2026年9月20日、中山競馬場で行われる
第72回オールカマー(GII・芝2200m)。
昨年の覇者レガレイラ、宝塚記念4着のコスモキュランダ、
中山巧者エセルフリーダ、芝2200mのGIIを2勝しているジューンテイクなど13頭が出走します。
実績だけならレガレイラが一枚上ですが、
今年は単純な能力比較だけでは決めにくい一戦です。
ポイントになるのが週末の天候と馬場状態。
台風の影響が予想され、JRAはオールカマーの前日発売を取りやめています。
馬場が渋れば良馬場での瞬発力だけではなく、
中山適性・持続力・パワー・道悪への対応力も重要になります。
今回は近走内容、能力、コース適性、追い切り、展開、枠順、
そして馬場状態まで含めて最終予想を組み立てました。
JRAは台風による開催への影響を考慮し、
オールカマーの前日発売を取りやめています。
当日の開催情報、馬場状態、馬体重は必ず最終確認してください。
オールカマー2026 最終予想
| 印 | 馬名 | 評価ポイント |
|---|---|---|
| ◎ | 9 コスモキュランダ | 中山巧者+GⅠ級実績+馬場悪化歓迎 |
| ○ | 7 レガレイラ | 能力・実績はメンバー最上位 |
| ▲ | 12 エセルフリーダ | 中山巧者+重馬場実績+状態良好 |
| ☆ | 4 ヴーレヴー | 追い切り高評価+近走充実 |
| △ | 13 ジューンテイク | 芝2200mのGIIを2勝した実績馬 |
| △ | 6 パンジャ | 中山芝2200m勝ちのコース適性 |
| 注 | 3 リビアングラス | 芝2200m重賞実績+内枠 |
レガレイラの能力を認めたうえで、
今回は「中山芝2200m+馬場悪化の可能性」を重視しました。
コスモキュランダは皐月賞、有馬記念で2着があり、
中山重賞では何度も好走しているコース巧者。
前走の宝塚記念でも4着とGⅠ級相手に能力を示しました。
馬場がタフになる可能性まで考えれば、
今回は本命に最もふさわしいと判断します。
◎ 9 コスモキュランダ
9 コスモキュランダ
今回の本命はコスモキュランダです。
最大の理由は中山適性。
皐月賞2着、有馬記念2着など、
中山重賞で何度も馬券圏内に入り、
現役でも屈指の中山巧者といえる存在です。
前走の宝塚記念では自ら逃げる形を選択。
最後まで粘って4着に入りました。
GⅠの強豪相手に先行して崩れなかった内容は高く評価できます。
馬場悪化もプラス材料
陣営からは馬場が悪くなることを歓迎する趣旨のコメントも出ています。
今年のオールカマーは台風の影響も考えなければならず、
良馬場の高速決着になるとは限りません。
時計がかかり、スタミナやパワーを要求される条件になれば、
コスモキュランダにはプラスでしょう。
最終追い切りは突出した評価ではありませんでしたが、
大きく状態を落としている印象もありません。
近走内容、能力、中山適性、馬場への対応力。
総合的に考えて今回はレガレイラより上位に取ります。
○ 7 レガレイラ
7 レガレイラ
能力そのものではレガレイラがメンバー最上位でしょう。
GⅠ3勝の実績を持ち、
さらに昨年のオールカマー勝ち馬。
中山コースへの適性にも疑いはありません。
5枠7番も極端な内外ではなく、立ち回りやすい枠です。
追い切りも好内容
最終追い切りでも余力を残しながらしっかり伸びており、
秋初戦として状態面には大きな不安はありません。
それでも今回は○としました。
理由は馬場です。
雨量が増えて時計のかかる馬場になるほど、
能力差だけでは決まらない可能性が高くなります。
良~稍重程度なら本命とほぼ同等。
一方で重~不良まで悪化するなら、
コスモキュランダやエセルフリーダを上に取りたいという判断です。
ただし、多少条件が悪くても能力で押し切れるだけの馬。
馬券では当然外せません。
▲ 12 エセルフリーダ
12 エセルフリーダ
今回かなり面白いのがエセルフリーダです。
最大の武器は中山適性。
これまでの勝ち星の多くを中山で挙げており、
前走の中山牝馬Sでは重馬場にも対応して重賞初制覇。
今回のように雨の可能性があるオールカマーでは、
非常に心強い実績です。
状態面も良好
最終追い切りでは水分を含んだ美浦ウッドでも
しっかりとした動きを見せており、
手前を替えてからの反応も良好。
コース、馬場、状態の3点では今回トップクラスです。
気になるのは8枠12番。
大外寄りからどの位置を取るかは重要になります。
それでも馬場が本格的に悪化するなら、
○以上へ引き上げてもいい一頭です。
☆ 4 ヴーレヴー
4 ヴーレヴー
今回、追い切りを確認して評価を上げたいのが
