【PS5】『Microsoft Flight Simulator 2024』とは?|世界を本気で飛ぶ“ガチ系フライトシム”入門

シュミレーター
結論

Microsoft Flight Simulator 2024』PS5版は、家庭用ゲーム機で本格的なフライトシミュレーターを遊べる貴重なタイトルです。
2025年12月にPS5向けに発売され、2026年の大型アップデート「Sim Update 5」ではPS VR2対応も実装されました。

発売前は「PS5でどこまで本格的に遊べるのか」「PS VR2対応はいつなのか」が注目点でしたが、現在は発売後のアップデートを経て、より“完成形に近いPS5版”として評価できる段階に入っています。
一方で、爽快なアクションゲームではなく、離陸・巡航・着陸そのものを楽しむシミュレーターであるため、合う層と合わない層がはっきり分かれる作品でもあります。

タイトル
Microsoft Flight Simulator 2024
対応機種
PS5 / PS5 Pro、Xbox Series X|S、PC など
PS5版発売日
2025年12月8日
ジャンル
フライトシミュレーター
プレイ人数
1人 / オンライン専用
PS VR2
Sim Update 5で対応済み
CERO
A:全年齢対象

『Microsoft Flight Simulator 2024』とは?

『Microsoft Flight Simulator 2024』は、実在の地形データ、空港、航空機、天候、交通情報などを組み合わせ、世界中の空を飛べる本格フライトシミュレーターです。
簡単に言えば、地球そのものを舞台にした“空のシミュレーションゲーム”です。

フライトゲームと聞くと、『エースコンバット』のような戦闘機アクションを想像しやすいですが、本作の方向性は大きく異なります。
目的は敵を撃墜することではなく、飛行機を安全に飛ばし、目的地まで到達し、無事に着陸することです。

滑走路に向かう地上走行、離陸時の速度管理、高度の維持、旋回時の機体姿勢、天候の変化、着陸時の緊張感。
こうした一つひとつの動作を積み重ねることで、単なるゲームというより“空を飛ぶ体験”に近い面白さが生まれます。

本作の基本的な魅力

  • 世界中の都市、山、海、空港を舞台に飛行できる
  • 小型機、旅客機、ヘリコプター、VTOLなど多彩な機体を操縦できる
  • ライブ天候や現実に近い空の表現を楽しめる
  • キャリアモードで“空の仕事”を進められる
  • PS VR2対応により、コックピットに座る感覚が強まった

PS5版は発売前情報からどう変わったのか

発売前の段階では、PS5版は「2025年12月発売予定」、PS VR2は「2026年対応予定」という扱いでした。
現在はPS5版が正式に発売され、さらに大型アップデートでPS VR2対応も実装済みです。

つまり、PS5版はすでに“発売待ちのタイトル”ではなく、アップデートを重ねながら改善されている現行タイトルです。
特にSim Update 5では、PS VR2対応だけでなく、大都市や複雑な空港でのパフォーマンス改善、キャリアモードの拡張、UIや操作面の調整なども入っています。

PS VR2対応が実装済み

コックピット視点で周囲を見回しながら飛行できるようになり、平面画面とは違う没入感を味わえるようになりました。
特にヘリコプターや小型機、低空飛行、山岳地帯との相性が高い要素です。

パフォーマンス面の改善

Sim Update 5では、フレームレート向上やカクつき軽減が行われています。
大都市や大型空港など、負荷が高くなりやすい場面での安定性改善は、シミュレーターとして重要なポイントです。

キャリアモードの拡張

大型機やVTOL関連の要素が開放され、空の仕事を進める遊び方が広がりました。
自由に飛ぶだけでは目的が見えにくい場合でも、キャリアモードが導線になります。

PS5版の仕様も明確に

オンライン専用、PS Plusはマルチプレイ時に必要、Xbox / PC版とのクロスプレイ非対応など、購入前に確認したい仕様もはっきりしています。

PS5で本作が出た意味|コンソールで“本気の空”を遊べる

『Microsoft Flight Simulator』シリーズは、長くPC向けフライトシムの代表格として知られてきました。
そのため、操作機器やPCスペック、設定の複雑さなどから、家庭用ゲーム機中心のプレイヤーには少し距離のある存在でもありました。

