【スプリンターズS2026 最終追い切り診断】S評価は2頭!穴で浮上した伏兵にも注目

GIレース

2026年のスプリンターズステークス最終追い切りを全頭診断します。

今回は人気や実績をいったん横に置き、1週前から最終追い切りまでの負荷、ラップ、手応え、フォーム、併せ馬での動き、前走時からの上積みを中心に評価しました。

短距離馬はもともと坂路やウッドで速い時計が出やすいため、「時計が速い=高評価」にはしていません。特にGⅠでは、最終追い切りだけでなく、そこまでの仕上げの流れを見ることが重要だと考えています。

※情報について
この記事は2026年9月24日昼時点で確認できた追い切り情報をもとに、出走圏内16頭を診断しています。評価はあくまで「追い切り・状態面」の評価であり、枠順、展開、距離適性、コース適性などを含めた最終予想とは異なります。
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スプリンターズS2026 最終追い切り評価一覧

馬名 評価 追い切り診断
スターアニス S 馬なりで坂路ラスト11秒8。今回屈指の切れと反応。
ウインカーネリアン S 9歳でも反応鋭く、1週前からの仕上げも非常に良好。
パンジャタワー A+ 1週前、最終とも負荷十分。前走からの上積みを感じる。
ペアポルックス A+ 坂路50秒6の自己ベスト。伏兵では特に注目したい。
フリッカージャブ A 中2週でも躍動感十分。好調を高いレベルで維持。
ブラックチャリス A 1週前から負荷十分。最終も余力を残して11秒7。
アイサンサン A- 時計以上にフォームと体幹の安定感が目立つ。
ワールズエンド A- 1週前にCWでしっかり負荷。休み明けでも態勢は整う。
レッドモンレーヴ B+ 最終は好内容。状態面よりも実戦でのゲートがポイント。
ピューロマジック B+ 動きは良いが、夏から使ってきた消耗を考慮。
サウンドモリアーナ B+ 実質的な本追いを週末に消化。当週は状態維持。
ママコチャ B+ 大きな悪材料はなく、前走後の状態維持を重視。
エーティーマクフィ B+ 週末に52秒2-12秒2。最終の軽さだけで割り引けない。
ジューンブレア B+ 週末に51秒7。最終は意図的に軽く、久々でも仕上がる。
レイピア B- 52秒3は速いがラスト13秒3。前半に力を使った印象。
ルガル C+ 最終は改善。ただし1週前からの過程を含めると強く推しにくい。

今回の追い切り上位

S評価:スターアニス、ウインカーネリアン
A+評価:パンジャタワー、ペアポルックス
A評価:フリッカージャブ、ブラックチャリス

人気馬だけが並んだわけではなく、ペアポルックスとブラックチャリスは追い切りから浮上した注目馬です。

S評価|今回もっとも良く見えた2頭

スターアニス
S評価

最終追い切り:栗東坂路 4F54秒2-ラスト1F11秒8・馬なり

今回のメンバーでも特に目を引いた一頭です。

全体時計だけなら54秒2と特別速いわけではありませんが、重要なのは最後。馬なりのまま加速し、ラスト1F11秒8まで伸ばしました。

無理に時計を出しにいったものではなく、体幹がぶれず、フォームを保ったまま一気にスピードを上げられている点を高く評価します。

1週前までに必要な負荷を掛け、当週はオーバーワークを避けながら反応を確認する内容。そのうえでこれだけの切れを見せたのであれば、仕上がり面に大きな不安はありません。

追い切りだけで判断するなら今回トップクラス。
1200mへの大幅な距離短縮がどう出るかは最終予想で考えるとして、状態面ではS評価としました。
ウインカーネリアン
S評価

