3重賞と注目2歳馬を振り返る
セントライト記念では12番人気ジャスティンシカゴが重賞初制覇。
新馬戦ではコントレイル産駒スローブギも初戦を勝ち上がりました。
9月12日(土)・13日(日)の中央競馬を振り返ります。
今週はチャレンジカップ、ローズステークス、セントライト記念の3重賞が行われました。
なかでも当ブログの予想で最もきれいな形になったのがローズステークス。
○モンローウォーク-◎エンネ-△イクシードで1~3着となり、
掲載したワイドと三連複も的中しました。
一方でセントライト記念では12番人気のジャスティンシカゴを拾えず、
チャレンジカップでは能力上位と評価していたジョバンニを斤量面から△まで下げてしまいました。
今回は馬券の反省だけを長く並べるのではなく、
「どの馬がどんな内容で走ったのか」「次走でどの馬を追いたいのか」
を中心に週末競馬全体を振り返ります。
○モンローウォーク-◎エンネ-△イクシード。掲載買い目のワイド・三連複が的中。
12番人気ジャスティンシカゴが重賞初制覇。◎ゴーイントゥスカイは6着。
△ジョバンニが58kgを背負って勝利。斤量評価について考えさせられる結果に。
A評価スローブギが新馬勝ち。S評価ルーメンルーナエは2着も内容は悲観不要。
ローズステークス回顧
| 着順 | 馬名 | 印 | 人気 |
|---|---|---|---|
| 1着 | モンローウォーク | ○ | 1番人気 |
| 2着 | エンネ | ◎ | 3番人気 |
| 3着 | イクシード | △ | 2番人気 |
モンローウォークが3馬身差の完勝
秋華賞トライアルのローズSを制したのはモンローウォーク。
2番手で流れに乗ると、直線では早めに先頭へ。
最後まで脚色は衰えず、2着エンネに3馬身差をつけました。
勝ち時計は阪神芝1800mで1分44秒5。
新馬戦からこれで4戦4勝。
春のクラシックには出走できませんでしたが、
夏に古馬を相手に連勝し、初めての重賞でも能力の違いを見せました。
好位を取れるレースセンスに加えて、直線でもう一段加速できたこと。
展開待ちではなく自分から競馬を作れるため、秋華賞でも有力候補として扱いたい内容でした。
◎エンネも2着で秋華賞へ
本命にしたエンネは2着。
勝ったモンローウォークには差をつけられましたが、
好位からしっかり脚を伸ばして2着を確保しました。
春は後方からの競馬が多かった馬ですが、
今回は以前よりも前のポジションで運べたことも収穫です。
阪神1800mへの適性、オークスで見せた末脚、
そして今回のレース内容を考えても、
秋華賞でも引き続き注意したい一頭です。
△イクシードも3着
2番人気イクシードは3着。
勝ち切るところまでは届きませんでしたが、
キャリアの浅い馬ながら重賞でも能力を示しました。
今回がまだ4戦目。
完成度という意味では今後さらに良くなる余地もありそうです。
モンローウォークとエンネはいずれもキズナ産駒。
勝ち方は異なりますが、阪神外回り1800mで最後までしっかり脚を使いました。
イクシードはキタサンブラック産駒。
血統だけで評価を決めるのではなく、今回の実戦内容を今後の距離適性判断にもつなげたいところです。
掲載予想の答え合わせ
| 印 | 馬名 | 結果 | 振り返り |
|---|---|---|---|
| ◎ | エンネ | 2着 | 阪神1800m適性と春の内容を評価 |
| ○ | モンローウォーク | 1着 | 能力最上位級という評価は正解 |
| ▲ | スウィートハピネス | 7着 | オークス内容を評価したが不発 |
| ☆ | レイクラシック | 9着 | 夏の上積みに期待したが届かず |
| △ | イクシード | 3着 | 能力評価で押さえ成功 |
三連複 2-6-7 1,110円
○モンローウォーク-◎エンネ-△イクシードの決着を拾うことができました。
本命馬は勝てませんでしたが、
印では○-◎-△で1~3着。
今週の重賞予想では最も良い形となりました。
セントライト記念回顧
| 着順 | 馬名 | 印 | 人気 |
|---|---|---|---|
| 1着 | ジャスティンシカゴ | ― | 12番人気 |
