東海ステークス2026最終追い切り診断|ドラゴンテイラーを最高評価

調教診断

2026年7月26日(日)、中京競馬場で行われる東海ステークス(GIII)。

今年は、前走の欅ステークスを圧勝したドンインザムード、4連勝中のドラゴンテイラー、天保山ステークスを制したベルジュロネット、昨年の東海ステークス2着馬インユアパレスなど、ダート短距離路線の実力馬がそろいました。

東海ステークスが行われる中京ダート1400メートルでは、前半のスピードだけでなく、最後まで脚勢を維持できる持続力とパワーが重要になります。

今回の追い切り診断では、単純な時計の速さだけで順位を決めるのではなく、1週前追い切りとの組み合わせ、終いの反応、併せ馬での負荷、暑い時期に余力を残せているかまで含めて評価しました。

レース:第43回 東海ステークス(GIII)

開催日:2026年7月26日(日)

競馬場:中京競馬場

発走:7R・15時35分予定

条件:ダート1400メートル・左回り・3歳以上・別定

出走頭数:14頭

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最終追い切りの総合評価

最も高く評価したのはドラゴンテイラーです。

坂路で速い全体時計を記録しただけでなく、併せ馬を大きく追走しながら最後まで脚勢を維持。昇級初戦でも力を出せるだけの負荷を掛けられており、4連勝中の勢いを感じさせる内容でした。

ドンインザムードは、1週前に全体時計を出し、最終追い切りでは終い12秒0。ベルジュロネットも長めから負荷を掛けた1週前追い切りと、余力十分の最終調整を組み合わせています。

インユアパレスとマテンロウコマンドも状態は良好。時計だけでは目立たないダノンフィーゴは、もともと調教駆けするタイプではないため、低く評価しすぎない方がよさそうです。

※スマートフォンでは表を左右に動かして確認できます。

順位 馬名 評価 最終追い切り 短評
1 ドラゴンテイラー S 栗東坂路
51.7-12.2
追走して先着。全体時計、負荷、反応を高く評価
2 ドンインザムード A 栗東坂路
53.1-12.0
余力を残しながら鋭い伸び。好調を維持
3 ベルジュロネット A 栗東坂路
52.6-12.1
馬なりで好時計。1週前の負荷も十分
4 マテンロウコマンド A 栗東坂路
53.6-12.3
最後まで集中。左右のバランスも改善
5 インユアパレス B+ 栗東坂路
52.2-12.3
1週前から良化。昨年2着時に近い仕上がり
6 トリリオンボーイ B+ 美浦W
68.2-11.4
去勢効果もあり集中力と反応が向上
7 メイショウハチロー B+ 栗東坂路
53.9-12.4
予定通りの調整。体調面も安定
8 ダノンフィーゴ B 栗東坂路
53.2-13.1
時計以上の評価が必要。調教では動かないタイプ
9 ハッピーマン B 栗東CW
85.3-11.9
1週前に強く負荷。最終は気合を乗せる調整
10 バトルクライ B 美浦W
68.1-11.7
大きな上積みはないが状態は安定
11 モンドプリューム B 美浦W
69.4-11.8
軽めでも反応良好。スムーズな競馬が条件
12 ノーブルロジャー B 栗東坂路
57.9-14.2
最終は意図的に軽め。1週前の内容は悪くない
13 ケイアイドリー B 栗東坂路
54.7-12.1
終いは鋭いが、9歳で大幅な上積みまでは疑問
14 ジュンウィンダム C+ 栗東坂路
55.1-12.8
順調だが、追い切りから強い上昇度は感じにくい

S評価 ドラゴンテイラー

S8枠13番 ドラゴンテイラー

最終追い切り:栗東坂路・良
4F 51.7-37.7-24.1-12.2 強め
併せ馬を0.8秒追走してアタマ差先着

今回の最終追い切りで最も高く評価したい一頭です。

トレジャーストーンを大きく追走する形から、坂路4ハロン51秒7を記録。前半からしっかり負荷を掛けながら、ラスト2ハロンを24秒1、最終1ハロンを12秒2でまとめました。

時計が速いだけでなく、追走する形でもフォームを崩さず、最後まで相手に食らいついて先着した点を評価できます。昇級初戦となる今回は、軽い調整だけで済ませるのではなく、重賞の流れに対応できるよう意欲的に仕上げられています。

前走の豊明ステークスでは、今回と同じ中京ダート1400メートルを好位から押し切り、これで未勝利戦から4連勝。重賞で相手は一気に強くなりますが、調教からは勢いだけでなく、馬自身の充実も感じられました。

