予想
グループF:2位通過予想
現実的な到達ライン:ラウンド32突破〜ベスト16
最大値:ベスト8
最低限の目標:グループ突破
注目選手:佐野海舟、鎌田大地、久保建英
注目のグループはここだ!大会序盤から見逃せない組み合わせ
グループC:ブラジル、モロッコ、ハイチ、スコットランド
グループCは、ブラジルとモロッコの争いが大きな注目だ。ブラジルは優勝候補の一角であり、個の能力は今大会でもトップクラス。一方のモロッコは、前回大会で世界を驚かせたチームで、組織力と守備の強度がある。
ブラジルが順当に1位突破する可能性は高いが、モロッコが真っ向からぶつかれば、グループ首位争いはかなり面白い。スコットランドも簡単な相手ではなく、初戦の入り方次第で波乱が起きても不思議ではない。
グループF:日本、オランダ、スウェーデン、チュニジア
日本目線では当然グループFが最大の注目だが、世界的に見てもかなりバランスの悪くない好カードが揃っている。オランダが本命、日本が対抗、スウェーデンが追う構図だが、チュニジアも守備力があり、簡単に勝ち点3を取れる相手ではない。
この組は、初戦のオランダ対日本、最終戦の日本対スウェーデンが大きな山場になる。日本が初戦で勝ち点を取れば、グループ全体の空気が一気に変わる。
グループH:スペイン、カーボベルデ、サウジアラビア、ウルグアイ
スペインは今大会の優勝候補筆頭級。ボール保持、若手の勢い、チームの完成度を考えると、グループHでは中心的な存在だ。ただし、ウルグアイは南米らしい勝負強さを持ち、強豪相手でも簡単には崩れない。
スペインが美しく勝ち切るのか、ウルグアイが泥臭く勝ち点を奪うのか。この組は、戦術的にも見応えがある。
グループI:フランス、セネガル、イラク、ノルウェー
グループIは、フランスが中心になる。フランスは選手層、スピード、フィジカル、経験値のすべてが高水準で、今大会の優勝候補筆頭と見ていい。ただし、セネガルはアフリカ屈指の強豪で、ノルウェーも破壊力のある攻撃陣を持つ。
フランスが抜けているように見えて、2位争いはかなり面白い。セネガルとノルウェーの直接対決は、グループステージ屈指の注目カードになるだろう。
グループL:イングランド、クロアチア、ガーナ、パナマ
イングランドは優勝候補の一角だが、グループLは楽ではない。クロアチアは近年のワールドカップで安定した成績を残してきた勝負強いチーム。ガーナも身体能力が高く、勢いに乗ると厄介だ。
イングランドが本当に優勝候補と呼べるチームなのか。グループステージの戦いぶりで、その評価がかなり見えてくる。
優勝候補を予想|本命はフランス、対抗はスペイン
ここからは優勝候補をランク形式で見ていく。ワールドカップは短期決戦のため、単純な戦力だけでは決まらない。コンディション、組み合わせ、PK戦、負傷者、初戦の入り方など、さまざまな要素が絡む。そのうえで、現時点の総合力から予想した。
| 評価 | 国 | 理由 |
|---|---|---|
| S | フランス | 選手層、個の能力、スピード、経験値がすべて高い。優勝候補筆頭。 |
| S | スペイン | チーム完成度が高く、若手と中堅のバランスも良い。内容面では最も魅力的。 |
| A | アルゼンチン | 前回王者の勝負強さは健在。経験値と大会運びの上手さがある。 |
| A | ブラジル | タレント力は十分。攻撃陣が噛み合えば一気に優勝まで走れる。 |
| A | イングランド | 選手層は豪華。あとは大舞台で勝ち切るメンタルと采配。 |
| B+ | ポルトガル | 経験と技術のバランスが良い。組み合わせ次第で上位進出も十分。 |
| B+ | ドイツ | 直前の勢いはあり、伝統的な勝負強さも魅力。復権なるか注目。 |
| B | オランダ | 優勝候補に近い実力はあるが、決め切る力と守備の安定感が課題。 |
| 穴 | モロッコ、コロンビア、ウルグアイ、日本 | 優勝までは簡単ではないが、ベスト8以上なら十分に狙えるチーム。 |
本命:フランス
本命はフランスだ。単純なスタメンの強さだけでなく、ベンチメンバーまで含めた選手層が厚い。ワールドカップのような長い大会では、主力だけでなく途中出場の選手、ターンオーバー要員、守備固めの選手が重要になる。その点でフランスは非常に強い。
さらに、スピードとフィジカルで押し切る形も、試合を落ち着かせて勝つ形も持っている。トーナメントに入ってからの一発勝負でも、相手にとって最も嫌なチームのひとつだ。
対抗:スペイン
