秋競馬が始まり、2歳戦も少しずつクラシックを意識した距離の新馬戦が増えてきました。
今週の「週間デビューWatch」は、2026年9月12日(土)・13日(日)にデビューを予定している2歳馬から、血統・調整過程・デビュー条件などを見ながら注目馬をピックアップします。
今週は特に、阪神芝1600mのルーメンルーナエ、中山芝1800mのサトノアニマに注目。さらにコントレイル産駒スローブギ、サリオス産駒クラルテロワなど、今後も追いかけたくなる馬が揃いました。
正式な出馬表は通常木曜16時頃に発表されます。騎手・出走レース・出走の有無が変更される可能性があるため、確定後に追記・修正予定です。
今週の2歳新馬戦は6レース
| 日付 | 競馬場 | レース | 条件 | 注目 |
|---|---|---|---|---|
| 9月12日(土) | 中山 | 5R | 芝1600m | マイル適性に注目 |
| 9月12日(土) | 中山 | 6R | ダート1200m | ダート短距離 |
| 9月12日(土) | 阪神 | 5R | 芝1600m | 今週の注目レース |
| 9月12日(土) | 阪神 | 6R | ダート1800m | エピドゥブレ |
| 9月13日(日) | 中山 | 5R | 芝1800m | 今週の注目レース |
| 9月13日(日) | 阪神 | 5R | 芝2000m | 中距離候補 |
今週のデビューWatch評価
| 評価 | 馬名 | 父 | 予定レース | 注目ポイント |
|---|---|---|---|---|
| ルーメンルーナエ | エピファネイア | 阪神芝1600m | 調教・完成度 | |
| サトノアニマ | キタサンブラック | 中山芝1800m | 血統・将来性 | |
| スローブギ | コントレイル | 中山芝1800m | 母のスピード | |
| クラルテロワ | サリオス | 阪神芝1600m | 良血・成長力 | |
| キリマンジェロタフ | サートゥルナーリア | 阪神芝2000m | 中距離適性 | |
| エピドゥブレ | ゴールドドリーム | 阪神ダ1800m | ダート血統 |
最上位のS評価は2頭だけ。現時点の動きと完成度を評価してルーメンルーナエ、血統背景とスケール感からサトノアニマを選びました。コントレイル産駒スローブギは楽しみな存在ですが、今回はA評価としています。
S評価|今週もっとも注目したい2頭
阪神5R・芝1600m予定/川田将雅騎手予定
エピファネイア産駒
阪神1600m
調教注目
今週、現時点の仕上がりまで含めて最も注目しているのがルーメンルーナエです。
父エピファネイアに、母父Acclamationという組み合わせ。父から中距離まで対応できる底力を受けつつ、母系から欧州的なスピードが入っています。
追い切りでは終い11秒4
9月2日の栗東CWでは6F80秒5、ラスト1F11秒4をマーク。新馬としては目を引く時計で、デビュー前の段階から一定のスピード能力を感じさせます。
今回は阪神芝1600m。外回りで直線も長く、単純な前進力だけでなく、折り合いと最後の伸びまで確認しやすい条件です。
- 追い切り時計は現時点で高評価
- 川田将雅騎手を予定
- 阪神外回りで末脚を確認したい
- マイルから始動することでスピード面も見極めやすい
今週の新馬の中では、最も「初戦から動けそう」と感じる1頭。勝ち負けはもちろん、直線でどの程度余力を残して伸びられるかにも注目したいです。
中山5R・芝1800m予定/川田将雅騎手予定
キタサンブラック産駒
ディープボンド半弟
中山1800m
血統面で今週もっとも楽しみなのがサトノアニマです。
母ゼフィランサスは、京都新聞杯や阪神大賞典など重賞4勝を挙げ、天皇賞・春でも3年連続2着に入ったディープボンドを送り出しています。
サトノアニマは父がキタサンブラックに替わりました。
キタサンブラック×母父キングヘイローという配合はイクイノックスを思い出させますが、もちろん配合だけで能力を決めつけることはできません。それでも血統的な魅力が大きいことは間違いありません。
大型馬だけに初戦の完成度がポイント
春の段階ですでに500kgを超える大型馬として紹介されており、雄大な馬体は魅力。一方で、まだ馬体に緩さを残しているという情報もありました。
そのため今回は「初戦から絶対」という評価ではなく、この時期にどこまで競馬ができる状態まで仕上がっているのかを見る一戦だと思います。