ヴーレヴーです。
今夏は巴賞1着、クイーンS3着と充実。
一時的な好走ではなく、
馬自身が一段階成長している印象があります。
最終追い切りでも水分を含んだCWで脚取りはしっかり。
促してからの反応も良好でした。
4枠4番も魅力。
内~中枠から無理なく好位を取れるなら、
中山芝2200mでは競馬がしやすくなります。
唯一の大きな課題は芝2200mが初めてということ。
ただし近走内容や状態から、
距離延長だけを理由に大きく割り引く必要はないと見ます。
父サトノクラウン、母父マンハッタンカフェという血統も、
時計のかかる芝や持続力勝負への対応を後押しする材料です。
人気次第では今回もっとも馬券妙味を感じる存在です。
△ 13 ジューンテイク
13 ジューンテイク
今回、三連複の相手としてキャントウェイトより優先したいのが
ジューンテイクです。
最大の理由は重賞での実績。
京都新聞杯、京都記念と芝2200mのGIIを2勝しており、
今回の距離に対する適性はメンバーでも上位です。
オールカマーはGII。
条件戦を勝ち上がったばかりの馬よりも、
すでに同距離の重賞で結果を出している馬を
三連複の相手として評価したいと考えました。
もちろん不安もあります。
今回は中山初参戦で、枠も8枠13番。
外を回される競馬になればロスは大きくなります。
さらに馬場がかなり悪化した場合、
58kgを背負ってのタフな競馬も楽ではありません。
そのため◎~☆ほど強くは買いませんが、
芝2200mのGIIを2勝している実績は簡単には無視できません。
三連複ではしっかり相手に残します。
△ 6 パンジャ
6 パンジャ
重賞初挑戦でも軽視しづらいのがパンジャ。
前走サンシャインSを勝ってオープン入りしましたが、
重要なのはその舞台が今回と同じ
中山芝2200mだったことです。
中山芝2200mは外回りながら、
単純な瞬発力勝負になりにくく、
向正面から徐々にペースアップする持続力勝負になることも多いコース。
長く脚を使えるパンジャには合っています。
ただし今回はGIIで、
レガレイラ、コスモキュランダ、ジューンテイクなど
重賞実績馬が相手。
格の面では試金石となる一戦なので、
評価は△までとしました。
それでもコース適性を考えれば三連複では押さえておきたい馬です。
注 3 リビアングラス
3 リビアングラス
人気薄なら面白いのがリビアングラス。
京都新聞杯3着、京都記念2着と
芝2200mのGIIで好走しており、
3歳時には菊花賞でも4着。
スタミナと持続力は今回のメンバーでも上位です。
今回は休養明けとなるため状態面には注意が必要ですが、
3枠3番を引けた点はプラス。
瞬発力だけの勝負では分が悪いものの、
馬場が重くなりスタミナ勝負になれば話は変わります。
三連複のヒモ穴として残しておきたい一頭です。
キャントウェイトは今回は見送り
1番枠と中山芝2200mの実績は魅力ですが、
今回は馬券の中心から外します。
前走でオープン入りしたばかりで、
今回は一気にGIIへ相手強化。
コース適性だけなら面白い存在ですが、
レガレイラ、コスモキュランダ、ジューンテイクなど
重賞で結果を残してきた馬との比較では、
現時点では実績面で見劣ります。
特に三連複の相手を6頭に絞るのであれば、
同じ芝2200mのGIIを2勝している
ジューンテイクを優先したいと判断しました。
内枠を生かしてどこまで食い込めるかは注目ですが、
今回は見送ります。
展開予想|早めに動く持続力勝負を想定
明確に飛ばして逃げたい馬が多い組み合わせではなく、
前半から極端なハイペースになる可能性は低そうです。
平均~ややスローから向正面、
3~4コーナーで徐々にペースアップする形
を想定します。
ただし馬場が悪化すれば、
後方から一瞬の脚だけで差すのは難しくなります。
ある程度前の位置を取れて、
早めに動いても最後まで脚を使える馬を重視したいところです。
その意味でも、
コスモキュランダ、エセルフリーダ、ヴーレヴーには魅力があります。
一方でジューンテイクやリビアングラスのような
芝2200mで持続力を証明している馬も、
展開次第では浮上してくるでしょう。
血統から見る道悪候補
血統は予想の決め手ではありませんが、
馬場が特殊になりそうな今回は補足材料として確認します。
| 馬 | 血統 | 見方 |
|---|---|---|
| コスモキュランダ | アルアイン産駒 | 中山実績とパワー型の走りを重視 |
| エセルフリーダ | キタサンブラック×ハービンジャー | 重馬場実績が大きな裏付け |