| 2着 | サヴォアフェール | ▲ | 2番人気 |
| 3着 | アウダーシア | △ | 6番人気 |
12番人気ジャスティンシカゴが重賞初制覇
セントライト記念は大波乱。
12番人気ジャスティンシカゴが好位から抜け出し、
重賞初制覇を果たしました。
稍重の中山芝2200mで勝ち時計は2分14秒0。
2着サヴォアフェールに1馬身差でした。
春はプリンシパルS2着。
日本ダービーへの出走は叶いませんでしたが、
その後1勝クラスを勝ち、秋初戦で一気に重賞タイトルまで手にしました。
ジャスティンシカゴは菊花賞でも注意
ジャスティンシカゴは父スワーヴリチャード、
母父キングカメハメハ。
今回の勝ち方で特に印象的だったのは、
中山2200mで好位から流れに乗り、
勝負どころでも脚を残していたことです。
菊花賞は3000mへ一気に距離が延びるため、
今回の結果だけで長距離適性まで断定はできません。
ただし、12番人気だったからといって今回をフロック扱いするのも危険でしょう。
▲サヴォアフェール、△アウダーシアは権利確保
2着サヴォアフェールは現在の充実ぶりを改めて証明。
春のクラシック実績馬ではありませんが、
夏以降に力を付けていることは間違いなさそうです。
3着アウダーシアもスプリングS勝ち馬らしい地力を見せました。
この2頭とジャスティンシカゴが菊花賞への優先出走権を獲得しています。
◎ゴーイントゥスカイは6着
1番人気に支持された本命ゴーイントゥスカイは6着。
日本ダービー4着、青葉賞1着の実績から能力を最上位級と評価しましたが、
今回はその末脚を生かし切れませんでした。
最終予想の記事でも最大の不安として挙げていたのが、
「中山での位置取り」です。
東京2400mなら長い直線で差し込めますが、
中山2200mでは早めに動けないと前を捕まえるのが難しくなります。
ゴーイントゥスカイの能力評価そのものより、
「後方からの競馬になった時の取りこぼしリスク」を
本命判断でもう一段重く考える必要がありました。
掲載予想の答え合わせ
| 印 | 馬名 | 結果 | 振り返り |
|---|---|---|---|
| ◎ | ゴーイントゥスカイ | 6着 | 能力評価は高かったが位置取りが課題 |
| ○ | アスクエジンバラ | 4着 | 中山適性を評価。馬券圏まであと一歩 |
| ▲ | サヴォアフェール | 2着 | 夏以降の上昇度を評価できた |
| △ | アウダーシア | 3着 | 中山実績と地力を評価 |
勝ち馬は拾えませんでしたが、
2着サヴォアフェールと3着アウダーシアは印の中。
菊花賞へ向けては、
春の実績だけではなく夏を越して成長した馬をどこまで評価できるかが
さらに重要になりそうです。
チャレンジカップ回顧
| 着順 | 馬名 | 印 | 人気 |
|---|---|---|---|
| 1着 | ジョバンニ | △ | 3番人気 |
| 2着 | カラマティアノス | ― | 9番人気 |
| 3着 | ジーティーアダマン | ― | 5番人気 |
△ジョバンニが待望の重賞初制覇
チャレンジカップは3番人気ジョバンニが勝利。
好位の後ろで流れに乗り、
直線ではカラマティアノスとの追い比べをクビ差で制しました。
勝ち時計は阪神芝2000mで1分57秒6。
ジョバンニはこれまで重賞で何度も好走しながら、
あと一歩タイトルに届かない競馬が続いていました。
今回が待望の重賞初制覇です。
58kgを嫌いすぎたのは反省点
最終予想でも
「地力だけなら今回の最上位候補」
と評価していたジョバンニ。
それでも最終印では△まで下げました。
理由は58kgと8枠15番です。
しかし結果はジョバンニが58kgで1着。
さらに2着カラマティアノスも58kgでした。
ハンデ戦では斤量差を重視する方針自体は変えません。
ただし、明確に能力上位と判断できる馬まで、
斤量だけを理由に大きく評価を下げないこと。
「斤量差」と「能力差」のどちらが大きいかをより丁寧に比較したいところです。
◎マテンロウゲイルは5着
本命マテンロウゲイルは5着。
阪神芝2000mの若葉S勝ち、日本ダービー5着、
