【週間デビューWatch 2026】7月18日・19日の注目新馬|良血馬と調教好時計馬を血統分析

POG 2歳

2026年7月18日(土)・19日(日)は、福島・小倉・函館の3場で合計6鞍の2歳新馬戦が行われます。

今週は芝1800m以上の新馬戦が4鞍組まれており、夏の短距離戦だけでなく、秋以降の中距離路線や来春のクラシックを意識した良血馬も続々とデビューします。

特に注目したいのは、調教で目立つ時計を記録した馬が集まった土曜福島芝1800mの牝馬限定戦。そして、キタサンブラック産駒の良血馬とコントレイル産駒2頭が顔をそろえる日曜福島芝2000mです。

今回も初戦の勝ち負けだけではなく、血統背景、調教内容、デビュー条件を踏まえながら、今後も継続して追いかけたい2歳馬を整理していきます。

今週の見どころ

  • 土曜福島の牝馬限定芝1800mに調教好時計馬が集結
  • 日曜福島芝2000mではコントレイル産駒2頭が出走
  • 小倉芝1800mには南米の名牝系を持つ良血馬が登場
  • 函館芝1800mではエフフォーリア産駒2頭を比較

※出走馬、騎手、血統、レース条件は2026年7月18日午前時点のJRA発表を基準にしています。出走取消、騎手変更、馬場状態については、レース前にJRA公式情報をご確認ください。

スポンサーリンク

今週の2歳新馬戦ラインナップ

日程 競馬場 レース 条件 主な注目馬
7月18日(土) 小倉 5R 芝1200m ウインガラハッド、ナムラメアリー
7月18日(土) 福島 5R 芝1800m・牝馬限定 シルクドマルス、クレイターレイク
7月19日(日) 函館 5R 芝1800m サルトヴェローチェ、エコロルーク
7月19日(日) 福島 5R 芝2000m ヴェルバーニア、エンルートフライト
7月19日(日) 小倉 5R 芝1800m ビエントゾンダ、ユーダブルワン
7月19日(日) 福島 6R 芝1200m ヴァンデエス、ヴィンチェローズ

7月18日(土)福島5R|芝1800m・牝馬限定

今週の新馬戦で、特に注目したい一戦です。

良血馬に加えて調教で目立つ時計を記録した馬も出走しており、初戦から完成度の高いレースが期待できます。

シルクドマルス

父アドマイヤマーズ、母ルシルク、母父Dynaformerという血統です。

半兄には京成杯オータムハンデを制し、ニュージーランドトロフィーでも2着に入ったグランシルクがいます。叔父には共同通信杯を勝ち、朝日杯フューチュリティステークスで3着に入ったブレイクランアウトがおり、マイル前後で活躍馬を送り出してきた牝系です。

7月8日の美浦ウッドでは5ハロン64秒6、ラスト1ハロン10秒9を記録。新馬としては非常に目立つ時計で、最後まで高いスピードを維持しています。

父アドマイヤマーズから受け継いだスピードを生かしつつ、福島芝1800mで折り合いを保てるかがポイントです。速い時計だけでなく、実戦で騎手の指示に従って走れるようなら、今後のマイルから芝1800m路線でも楽しみが広がります。

デビューWatch:調教内容は今週の新馬の中でも上位。道中の折り合いと直線での反応を確認したい一頭です。

クレイターレイク

父ダノンバラード、母オレゴンレディ、母父Shamardal

半姉にはフローラステークスを逃げ切ったゴールデンハインドがいます。父ダノンバラードの持続力と、母父Shamardalのスピードやパワーを受け継ぐ配合です。

7月8日の美浦ウッドでは5ハロン68秒7、ラスト1ハロン11秒3を馬なりで記録。時計だけでなく、余力を残したまま最後までしっかり動けている点を評価できます。

奥村武調教師も背中の良さや走りのバネを評価しており、距離は長いほうが良さそうとの見方を示しています。初戦の芝1800mは、今後の中距離適性を確認するうえでも興味深い条件です。

デビューWatch:初戦の器用さだけでなく、直線で長く脚を使えるかに注目。将来的な距離延長も楽しみなタイプです。

ラッパースヴィル

父フィエールマン、母スネガエクスプレス、母父ウォーエンブレムという配合です。

父フィエールマンは長距離で高い能力を発揮した一方、母系からはスピードと機動力を補える構成。初戦からの完成度では調教好時計馬が目立ちますが、中距離での将来性を含めて注目したい一頭です。

