最終更新:2026年8月7日午前
出走予定馬18頭、斤量、騎手、最終追い切りまで反映しています。枠順、当日の馬体重、直前オッズは未反映です。天気予報も変化する可能性があるため、最終判断ではJRAの公式発表をご確認ください。
2026年8月9日、中京競馬場の芝1200メートルで行われるCBC賞。
特別登録の段階では20頭が登録していましたが、現在は18頭が出走予定となり、各馬のハンデと騎手も明らかになりました。
実績では、高松宮記念5着をはじめ短距離重賞で安定しているレイピアが一歩リードしています。ただし、今回はトップクラスの57.5キロを背負い、涼しい函館から真夏の中京へ転戦します。
一方、夏競馬に強く、56キロに収まったディアナザール、54キロの3歳馬タマモイカロス、52キロで前走重賞2着のジェニファーなど、斤量面で魅力のある馬もそろいました。
今回は、正式ハンデ、近走成績、血統、中京芝1200メートルへの適性、最終追い切り、当日の天候リスクまで加味して、CBC賞の勢力図を改めて整理します。
CBC賞2026のレース概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開催日 | 2026年8月9日 |
| 競馬場 | 中京競馬場 |
| 発走予定 | 15時45分 |
| 距離 | 芝1200メートル |
| 条件 | 3歳以上オープン・ハンデキャップ |
| 出走予定 | 18頭 |
| 記事更新段階 | 斤量・騎手・最終追い切り判明、枠順発表前 |
出走予定馬・斤量・騎手
| 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 現段階の注目点 |
|---|---|---|---|---|
| アブキールベイ | 牝4 | 55.5kg | J.コレット | 葵S勝ち馬。直線の長い中京で末脚を生かせるか |
| アンクルクロス | 牡5 | 56.0kg | 松若風馬 | 良馬場で見直したい5歳馬。最終追い切りも良好 |
| イツモニコニコ | 牝5 | 53.0kg | 藤懸貴志 | 軽量を生かして前々で運べれば浮上 |
| インビンシブルパパ | 牡5 | 58.0kg | 団野大成 | 前年覇者。状態は良好だがトップハンデと同型が課題 |
| クラスペディア | 牡4 | 57.5kg | 小崎綾也 | 能力はあるが57.5キロで楽な条件ではない |
| コウセキ | 牡4 | 55.0kg | 松山弘平 | 前走をハイペースで逃げ切り。初中京への対応が鍵 |
| サンアントワーヌ | 牝3 | 52.0kg | 丸山元気 | 初の芝1200メートル。軽量と距離短縮が魅力 |
| ジェニファー | 牝5 | 52.0kg | 永島まなみ | 北九州記念2着。軽量と好調教で引き続き注目 |
| タマモイカロス | 牡3 | 54.0kg | 西塚洸二 | 葵S3着。鋭い末脚と最終追い切りを高評価 |
| タマモブラックタイ | 牡6 | 57.0kg | 角田大和 | 最終追い切りの動きは良好。復調できれば一発 |
| ディアナザール | 牡4 | 56.0kg | 川田将雅 | 先行力、夏実績、安定感を兼備。現段階の中心候補 |
| ナムラローズマリー | 牝5 | 53.0kg | 幸英明 | 流れが速くなれば末脚を生かせる差し候補 |
| フィオライア | 牝5 | 55.0kg | 太宰啓介 | 重賞勝ち馬。単独先行に近い形なら巻き返し可能 |
| プロトポロス | 牡6 | 53.0kg | 亀田温心 | 軽ハンデを生かせるか。相手強化への対応が必要 |
| フロムダスク | 牡6 | 55.0kg | 中井裕二 | 最終追い切りが良好。展開が向けば穴候補 |
| ペプチドヤマト | 牡7 | 56.0kg | 高倉稜 | 7歳馬。近走内容と斤量を考えると展開の助けが必要 |
| レイピア | 牡4 | 57.5kg | 横山武史 | 能力と中京実績は最上位。斤量と夏の状態が焦点 |