| ヴーレヴー | サトノクラウン×マンハッタンカフェ | 時計のかかる芝はプラス材料 |
| パンジャ | ゴールドシップ産駒 | 同舞台実績を最優先で評価 |
| リビアングラス | キズナ産駒 | 長距離・持続力勝負の実績を評価 |
血統だけで「道悪巧者」と決めつけるのではなく、
実際のレース実績や走り方を優先しています。
極端な大穴狙いは避けたい
荒天予報を見ると波乱を期待したくなりますが、
オールカマーそのものは極端な大荒れ傾向ではありません。
過去の傾向を見ても、
上位人気馬がある程度しっかり結果を残しているレースです。
したがって今回は、
「雨だから人気薄を大量に買う」のではなく、
実力上位馬を軸に、条件が向く中穴を組み合わせる
方針でいきます。
最終的な評価順
| 順位 | 馬 | 総合評価 |
|---|---|---|
| 1 | 9 コスモキュランダ | 中山+道悪を重視して◎ |
| 2 | 7 レガレイラ | 能力ならメンバー最上位 |
| 3 | 12 エセルフリーダ | 中山・道悪・状態が魅力 |
| 4 | 4 ヴーレヴー | 追い切り高評価の上昇馬 |
| 5 | 13 ジューンテイク | 芝2200m重賞実績を評価 |
| 6 | 6 パンジャ | 同舞台実績が魅力 |
| 7 | 3 リビアングラス | 2200m実績で穴警戒 |
オールカマー2026 買い目
本線:単勝
9 コスモキュランダ
オッズ次第ですが、
今回もっともシンプルに狙いたい馬券です。
馬場が悪化すればするほど期待は高まります。
本線:ワイド
9-7
9-12
9-4
中心は◎コスモキュランダ。
能力最上位のレガレイラ、
中山巧者エセルフリーダ、
状態の良いヴーレヴーへ流します。
三連複
軸
9 コスモキュランダ
相手
3 リビアングラス
4 ヴーレヴー
6 パンジャ
7 レガレイラ
12 エセルフリーダ
13 ジューンテイク
15点
三連複は2頭軸にはせず、
◎コスモキュランダ1頭軸から6頭へ流します。
今回は馬場によって着順が入れ替わる可能性があるため、
○や▲まで固定して相手を消すよりも、
本命だけを固定して幅を持たせる方がよいと判断しました。
また、キャントウェイトではなく
芝2200mのGIIを2勝しているジューンテイクを採用。
重賞での実績を重視しました。
当日に必ず確認したい3つのポイント
① 実際の馬場状態
稍重程度なのか、重~不良まで悪化するのかで評価は変わります。
② 中山芝の内外差
当日の芝レースを見て、
内が残るのか、外差しが効いているのかを確認したいところです。
③ 馬体重と気配
特に休み明けの馬は大幅な増減がないか確認します。
馬場別の評価
| 馬場 | 本命候補 | 評価を上げたい馬 |
|---|---|---|
| 良 | レガレイラ コスモキュランダ |
ヴーレヴー ジューンテイク |
| 稍重 | コスモキュランダ | エセルフリーダ ヴーレヴー |
| 重~不良 | コスモキュランダ | エセルフリーダ パンジャ リビアングラス |
まとめ|レガレイラ一強とは決めつけない
2026年オールカマーの本命は
◎9コスモキュランダとしました。
レガレイラの能力と実績が最上位なのは間違いありません。
良馬場なら本命にしてもいい馬です。
ただ今年は台風の影響が予想され、
前日発売まで取りやめられる特殊な状況。
そこで今回は、
近走内容・能力・中山適性・追い切り・展開に加えて、
馬場適性を通常より重く評価
しました。
中山で何度もGⅠ・重賞好走があり、
前走宝塚記念でも4着に粘ったコスモキュランダを本命。
○レガレイラ、▲エセルフリーダ、
☆ヴーレヴーを本線。
そして三連複では、
同じ芝2200mのGIIを2勝している
△ジューンテイクも相手に加えます。
条件戦を勝ち上がったばかりのキャントウェイトは
コース適性こそ魅力ですが、
今回はGIIの相手関係を考えて見送りました。
雨量次第では最終的な評価が変わる可能性もあります。
当日の中山芝の傾向を確認したうえで
馬券を組み立てたい一戦です。
※本記事の予想・買い目は筆者個人の見解です。
馬券の購入は無理のない範囲でお楽しみください。
開催・馬場状態・出走取消等の最新情報はJRA公式発表をご確認ください。
参考情報
- JRA「第72回産経賞オールカマー 出馬表・出走馬情報」
- JRA「産経賞オールカマー データ分析」
- JRA「オールカマー(GII)の前日発売取りやめ」
- 各競馬媒体の最終追い切り情報・厩舎コメント
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