7月18日(土)小倉5R|芝1200m

小倉芝1200mらしく、スピード色の強い血統がそろいました。

短距離新馬戦ではゲートと前半の行き脚が重要になります。初戦から先行できるスピードに加えて、直線でも余力を残せるかを確認したいレースです。

ウインガラハッド

父ビッグアーサー、母コスモメリー、母父アドマイヤジャパン

父ビッグアーサーは短距離戦で実績を残す産駒を多く送り出しており、小倉芝1200mは血統的に分かりやすい条件です。

母父アドマイヤジャパンからスタミナや持続力も補われているため、前半から飛ばすだけではなく、好位で脚をためる形にも対応できる可能性があります。

デビューWatch:今回の条件に対する血統適性は高そう。ゲートと前半の行き脚を確認したい一頭です。

ナムラメアリー

父ダノンスマッシュ、母ナムラパフィン、母父キンシャサノキセキ

父ダノンスマッシュと母父キンシャサノキセキはいずれも短距離で高いスピード能力を示しました。芝1200mに対する血統的な方向性は明確です。

前半から無理なく流れに乗り、直線まで余力を残せるようなら、今後の短距離路線でも注目できる存在になりそうです。

リヴィエラヴィル

父リアルスティール、母オメガドーヴィル、母父キングカメハメハ

純粋な短距離血統ではありませんが、父リアルスティールと母父キングカメハメハの組み合わせにはスピードと持続力があります。前が速くなったときに、最後まで伸びる形なら浮上する可能性があります。

7月19日(日)福島5R|芝2000m

日曜の中心は、今週唯一となる芝2000mの新馬戦です。

キタサンブラック産駒の良血馬ヴェルバーニアに加え、エンルートフライトとマハロハのコントレイル産駒2頭が出走します。秋以降の中距離路線を見据えて内容を確認したい一戦です。

ヴェルバーニア

父キタサンブラック、母アドマイヤローザ、母父ハービンジャー

4代母はエアグルーヴ。近親には皐月賞と日本ダービーを制したドゥラメンテをはじめ、多くの活躍馬がいる日本有数の牝系です。

500キロを超える大型馬ですが、7月8日の美浦ウッドでは5ハロン68秒0、ラスト1ハロン11秒3を記録。大型馬らしい力強さに加えて、徐々に素軽さも出てきています。