| レッドエヴァンス | セ5 | 55.0kg | 西村淳也 | 追い切りの動きは良好。5歳馬の上昇力に注意 |
※特別登録に名前があったアメリカンステージ、マイネルジェロディは、8月7日午前時点の出走予定馬一覧には含まれていません。
中京芝1200メートルの特徴
中京芝1200メートルは、バックストレッチからスタートし、3コーナーまでの距離は約300メートルです。
最後の直線は412.5メートルあり、JRAの芝1200メートルの中では最も長い直線となっています。道中は下り勾配が続き、直線では高低差2メートルの坂を上るため、単純なスピードだけでは押し切れません。
中京芝1200メートルで重視したい能力
- 速い前半に無理なく対応できる追走力
- 直線の坂で失速しないパワー
- 好位から長く脚を使える持続力
- 1400メートルにも対応できる体力
- 速い時計と消耗戦の両方に対応できる柔軟性
直線が長いため差し馬に有利と思われやすいコースですが、CBC賞では前へ行った馬の好走も目立ちます。
最後方から一気に追い込むより、先団から中団前で流れに乗り、坂を越えてもうひと脚を使える馬が理想です。
過去データから見える重要傾向
1番人気を過信できない
過去10年の1番人気は1勝、2着1回、3着1回で、3着内率は30%です。
一方、2番人気は2勝、2着1回、3着3回で3着内率60%。実力馬が順当に走る年もありますが、ハンデ差や展開によって人気薄が入り込む余地も大きいレースです。
今年もレイピアが上位人気になる可能性は高いものの、57.5キロを背負う以上、能力だけで押し切れると決めつけるのは危険です。
5歳馬が好成績
年齢別では、5歳馬が過去10年で6勝を挙げ、3着内率も25%を超えています。
今年の5歳馬では、アンクルクロス、インビンシブルパパ、イツモニコニコ、ジェニファー、ナムラローズマリー、フィオライア、レッドエヴァンスが該当します。
この中では、近走と追い切り内容を踏まえると、アンクルクロス、ジェニファー、インビンシブルパパ、レッドエヴァンスに注目します。
大型馬と先行経験が強み
過去10年では馬体重が重い馬ほど成績が上がる傾向があり、520キロ以上の馬は3着内率37.5%を記録しています。
また、中京で行われた近年のCBC賞では逃げ馬がたびたび馬券に絡み、前走4コーナー5番手以内だった馬の複勝率も高くなっています。
今年はインビンシブルパパ、ディアナザール、コウセキ、フィオライアなど、前へ行きたい馬が複数います。前有利の傾向があっても、先行争いが激しくなれば差し馬にも出番が生まれます。
天気と馬場状態は直前まで確認が必要
8月7日朝時点の予報では、8月9日の中京競馬場周辺は非常に暑く、午後に雷雨となる可能性があります。
CBC賞の発走予定は15時45分です。レース直前に雨が降れば、午前中まで良馬場でも短時間で馬場状態が変化する可能性があります。
予報は今後変わるため雨を前提にはできませんが、「高速良馬場だけを想定して評価を固定しない」ことが重要です。
良馬場・高速決着なら
- ディアナザール
- レイピア
- アンクルクロス
- コウセキ
- タマモイカロス
雨で時計がかかる馬場なら
- ジェニファー
- インビンシブルパパ
- サンアントワーヌ
- タマモブラックタイ
- フロムダスク
ただし、雨量が少なければ芝の表面が湿るだけで、むしろ時計が出やすくなる場合もあります。単純に雨だから道悪巧者を狙うのではなく、当日のレース時計と内外の伸び方を確認したいところです。
CBC賞2026の展開予想
先行候補は、インビンシブルパパ、ディアナザール、コウセキ、フィオライア。イツモニコニコも枠順次第では前へ行く可能性があります。
コウセキは前走で前半3ハロン32秒4の速い流れを作りながら逃げ切りました。ディアナザールも前走ではハナを奪って3着。前年覇者インビンシブルパパも、自身の持ち味を生かすには好位より前が理想です。
そのため、前半から極端に遅い流れになる可能性は低いと考えます。
現時点で想定する隊列