そして54kgという条件を評価しました。
直線まで上位争いできる位置にはいましたが、
最後は古馬勢を押し切ることができませんでした。
古馬との初対戦だったことを考えると、
これだけで評価を大きく下げる必要はありません。
今後同世代戦へ戻った時には改めて注意したい馬です。
掲載予想の答え合わせ
| 印 | 馬名 | 結果 | 振り返り |
|---|---|---|---|
| ◎ | マテンロウゲイル | 5着 | 54kgと阪神適性を重視 |
| ○ | ジーティーダーリン | 15着 | 前走同舞台勝ちを評価したが不発 |
| ▲ | マリアイリダータ | 4着 | 昇級でも大きく崩れず |
| ☆ | タガノデュード | 11着 | GⅠ実績を評価も今回は不発 |
| △ | ジョバンニ | 1着 | 能力最上位級の評価はできていた |
勝ち馬ジョバンニは印に残していましたが、
2着カラマティアノス、3着ジーティーアダマンは無印。
予想全体としては不発でした。
特にジョバンニについては、
自分で地力最上位候補と評価しながら△まで下げた点を
次回以降のハンデ重賞で見直したいところです。
週間デビューWatchの結果
今週も重賞だけでなく、
事前の「週間デビューWatch」で取り上げた2歳馬を振り返ります。
| 事前評価 | 馬名 | 結果 | 今回の評価 |
|---|---|---|---|
| S | ルーメンルーナエ | 2着 | 敗れても内容は高評価 |
| S | サトノアニマ | 7着 | 次走で再確認 |
| A | スローブギ | 1着 | 1800mに対応 |
| A | クラルテロワ | 7着 | 成長待ち |
| A | キリマンジェロタフ | 4着 | 大型馬。次走で前進期待 |
| 注目 | コッディ | 3着 | エフフォーリア産駒として収穫 |
| 注目 | エピドゥブレ | 1着 | ダート中距離で好発進 |
A評価スローブギが初戦突破
日曜中山5R・芝1800mで勝ったのはスローブギ。
父コントレイル、母は京成杯オータムハンデを連覇したトロワゼトワル。
事前のデビューWatchではA評価としていました。
3番手付近から流れに乗り、
直線で先頭へ。
タンタトリスの追撃を半馬身しのいで初戦を勝ち上がりました。
勝ち時計は稍重馬場で1分53秒2。
スローペースだったため時計だけで世代上位と判断する段階ではありませんが、
注目していた1800mへの対応を初戦でクリアしたことは大きな収穫です。
母トロワゼトワルのスピード色が強いだけに、
マイル寄りになる可能性も考えていました。
初戦から1800mで折り合えたことで、今後の距離選択にも幅が出そうです。
S評価ルーメンルーナエは2着でも悲観不要
S評価ルーメンルーナエは阪神芝1600mで2着。
勝ったブラッドバローズが前でスムーズに運ぶ一方、
ルーメンルーナエは後ろから外を回す形。
それでも勝ち馬と同じ上がり34秒0を使いました。
1馬身半差という結果だけで評価を大きく下げる必要はないでしょう。
次走の未勝利戦でも引き続き注目します。
S評価サトノアニマは7着
一方、サトノアニマは3番人気で7着。
ディープボンドの半弟、
キタサンブラック産駒という血統背景から
将来性込みでS評価としていましたが、
初戦だけを見ると期待を下回りました。
ただし今回はスローからの瞬発力勝負。
長く脚を使うタイプなら、
流れた中距離戦で内容が変わる可能性もあります。
ここで将来性まで否定するのではなく、
2戦目の内容を見て改めて評価したいと思います。
注目エピドゥブレはダート1800mで快勝
阪神ダート1800mでは、
デビューWatchで「注目」としたエピドゥブレが1番人気に応えました。
中団から3~4コーナーで進出し、
直線で抜け出して2着に2馬身半差。
父ゴールドドリーム、
半兄には東京ダービー2着のクレーキング。
ダート中距離で追っていきたい一頭です。
今週の主な2歳新馬勝ち馬
9月12日・13日は中山・阪神で合計6鞍の2歳新馬戦が行われました。
勝ち馬を一覧で振り返ります。
| レース | 勝ち馬 | 父 | 短評 |
|---|---|---|---|