手塚貴久調教師は長く脚を使うタイプと評価しています。一瞬の切れ味だけで勝負するよりも、早めに加速して持続力を生かす形が合いそうです。

小回りの福島芝2000mでスムーズに流れに乗り、勝負どころから長く脚を使えれば、初戦から能力を発揮できるでしょう。

デビューWatch:父キタサンブラック、母系はエアグルーヴにつながる良血馬。大型馬の機動力と長く脚を使う持続力に注目です。

エンルートフライト

父コントレイル、母サピアウォーフ、母父クロフネ

父コントレイルの芝中距離適性に、母父クロフネのパワーを組み合わせた配合です。福島芝2000mで求められる機動力と持続力を備えている可能性があります。

コントレイル産駒はまだ世代全体の特徴を見極めている段階です。初戦では着順だけでなく、道中の折り合い、コーナーでの反応、直線での伸びを確認したいところです。

デビューWatch:コントレイル産駒らしい身のこなしと反応を見せられるかに注目。小回りへの対応も重要です。

マハロハ

父コントレイル、母カリンカ、母父キングカメハメハ

こちらもコントレイル産駒ですが、母父キングカメハメハからスピードと機動力を補う配合です。

エンルートフライトとは母系の特徴が異なるため、同じ父の産駒でも走り方や距離適性にどのような違いが出るのか、比較しながら見たい一頭です。

7月19日(日)福島6R|芝1200m

日曜福島の芝1200mには、短距離適性を感じさせる血統が集まりました。

スタート後の位置取りが重要になる条件ですが、新馬戦では前半に力みすぎず、直線でもう一度伸びられるかも確認したいポイントです。

ヴァンデエス

父ミッキーアイル、母ケルシャンス、母父Dubawi

父ミッキーアイルからスピード、母父Dubawiから持続力や底力を補う配合です。

父のスピードを生かして前へ行くのか、好位で脚をためる形になるのか。初戦の走りから今後の適距離も見えてきそうです。

ヴィンチェローズ

父ダノンスマッシュ、母メロディーフェア、母父ノヴェリスト

父から短距離のスピード、母父ノヴェリストからパワーと持続力を受け継ぐ配合です。軽い芝だけでなく、多少力の要る馬場にも対応できる可能性があります。

芝1200mでスムーズに先行できれば、血統の特徴を生かしやすいでしょう。

グルーヴェンス

父カラヴァッジオ、母グルーヴライン、母父モーリス

海外由来のスピードを持つ父カラヴァッジオに、母父モーリスのパワーと持続力を組み合わせた配合です。短距離戦でどのようなスピードを見せるか注目したい存在です。

7月19日(日)小倉5R|芝1800m

小倉芝1800mは、ロードカナロア産駒の良血牝馬と、エピファネイア産駒のスタミナ型牝馬の比較が面白い一戦です。

ビエントゾンダ

父ロードカナロア、母サボールアトリウンフォ、母父Dance Brightly

母サボールアトリウンフォはチリの3歳牝馬チャンピオンで、同国の年度代表馬にも選ばれた実績馬です。半兄には大阪-ハンブルクカップを勝ち、中日新聞杯で2着に入ったレッドバリエンテがいます。

5月中旬からじっくり乗り込まれ、7月11日の栗東坂路では4ハロン54秒1、ラスト1ハロン12秒1を記録しました。

父ロードカナロアだけを見ると短距離寄りに映りますが、母系には中距離で持続力を発揮する下地があります。芝1800mをこなせれば、今後の選択肢は大きく広がります。

デビューWatch:南米の名牝系を持つ良血馬。初戦では芝1800mへの対応と直線での持続力を確認したい一頭です。

ユーダブルワン

父エピファネイア、母フィジオクラート、母父Doctor Dino

エピファネイアの中距離適性に、欧州型のスタミナを伝えるDoctor Dinoの血を組み合わせた配合です。

初戦から速い脚を使えるかは未知数ですが、芝1800m以上でじっくり運ぶ形は合いそうです。最後まで脚を使う内容を見せれば、距離延長も含めて次走以降に注目できます。

ホットロッドハート

父ホットロッドチャーリー、母オメガハートソング、母父ゼンノロブロイ

父ホットロッドチャーリーはアメリカのダート中距離で活躍しました。日本の芝への対応は未知数ですが、母父ゼンノロブロイから芝中距離への適性を補える可能性があります。

7月19日(日)函館5R|芝1800m

洋芝の函館芝1800mには、スタミナとパワーを備えた血統が集まりました。

マインドユアビスケッツ産駒の良血馬に加え、エフフォーリア産駒が2頭出走します。

サルトヴェローチェ

父マインドユアビスケッツ、母スピードリッパー、母父ファルブラヴ

母スピードリッパーはフェアリーステークス、フィリーズレビュー、クイーンステークスで2着に入り、オークスでも5着に健闘しました。伯父には目黒記念を連覇し、メルボルンカップでも2着に入ったポップロックがいます。

