2026年7月19日(日)、小倉競馬場で行われる小倉記念は、芝2000mを舞台とするハンデ重賞です。
今年はジョバンニ、ガイアメンテ、ジーティーアダマン、タガノアビー、ウエストナウ、レーゼドラマなどが出走。実績馬に加えて、近走好調な上がり馬や軽ハンデ馬もそろい、18頭立ての難解な一戦になりました。
当ブログではこれまで、血統・ハンデ・近走成績を中心とした考察記事と、最終追い切り診断記事を公開してきました。
考察段階ではガイアメンテを中心候補としていましたが、枠順、斤量、最終追い切り、想定される展開を改めて比較した結果、最終的には9番ジーティーアダマンを本命にします。
枠順、斤量、騎手、出走馬などは2026年7月18日時点で確認しています。馬場状態、馬体重、直前オッズ、出走取消などの最新情報は、レース当日に改めてご確認ください。
小倉記念2026の最終結論
◎9番 ジーティーアダマン
○6番 ガイアメンテ
▲2番 タガノアビー
☆8番 サフィラ
△17番 ジョバンニ
本命は、最終追い切りで最も高く評価したジーティーアダマンです。
前走の都大路ステークスではガイアメンテに敗れましたが、当時はガイアメンテが56kg、ジーティーアダマンが57kg。今回は両馬とも57kgとなり、前走でガイアメンテにあった斤量面の優位がなくなります。
ガイアメンテの前走内容は強く、今回も有力であることに変わりありません。しかし、追い切りの動き、斤量条件の変化、前目で運べる脚質、9番という枠順まで総合すると、今回はジーティーアダマンの逆転に期待したいと判断しました。
小倉芝2000mの展開予想
大外18番に入ったレーゼドラマは、小倉芝2000mで逃げ切った実績があり、今回も前へ行く可能性が高いでしょう。
16番ノーランサンライズなども先行策を取りたいタイプです。外枠の先行馬が内へ入ろうとすれば、スタート直後からある程度のペースで流れる可能性があります。
ジーティーアダマンは無理に逃げる必要がなく、先行馬を見ながら好位で運べる馬です。9番枠なら内外の出方を確認しやすく、外を回り続ける危険も抑えられます。
前走の都大路ステークスでも4番手付近から運んでおり、自分から動ける点は小回りの小倉で大きな強みになります。
開催後半の小倉芝では、傷んだ内側だけを通り続けるよりも、3~4コーナーから伸びる進路を選べる馬を重視したいところ。中枠から好位を確保できるジーティーアダマンにとって、展開を組み立てやすい条件と見ています。
◎9番ジーティーアダマン
本命は9番ジーティーアダマンです。
最終追い切りは栗東坂路で、4ハロン52秒1、ラスト1ハロン12秒2。馬なりのまま力強く伸び、併走馬に先着しました。
全体時計と終いのバランスが良く、力強さだけでなく軽快さも感じられる内容。当ブログの最終追い切り診断では、今回の出走馬で唯一のS評価としました。
前走の都大路ステークスは、ガイアメンテから0秒4差の3着。結果だけを見ると完敗にも映りますが、ガイアメンテより1kg重い57kgを背負いながら、好位から最後まで大きく崩れていません。
今回はガイアメンテも57kgとなり、斤量差はなくなります。前走より相対的な条件が良くなるジーティーアダマンには、着差を詰める余地があります。
芝2000mでは、飛鳥ステークスで2着。先行して一度は先頭に立ち、勝ち馬とはわずか0秒1差でした。
2000mへの距離延長に不安はなく、父ルーラーシップ、母の父マンハッタンカフェという血統からも、持続力を生かす競馬は合っています。
松山弘平騎手とは難波ステークスを勝利するなど好相性。ジーティーアダマンの持ち味である先行力と長く脚を使う能力を理解している点も心強い材料です。
重賞ではまだ実績が十分とはいえませんが、4歳馬で成長の余地を残しています。最終追い切りの良さと条件好転を重視し、今回は重賞初制覇に期待します。
○6番ガイアメンテ
対抗は6番ガイアメンテです。
前走の都大路ステークスでは、中団から直線で力強く抜け出し、1分43秒4の好時計で勝利。オープンクラスでも上位の能力があることを証明しました。
最終追い切りは栗東CWで6ハロン83秒7、ラスト1ハロン11秒3。余裕を残しながら併走馬に先着しており、状態面に大きな不安はありません。
