2026年8月9日(日)、中京競馬場の芝1200メートルで行われるCBC賞(GIII)。
今年は重賞戦線で安定しているレイピア、前走で初の芝1200メートルに対応したディアナザール、前年覇者インビンシブルパパ、3歳馬タマモイカロス、軽ハンデのジェニファーなど、個性豊かな18頭がそろいました。
これまで当ブログでは近走成績、血統、中京適性、ハンデ、最終追い切りをそれぞれ分析してきました。今回は確定した枠順まで加え、最終的な本命、相手候補、展開、買い目まで絞り込んでいきます。
実績だけならレイピアも非常に怖い存在ですが、56キロ、4枠7番、先行力、1200メートルへの適性、血統、最終追い切りまで総合すると、今回もっとも大きな弱点が少ないのはディアナザールと判断しました。
CBC賞2026 最終予想
| 印 | 馬番 | 馬名 | 評価ポイント |
|---|---|---|---|
| ◎ | 7 | ディアナザール | 56kg・先行力・高速1200m適性・好枠 |
| ○ | 3 | レイピア | 重賞実績最上位・中京GⅠ5着・内枠 |
| ▲ | 17 | タマモイカロス | 54kg・葵S3着・追い切り高評価 |
| ☆ | 6 | レッドエヴァンス | 55kg・好枠・ロードカナロア産駒 |
| △ | 15 | アンクルクロス | 1200m安定・末脚・追い切り上向き |
| △ | 5 | ジェニファー | 52kg・北九州記念2着・内寄り好枠 |
◎7 ディアナザールを本命にする理由
最終的な本命は7番ディアナザールです。
最大の理由は、今回のCBC賞で求められそうな「速い1200メートルを前で運びながら最後まで踏ん張る能力」を、前走の鞍馬ステークスですでに示していることです。
前走はキャリアで初めて芝1200メートルへ距離を短縮。ハナに立つ積極的な競馬から1分06秒7で3着に残りました。
初めてのスプリント戦でこの時計に対応できた点は高く評価できます。
もともとは1400~1600メートルでも好位から運べる馬。単純な逃げ馬ではないため、今回は無理にハナへ行く必要もありません。
コウセキやインビンシブルパパなど前へ行く馬を先に行かせ、3~5番手付近で折り合う形。逃げ争いに巻き込まれず直線まで脚を残せれば、前走以上の競馬が期待できます。
ロードカナロア産駒らしいスピード
父ロードカナロア、母ドナウブルー、母父ディープインパクトという良血馬。
母系からはマイル前後への適性も感じますが、父ロードカナロアから受け継いだスピードを考えれば、1200メートルへの距離短縮は決してマイナスではありません。
むしろ前走を見る限り、速い流れの中で余計な力を使わず走れる1200メートルが、現在のディアナザールには合っている可能性があります。
56キロも許容範囲
レイピアが57.5キロを背負う一方、ディアナザールは56キロ。
軽ハンデとまでは言えませんが、上位人気馬との比較では大きく不利な斤量ではありません。
さらに昨年夏には中京芝1600メートルで勝利しており、左回りの中京コースそのものにも不安はありません。
最終追い切りも順調
最終追い切りは栗東CWで併せ馬。時計だけを追い求めるというより、実戦を意識した内容でした。
当ブログの追い切り診断ではA評価。1週前から順調に負荷をかけられており、前走後の疲れを強く感じさせる内容ではありません。
4枠7番も好材料です。内過ぎて包まれるリスクを抑えつつ、外枠から余計な距離を走らされる可能性も低い枠。先行馬を見ながら位置を決めやすいでしょう。
- 前走で初の1200mを1分06秒7で3着
- 前へ行ける先行力と自在性
- ロードカナロア産駒
- 中京コースで勝利実績あり
- 56kgは十分許容範囲
- 4枠7番は立ち回りやすい
- 最終追い切りも順調
○3 レイピアは能力なら最上位
対抗は3番レイピア。
今年はシルクロードステークス2着、オーシャンステークス2着、高松宮記念5着、函館スプリントステークス3着と、重賞戦線で安定して上位争いを続けています。