- 先頭候補:コウセキ、インビンシブルパパ、フィオライア
- 先団:ディアナザール、イツモニコニコ、ジェニファー
- 好位から中団:レイピア、アンクルクロス、レッドエヴァンス
- 中団以降:タマモイカロス、アブキールベイ、ナムラローズマリー
前へ行く馬が多くても、中京のCBC賞では先行馬が簡単に全滅するとは限りません。
狙いやすいのは、逃げ争いには加わらず、先頭集団を射程圏に入れて運べる馬です。その点で、自在性のあるディアナザール、レイピア、アンクルクロスは展開に対応しやすいと判断します。
一方、想定以上のハイペースになれば、54キロのタマモイカロス、アブキールベイ、ナムラローズマリー、フロムダスクなどの差し脚が生きてきます。
最新情報反映後の現時点評価
| 評価 | 馬名 | 評価の要点 |
|---|---|---|
| A | ディアナザール | 56キロ、先行力、夏実績、安定感のバランスが最も良い |
| A | レイピア | 能力と中京実績は最上位。ただし57.5キロと暑さが課題 |
| A | タマモイカロス | 54キロ、葵Sの末脚、最終追い切りを高評価 |
| A− | アンクルクロス | 良馬場なら見直し可能。5歳馬で追い切りも良好 |
| A− | ジェニファー | 52キロ、前走重賞2着、追い切り良好で勢い十分 |
| B+ | コウセキ | 前走の逃げ切りは優秀。初中京と左回りが課題 |
| B+ | インビンシブルパパ | 前年覇者で状態良好。58キロと先行争いが鍵 |
| B+ | アブキールベイ | 重賞勝ち馬。前走復調も55.5キロと小柄な馬体が課題 |
| B | フロムダスク | 追い切り良好。速い流れなら穴として警戒 |
| B | レッドエヴァンス | 5歳馬で追い切り良好。55キロなら軽視できない |
| B | サンアントワーヌ | 52キロと距離短縮が魅力。初1200メートルが未知数 |
現段階では、ディアナザール、レイピア、タマモイカロスの3頭を上位グループと評価します。
ただし、枠順が出れば評価は変わります。ディアナザールやコウセキが外枠から先行する形になった場合や、レイピアが位置を取りにくい枠へ入った場合は再検討が必要です。
有力馬の近走・血統・最終追い切りを分析
ディアナザール
最新情報を反映した現段階では、最もバランスの良い中心候補として評価します。
キャリア7戦で4勝、2着1回、3着1回。3着以内を外したのは阪急杯4着だけで、まだ大きく底を見せていません。
前走の鞍馬ステークスでは、初めての芝1200メートルでハナを奪い、コースレコード決着の中で3着を確保しました。高速決着への対応力と先行力は、今回のメンバーでも上位です。
父ロードカナロア、母ドナウブルー、母父ディープインパクトという良血馬。ロードカナロアのスプリント能力に、母系の瞬発力と持続力が加わっています。
最終追い切りは栗東CWで調整され、終いまで大きく失速せずにまとめました。併走馬にはわずかに遅れましたが、時計と動きは水準以上。公開されている評価でも、前走から状態を維持しているとの見方が中心です。
56キロ、先行力、1200メートルへの適応力、夏競馬2戦2勝の実績、川田将雅騎手。
逃げ・先行馬が多く、前半から競り合う可能性。枠順次第では外から脚を使わされる恐れ。
理想は逃げにこだわらず、先行馬を見ながら2番手から5番手で運ぶ形。無理にハナを奪わなければ、直線でも粘り強く伸びる可能性が高いと考えます。
レイピア
能力と実績では、今回のメンバーで最上位と評価できる馬です。
2026年はシルクロードステークス2着、オーシャンステークス2着、高松宮記念5着、函館スプリントステークス3着。競馬場、馬場、展開が変わっても重賞で安定して上位争いを続けています。
高松宮記念では中京芝1200メートルを走って5着。GⅠで掲示板に入ったコース実績は大きな強みです。
父タワーオブロンドンは高いスプリント能力を持ち、母父エンパイアメーカーからパワーと持続力を受け継いでいます。中京の坂に対応しやすい血統構成です。
