【今週の競馬回顧2026】ショウナンガレオン圧勝&フリッカージャブ重賞連勝|注目2歳馬も振り返る

週刊競馬回顧
WEEKLY RACING REVIEW|2026.9.5-6
4重賞と注目2歳馬を振り返る
◎フリッカージャブ重賞連勝&リスグロワール鮮烈デビュー

札幌2歳S、京成杯AH、セントウルS、紫苑Sに加え、
週間デビューWatchで取り上げた新馬たちの結果までまとめて振り返ります。

札幌2歳S
◎ショウナンガレオンが6馬身差で圧勝
セントウルS
◎フリッカージャブ-☆ピューロマジック-▲ママコチャ
京成杯AH
10番人気☆ピコローズが重賞初制覇
今週の2歳馬
リスグロワール、ヴェトロテンペスタ、イッソスが新馬勝ち

9月最初の週末は、重賞だけでなく新馬戦にも楽しみな馬が多く現れました。

重賞予想ではセントウルSが◎-☆-▲、
札幌2歳Sも◎-▲-△で上位3頭が決着。
京成杯AHでは10番人気のピコローズを☆評価できました。

一方、紫苑Sでは能力を警戒していたマスターソアラを無印にしてしまうなど、
次につなげたい部分もあります。

今回は馬券の反省を大きく広げるのではなく、
「どの馬がどんな内容で走り、今後どの馬を追いたいか」
を中心に見ていきます。

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札幌2歳ステークス回顧

着順 馬名 人気
1着 ショウナンガレオン 1番人気
2着 コスモハナミズキ 3番人気
3着 デザートスピリット 4番人気

◎ショウナンガレオンが6馬身差

稍重の札幌芝1800mで行われた札幌2歳Sは、
ショウナンガレオンが1分50秒3で快勝。
2着コスモハナミズキとの差は6馬身でした。

好スタートから2番手につけ、
逃げ馬を見ながら無理なく追走。
4コーナーではすでに手応えに余裕があり、
直線で抜け出すと後続との差を一気に広げました。

鮫島克駿騎手のレース後コメントからも、
まだ周囲を気にするような幼さを残しながらの勝利だったことが分かります。
完成度だけで押し切ったというより、
能力の高さで余裕を持って勝った印象です。

血統メモ|Flightline産駒がJRA重賞初勝利

父は米国の怪物Flightline。
ダートの印象が非常に強い種牡馬ですが、
ショウナンガレオン自身は芝1800mで2戦2勝となりました。

父のイメージだけで適性を決めず、
実際の走りを重視したい一頭です。

掲載予想の答え合わせ

馬名 結果 振り返り
ショウナンガレオン 1着 能力最上位評価が的中
テンカタイヘイ 着外 相手評価は不発
コスモハナミズキ 2着 札幌1800m経験を評価
デザートスピリット 3着 距離延長に対応

印では◎-▲-△で1~3着を拾えました。
三連複は○との2頭軸にしたことで取り逃しましたが、
ここは今後「◎1頭軸から印へ流す」程度に覚えておけば十分でしょう。

京成杯オータムハンデ回顧

着順 馬名 人気
1着 ピコローズ 10番人気
2着 エコロブルーム 5番人気
3着 ドロップオブライト 8番人気

☆ピコローズが10番人気で差し切り

中山芝1600mの京成杯AHを勝ったのは、
10番人気ピコローズ。
勝ち時計は1分32秒0でした。

中団で折り合い、
直線では馬群の間から進路を見つけて加速。
上がり33秒6でエコロブルームを差し切りました。

最終予想では53kgの斤量、
追い切りの動き、近走内容、
前へ行く馬が多いメンバー構成を評価して☆。
人気薄ながら勝ち馬まで評価できたことは今週の大きな収穫でした。

血統メモ|サトノダイヤモンド産駒

父の現役時代から中長距離の印象を持ちやすい血統ですが、
ピコローズはマイル重賞を制覇。
血統イメージよりも実際のスピード能力を優先したい結果でした。

掲載予想の答え合わせ

馬名 結果 振り返り
ヴァルキリーバース 16着 本命評価は不発
ピコローズ 1着 軽ハンデと状態を評価
ファンダム 4着 掲示板まで
サイルーン 5着 大崩れせず