- ディープボンドの半弟という確かな母系
- キタサンブラック×キングヘイロー
- 雄大な馬体と将来性
- 中山芝1800mで機動力もチェック
完成度のルーメンルーナエに対して、こちらは「将来性」のS評価。仮に初戦で取りこぼしても、内容次第では長く追いかけたい馬です。
A評価|初戦から注目したい3頭
中山5R・芝1800m予定/M.ミシェル騎手予定
コントレイル産駒
母は重賞馬
スピード血統
当ブログでも引き続き追いかけたいコントレイル産駒からは、スローブギがスタンバイしています。
母トロワゼトワルはロードカナロア産駒で、京成杯オータムハンデを2019年、2020年と連覇。2019年には当時の芝1600m日本レコードとなる1分30秒3で勝利した快速牝馬でした。
その母にコントレイルを配したのがスローブギです。
コントレイルの中距離性能+母のスピード
コントレイルの持つ瞬発力や中距離性能に、トロワゼトワルとロードカナロアのスピードがどう組み合わさるのか。配合を見るだけでも興味深い馬です。
9月2日にはJRAレーシングビュアーの調教映像対象馬にも入っており、デビューへ向けて調整が進められています。
今回は中山芝1800m。母はマイル以下でスピードを発揮しましたが、本馬は父コントレイル。1800mでどのような走りを見せるかは今後の適性を考えるうえでも重要です。
- コントレイル産駒
- 母は京成杯AH連覇のトロワゼトワル
- 母父ロードカナロアでスピード色が強い
- 1800mへの対応が大きなチェックポイント
血統背景だけならS評価候補ですが、現時点ではA評価。初戦で素質の片鱗を見せれば、コントレイル産駒の中でも今後かなり注目したい存在になりそうです。
阪神5R・芝1600m予定/北村友一騎手予定
サリオス産駒
レイパパレ近親
阪神1600m
ルーメンルーナエと同じ阪神芝1600mでデビュー予定なのがクラルテロワです。
父はサリオス。母レイフルの母シェルズレイから広がる牝系には、2021年大阪杯を制したレイパパレがいます。
松永幹夫調教師からも素直さ、真面目さを評価するコメントが出ています。一方で、トモに力がつけばさらに良くなるという見方もされており、完成形はもう少し先かもしれません。
初戦の結果だけでなく成長過程も見たい
新馬戦は完成度の差が結果に直結しやすいため、現時点で多少幼さが残っていても悲観する必要はありません。
サリオス産駒がどのような距離や競馬場で力を発揮していくのかを見る意味でも、今後につながる1頭です。
- 伯母に大阪杯馬レイパパレ
- 父サリオスの適性を探るうえでも興味深い
- 素直で真面目という気性面はプラス
- 将来的な成長余地もありそう
初戦から期待しつつも、結果だけで評価を決めたくないタイプ。ルーメンルーナエとの比較も楽しみな阪神5Rになりそうです。
阪神5R・芝2000m予定/坂井瑠星騎手予定
サートゥルナーリア産駒
芝2000m
坂井瑠星
日曜阪神の芝2000mではキリマンジェロタフに注目します。
父サートゥルナーリア、母ユーロナイトメア、母父Kodiacという血統。母は海外で5勝し、重賞でも好走実績があります。
9月2日の栗東CWでは6F79秒7を記録。全体時計は速く、しっかり負荷をかけながらデビューへ向けて調整されている印象です。
2000mデビューは今後を考えても注目
2歳9月の段階から芝2000mを選択してくる点も興味深いところ。
サートゥルナーリア産駒らしいスピードや反応の良さを見せながら、2000mを無理なくこなせるようなら、今後の中距離路線でも楽しみが広がります。
- サートゥルナーリア産駒
- CWでしっかり時計を出している
- 坂井瑠星騎手を予定
- 2000mをどうこなすかが最大のポイント
新馬勝ちだけでなく、来年のクラシック路線を意識できる内容を見せられるか。距離適性を含めてチェックしたいA評価です。
ダートの注目馬|エピドゥブレ
阪神6R・ダート1800m予定/西村淳也騎手予定
ゴールドドリーム産駒
ダート1800m
クレーキング半弟
芝の良血馬だけでなく、今週はダートにも覚えておきたい馬がいます。それがエピドゥブレです。
父はゴールドドリーム。祖母はヴィクトリアマイル2着のヒカルアマランサスで、半兄には2025年東京ダービー2着のクレーキングがいます。
高野友和調教師からも能力を感じさせるコメントが出ており、ここまで順調に調整されています。