父ドゥラメンテ産駒らしい持続力があり、芝2000mへの距離延長にも対応できるでしょう。6番枠も立ち回りやすく、川田将雅騎手が好位から流れに乗せられれば勝ち負けになります。
本来なら本命にしてもよいだけの馬ですが、前走はジーティーアダマンより1kg軽い斤量で勝利していました。
今回は両馬とも57kg。追い切りでもジーティーアダマンを一段上に評価したため、最終予想では対抗に下げました。
ただし、近走の充実度と前走の勝ち方は高く評価しており、馬連の中心相手としては外せません。
▲2番タガノアビー
単穴は2番タガノアビーです。
前走のシドニートロフィーでは、後方から上がり3ハロン33秒6の末脚を使って差し切り。芝2000mへの適性と高い決め手を示しました。
今回は54kg。ジーティーアダマンやガイアメンテより3kg軽く、ジョバンニとは3.5kgの斤量差があります。
2025年のオークス3着馬でもあり、世代限定戦とはいえGⅠで上位に入った能力は軽視できません。
不安は2番枠です。スタート後に後方まで下がると、内に包まれて進路を失う可能性があります。
開催後半で内側に傷みが出ている場合、直線まで最内を通り続ける競馬も避けたいところ。幸英明騎手が向正面から外へ持ち出せるかがポイントになります。
展開に左右される面はありますが、54kgを生かして直線で外へ出せれば、まとめて差し込む可能性があります。
☆8番サフィラ
穴候補は8番サフィラです。
近走は勝ち切れていませんが、京都記念5着、金鯱賞9着など、牡馬相手の重賞でも大きく能力が劣る内容ではありません。
最終追い切りは早めに入厩した小倉競馬場の芝コースで調整。1週前の栗東CWでしっかり負荷をかけ、最終追い切りは現地で状態を整える内容でした。
夏場の牝馬だけに、レース直前の長距離輸送を避けられる点はプラスです。
8番枠は内に閉じ込められにくく、外を回りすぎる可能性も低い好枠。ジーティーアダマンの直後を取れれば、流れに乗りやすいでしょう。
阪神牝馬ステークスを勝った実績があり、能力そのものは重賞でも通用します。人気が大きく上がらないようなら、ワイドで狙いたい一頭です。
△17番ジョバンニ
ジョバンニは、今回のメンバーで能力最上位と見ています。
ホープフルステークスを含めて重賞2着が複数回あり、前走は海外GⅠのクイーンエリザベス2世カップに出走。国内外の強い相手と戦ってきた実績は一枚上です。
デビュー戦を小倉で勝っており、小倉競馬場への対応にも不安はありません。
一方で、今回は海外遠征帰りに加えて57.5kg。さらに17番という外枠に入りました。
小倉芝2000mで終始外を回されると距離損が大きくなります。内へ入れるために序盤から脚を使えば、直線での伸びに影響する可能性もあります。
最終追い切りは栗東坂路で54秒9、ラスト1ハロン12秒4。海外遠征帰りとしては順調ですが、当ブログの追い切り診断ではB評価としました。
能力だけで勝ち切っても不思議ではありませんが、人気、斤量、外枠を考えると積極的に軸にはしにくく、今回は押さえ評価にとどめます。
評価を下げた有力馬
14番ウエストナウ
前走のメトロポリタンステークスを勝ち、その前の大阪―ハンブルクカップでも2着。近走の充実度は高く、長く脚を使える点も魅力です。
ただし、近走は2400mから2600mが中心。今回は2000mへの距離短縮となり、小倉で流れが速くなった場合は序盤の追走が課題になります。
57.5kgに加えて14番枠。能力は評価していますが、今回は買い目を絞るため印を回しませんでした。
18番レーゼドラマ
小倉芝2000mの小倉日経賞を逃げ切っており、コース適性は証明済みです。
ただし、今回は大外18番。逃げるためにはスタート直後から脚を使って内へ入る必要があります。
内側の馬も先行するようなら、前半から競り合う形になる可能性があります。前走のように楽な形へ持ち込めるとは限らず、今回は評価を下げました。
5番エヒト
2023年の小倉記念勝ち馬で、今年もアメリカジョッキークラブカップ3着、日経賞4着と高い能力を維持しています。
最終追い切りも栗東坂路で好時計を記録し、9歳馬とは思えない活気がありました。