本命馬は大敗したため予想全体として完璧とは言えませんが、
ハンデ重賞で人気薄ピコローズを拾えた考え方は、
今後も生かしたいところです。

セントウルステークス回顧

着順 馬名 人気
1着 フリッカージャブ 1番人気
2着 ピューロマジック 2番人気
3着 ママコチャ 5番人気

◎フリッカージャブが重賞2連勝

ピューロマジックが逃げ、
フリッカージャブはその直後の2番手。
速い流れを前で追走しながら、
直線では逃げ馬をしっかり捕らえました。

勝ち時計は1分06秒9
北九州記念に続く重賞2連勝、
自身はこれで3連勝です。

事前には高速馬場への対応、
先行力、道悪でも走れる幅を評価して◎。
実際には良馬場での高速決着となりましたが、
本命評価は変える必要のない内容でした。

スプリンターズSへ

セントウルSを勝ったことでスプリンターズSへの優先出走権を獲得。
阪神の急坂まで問題なくこなし、
GⅠへ向けても楽しみな勝ち方でした。

ピューロマジックも強い2着

☆ピューロマジックは今回もハナを奪い、
速いラップを自ら刻みながら2着。

勝ち馬には交わされましたが、
後続には差をつけています。
さらに今回の結果で
2026年サマースプリントシリーズ王者となりました。

▲ママコチャも7歳ながら3着。
阪神1200mでの実績と地力を改めて示しました。

掲載予想の答え合わせ

馬名 結果 振り返り
フリッカージャブ 1着 高速決着・先行力を評価
ファストネットワーク 15着 日本芝への適応が課題
ママコチャ 3着 コース適性を発揮
ピューロマジック 2着 自分の競馬で粘る

◎-☆-▲で上位3頭。
掲載した単勝、ワイド、三連複も結果につながり、
今週の重賞予想では最もきれいな形になりました。

紫苑ステークス回顧

着順 馬名 人気
1着 マスターソアラ 6番人気
2着 サムシングスイート 4番人気
3着 ドリームコア 1番人気
4着 アストリル 5番人気

マスターソアラがキャリア3戦目で重賞制覇

重馬場の中山芝2000mを勝ったのはマスターソアラ。

キャリア2戦、約半年ぶり、初2000mと未知数の多い馬でしたが、
道中は折り合いをつけ、
直線では外からしっかり脚を伸ばしました。

最終予想でも能力自体は評価し、
「勝たれても驚けない」としていた馬。
それでも経験不足を重く見て無印としたため、
ここは評価を少し慎重にしすぎました。

血統メモ|シスキン産駒が2000mを克服

父シスキン、母父ダイワメジャー。
スピード色を感じる配合ですが、
重馬場の中山2000mまで対応しました。

血統だけなら距離を不安視したくなる馬でも、
折り合いがつけば守備範囲は広がります。

☆サムシングスイートは中山適性を発揮

2着サムシングスイートは、
事前に評価していた中山芝2000m実績を生かした内容。

中京2000mで1分58秒5を記録していた近走内容も含め、
コースと距離への適性を素直に評価したことが結果につながりました。

◎ドリームコアは3着|距離適性は再確認

オークス2着の実績から能力最上位と評価したドリームコアは3着。

休み明け、初中山、重馬場という条件を考えれば
大きく崩れた内容ではありません。
ただレース後にはルメール騎手から、
1600mの方が合いそうという趣旨のコメントも出ています。

一方で陣営は重馬場と力みも敗因として挙げており、
現段階で距離だけを原因と決めつける必要もありません。
今後のレース選択を見ながら改めて判断したいです。

掲載予想の答え合わせ

馬名 結果 振り返り
ドリームコア 3着 能力で馬券圏内
サムシングスイート 2着 中山2000m適性を評価
アストリル 4着 掲示板を確保
マスターソアラ 1着 能力を認めながら消し