状態面に関して大きな不安はなく、追い切り診断では最上位評価です。

A評価 ドンインザムード

A4枠5番 ドンインザムード

最終追い切り:栗東坂路・良
4F 53.1-38.3-24.5-12.0 馬なり

1週前追い切りでは坂路4ハロン51秒9を馬なりで記録。最終追い切りはレース当日に疲労を残さないことを重視し、全体時計を抑えながら終いだけ反応を確認しました。

ラスト1ハロン12秒0は今回のメンバーでも優秀。前半に無理をさせていないため単純比較はできませんが、馬なりのまま自然に加速できている点に好感が持てます。

前走の欅ステークスでは59キロを背負いながら、好位から後続を1秒2差突き放す圧勝。前々走のオアシスステークスに続く連勝で、昨年のレパードステークス勝ち馬が再び上昇気流に乗っています。

左回りでは全5勝のうち4勝を挙げており、中京替わりも問題ありません。前走時の好調を維持していると判断できる追い切りでした。

A評価 ベルジュロネット

A5枠8番 ベルジュロネット

最終追い切り:栗東坂路・良
4F 52.6-37.7-24.6-12.1 馬なり

最終追い切りは単走の馬なりでしたが、4ハロン52秒6、最終1ハロン12秒1を記録。目いっぱいに追われていないことを考えると、時計以上に余裕のある内容です。

1週前追い切りではCWコースで7ハロン96秒9。併せ馬を1秒4追走し、終い11秒4で先着しており、長めから十分な負荷を掛けられています。

前走の天保山ステークスは好位から抜け出し、2着に0秒6差をつける快勝。その前の栗東ステークスでも後方から追い込み、勝ち馬とタイム差なしの2着に入っています。

位置取りに左右されにくくなり、競馬の幅が広がっている点も強みです。馬体、動き、調整過程のバランスが良く、重賞でも有力視できる仕上がりです。

A評価 マテンロウコマンド

A8枠14番 マテンロウコマンド

最終追い切り:栗東坂路・良
4F 53.6-38.8-25.2-12.3 一杯

終いまでしっかり追われ、ラスト1ハロン12秒3。派手な全体時計ではありませんが、最後まで集中力を切らさず、体を大きく使って走れていました。

陣営が課題としていた左右のバランスにも改善が見られ、狙い通りの追い切りができたと考えられます。

中京ダート1400メートルでは、2025年の昇竜ステークスを勝利。近走の重賞では結果が出ていませんが、今回は実績のある舞台へ戻ります。

外枠から無理なく先行できれば、本来のスピードを発揮できる可能性があります。調教面からは巻き返しを警戒したい一頭です。

B+評価の注目馬

B+6枠9番 インユアパレス

最終追い切り:栗東坂路・良
4F 52.2-38.1-24.7-12.3 馬なり

1週前追い切りでは坂路4ハロン50秒4と速い時計を出しており、最終追い切りは馬なりで状態を整える内容でした。

1週前は併せ馬に遅れましたが、強い負荷を掛けた効果があり、最終追い切りでは前週より動きが良化。昨年の東海ステークスで2着に入ったコース適性も見逃せません。

近走は出遅れや斤量など噛み合わない部分がありましたが、前走の栗東ステークスでは3着。状態、コース適性ともに大きな不安はありません。

B+6枠10番 トリリオンボーイ

最終追い切り:美浦ウッド・良
5F 68.2-52.3-37.7-11.4 強め
併せ馬と同入

最終追い切りは終い11秒4と鋭い反応を見せました。もともと調教では目立たないタイプですが、今回は去勢の効果もあり、以前より集中して走れています。

1週前は一杯に追われて併せ馬に遅れたものの、最終追い切りではフォームと反応が改善。近走成績だけでは強調しにくいものの、状態面の上積みは感じられます。

B+7枠11番 メイショウハチロー

最終追い切り:栗東坂路・良
4F 53.9-38.3-25.0-12.4 馬なり

1週前はCWコースで6ハロン81秒2、終い11秒7。最終追い切りは得意とする坂路で、予定通り4ハロン53~54秒程度にまとめました。

暑さを心配されていましたが、現時点では動き、体調ともに問題なし。派手さはないものの、レースへ向けて無理のない調整ができています。

前走の薫風ステークスを勝ってオープン入り。左回りの1400~1600メートルは適性の高い条件で、相手強化でも軽視はできません。

時計以上に注意したいダノンフィーゴ

B5枠7番 ダノンフィーゴ

最終追い切り:栗東坂路・良
4F 53.2-38.7-25.6-13.1 馬なり

最終1ハロン13秒1だけを見ると、上位評価馬ほどの鋭さはありません。しかし、ダノンフィーゴは以前から調教時計が目立ちにくいタイプです。

1週前には坂路4ハロン51秒5を一杯で消化。陣営からも、これまでの中で最も調教で動けているという評価が出ており、状態が悪いわけではありません。