特に評価したいのが高松宮記念。同じ中京芝1200メートルのGⅠで5着まで走っており、今回のメンバーではコース実績と重賞実績の両方で最上位クラスです。
父タワーオブロンドン、母父エンパイアメーカー。スピードに加えてパワーもあり、中京の直線でも大きく崩れにくいタイプです。
2枠3番も好枠。距離ロスを抑えながら好位~中団で運べるでしょう。
能力は最上位クラスですが、今回は57.5キロ。さらに今年すでに重賞を複数回走っている点も考えると、真夏のハンデ戦で人気を背負う条件では絶対視まではしません。
ただし大崩れの可能性という意味ではメンバー中でもかなり低い一頭。ディアナザールとともに今回の中心と考えています。
▲17 タマモイカロスは54キロが魅力
3番手は17番タマモイカロス。
前走の葵ステークスでは後方から強烈な末脚を使って3着。3歳スプリント戦線では上位クラスの能力を見せています。
父デクラレーションオブウォー、母父ダンスインザダーク。大型馬らしいパワーもあり、単純な軽いスピードだけに頼るタイプではありません。
そして最大の魅力は54キロです。
レイピアとは3.5キロの斤量差。古馬相手の重賞だけに簡単ではありませんが、この差はゴール前で効いてくる可能性があります。
追い切り内容も良く、当ブログではA+評価。大外17番は決して理想ではありませんが、差し馬だけに内で包まれるよりも、外から進路を確保できるメリットもあります。
前半が速くなり、先行馬の脚が鈍る展開なら一気に浮上してきます。
☆6 レッドエヴァンスは条件が揃った
4番手は6番レッドエヴァンス。
前走のフリーウェイステークスを勝ってオープンクラスへ。勢いという点では今回のメンバーでも上位です。
芝1200メートルでも速い時計に対応しており、中京の高速決着にも大きな不安はありません。
父ロードカナロア、母レッドアヴァンセ、母父ディープインパクト。ディアナザールと同様、スプリントからマイルまで対応しやすいスピード型の血統構成です。
55キロで3枠6番という条件も魅力。先行勢を見ながらロスなく運べる位置を取れれば、重賞初挑戦でも十分に馬券圏内を狙えると考えます。
△15 アンクルクロス
5番手は15番アンクルクロス。
前走の北九州記念では7着でしたが、その前の鞍馬ステークスでは2着。1200メートルでは安定して末脚を使える馬です。
前走だけで評価を下げすぎる必要はなく、今回のように前へ行きたい馬が多い組み合わせはむしろ歓迎でしょう。
最終追い切りでも前走時より活気を感じられました。
7枠15番だけに外を回しすぎる形は避けたいところですが、ハイペースから差しが決まる展開になれば馬券圏内まで十分に考えられます。
△5 ジェニファーは52キロが怖い
最後の印は5番ジェニファー。
前走の北九州記念では好位から2着。勝ち馬とはタイム差なしの内容でした。
前走は50キロでしたが、今回は52キロ。それでも上位人気馬とは大きな斤量差があります。
さらに3枠5番。前へ行きたい馬を見ながら先行集団の直後に入れれば、かなりロスの少ない競馬ができそうです。
当ブログの追い切り診断でもA-評価。夏場の体調も良さそうで、前走の好状態を維持していると判断しました。
本命候補というほどではありませんが、52キロと5番枠を考えると三連複から切るのは怖い存在。今回の6頭目として残します。
印を回さなかった有力馬
18頭立てだけに、印を回せなかった馬の中にも怖い存在はいます。
12 インビンシブルパパ
前年のCBC賞勝ち馬で、追い切り内容も非常に良く、当ブログではA+評価としました。
一方で今回は58キロのトップハンデ。近走成績も含めて考えると、追い切りの良さだけで印を回すにはリスクもあります。
復活すれば怖い馬ですが、今回は買い目を広げすぎないため無印とします。
14 コウセキ
前走を逃げ切っており、スピード能力自体は高く評価しています。