一方、最終追い切りについては、状態悪化を感じさせる内容ではなかったものの、他の上位候補ほど強い上昇を示したとは言い切れません。
さらに、涼しい函館から非常に暑い中京へ移動し、57.5キロを背負います。能力は認めても、人気ほど絶対的な存在とは考えにくくなりました。
重賞での安定感、高松宮記念5着、中京適性、好位から差せる自在性、豊富なスプリント経験。
57.5キロ、重賞で勝ち切れていない点、函館から中京への気温差、最終追い切りの強調度。
大きく崩れる可能性は低そうですが、単勝の中心として固定するより、連軸や相手の中心として考えたい一頭です。
タマモイカロス
3歳馬の中で最も注目したいのがタマモイカロスです。
前走の葵ステークスでは、後方12番手から上がり3ハロン32秒7の末脚を使って3着。勝ち馬との差はわずか0秒2でした。
父デクラレーションオブウォー、母父ダンスインザダーク。スピードだけでなく、パワーと持続力も備えやすい血統です。520キロを超える大型馬であることも、CBC賞の傾向に合います。
最終追い切りでは栗東CWでしっかり負荷をかけ、自己ベスト級の時計を記録。併走馬に先着し、動きの力強さも目立ちました。
54キロで出走できる点も魅力です。古馬との初対戦でも、斤量差を生かせれば十分に通用します。
54キロ、葵ステークスの鋭い末脚、大型馬、最終追い切りの動き、3歳馬の成長力。
持ち時計は1分07秒8で、極端な高速決着への対応は未知数。後方に置かれすぎると届かない可能性。
西塚洸二騎手がいつもより一列前で運べれば、重賞初制覇まで期待できる存在です。
アンクルクロス
過去データで好成績を残している5歳馬の中では、アンクルクロスを高く評価します。
前々走の鞍馬ステークスでは、コースレコード決着の中で2着。速い時計への対応力を示しました。
前走の北九州記念は7着でしたが、出遅れに加えて重馬場も合わなかった印象です。勝ち馬との差は0秒6で、着順ほど大きく負けてはいません。
父タリスマニック、母父ダンスインザダーク。1200メートルの速力に加えて、最後まで脚を使う持続力を備えた配合です。
最終追い切りでは栗東CWで力強い動きを披露し、公開評価でも前走以上の状態と見る声があります。
56キロ、5歳馬、鞍馬ステークス2着、速い時計への対応、好調教、好位と差しの両方に対応可能。
重馬場では能力を出し切れない可能性。スタートで後手を踏むと、前を捕まえきれない恐れ。
良馬場から稍重程度で、スムーズに中団前を取れれば上位争いが期待できます。雨量が多くなった場合は少し評価を下げたい馬です。
ジェニファー
前走の北九州記念で、9番人気ながら2着に好走しました。
2勝クラスを勝った直後の格上挑戦でしたが、控える競馬からしぶとく伸び、重賞でも通用することを示しています。
父アニマルキングダム、母父スペシャルウィークという血統は、純粋な短距離型というよりパワーと持続力に優れた構成です。中京の坂や、雨で時計がかかる馬場はプラスになる可能性があります。
最終追い切りは栗東坂路で素軽く力強い動き。前走の好状態を維持しているだけでなく、さらに上向いているとの公開評価もあります。
前走の50キロから2キロ増えますが、今回も52キロ。5歳馬の中では斤量面でかなり恵まれています。
52キロ、北九州記念2着、控える競馬を覚えた自在性、好調教、道悪にも対応しやすい血統。
前走は50キロの軽斤量だった点。短期間での重賞連戦となるため、目に見えない疲労には注意。
良馬場でも軽視できませんが、急な雨で馬場が重くなれば、さらに評価を上げたい一頭です。
コウセキ
前走のテレQ杯を逃げ切り、オープンクラス入りを決めた上昇馬です。
前半3ハロン32秒4という速い流れを作りながら、そのまま押し切った内容は非常に優秀。重賞でも通用するスピードを示しました。
父ハリーエンジェルは欧州のスプリントGⅠ勝ち馬。母父ドバウィからは底力と持続力が補強されており、中京の坂にも対応できる可能性があります。
55キロも大きな不利ではありませんが、今回は初めての中京コース。左回りの経験も少ないため、コーナーと直線でスムーズに走れるかが焦点です。