最終追い切り:美浦W 6F85秒5前後-ラスト1F11秒4

年齢をまったく感じさせない動きです。

前を目標に進め、直線で促されるとスッと反応。ラスト11秒4まで伸びており、脚取りにも活気があります。

9歳馬の場合は「昨年より反応が鈍くなっていないか」「動きに硬さが出ていないか」を特に見たいところですが、少なくとも今回の追い切りから大きな衰えは感じません。

1週前から負荷を掛けられており、最終で反応を確認する流れもきれいです。

昨年のスプリンターズSを勝った実績ではなく、今回の調教内容そのものを見ても上位評価できる状態。スターアニスと並ぶS評価です。

A+評価|S評価に迫る2頭

パンジャタワー
A+評価

1週前:栗東坂路 4F52秒5-ラスト12秒3
最終:栗東坂路 4F52秒4-ラスト12秒6

パンジャタワーは、最終追い切り単体というより1週前からの仕上げ全体を評価したい馬です。

1週前は重い馬場の坂路で52秒5-12秒3。馬場状態を考えれば十分に価値のある時計で、しっかりと負荷を掛けられています。

そのうえで最終も52秒4。ラスト12秒6なので数字だけならスターアニスほど派手ではありませんが、GⅠ直前として必要以上に追う必要はありません。

前走を一度使ったことで馬体の張りも良化しているとされ、仕上げの流れには好感が持てます。

S評価にしなかったのは、最終追い切りのインパクトで上位2頭に一歩譲ったため。
決して悪いわけではなく、状態そのものはかなり高いレベルにあります。
ペアポルックス
A+評価