父ゴールドドリーム、兄のダート実績、そして阪神ダート1800mというデビュー条件を考えると、今回の舞台設定には納得感があります。
芝のクラシック候補とは別路線ですが、将来的なダート重賞戦線を考えて覚えておきたい1頭です。
種牡馬Watch|コントレイル・エフフォーリア・キズナ
「血統で楽しむ競馬」では、注目している種牡馬の産駒も継続して追いかけています。今週の状況を整理しておきます。
今週はスローブギが中山芝1800mにスタンバイ。
母トロワゼトワルというスピード色の強い牝系だけに、これまでのコントレイル産駒とはまた違ったタイプになる可能性もあります。
今回はA評価ですが、内容が良ければ今後のコントレイル産駒Watchでも中心的に追いかけたい1頭です。
エフフォーリア産駒ではコッディの名前が今週の中山芝1800mの想定馬として挙がっています。
ただし現時点では翌週9月19日に回る可能性を示す情報もあり、出走週はまだ流動的です。
そのため今回は評価対象には入れず、木曜の出馬表で出走の有無を確認したい馬としておきます。
現時点で公表されている9月12日・13日の主要な新馬戦想定を見る限り、今週はキズナ産駒の有力デビュー馬は少なめです。
無理に毎週取り上げるよりも、注目すべき産駒が出てきた週にしっかり取り上げたいところ。今後の入厩・デビュー予定は引き続きチェックしていきます。
予定変更情報|オールシティキングは今週見送りへ
当初は9月13日の中山芝1800mでデビュー予定とされていましたが、現在は放牧となっているため、今週のデビューWatchの評価対象からは外しました。
父Flightline、母セルフレスリーという血統に加え、セレクトセール高額取引馬として注目されているだけに、改めてデビュー予定が決まった際に取り上げたいと思います。
今週、特に見ておきたい新馬戦
9月12日(土)阪神5R・芝1600m
今週土曜でもっとも注目したいのが阪神芝1600m。
S評価ルーメンルーナエに加え、A評価クラルテロワも出走予定です。
ルーメンルーナエが調教通りの動きを実戦でも見せられるのか。それとも別の馬が上回るのか。新馬戦後の評価が大きく変わる可能性があるレースです。
9月13日(日)中山5R・芝1800m
日曜は中山芝1800mが最大の注目。
キタサンブラック産駒サトノアニマと、コントレイル産駒スローブギが同じレースでデビューする予定です。
サトノアニマは将来的な中距離路線への期待、スローブギはコントレイル×トロワゼトワルという配合の適性を確認したいところ。
今年の2歳世代を追いかけるうえでも、後から振り返ることになりそうなレースです。
9月13日(日)阪神5R・芝2000m
頭数は現時点でそれほど多くありませんが、中距離志向の馬が集まる芝2000mも重要。
A評価キリマンジェロタフが、サートゥルナーリア産駒らしいスピードと2000mへの対応力を両立できるかをチェックします。
今週のデビューWatchまとめ
| 評価 | 馬名 | 今回見たいポイント |
|---|---|---|
| ルーメンルーナエ | 追い切りの動きを実戦でも出せるか | |
| サトノアニマ | 大型良血馬の完成度と将来性 | |
| スローブギ | コントレイル×快速牝馬の適性 | |
| クラルテロワ | 初戦の完成度と今後の成長力 | |
| キリマンジェロタフ | 芝2000mへの対応 | |
| エピドゥブレ | ダート中距離での能力 |
完成度を見るならルーメンルーナエ。
将来性と血統の魅力ならサトノアニマ。
そこにコントレイル産駒スローブギ、サリオス産駒クラルテロワ、サートゥルナーリア産駒キリマンジェロタフが続く構図です。
新馬戦は勝ち負けだけでなく、スタート、折り合い、道中の反応、直線での伸び、そしてゴール後の余力まで見ておくと、その後の成長を追いかける楽しみが増します。
今週デビューする馬の中から、来春のクラシックや重賞戦線へ進む馬が出てくるのか。
レース後の「今週の競馬回顧」でも、今回取り上げた馬たちの走りを振り返っていきます。
本記事は2026年9月7日時点の情報をもとに作成しています。正式な出走馬・騎手は木曜日の出馬表発表後にご確認ください。出走予定変更が判明した場合は記事を更新します。
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