ただし、今回はトップハンデ58kg。近走は2200m以上のレースが中心で、小倉芝2000mの速い流れに対応できるかがポイントです。
状態は良く、上位に来ても驚けませんが、年齢と斤量を考慮して今回は次点とします。
ジーティーアダマンを本命にする理由
- 最終追い切り診断で唯一のS評価
- 前走でガイアメンテより1kg重い斤量を背負って3着
- 今回はガイアメンテと同じ57kgになり、斤量条件が好転
- 芝2000mの飛鳥ステークスで2着があり、距離に不安がない
- 好位から自分で動ける脚質が小回りコースに合う
- 9番枠から内外の先行馬を見ながら運べる
- 松山弘平騎手とのコンビで勝利実績がある
前走でガイアメンテに敗れている点は事実ですが、今回は斤量条件が変わります。
さらに、最終追い切りではガイアメンテ以上の動きを見せました。前走結果だけで序列を固定するのではなく、今回の条件で逆転できる可能性を重視します。
小倉記念2026の買い目
今回はジーティーアダマンの単勝と複勝を中心に、馬連とワイドを組み合わせた5点で勝負します。
単勝
9番 ジーティーアダマン
複勝
9番 ジーティーアダマン
馬連
9-6
ワイド
9-2
9-8
資金配分の目安
| 券種 | 買い目 | 配分 |
|---|---|---|
| 単勝 | 9 | 25% |
| 複勝 | 9 | 35% |
| 馬連 | 9-6 | 20% |
| ワイド | 9-2 | 15% |
| ワイド | 9-8 | 10% |
中心はジーティーアダマンの単勝と複勝です。
重賞初制覇を期待して単勝を購入しつつ、3着以内に入れば的中となる複勝を厚めにすることで、安定感も重視します。
相手本線は、前走で先着を許したガイアメンテ。今回は斤量差がなくなるとはいえ、ガイアメンテの近走内容と状態は高く評価しており、9-6の馬連を押さえます。
ワイドは54kgのタガノアビーと、状態上昇が期待できるサフィラへ。ジョバンニは能力上位ですが、外枠で人気も集めるため、今回は買い目から外します。
なお、複勝オッズが直前に大きく下がった場合は、複勝の配分を少し減らし、単勝や馬連へ振り分ける方法もあります。
レース当日に確認したいポイント
- 芝コースの内側と外側のどちらが伸びているか
- 逃げ・先行馬が残っているか、差し馬が届いているか
- ジーティーアダマンの馬体重に大きな増減がないか
- パドックで落ち着いて周回できているか
- レーゼドラマ以外に逃げを主張する馬がいるか
ジーティーアダマンは好位で流れに乗る形が理想です。パドックで極端に入れ込んでいた場合や、馬体重が大きく減っていた場合は注意が必要になります。
反対に、落ち着いて周回し、馬体に張りがあれば、最終追い切りの良さをレースでも発揮できる可能性が高まります。
まとめ
小倉記念2026の本命は、9番ジーティーアダマンです。
最終追い切りでは栗東坂路で力強く伸び、今回の出走馬で唯一のS評価。前走の都大路ステークスではガイアメンテより1kg重い斤量を背負って3着でしたが、今回は両馬とも57kgとなります。
芝2000mへの距離延長にも不安はなく、好位から自分で動ける脚質も小倉コースに合いそうです。9番枠から先行馬を見ながら運べれば、直線で早めに抜け出す形が期待できます。
対抗は、前走を好時計で勝ったガイアメンテ。単穴には54kgと鋭い末脚が魅力のタガノアビー、穴候補には早めに小倉入りして状態上昇が期待できるサフィラを選びました。
能力最上位のジョバンニは、海外遠征帰り、57.5kg、17番枠を考慮して押さえ評価です。
前走結果だけならガイアメンテが一歩リードしていますが、今回は斤量条件が変わり、ジーティーアダマンの追い切りも非常に良好でした。
今回はジーティーアダマンの単勝で重賞初制覇を狙いながら、複勝を厚めにして3着以内もしっかり押さえます。
最終予想
◎9番 ジーティーアダマン
○6番 ガイアメンテ
▲2番 タガノアビー
☆8番 サフィラ
△17番 ジョバンニ
買い目
単勝 9番 ジーティーアダマン
複勝 9番 ジーティーアダマン
馬連 9-6
ワイド 9-2、9-8
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