9月20日:栗東坂路 4F50秒6・自己ベスト

今回、人気や実績を外して追い切りを再点検したことで、一気に評価を上げたのがペアポルックスです。

1週前は重い馬場でやや動きが目立たず、そこだけを見ると高評価しづらい内容でした。

ところが20日の坂路で4F50秒6の自己ベストを記録。しっかり負荷を掛けたことで気持ちも入ってきています。

キーンランドCを夏負けで回避した経緯があるだけに状態面は慎重に見たい馬でしたが、この時計を出せるところまで戻ってきたことは大きなプラスです。

今回の「追い切りから浮上する穴候補」筆頭。
人気に関係なく、調教だけならA+まで評価したい一頭です。

A評価|状態面で高く評価したい2頭

フリッカージャブ
A評価

最終追い切り:栗東坂路 4F53秒5-ラスト1F12秒0・馬なり

セントウルSから中2週ということで、強い負荷を掛ける必要はありません。

最終追い切りも馬なり中心でしたが、53秒5からラスト12秒0へまとめ、力強いフォームで登坂。中2週でも疲れを大きく感じさせません。

現在の好調を維持するという意味では十分な内容です。

ただし今回は「前走からさらに大きく上昇した」というより、高い状態を維持しているタイプと判断しました。

非常に良い追い切りですが、スターアニスやウインカーネリアンほどの上昇度・インパクトまでは感じず、A評価としました。
ブラックチャリス
A評価

1週前:栗東CW 4F50秒5-ラスト11秒4
最終:栗東CW 4F54秒3-ラスト11秒7

こちらも人気に関係なく注目したい一頭です。

1週前にしっかりスピードを出し、最終は輸送も考慮して余力を残す内容。それでもラスト11秒7で軽快に伸びています。

最終だけを見ると軽めですが、1週前からつなげて見ると非常にきれいな調整です。

前走からのダメージも大きく感じさせず、動きにも柔らかさがあります。

穴馬の追い切り注目馬としてはペアポルックスと並んで面白い存在。
GⅠの相手関係とは別に、状態そのものはかなり良さそうです。

A-評価|大きな不安なく臨めそうな2頭

アイサンサン
A-評価

最終追い切り:栗東坂路 4F54秒8-ラスト1F12秒3・馬なり

時計だけを見ると派手ではありませんが、動きの質を評価したい馬です。

最後まで体の軸が大きくぶれず、バランスの良いフォーム。馬なりでも最後までしっかり脚を伸ばしています。

1週前には騎手を乗せて負荷を掛けており、最終は状態を整える内容。夏場より状態も上向いているようです。

今回初めて1200mへ挑戦する点は最終予想で検討が必要ですが、追い切りの状態面だけなら伏兵として悪くありません。
ワールズエンド
A-評価

1週前:栗東CW 6F80秒9-ラスト1F11秒5・一杯

安田記念以来の休み明けなので、どこまで負荷を掛けているかがポイントでした。

1週前は併せ馬を大きく追走し、CWで6F80秒9。直線もしっかり追われて11秒5まで伸び、先着しています。

休み明けだから軽くまとめるのではなく、GⅠへ向けてしっかり作っている点は好印象です。

一方で、追われた時の反応そのものは抜群というほどではなく、SやA+まで上げるほどのインパクトはありません。

負荷量は十分。初の1200mへの対応は別問題ですが、少なくとも「仕上がっていないから割引」という状態ではなさそうです。

B+評価|悪くないが、もう一押し欲しい組

レッドモンレーヴ
B+評価

最終追い切り:美浦W 5F67秒3-ラスト1F11秒5・馬なり

最終追い切りだけならA評価を付けてもいい内容です。

併せ馬を追走し、馬なりで楽に併入。ラスト11秒5まで伸び、フットワークも軽快でした。

前走セントウルSは大きな出遅れで競馬になっておらず、そのダメージを引きずっている印象もありません。

ただし前走時と比べて劇的に状態が上がったというより、元々良かった状態を維持している印象です。

状態面よりも本番でゲートを五分に出られるかの方が大きなポイントになりそうです。
ピューロマジック
B+評価

最終追い切り:栗東CW 4F52秒6-ラスト1F11秒6

時計だけを見るなら十分にA評価候補です。

併せ馬の後ろで我慢させ、直線でも必要以上に前へ出さず折り合いを確認。以前に比べると精神面の成長も感じます。

一方で、今夏から函館スプリントS、アイビスサマーダッシュ、セントウルSと使われてきました。

陣営も夏場からの消耗について慎重な姿勢を見せており、今回は「さらに状態を上げる」というより好状態をどこまで維持できるかがテーマでしょう。

動きそのものは良好。ただしローテーションを含め、B+に留めました。
サウンドモリアーナ
B+評価

9月20日:栗東坂路 4F53秒6-ラスト12秒2
9月23日:栗東坂路 4F57秒4-ラスト12秒3・馬なり

23日の57秒4だけを見ると軽すぎるように見えますが、これは評価を間違えやすいところです。

武英厩舎は週末に負荷を掛ける調整を行っており、20日に53秒6-12秒2を消化。23日は状態を整える意味合いが強い内容でした。

キーンランドCを使った後も大きく緩めず、フットワークにも弾力があります。

最終時計だけで評価を下げる必要はありません。
大幅上昇というより、前走の好状態を維持していると判断します。
ママコチャ
B+評価

前走から間隔がそれほど空いていないこともあり、中間は負荷を掛け過ぎない調整です。

1週前も折り合いを重視しながら軽快に動けており、前走のダメージを強く感じさせるような内容ではありません。

もともと調教で派手な時計を出さなければ走れないタイプでもなく、今回も状態維持を主眼に置いた仕上げと見ます。

過去の実績ではなく今回の動きだけを見ると、「悪くないが強調材料も少ない」B+評価が妥当と判断しました。
エーティーマクフィ
B+評価

9月19日:栗東坂路 4F52秒2-ラスト12秒2
9月23日:栗東坂路 4F56秒3-ラスト12秒5

こちらも23日の時計だけを見ると評価を下げたくなりますが、実質的な本追いは19日です。

52秒2-12秒2としっかり負荷を掛け、併せ馬にも先着。その後は状態を整える調整へ移行しています。

7歳馬ですが、調教から大きな衰えを感じさせるところもありません。

軽い最終追い=仕上がっていない、ではありません。
本追いまで含めれば十分に走れる態勢と見ます。
ジューンブレア
B+評価

9月19日:栗東坂路 4F51秒7-ラスト12秒5
9月23日:栗東坂路 4F56秒5-ラスト13秒5

今回もっとも「最終時計だけを見てはいけない」一頭です。

23日は56秒5-13秒5とかなり軽い内容ですが、19日に坂路51秒7としっかり時計を出しています。

半年ぶりの実戦になりますが、早い段階からこのレースを目標に調整されており、本追いでは久々を感じさせない動きを見せました。

23日はフレッシュな状態で本番へ向かうための調整と考えるべきでしょう。

最終追いだけなら低評価になりかねませんが、調整過程全体ではB+。久々だから仕上がり不足と決めつける必要はありません。

評価を抑えた2頭

レイピア
B-評価

最終追い切り:栗東坂路 4F52秒3-ラスト1F13秒3

全体時計52秒3は速く、前半から抜群の行きっぷりを見せました。

ただし最後は13秒3まで時計を要しています。

1週前も重い馬場とはいえ53秒6-13秒4。もともと追い切りで派手に動くタイプではないことは考慮する必要がありますが、2週続けてラストが掛かった点は少し気になります。

