情報確認日:2026年7月31日
2026年7月16日に発売された本格ジョッキーレーシングゲーム『Full Stride(フルストライド)』。
発売直後は、ジョッキー視点の迫力や美しいグラフィックが高く評価された一方、操作説明の少なさ、レース中の急減速、CPU馬の挙動、脚質バランスなどに厳しい意見が集まりました。
しかし、開発元のBlue Bulletは発売後すぐに修正を開始。約2週間で多数のアップデートを配信し、操作ガイドの追加、馬同士の接触判定、オンラインの安定性、PS5版のパフォーマンスなどを改善しています。
この記事では、Steam・PS5版の最新評価、アップデートによって改善された部分、現在も残っている課題を分かりやすく整理します。
現在の評価をまとめると、発売時より遊びやすくなったものの、まだ完成度には課題が残る作品です。
ジョッキー視点の臨場感と競馬ゲームとしての将来性は高く評価されています。一方で、レース展開の幅、脚質や競走馬ごとの個性、キャリアモードのボリュームを重視する人からは、物足りないという意見も少なくありません。
フルストライドの最新評価
Steam版は発売翌日の時点で、85件のレビューに対しておすすめ率が約51%でした。その後はアップデートが重ねられ、レビュー数が増えた現在では好評率が約6割まで上昇しています。
単純比較はできませんが、操作説明の追加や急減速問題の緩和などが、一定の評価改善につながっていると考えられます。
ただし、Steamの総合評価は現在も「賛否両論」です。発売直後の不具合だけではなく、ゲームシステムそのものに対する評価も分かれていることが分かります。
高く評価されているところ
ジョッキー視点の迫力は大きな魅力
『フルストライド』で最も高く評価されているのは、騎手に近い視点から馬群の中を走れる臨場感です。
前を走る馬の動き、左右から迫る馬群、コーナーへ入る際の圧力など、通常の競馬中継では味わえない景色を体験できます。
特にJockey Camでは視界が限られるため、前が壁になる、外へ出すタイミングを失う、コーナーで外を回されるといった騎手の難しさを感じられます。
- 馬群の中に入ったような一人称視点
- 競走馬や競馬場のフォトリアルなグラフィック
- 蹄の音や追い比べを盛り上げるサウンド
- リプレイとフォトモードによる観戦の楽しさ
勝てるようになるまでの試行錯誤が面白い
スタミナを残しながら位置を確保し、どこで仕掛けるかを判断するレース部分についても、競馬好きのプレイヤーから評価されています。
最初は何度乗っても勝てなかったものの、馬の適性やスプリントゲージの使い方を理解すると、少しずつ上位に入れるようになったという声もあります。
簡単なレースゲームではありませんが、自分の騎乗が結果につながったときの達成感は、本作ならではの魅力です。
アップデートの対応が非常に速い
発売後の開発対応の速さも高く評価されています。
発売直後に報告された操作説明不足、他馬との接触による急減速、リプレイの進行不能、オンライン接続などに対し、短期間で修正アップデートが配信されました。
公式Xではユーザーからの質問や不具合報告にも反応しており、今後の改善を期待する声が多く見られます。
現在も評価が分かれているところ
ゲーム内の説明は追加されたが、初心者にはまだ難しい
発売時には、コントローラー操作やレースの進め方をゲーム内で確認しにくいことが大きな問題になっていました。
現在はオプション画面にコントローラー操作とテキスト形式のレースガイドが追加されています。しかし、負けた原因を具体的に教えてくれる機能や、実際に操作しながら学べる段階的なチュートリアルは十分ではありません。
スタミナ、スプリント、モチベーション、脚質ごとの位置取りなど、複数の要素を自分で理解する必要があります。
差し・追い込みが有利という意見がある
レビューで目立つのが、逃げ・先行よりも差し・追い込みの方が勝ちやすいという意見です。
道中でスタミナを温存し、直線でスプリントゲージを使う乗り方が強くなりやすいため、脚質に関係なく後方待機が有効になってしまうと指摘されています。
逃げや先行では、序盤から位置を取りに行くためにスタミナを消費しやすく、他馬との接触やペース判断も難しくなります。
レースバランスで指摘されている主な問題
- 差し・追い込みが安定して勝ちやすい
- 逃げ・先行はスタミナ管理が難しい
- 脚質を無視した乗り方でも勝てる場合がある
- 外枠から内へ入るまでに距離を使いやすい
- CPU馬のペース配分や進路取りに不自然さがある
接触判定や急減速についてはアップデートで改善されていますが、脚質ごとの有利不利やレース展開の多様性については、今後も調整が求められそうです。
競走馬ごとの個性を感じにくいという声
スピード、スタミナ、スプリント、コーナリング、馬場適性などの能力値は用意されています。
しかし、一部のプレイヤーからは、能力の高い馬と低い馬、逃げ馬と追い込み馬で、乗ったときの感覚に十分な違いがないという意見も出ています。
実在の名馬を思わせる競走馬が登場しても、その馬特有の強さやレーススタイルを感じにくいことが、物足りなさにつながっているようです。
キャリアモードはレース中心で、成長要素は控えめ
本作は馬を生産・育成するゲームではなく、騎手としてレースに乗ることに特化しています。