PS5版の大きな意味は、そうした本格シムをコンソール環境で遊びやすくした点にあります。
DualSenseでの操作、PS5 / PS5 Pro向けの最適化、PS VR2への対応により、専用PCを用意しなくても本格的なフライト体験に触れられるようになりました。

もちろん、フライトスティックや周辺機器を使った本格環境には別の奥深さがあります。
ただ、最初の入口としてはPS5版の存在は大きく、飛行機や旅行、地理、空港、VR体験に興味がある層にとって、手を出しやすい選択肢になっています。

エースコンバットとは何が違うのか

フライトゲームという言葉だけで見ると、アクション寄りの作品と混同されやすいですが、『Microsoft Flight Simulator 2024』はまったく別方向のタイトルです。

比較項目 Microsoft Flight Simulator 2024 アクション系フライトゲーム
目的 機体を操縦し、安全に飛行・着陸する 敵機撃墜、ミッション攻略、派手な演出
操作感 重量感、速度管理、高度管理が重要 直感的でスピード感のある操作が中心
楽しさ 現実に近い空を飛ぶ没入感 戦闘、ストーリー、爽快感
テンポ ゆっくり、じっくり、長く遊ぶ 短時間でも分かりやすく盛り上がる
目的の違い

本作は安全な飛行と着陸を楽しむシミュレーター。アクション系は敵機撃墜やミッション攻略が中心。

操作感の違い

本作は高度、速度、姿勢の管理が重要。アクション系は直感的な爽快感を重視。

楽しさの違い

本作は空を飛ぶリアルな没入感が中心。アクション系は派手な演出や戦闘が中心。

本作は派手な爆発やストーリー演出で引っ張るゲームではありません。
離陸できた、安定して飛べた、目的地が見えてきた、無事に着陸できた。
その積み重ねに達成感を覚えられるかどうかが、評価の分かれ目になります。

PS VR2対応で何が面白くなったのか

PS VR2対応は、PS5版『Microsoft Flight Simulator 2024』の大きな転機です。
フライトシムは視線移動が重要なジャンルであり、VRとの相性が非常に高いゲームです。

例えば、旋回中に横を向いて翼や地上を確認する、着陸前に滑走路の位置を目で追う、計器盤を覗き込む、ヘリコプターで低空を移動しながら周囲を見渡す。
こうした動作が自然にできることで、平面画面では得にくい“乗っている感覚”が強まります。

特に山岳地帯や大都市上空、悪天候、夕暮れの空港、ヘリコプターでの低空飛行などは、VRで印象が変わりやすい場面です。
景色を見るだけでなく、高度や距離感、機体の傾きが身体感覚として伝わりやすくなります。

PS VR2と相性が良い遊び方

  • 小型機での観光フライト
  • ヘリコプターでの低空飛行
  • 山岳地帯や海岸線の遊覧
  • 夜の空港への着陸
  • レッドブル・エアレース系のスピード感ある飛行

注意点として、VRは乗り物酔いに近い症状が出る場合があります。
最初から長距離フライトや激しい機動に挑むより、短時間のフライトや穏やかな観光飛行から慣れる方が現実的です。

キャリアモードは初心者にも入りやすい導線

フライトシムは自由度が高い一方で、最初に何をすればいいのか分かりにくいジャンルです。
その点で『Microsoft Flight Simulator 2024』のキャリアモードは、初心者にも分かりやすい入口になります。

キャリアモードでは、パイロットとして経験を積み、資格やミッションを広げながら、さまざまな空の仕事に挑戦していきます。
単に飛ぶだけではなく、目的、評価、報酬、成長要素があるため、ゲームとしての進行感を得やすいのが特徴です。

キャリアモードで体験できる主な仕事

  • 旅客便の運航
  • 貨物輸送
  • 捜索救助
  • 山火事の消火活動
  • 農業・空撮・広告系ミッション
  • 大型機やVTOLを使った専門的なミッション

自由飛行だけでは続きにくい場合でも、キャリアモードなら「次はこの仕事をこなす」「より難しい機体に挑戦する」という目標が生まれます。
フライトシム未経験でも、最初の導線としてはキャリアモードから入るのが分かりやすい流れです。