今回の最終追い切りも前半から飛ばした影響が大きく、単純に「バテたから状態が悪い」とまでは言えません。

全体時計は優秀ですが、GⅠ直前の追い切りとして終いの余裕はもう少し欲しかったという意味でB-評価です。
ルガル
C+評価

1週前:栗東坂路 4F54秒3-ラスト12秒4・一杯
最終:栗東坂路 4F54秒2-ラスト12秒0・馬なり

最終追い切りは明確に良くなりました。

馬なりで54秒2、ラスト12秒0。時計の掛かる馬場を考えれば悪くなく、1週前より動きに軽さも出ています。

ただ、1週前は一杯に追われながら54秒3-12秒4。併せた相手が馬なりだったことも含め、GⅠへ向けた1週前追いとしては少し物足りなさを感じました。

海外遠征後という特殊なローテーションなので、通常の国内組と単純比較できない面もあります。

C+は「状態が悪い」という意味ではありません。
最終で持ち直して走れる状態にはありますが、今回のメンバーの追い切り上位馬と比べると、強く推せる材料が少なかったため評価を抑えました。

今回の追い切り診断で特に注目したいポイント

追い切りトップはスターアニスとウインカーネリアン

スターアニスは、馬なりのままラスト11秒8まで加速した内容を高く評価。

ウインカーネリアンは9歳という年齢を感じさせない反応を見せ、1週前から最終まできれいに仕上げられています。

今回はこの2頭をS評価としました。

パンジャタワーは「最終だけ」で判断しない

パンジャタワーは最終のラスト12秒6だけを見ると、スターアニスほど派手ではありません。

しかし、重い馬場だった1週前に52秒5-12秒3を出しており、そこで十分な負荷を掛けています。

1週前にしっかり作り、最終で整える。

GⅠへ向けた仕上げとしては非常に良い流れで、A+評価でもSに近い存在です。

穴で面白いのはペアポルックスとブラックチャリス

今回の再点検で特に評価を上げたのがペアポルックス。

坂路50秒6の自己ベストを出しており、夏負けで一度予定を変更した馬とは思えないほど負荷を掛けられています。

ブラックチャリスも1週前にCWで50秒5-11秒4、最終も余力を残して11秒7。

人気や実績を考えず追い切りだけを見ると、この2頭は見逃したくありません。

最終追い切り診断まとめ

位置付け 馬名 評価
追い切り最上位 スターアニス S
追い切り最上位 ウインカーネリアン S
Sに迫る パンジャタワー A+
穴の高評価 ペアポルックス A+
好状態 フリッカージャブ A
穴の高評価 ブラックチャリス A
状態良好 アイサンサン A-
負荷十分 ワールズエンド A-

今回の追い切り診断では、スターアニスとウインカーネリアンを最上位としました。

パンジャタワーも非常に良い仕上がりですが、最終追い切りの動きまで比較してA+。一方、人気に左右されず追い切りだけを見たことで、ペアポルックスとブラックチャリスという伏兵も高評価になりました。

フリッカージャブは中2週でも状態を維持。アイサンサン、ワールズエンドも状態面では悪くありません。

逆に、ルガルは最終追い切りでかなり持ち直しているものの、1週前からの過程を含めると今回は評価を抑えました。

追い切り評価と最終予想は別物です。

スプリンターズSは中山芝1200mという舞台だけに、枠順、前半の先行争い、馬場状態、1200m適性が非常に重要です。

特にスターアニスやワールズエンド、アイサンサンなどは距離への対応を別途考える必要があります。最終予想では、今回の追い切り評価に近走内容・能力・距離適性・中山適性・枠順・展開を加えて判断します。

現時点の追い切り注目馬

最高評価:スターアニス、ウインカーネリアン

高評価:パンジャタワー、ペアポルックス、フリッカージャブ、ブラックチャリス

穴で特に気になる馬:ペアポルックス、ブラックチャリス

最終的な本命・対抗などの印については、枠順と馬場状態を確認したうえで「スプリンターズステークス2026 最終予想」で決めたいと思います。

※追い切り時計・調整内容は2026年9月24日昼時点で確認できた公開情報をもとに作成しています。追い切り評価は当ブログ独自の判断です。

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