スペインは、内容面で最も魅力的なチームのひとつだ。ボールを持つ技術、連動性、若手の勢いがあり、試合の主導権を握る力がある。特に中盤の構成力は大会屈指で、相手を押し込む時間を長く作れる。
不安があるとすれば、トーナメントで守備的に構える相手を崩し切れるか。そして、試合終盤の肉弾戦になったときに押し切れるかだ。そこを乗り越えれば、優勝は十分にある。
対抗上位:アルゼンチン、ブラジル、イングランド
アルゼンチンは前回王者としての経験値が大きい。大会の勝ち方を知っているチームであり、苦しい試合でも勝ち切る雰囲気がある。ブラジルは個の爆発力が魅力で、攻撃陣が噛み合えばどの相手でも倒せる。イングランドは選手層だけなら優勝候補筆頭級だが、過去の大会同様、最後の大一番で勝ち切れるかが問われる。
この3か国は、どこが優勝しても驚きはない。ただ、安定感という意味ではフランスとスペインを少し上に見たい。
日本がベスト8へ行くために必要な3つの条件
1. 初戦オランダ戦で勝ち点を取る
日本がベスト8を現実的に狙うなら、初戦オランダ戦で勝ち点を取ることが大きい。初戦で引き分け以上なら、チュニジア戦、スウェーデン戦に向けて心理的な余裕が生まれる。逆に初戦を落とすと、2戦目から一気に負けられない戦いになる。
2. 久保建英に依存しすぎない攻撃を作る
三笘不在の日本では、久保への期待が大きくなる。ただ、相手も当然そこを消しにくる。久保がマークを引きつけたときに、堂安、鎌田、上田、前田、中村らがどれだけ得点に絡めるか。攻撃の出口を複数作れるかが重要だ。
3. 佐野海舟、鎌田大地を含めた中盤の最適解を見つける
日本が強豪相手に勝ち切るには、中盤の構成が重要になる。遠藤航の経験は間違いなく大きいが、負傷明けである以上、コンディションを見ながらの起用になる可能性もある。そこで佐野海舟の強度、鎌田大地の判断力が効いてくる。
佐野が球際で相手に圧力をかけ、鎌田が一つ先を読むプレーで攻撃を整理する。この2人が機能すれば、日本は守備だけで耐えるのではなく、相手のリズムを切りながら自分たちの攻撃へつなげられる。個人的には、今大会の日本代表で最も面白いポイントのひとつが、この中盤の組み合わせだと思う。
4. セットプレーで失点しない
日本が世界の強豪と戦うとき、流れの中で互角でも、セットプレーで失点してしまうケースは避けたい。特にオランダ、スウェーデンは高さがある。コーナーキック、フリーキック、ロングボール対応で集中を切らさないことが、勝ち点を拾う条件になる。
最終予想|日本はグループ突破、優勝はフランスと予想
最終予想として、日本代表はグループFを2位で突破すると見る。オランダが1位、日本が2位、スウェーデンが3位、チュニジアが4位という並びが基本線だ。ただし、スウェーデンとの力差は小さく、最終戦の結果次第で2位と3位は入れ替わる可能性がある。
| 予想項目 | 予想 |
|---|---|
| 日本のグループ順位 | 2位通過 |
| 日本の到達ライン | ラウンド32突破〜ベスト16 |
| 日本の最大値 | ベスト8 |
| 日本の注目選手 | 佐野海舟、鎌田大地、久保建英、堂安律 |
| 優勝予想 | フランス |
| 決勝候補 | フランス vs スペイン |
| ダークホース | モロッコ、コロンビア、ポルトガル、日本 |
日本代表は、もう「善戦すれば満足」というチームではない。グループ突破は当然の目標であり、その先の決勝トーナメントで1つ勝てるかどうかが本当の評価になる。過去のワールドカップで何度も跳ね返されてきた壁を、今回は越えられるのか。
三笘薫、南野拓実の不在は痛い。それでも、今の日本には久保建英、堂安律、上田綺世、鎌田大地、佐野海舟、遠藤航、冨安健洋ら、世界を相手に戦ってきた選手たちがいる。特に佐野海舟が中盤で存在感を示し、鎌田大地がクレバーに試合を整理できれば、日本は強豪相手にもただ受け身にならずに戦えるはずだ。
2026年ワールドカップは、48チーム制となった新時代の大会だ。波乱も増えるはずだし、これまで以上に“勢いに乗ったチーム”が上まで行く可能性もある。日本代表がその主役の一つになれるのか。いよいよ、世界を相手にした本当の勝負が始まる。
※本記事は2026年6月10日時点の公開情報をもとにした展望・予想記事です。出場選手の状態、直前の負傷情報、試合結果によって評価は変動する可能性があります。



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