前走の逃げ切り、速い前半への対応力、55キロ、スプリント色の強い血統、松山弘平騎手。
初中京、左回りの経験不足、同型馬の存在、最終追い切りの強調材料がやや少ない点。
内寄りの枠から無理なく先行できれば有力ですが、外枠からハナを奪うために脚を使う形は避けたいところです。
インビンシブルパパ
2025年のCBC賞を制した前年覇者です。
昨年は中京芝1200メートルを1分07秒4で走破。大型馬らしいパワーと先行力を生かし、この舞台への高い適性を証明しました。
2026年の高松宮記念は15着、函館スプリントステークスは10着。近2走は直線で粘り切れていませんが、最終追い切りでは美浦ウッドで自己ベスト級の時計を記録し、状態面の上昇が感じられます。
問題は58キロのトップハンデです。昨年より厳しい斤量を背負い、今年は先行馬も多くなっています。
前年覇者、中京芝1200メートルへの適性、大型馬、先行力、最終追い切りの良化。
58キロ、近2走の失速、コウセキやディアナザールとの先行争い。
斤量を克服できれば巻き返せます。枠順と当日の馬場を確認し、単独でリズム良く運べそうなら評価を上げたい馬です。
アブキールベイ
2025年の葵ステークスを制した重賞勝ち馬です。
前走の北九州記念では後方から5着。久しぶりに直線で見せ場を作り、復調の兆しを示しました。
父ファインニードルは、高松宮記念とスプリンターズステークスを制した名スプリンター。母父ハーツクライから、持続力と成長力が加わった配合です。
直線が長い中京は末脚を生かしやすい一方、55.5キロは牝馬として軽くありません。430キロ前後の小柄な馬体で斤量を背負う点も課題です。
重賞勝ちの実績、前走5着の復調内容、ファインニードル産駒、中京の長い直線。
55.5キロ、小柄な馬体、後方からの位置取り、前残り馬場への対応。
先行争いが激しくなり、直線で外差しが利く馬場になれば浮上します。
追い切りから注目したい馬
| 馬名 | 追い切り評価 | 注目点 |
|---|---|---|
| タマモイカロス | 高評価 | 栗東CWで自己ベスト級。力強く先着し、成長を感じる内容 |
| ジェニファー | 高評価 | 栗東坂路で素軽い動き。前走以上を期待できる状態 |
| アンクルクロス | 高評価 | 栗東CWで力強く伸び、前走からの良化が見込める |
| インビンシブルパパ | 高評価 | 美浦ウッドで自己ベスト級。近走以上の状態 |
| ディアナザール | 良好 | 併走馬にわずかに遅れたが、時計と動きは水準以上 |
| フロムダスク | 高評価 | 動きに活気があり、穴候補として注意 |
| レッドエヴァンス | 高評価 | 終いの反応が良く、55キロなら侮れない |
| レイピア | 平行線 | 状態は維持しているが、他馬ほど大きな上昇は感じにくい |
※追い切り評価は公開された時計や動きに対する評価を総合したものです。調教の良し悪しだけで着順を断定するものではありません。
その他の注目馬
フロムダスク
最終追い切りの動きが良く、状態面から押さえておきたい穴候補です。55キロで出走でき、先行争いが激しくなれば、中団からの差し込みも考えられます。
近走成績だけでは強く推しにくいものの、人気がなければ馬券の相手に加える余地があります。
レッドエヴァンス
過去データで好成績の5歳馬。55キロに収まり、最終追い切りの動きも良好でした。
重賞実績では上位馬に劣りますが、夏のハンデ戦では、こうした充実期の5歳馬が一気に通用することがあります。
サンアントワーヌ
フィリーズレビュー2着の3歳牝馬で、今回は初めて芝1200メートルへ出走します。
父ドレフォン、母父ハービンジャーという血統から、スピードだけでなくパワーも備えています。52キロを生かして前半の流れに乗れれば、古馬相手でも一発がありそうです。
ただし、1200メートルの速い流れで追走に余裕を持てるかは未知数です。
ナムラローズマリー