今週の2歳馬|リスグロワールが鮮烈デビュー

リスグロワール|阪神芝1800m 1着
父:サートゥルナーリア / 母:リスグラシュー / 母父:ハーツクライ

今週の新馬戦で最も印象に残った一頭です。

スタートではゲートの音に驚くような形で出遅れ。
それでもすぐにリカバーして好位へ取りつき、
馬群の中で折り合いました。

直線では前が開くまで待たされましたが、
スペースができると一気に加速。
上がり32秒7で抜け出し、
1分48秒7でデビュー勝ちを飾りました。

単に良血馬が勝ったというだけでなく、
出遅れ、馬群、進路待ちを初戦から経験して勝ち切った
ことを高く評価したいです。

母リスグラシューの子供としても注目度の高い一頭。
次走で相手が強くなった時に、どこまで走れるか楽しみです。

ハートノートも負けて評価を下げる必要なし

1番人気ハートノートは1馬身差の2着。

こちらも上がりはリスグロワールと同じ32秒7。
直線では外からしっかり伸びており、
新馬戦の一度の着順だけで両馬の能力差が大きいとは言えません。

半姉は桜花賞馬スターアニス。
次走も引き続き注目したいです。

週間デビューWatchの結果

週初めに公開した「週間デビューWatch」で
特に注目していた良血馬たちは、
今週かなり良い結果を残しました。

馬名 条件 結果 短評
リスグロワール 阪神芝1800m 1着 上がり32.7
ハートノート 阪神芝1800m 2着 上がり32.7
イッソス 阪神芝1400m 1着 好位から差し切り
ヴェトロテンペスタ 中山芝2000m 1着 3馬身差
グランエール 中山芝2000m 3着 初戦から安定
ルフトシュピール 中山芝2000m 4着 次走の上積みに期待
アストラルライト 阪神芝1800m 4着 次走で見直し
デビューWatchとして収穫の多い週

リスグロワール、イッソス、ヴェトロテンペスタの3頭が勝利。
ハートノート2着、グランエール3着と、
事前に取り上げた馬が実戦でも能力を見せました。

今週の主な2歳新馬勝ち馬

9月5日・6日は、
重賞だけでなく新馬戦にも今後が楽しみな馬が多く登場しました。

馬名 条件 人気 勝ち時計
シュヴァルツペルレ 札幌芝1500m 6番人気 1:31.5
イッソス 阪神芝1400m 2番人気 1:21.6
ヴェトロテンペスタ 中山芝2000m 3番人気 2:03.3
デザートキャンドル 阪神ダ1400m 9番人気 1:25.2
ポッドビート 中山ダ1200m 1番人気 1:11.3
リスグロワール 阪神芝1800m 2番人気 1:48.7
アイムオンアロール 中山芝1600m 4番人気 1:36.8
エンジャムメント 中山ダ1800m 1番人気 1:53.9

ヴェトロテンペスタ|コントレイル産駒が中山2000mで快勝

ヴェトロテンペスタ
父:コントレイル / 母:シャンパンエニワン

好スタートから自然にハナへ立ち、
1000m通過65秒2というスローペースを自分のリズムで運びました。

直線では後続を突き放して3馬身差。
最後の2Fを11秒3-11秒3でまとめています。

まだ物見をするような幼さを残しながら、
最後までしっかり加速できた点を評価したいです。

半兄ジュタは若駒S勝ち馬。
最初から芝2000mを選んで結果を出したことで、
今後の中距離路線が楽しみになりました。

イッソス|ショウヘイの半弟が初戦突破

イッソス
父:サリオス / 母:オーロトラジェ / 半兄:ショウヘイ

阪神芝1400mで好位から脚を伸ばし、
逃げ粘るスマートエールをゴール前で捕らえました。

2着とはクビ差、
3着ブロッサムスピアとはさらにハナ差の接戦でしたが、
幼さを残しながら初戦を勝てた点は評価できます。

半兄ショウヘイとはタイプが異なりそうですが、
サリオス産駒として今後どこまで距離を延ばせるかにも注目です。

ポッドビート|10馬身差の圧勝

ポッドビート
中山ダート1200m / 1分11秒3

ダート組で最もインパクトが大きかったのがポッドビートです。

前半600m33秒5という速い流れを刻みながら、
直線ではさらに後続との差を広げ、
2着に10馬身差をつけました。

現状は短距離でスピード能力が前面に出ています。
距離延長時の折り合いは確認したいものの、
ダート路線では覚えておきたい一頭です。

敗れても次走で見直したい馬

馬名 結果 次走で見たい点
ハートノート 阪神芝1800m 2着 上がり32.7、勝ち馬と1馬身差
ローザドーロ 中山芝2000m 2着 後半の伸びは良好
グランエール 中山芝2000m 3着 初戦から競馬が上手い
スマートエール 阪神芝1400m 2着 逃げてクビ差
ブロッサムスピア 阪神芝1400m 3着 距離延長も候補