グラフィックと世界の作り込み|観光ゲームとしても強い

本作の魅力は、飛行機を操縦するだけではありません。
世界中の地形や都市、空港、自然を空から眺める“観光ゲーム”としても楽しめます。

地元の上空を飛んだり、有名観光地を巡ったり、富士山、東京湾、大阪湾、北海道、沖縄、海外の大都市や山岳地帯を飛んだりするだけでも、十分にゲーム体験として成立します。
むしろ最初は、細かい操縦技術よりも「知っている場所を空から見る」楽しさを入口にした方が、本作の魅力を感じやすいです。

ライブ天候や時間帯の変化も大きな要素です。
晴れた日の視界の良さ、夕暮れの滑走路、雨雲の中を抜ける緊張感、夜間飛行の光。
同じルートでも、天候や時間で印象が変わります。

最初に試しやすいフライト例

  • 地元や住んだことのある街の上空を飛ぶ
  • 富士山周辺を小型機で遊覧する
  • 大阪湾や東京湾の上空を飛ぶ
  • 沖縄や北海道など、景色の変化が分かりやすい場所を選ぶ
  • 短い空港間ルートで離陸と着陸を練習する

操作は難しい?DualSenseでも遊べるが慣れは必要

本作は本格シミュレーターであり、最初から完璧に操縦しようとすると難しく感じやすいです。
速度、高度、ピッチ、ロール、ラダー、フラップ、ブレーキ、オートパイロットなど、覚える要素は多めです。

ただし、アシスト設定を活用すれば、最初からすべてを手動で管理する必要はありません。
まずは小型機で離陸し、ゆっくり旋回し、短いルートを飛び、着陸を練習する。
この段階でも十分に本作の魅力は味わえます。

DualSenseで遊べる点はPS5版の強みです。
本格的にやり込む場合はフライトスティックの導入も選択肢になりますが、最初の入口としてはコントローラーでも問題ありません。
まずはアシストを使いながら、徐々に手動操作の比率を増やしていく遊び方が現実的です。

初心者向けの進め方

  • 最初はアシスト設定を多めに使う
  • 旅客機ではなく小型機から始める
  • 長距離ではなく短いルートを選ぶ
  • まずは離陸と着陸だけを練習する
  • 慣れてからキャリアモードや大型機に挑戦する

エディションの違い|迷ったらStandard Editionが基本

PS5版『Microsoft Flight Simulator 2024』には複数のエディションがあります。
主な違いは、収録される航空機数と空港数です。

エディション 収録内容の目安 価格 判断ポイント
Standard Edition 70機 / 150空港 9,700円(税込) まず本作を遊ぶ基本版。初めてのフライトシムなら最有力。
Deluxe Edition 80機 / 155空港 13,000円(税込) 少し多めの機体や空港を触りたい場合の中間版。
Premium Deluxe Edition 95機 / 160空港 16,300円(税込) 大型機や収録内容の幅を重視する層向け。
Aviator Edition 125機 / 160空港 26,000円(税込) 最初から長期的に遊び込む前提の上位版。
Standard Edition

70機 / 150空港。9,700円(税込)。初めてなら基本候補。

Deluxe Edition

80機 / 155空港。13,000円(税込)。少し収録内容を増やした版。

Premium Deluxe Edition

95機 / 160空港。16,300円(税込)。より多くの機体や空港を楽しみたい層向け。

Aviator Edition

125機 / 160空港。26,000円(税込)。本格的に長く遊ぶ前提の最上位版。

最初に選ぶなら、基本はStandard Editionで十分です。
本作で重要なのは、収録機体数よりも「フライトシムという遊び方が合うかどうか」です。
操作感やテンポが合うと分かってから、上位エディションや追加コンテンツを検討する方が失敗しにくいです。

オンライン専用・クロスプレイ非対応の注意点

購入前に必ず確認したいのが、オンライン周りの仕様です。
PS5版『Microsoft Flight Simulator 2024』はオンライン専用タイトルであり、インターネット接続が前提です。