中京ダート1400メートルでは2025年のコールドムーンステークスを勝利。根岸ステークスでも3着に入っており、ワンターンのダート1400メートルは得意条件です。

追い切り時計だけを理由に評価を下げるのは危険。実戦型として能力とコース適性を重視する必要があります。

そのほかの出走馬

B3枠3番 ハッピーマン

1週前のCWコースでは5ハロン66秒3、終い11秒2を記録。最近の中では特に集中して走れていました。

最終追い切りは1週前に負荷を掛けたことを踏まえ、併せ馬で気合を乗せる程度。わずかに遅れましたが、予定した調整の範囲と見てよいでしょう。今回はメンコを外す予定で、道中の反応が変わる可能性があります。

B7枠12番 バトルクライ

美浦ウッドで5ハロン68秒1、終い11秒7。併せ馬と同入し、大きく調子を落としている様子はありません。

追い切りと実戦が直結しにくいタイプで、調教内容から強い上積みまでは感じにくいものの、状態自体は安定。今回は57キロで出走できる点もプラスです。

B3枠4番 モンドプリューム

1週前追い切りでは美浦ウッドで5ハロン68秒1、終い11秒4。併せ馬を追走して先着する好内容でした。

最終追い切りは単走で5ハロン69秒4、終い11秒8。1週前にしっかり負荷を掛けているため、軽めでも問題ありません。前走の大敗は精神面の影響もあり、スムーズに運べれば変わる余地があります。

B1枠1番 ノーブルロジャー

最終追い切りは坂路4ハロン57秒9、終い14秒2と非常に軽い内容。ただし、陣営から4ハロン14~15秒程度という明確な指示が出ており、時計の遅さをそのまま状態不安とは判断できません。

1週前には坂路4ハロン51秒3を記録し、併せ馬を追走して先着。必要な負荷はすでに掛けられています。最終追い切りだけでは評価しにくいものの、調整過程に大きな問題はありません。

B4枠6番 ケイアイドリー

最終追い切りは坂路4ハロン54秒7、ラスト1ハロン12秒1。全体時計は平凡ですが、終いの反応は良好でした。

9歳馬ながら馬には若さがあり、動きも悪くありません。ただし、全盛期からの大幅な上積みを期待するというより、現在の力を出せる状態に整ったと見るのが妥当です。

C+2枠2番 ジュンウィンダム

最終追い切りは坂路4ハロン55秒1、終い12秒8。馬なりで順調に調整されていますが、時計や動きから強い上昇度までは感じにくい内容でした。

末脚が生きる展開になれば浮上の余地はありますが、1400メートルへの距離延長と重賞の流れに対応できるかがポイントになります。

追い切りから見た注目馬まとめ

  • 追い切り1位:ドラゴンテイラー
    速い全体時計に加え、大きく追走して先着。重賞へ向けた負荷と充実度を高く評価。
  • 追い切り2位:ドンインザムード
    1週前に速い時計を出し、最終は馬なりで終い12秒0。前走の好状態を維持。
  • 追い切り3位:ベルジュロネット
    長めから負荷を掛けた1週前と、余力十分の最終調整。馬体と動きのバランスが良い。
  • 上昇気配:マテンロウコマンド
    最後まで集中して走り、左右のバランスも改善。得意の中京1400メートルで警戒。
  • コース適性込みで注目:インユアパレス
    1週前から動きが良化。昨年2着の舞台で状態面にも大きな不安なし。

まとめ

東海ステークスの最終追い切りでは、4連勝中のドラゴンテイラーが最も目立つ動きを見せました。

坂路4ハロン51秒7という時計に加え、併せ馬を大きく追走しながら先着。昇級初戦でも力を出せるよう、しっかり負荷を掛けられています。

ドンインザムードは余力を残したまま終い12秒0、ベルジュロネットも馬なりで好時計を記録。どちらも近走の好調を維持していると判断できます。

マテンロウコマンドとインユアパレスも順調。ダノンフィーゴは時計だけでは目立ちませんが、調教駆けしないタイプであることや、得意条件へ戻ることを考えると軽視は禁物です。

最終的な予想では追い切り評価だけで決めつけず、当日の馬体重、気配、ダートの含水率、前が止まりにくい馬場かどうかも確認したいところです。

追い切り診断の中心は、ドラゴンテイラー、ドンインザムード、ベルジュロネットの3頭。そこにマテンロウコマンドとインユアパレスが続く評価としました。

追い切り評価について

本記事は、公開されている追い切り時計、調整内容、関係者コメント、近走成績を基に作成しています。追い切り評価は競走結果を保証するものではありません。枠順、馬場状態、当日の気配なども含めて総合的にご判断ください。

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