そのため、基本的な流れはレースに出走し、結果に応じてポイントを獲得し、新しい馬や機能を解放していく形です。
騎乗そのものを楽しみたい人には分かりやすい一方、騎手としての人間関係、依頼、物語、細かな育成などを期待すると、キャリアの展開が淡々としていると感じる可能性があります。
発売後の主要アップデートまとめ
| バージョン | 配信時期 | 主な内容 |
|---|---|---|
| v1.00.1.006 | 発売直後 | ランキングデータ、阪神競馬場の柵への埋まり込み、京都競馬場のダート戦、勝率表示、BGM音量、勝負服表示などの不具合を修正。 |
| v1.00.1.007 | 7月16日 | オプション画面にコントローラー操作とレースガイドを追加。ゲーム終了ボタンを追加し、京都ダート1800メートルのゲート位置も修正。 |
| v1.00.1.009 | 7月17日 | NPC馬が前へ入った際の強制的な急減速を廃止。前方の馬へ接触した場合のみ、少しずつ減速する方式へ変更。リプレイの進行不能や画質設定も修正。 |
| v1.00.1.010系 | 7月18日~20日 | オンライン接続の安定性を改善。馬が回り続ける不具合、ルームへの再入室、急減速、馬同士の重なり、音量、天候発生率、坂の計算などを調整。 |
| v1.00.1.012 | 7月22日 | 騎乗交渉画面に脚質を表示し、選択した出走レースを保存できるように変更。リプレイ操作、ポイント重複、接触判定、追い込み馬のスタミナ不具合などを修正。 |
| v01.013 | 7月23日 | エディットした競走馬データへの対応を改善。交渉画面の斤量表示、オプション画面のバージョン表示、京都競馬場の観客、BGM音量などを修正。 |
| v01.014 | 7月25日 | PS5版のグラフィックとパフォーマンスを調整。京都競馬場のダートコース、英語版トロフィー説明、競走馬がショップに重複表示される不具合を修正。 |
| v01.015 | 7月27日 | ステータス画面のコーナリング、左右回り適性、レースペースの表示不具合を修正。引退馬を現役復帰させた際のポイント計算を修正。 |
アップデートで特に改善されたポイント
前方にNPC馬が入っただけで大きく失速する仕様が変更され、発売時よりも位置取りがしやすくなりました。
コントローラー操作とレースの基本をオプション画面から確認できるようになりました。
入室失敗、ルーム解散、レース開始時の異常挙動などに対する修正が行われています。
画質設定やパフォーマンスに複数回の調整が入り、発売時より安定性が改善されています。
次回アップデートはいつ?
公式Xは2026年7月29日、次回アップデートについて、プラットフォーム側の審査の影響により、早くても翌週中の配信になる見込みと案内しました。
日程に当てはめると、早くても8月3日以降の週になると考えられます。ただし、正式な配信日や更新内容は確定していません。
開発側はこれまで短い間隔で修正を続けていますが、PS5版を含むアップデートでは審査が必要になるため、Steam版だけを先行して更新できない場合もあると考えられます。
次回更新では何が変更されるのか、公式からの発表を待ちましょう。
今から買っても大丈夫?
現在でもおすすめできる人
- 『G1ジョッキー』や『チャンピオンジョッキー』が好きだった人
- 馬主ではなく、騎手としてレースを操作したい人
- ジョッキー視点の迫力を体験したい人
- 難しい操作を試行錯誤しながら覚えるのが好きな人
- 今後のアップデートを含めて長く見守りたい人
もう少し待った方がよい人
- 分かりやすいチュートリアルを重視する人
- 不具合やバランス調整が落ち着いてから遊びたい人
- 馬ごとの個性や脚質の違いを強く求める人
- 物語性のある充実したキャリアモードを期待する人
- 約5,000円に対して完成された内容を求める人
Steam版ではプレイ時間など一定の条件を満たせば返金を申請できる場合がありますが、PS5版は購入後の返金条件が厳しいため、特に慎重に判断した方がよいでしょう。
まとめ|発売時より改善したが、まだ発展途中
『フルストライド』は、ジョッキー視点による圧倒的な臨場感と、久しぶりに登場した本格的な騎手ゲームという大きな魅力を持っています。
発売直後は説明不足や急減速、接触判定、オンラインの不具合が目立ちましたが、短期間のアップデートによって遊びやすさは確実に改善しています。
一方で、脚質バランス、競走馬ごとの個性、CPUのレース運び、キャリアモードの深さなど、ゲームの根本に関わる部分には改善の余地が残っています。
現時点では、誰にでも安心しておすすめできる完成された競馬ゲームというより、魅力的な土台を持った発展途中のジョッキーゲームと評価するのが適切です。
競馬と騎手ゲームが好きで、アップデートによる成長も含めて楽しめる人には、すでに体験する価値があります。
一方、バランスやコンテンツが整った状態で遊びたい人は、次回以降の大型調整やセールを待つ選択も悪くありません。
主な確認先
※レビュー件数や評価、アップデート内容は今後変更される可能性があります。



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