| 9/12 中山芝1600m | サトノハクマイ | シルバーステート | 重馬場を好位から抜け出す |
| 9/12 中山ダ1200m | ナイトパイロット | フィレンツェファイア | 3馬身半差の快勝 |
| 9/12 阪神芝1600m | ブラッドバローズ | サートゥルナーリア | 自然に先頭へ立ち逃げ切り |
| 9/12 阪神ダ1800m | エピドゥブレ | ゴールドドリーム | 2馬身半差で初戦突破 |
| 9/13 中山芝1800m | スローブギ | コントレイル | A評価馬が人気に応える |
| 9/13 阪神芝2000m | マイネルグリモア | ゴールドシップ | 最後方からアタマ差で勝利 |
ブラッドバローズは次走も注目
今週の新馬勝ち馬で特に印象的だった一頭がブラッドバローズ。
阪神芝1600mで好スタートを決めると、
無理に押して逃げたというより、
自然なスピードで先頭へ。
直線でも脚色は衰えず、
S評価ルーメンルーナエの追撃を1馬身半差で振り切りました。
父サートゥルナーリア、母父ディープインパクト。
初戦から競馬が上手だった点も含めて、
次走の相手強化でも追いかけたい一頭です。
エフフォーリア産駒コッディも3着
スローブギが勝った中山芝1800mでは、
エフフォーリア産駒コッディも3着。
デビューWatchではS・A評価とは分けて「注目」としましたが、
初戦から馬券圏内に入りました。
今後もコントレイル産駒だけでなく、
エフフォーリア産駒の動向も継続して見ていきたいところです。
オープン競走も振り返る|ラジオ日本賞
ユキマルがオープン初勝利
土曜中山メインのラジオ日本賞は、
3番人気ユキマルが勝利しました。
重馬場のダート1200mで勝ち時計は1分09秒0。
中団外から運び、直線でしっかり伸びて差し切りました。
2着ジョーローリット、
3着ロードフロンティア。
そしてこの勝利で鞍上の丹内祐次騎手は
JRA通算700勝を達成しました。
外を回す形でも最後まで力強く伸びました。
ダート短距離のオープン路線で今後も注意したい存在です。
次走以降も追いかけたい馬
今週の予想結果まとめ
| レース | 本命 | 結果 | 振り返り |
|---|---|---|---|
| ローズS | ◎エンネ | 2着 | ○-◎-△。ワイド・三連複的中 |
| セントライト記念 | ◎ゴーイントゥスカイ | 6着 | 2・3着は印も勝ち馬を拾えず |
| チャレンジC | ◎マテンロウゲイル | 5着 | △ジョバンニが勝利。斤量評価は再考 |
ローズSは印と買い目がきれいに噛み合いました。
一方、セントライト記念は自分で認識していた位置取りリスクが現実となり、
チャレンジCでは斤量差を能力差以上に重く見てしまいました。
予想の基準そのものを大きく変えるのではなく、
能力・コース適性・状態・展開・斤量をどこまでバランス良く評価できるか
を次週以降も意識したいと思います。
まとめ|秋のGⅠへ向けて楽しみな馬が続々
9月12日・13日の競馬では、
秋のGⅠへ向けて重要なレースが続きました。
ローズSはモンローウォークが無傷4連勝。
当ブログでは○評価でしたが、
今回の3馬身差を見る限り、
秋華賞へ向けてさらに評価を上げる必要があります。
◎エンネも2着で優先出走権を確保。
○-◎-△で上位3頭を拾えたことは今週の予想の収穫でした。
セントライト記念では12番人気ジャスティンシカゴが勝ち、
菊花賞戦線に新しい名前が加わりました。
一方、春の実績馬ゴーイントゥスカイやバステールが敗れたことで、
菊花賞はさらに難しく、面白いレースになりそうです。
2歳戦ではスローブギが初戦突破。
ルーメンルーナエは敗れたものの次走で見直せる内容、
ブラッドバローズやエピドゥブレにも将来性を感じました。
次走で評価を上げる馬、逆に見直す必要がある馬も含めて、実戦内容を中心に追いかけていきます。
レース結果、着順、人気、時計などは2026年9月13日時点の公開情報をもとに確認しています。
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