また、Xbox / PC版とのクロスプレイには対応していません。
マルチプレイサーバーやランキングもプラットフォームごとに分かれるため、他機種のフレンドと一緒に飛ぶ目的で購入する場合は注意が必要です。

PS Plusについては、通常のオンライン機能すべてに必要というより、マルチプレイ機能を利用する場合に必要となる扱いです。
ソロで飛ぶ、キャリアモードを進める、観光フライトを楽しむといった遊び方とは分けて考える必要があります。

パッケージ版のStandard Editionも用意されていますが、ディスク単体で完結するタイプではありません。
インターネット接続とデジタルインストールが必要になるため、オフライン環境で遊ぶ前提のタイトルではない点に注意が必要です。

PS5版はどのプレイヤー層に向いているか

『Microsoft Flight Simulator 2024』は、万人向けの分かりやすいゲームではありません。
しかし、刺さる層には深く刺さるタイプの作品です。

相性が良いプレイヤー層

  • 飛行機、空港、旅行、地理が好き
  • リアル系シミュレーターが好き
  • 景色を眺めるゲーム体験に価値を感じる
  • PS VR2で没入感のある体験を求めている
  • 短期クリア型ではなく、長く遊ぶゲームを探している
合いにくいプレイヤー層

  • 派手な戦闘やスピード感を最優先したい
  • ストーリー重視のゲームを求めている
  • 操作を覚える過程が苦手
  • オンライン専用タイトルを避けたい
  • 短時間で分かりやすい達成感を得たい

本作は、数十分で派手な盛り上がりを見せるタイプではありません。
しかし、静かに機体を飛ばし、雲を抜け、街や山を見下ろし、最後に滑走路へ降りていく過程に魅力を感じる場合、他のゲームでは味わいにくい体験があります。

発売後の評価|ロマンは大きいが、クセも強い

PS5版『Microsoft Flight Simulator 2024』は、コンソールで本格フライトシムを遊べるという意味で価値のあるタイトルです。
さらにPS VR2対応により、PS5環境ならではの没入感も加わりました。

一方で、発売後もアップデートで改善を重ねていくタイプの作品であり、完璧に整ったアクションゲームのような手触りを期待すると、テンポの違いに戸惑う可能性があります。
オンライン専用、操作の複雑さ、VR酔い、価格帯の高さなど、購入前に確認すべきポイントは少なくありません。

ただし、こうしたクセを理解したうえで遊ぶなら、PS5で体験できるシミュレーターとしてはかなり特別です。
空を飛ぶこと自体に興味があるプレイヤー、PS VR2でコックピットに入り込みたいプレイヤー、ゆっくり長く遊ぶゲームを探している層には、有力な選択肢になります。

購入前チェックリスト

購入前に確認したいポイント

  • オンライン専用タイトルである
  • Xbox / PC版とのクロスプレイには対応していない
  • PS Plusはマルチプレイ利用時に必要
  • PS VR2対応は実装済みだが、VR酔いには注意が必要
  • 最初から上位エディションを選ぶ必要性は高くない
  • 爽快アクションではなく、本格フライトシムである
  • 観光フライト、キャリアモード、VR体験のどこに魅力を感じるかが重要

まとめ|PS5で本格フライトシムを遊びたい層には貴重な一本

『Microsoft Flight Simulator 2024』PS5版は、発売前に注目されていたPS VR2対応が実装され、より魅力が分かりやすくなったタイトルです。
Sim Update 5によってパフォーマンスやキャリアモードにも手が入り、PS5版としての完成度は発売当初より高まっています。

  • PS5で本格フライトシムを遊べる貴重な存在
  • PS VR2対応により、コックピット視点の没入感が大きく向上
  • キャリアモードで初心者にも目的が見えやすい
  • 観光ゲームとしても魅力が大きい
  • オンライン専用、クロスプレイ非対応、操作の難しさには注意

派手なアクションゲームとは方向性がまったく違います。
しかし、飛行機、空港、旅行、地理、VR体験に魅力を感じる層には、PS5で長く付き合える一本になり得ます。
“空を飛ぶ”という行為そのものを楽しめる場合、『Microsoft Flight Simulator 2024』はPS5でも十分に候補に入る作品です。

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