ただし今回はインビンシブルパパやフィオライアなど前へ行きたい馬も多く、14番枠から先手を取りに行けば序盤から脚を使わされる可能性があります。
前走のように楽な逃げに持ち込める保証はなく、展開面から今回は無印としました。
2 フロムダスク
鞍馬ステークスでは速い上がりを使っており、展開が完全に差しへ向けば怖い存在です。
ただし近走の安定感では今回印を打った差し馬に一歩譲ると判断。穴候補としては気になりますが、最終買い目からは外します。
インビンシブルパパ、コウセキ、フロムダスクまで印を付けると9頭になり、最終予想としては広げすぎです。今回は「実際に馬券で相手として買いたいか」を基準に6頭まで絞りました。
CBC賞2026の展開予想
今回の大きなポイントは、前へ行きたい馬が比較的多いことです。
- コウセキ
- インビンシブルパパ
- フィオライア
- ディアナザール
- イツモニコニコ
- ジェニファー
コウセキは前走を逃げ切り。インビンシブルパパも本来は前で持ち味を生かしたいタイプです。
そのため、本命ディアナザールには無理にハナを奪う競馬はしてほしくありません。
理想は逃げ馬の直後。7番枠から前の動きを見ながら好位へ収まり、直線で抜け出す形です。
3番レイピアも内枠から好位~中団。その後ろから17番タマモイカロス、15番アンクルクロスが末脚を生かす形を想定します。
前半は平均以上のペースを想定。完全な前崩れまでは決め打ちせず、好位で立ち回るディアナザール、レイピアを中心に、展開が速くなればタマモイカロスやアンクルクロスの差し込みまで警戒します。
天候と馬場状態には注意
最終予想で最後まで注意したいのが当日の天候と馬場状態です。
雨のタイミング次第では、朝とCBC賞発走時で芝の状態が変わる可能性があります。
| 条件 | 注目馬 |
|---|---|
| 良・高速馬場 | ディアナザール、レイピア、レッドエヴァンス |
| ハイペース | タマモイカロス、アンクルクロス |
| 多少時計がかかる馬場 | ジェニファー、タマモイカロス |
ディアナザールは多少時計がかかっても大きく評価を下げる必要はないと考えていますが、極端な道悪になった場合はレース直前の馬場傾向を確認しておきたいところです。
最終的な買い目
単勝 7 ディアナザール
複勝 7 ディアナザール
ワイド
- 3-7 レイピア-ディアナザール
- 6-7 レッドエヴァンス-ディアナザール
- 7-17 ディアナザール-タマモイカロス
三連複は少額
1頭軸:7 ディアナザール
相手:3、5、6、15、17
三連複の相手は、今回印を付けた5頭だけに限定します。
18頭立てのハンデ戦だけに手広く買いたくなりますが、点数を増やしすぎると的中しても回収率が上がりにくくなります。三連複はあくまで少額、本線はディアナザールの単勝・複勝です。
CBC賞2026 最終結論
◎ 7 ディアナザール
○ 3 レイピア
▲ 17 タマモイカロス
☆ 6 レッドエヴァンス
△ 15 アンクルクロス
△ 5 ジェニファー
今年のCBC賞は実績上位馬、前年覇者、3歳馬、軽ハンデ馬が入り混じる難しいハンデ重賞です。
その中で本命に選んだのはディアナザール。
前走で初めての1200メートルに対応しただけでなく、速い時計の決着でも3着。56キロ、4枠7番、先行力、中京実績、ロードカナロア産駒という条件を総合すると、今回のメンバーでは非常にバランスの取れた存在です。
相手筆頭は能力最上位クラスのレイピア。
さらに54キロと末脚が魅力のタマモイカロス、55キロと好枠のレッドエヴァンス、展開が向けば怖いアンクルクロス、52キロのジェニファーまでを馬券候補とします。
最終的には、先行争いに無理に付き合わず好位で脚をためたディアナザールが、直線で抜け出す競馬に期待します。
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