オープン競走も振り返る|丹頂S

コーチェラバレーが7馬身差で圧勝

札幌芝2600mの丹頂Sは、
5番人気コーチェラバレーが勝利。

1周目のスタンド前で早めに先頭へ立ち、
そのまま自分のペースへ持ち込むと、
直線では後続との差を一気に広げました。

2着ゴールデンスナップとの差は7馬身
勝ち時計は2分40秒7でした。

父はキズナ。
今回は54kgのハンデと自分のリズムで走れたことも大きかったと思いますが、
長距離オープン路線で改めて注目したい勝ち方でした。

次走以降も追いかけたい馬

馬名 今回 次走の注目点
ショウナンガレオン 札幌2歳S 1着 高速馬場・多頭数への対応
フリッカージャブ セントウルS 1着 スプリンターズS
ピコローズ 京成杯AH 1着 斤量増での走り
マスターソアラ 紫苑S 1着 秋華賞での相手強化
リスグロワール 新馬 1着 距離延長・多頭数
ハートノート 新馬 2着 次走での勝ち上がり
ヴェトロテンペスタ 新馬 1着 ペースが上がった時
ポッドビート 新馬 1着 距離延長と折り合い

今週の予想結果まとめ

レース 本命 結果 主な収穫
札幌2歳S ショウナンガレオン 1着 ◎-▲-△で決着
京成杯AH ヴァルキリーバース 16着 ☆ピコローズ1着
セントウルS フリッカージャブ 1着 ◎-☆-▲で決着
紫苑S ドリームコア 3着 ☆2着・◎3着

重賞では◎が2勝。
京成杯AHでは本命こそ崩れましたが、
10番人気ピコローズを☆で拾うことができました。

紫苑Sはマスターソアラを無印にした点が反省ですが、
今回は反省点を長く並べるより、
今後の馬の評価につなげることを重視したいと思います。

まとめ|重賞だけでなく2歳戦にも収穫の多い週

今週は重賞4競走だけでも見どころの多い週でした。

札幌2歳Sではショウナンガレオンが6馬身差。
セントウルSではフリッカージャブが重賞2連勝。
京成杯AHでは10番人気ピコローズが差し切り、
紫苑Sではキャリア3戦目のマスターソアラが重賞初制覇を果たしました。

そして、それ以上に今後へつながりそうなのが2歳新馬戦です。

  • リスグロワールが上がり32秒7でデビュー勝ち
  • ハートノートも同じ上がり32秒7で2着
  • ヴェトロテンペスタが中山2000mを3馬身差
  • イッソスが初戦突破
  • ポッドビートがダートで10馬身差

週間デビューWatchで取り上げた馬たちも、
実戦でしっかり能力を見せてくれました。

今週一番追いかけたい2歳馬

現時点ではリスグロワールを最も高く評価したいです。

名牝リスグラシューの娘という血統だけではなく、
出遅れを立て直し、馬群で折り合い、
進路が開いてから上がり32秒7で抜け出したレース内容に魅力があります。

もちろん新馬戦一戦だけでクラシック級と決める段階ではありません。

次走で相手が強くなった時、
距離が変わった時、
違うペースになった時にどんな走りを見せるのか。

今回の着順だけで評価を固定せず、
今後も週間デビューWatchと週末回顧をつなげながら
2歳馬の成長を追っていきたいと思います。

主な参考情報

  • JRA公式競走成績|札幌2歳ステークス
  • JRA公式競走成績|京成杯オータムハンデ
  • JRA公式競走成績|セントウルステークス
  • JRA公式競走成績|紫苑ステークス
  • JRA公式競走成績|9月5日・6日の2歳新馬戦
  • 騎手・調教師の公開レース後コメント

※着順、走破時計、人気、上がり3FなどはJRA公式競走成績を中心に確認しています。
※新馬戦は一戦だけで能力を断定せず、次走以降の内容も含めて継続評価します。
※馬券の購入は無理のない範囲でお楽しみください。

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