7月8日に函館芝コースで併せ馬を行い、馬なりでラスト1ハロン11秒6を記録して併入しました。心肺機能の高さや実戦的なセンスを評価されています。

現時点ではややワンペースな面もあるようですが、洋芝の芝1800mで自分から早めに動く形になれば、長く脚を使う特徴を生かしやすいでしょう。

デビューWatch:母系の中距離実績は十分。瞬発力だけでなく、洋芝での持続力と実戦センスに注目です。

エコロルーク

父エフフォーリア、母グラミスキャッスル、母父クロフネ

父エフフォーリアの中距離適性に、母父クロフネのパワーを組み合わせた配合です。力の要る洋芝は、血統的にも対応できる可能性があります。

父から操縦性や持続力を受け継いでいるか、初戦の走りから確認したいところです。

ランフォーザエイジ

父エフフォーリア、母エバープリンセス、母父ハービンジャー

こちらもエフフォーリア産駒ですが、母父ハービンジャーが入ることで、エコロルークよりも欧州的な持続力や洋芝適性が表れそうな配合です。

同じ父を持つ2頭を比較しながら見ることで、エフフォーリア産駒の特徴を考える材料にもなりそうです。

エピファネイア産駒のヒアカムズザサン、モーリス産駒のフィオリアーモも含め、今後の中距離路線につながる可能性を秘めたメンバーがそろっています。

今週の注目馬12頭・早見表

注目馬 出走レース 確認したいポイント
シルクドマルス 土曜福島5R アドマイヤマーズ 好時計を実戦の走りにつなげられるか
クレイターレイク 土曜福島5R ダノンバラード 余力ある走りと長く脚を使う持続力
ウインガラハッド 土曜小倉5R ビッグアーサー ゲートと前半の行き脚
ナムラメアリー 土曜小倉5R ダノンスマッシュ 短距離血統らしいスピード
ヴェルバーニア 日曜福島5R キタサンブラック 大型馬の機動力と長く脚を使う持続力
エンルートフライト 日曜福島5R コントレイル 折り合いとコーナーでの反応
ヴァンデエス 日曜福島6R ミッキーアイル 前半のスピードと直線の余力
ヴィンチェローズ 日曜福島6R ダノンスマッシュ パワーを生かした先行力
ビエントゾンダ 日曜小倉5R ロードカナロア 芝1800mへの対応
ユーダブルワン 日曜小倉5R エピファネイア 欧州型のスタミナと成長力
サルトヴェローチェ 日曜函館5R マインドユアビスケッツ 洋芝での持続力と実戦センス
エコロルーク 日曜函館5R エフフォーリア 父譲りの操縦性と中距離適性

今週特に注目したい2つの新馬戦

土曜福島5R|完成度を比較したい牝馬限定戦

シルクドマルスは調教時計の速さ、クレイターレイクは馬なりで見せた余力が魅力です。

初戦の完成度ではシルクドマルスが目立ちますが、将来的な中距離適性ではクレイターレイクにも大きな可能性があります。

シルクドマルスが芝1800mで折り合いを保てるか、クレイターレイクが勝負どころでスムーズに加速できるかを確認したいレースです。

日曜福島5R|クラシック路線を意識する芝2000m

キタサンブラック産駒のヴェルバーニアに、エンルートフライトとマハロハのコントレイル産駒2頭が挑みます。

福島芝2000mは直線だけの瞬発力勝負になりにくく、コーナーでの立ち回りや長く脚を使う能力も問われます。

初戦から器用に走れれば高く評価できますが、不器用さを見せて敗れた馬でも、広いコースへの変更や実戦経験によって変わる可能性があります。着順だけでなく、道中の走りにも注目したい一戦です。

新馬戦で確認しておきたい4つのポイント

1.ゲートを出た後の反応

新馬戦では能力があっても、ゲートを出られずに後方からの競馬になる馬がいます。出遅れたという結果だけでなく、二の脚で流れに乗れたかを確認することが重要です。

2.道中の折り合い

調教で速い時計を記録していても、実戦で力んでしまえば最後まで脚は続きません。特に芝1800m以上では、騎手の指示を待ちながら落ち着いて走れているかを見たいところです。

3.コーナーでの加速

福島、小倉、函館はいずれもコーナーでの立ち回りが重要になる競馬場です。外へ膨らまず、勝負どころでスムーズに加速できる馬は、次走以降も安定して走れる可能性があります。

4.直線とゴール後の余力

新馬戦は着順だけでは能力を判断できません。進路がなくなった馬や、競馬を理解できないまま終わった馬でも、直線後半やゴール後に伸びている場合は次走で大きく変わることがあります。

まとめ

今週の新馬戦は、短距離向きのスピードタイプと、秋以降の中距離戦を見据えたい良血馬の両方を確認できるラインナップとなりました。

初戦からの完成度で注目したいのは、調教で好時計を記録したシルクドマルス。将来性を含めて追いかけたいのは、父キタサンブラックで、エアグルーヴにつながる牝系を持つヴェルバーニアです。

そのほかにも、半姉が重賞勝ち馬のクレイターレイク、南米の名牝系を持つビエントゾンダ、中距離実績のある母系を持つサルトヴェローチェなど、今後も注目したい馬がそろっています。

新馬戦は、勝った馬だけを探すレースではありません。初戦では力を出し切れなくても、スタート、道中の走り、コーナーでの反応、直線の伸びに将来性を感じさせる馬がいます。

今週のレースを見ながら、秋以降も追いかけたい2歳馬を見つけていきましょう。

この記事が参考になったら
応援クリックお願いします!

コメント