前走の青函ステークスでは、勝ち馬と同タイムの4着。中団後ろから上がり33秒4を使いました。
53キロは魅力で、前が競り合えば差し込める可能性があります。一方、前残り傾向が強い馬場では位置取りが課題です。
フィオライア
2026年のシルクロードステークスを制した重賞勝ち馬です。中京芝1200メートルでの勝利経験もあり、コース適性は軽視できません。
近2走は大きく崩れていますが、55キロで自分のリズムを守って先行できれば巻き返す余地があります。
コウセキやインビンシブルパパとの並びが重要になるため、枠順発表後に再評価したい馬です。
タマモブラックタイ
近走成績だけでは強く推しにくいものの、最終追い切りの動きは良好でした。
57キロは楽ではありませんが、雨で時計がかかり、パワーが必要な馬場になれば評価を少し上げたい一頭です。
馬場別の狙い方
| 想定馬場 | 評価を上げたい馬 | 理由 |
|---|---|---|
| 良馬場・高速決着 | ディアナザール、レイピア、アンクルクロス、コウセキ | 速い時計への対応力と好位で運べる機動力 |
| 良馬場・前有利 | ディアナザール、コウセキ、インビンシブルパパ、フィオライア | 先行力とコース傾向を重視 |
| ハイペース・差し有利 | タマモイカロス、アブキールベイ、ナムラローズマリー、フロムダスク | 直線で使える末脚を評価 |
| 稍重から重馬場 | ジェニファー、インビンシブルパパ、サンアントワーヌ、タマモブラックタイ | パワー、馬格、血統面を重視 |
枠順発表後に確認したいポイント
- ディアナザールが逃げにこだわらず運べる枠か
- コウセキがハナを奪うために脚を使わずに済む枠か
- インビンシブルパパが58キロで外を回されない枠か
- レイピアが先団を見ながらスムーズに運べる枠か
- タマモイカロスが後方に置かれすぎない枠か
- ジェニファーが52キロを生かして好位を取れるか
- 当日の中京芝で内と外のどちらが伸びているか
- 午後の雨によって馬場状態が急変していないか
- 暑さの影響で馬体重が大きく減っている馬がいないか
現時点の最終評価
| 順位 | 馬名 | 総合評価 |
|---|---|---|
| 1 | ディアナザール | 56キロ、先行力、夏実績、安定感から最も崩れにくい候補 |
| 2 | レイピア | 能力最上位。ただし57.5キロと環境変化を考慮して対抗級 |
| 3 | タマモイカロス | 54キロと鋭い末脚、好調教を評価する上昇候補 |
| 4 | アンクルクロス | 良馬場なら巻き返し濃厚。追い切りも良好 |
| 5 | ジェニファー | 52キロと前走2着の勢い。雨ならさらに評価上昇 |
| 6 | コウセキ | スピードは重賞級。枠順と先行争いが最大の鍵 |
| 7 | インビンシブルパパ | 前年覇者で状態良好。58キロを克服できるか |
| 8 | アブキールベイ | 展開が速くなれば重賞馬の末脚が生きる |
| 9 | フロムダスク | 追い切りから浮上する穴候補 |
| 10 | レッドエヴァンス | 55キロと好調教が魅力の5歳馬 |
最新情報を反映した現段階の中心候補はディアナザールです。
レイピアは能力と中京実績で最上位ですが、57.5キロ、函館から真夏の中京への転戦、最終追い切りの強調度を考慮すると、絶対視まではできません。
ディアナザールは56キロに収まり、夏競馬2戦2勝。芝1200メートル初挑戦だった前走でも、コースレコード決着を逃げて3着に粘りました。今回は逃げにこだわらず好位で運べれば、重賞初制覇の可能性があります。
追い切りと斤量から評価を上げたいのが、54キロのタマモイカロス、良馬場で見直せるアンクルクロス、52キロのジェニファーです。
一方、展開の鍵を握るのはコウセキとインビンシブルパパ。先行争いが落ち着けば前残り、激しくなればタマモイカロスやアブキールベイなどの差し馬が浮上します。
さらに、レース当日の午後は雨や雷雨となる可能性があります。枠順だけでなく、当日の馬場状態と直前レースの傾向を確認して、最終的な印を決めたいと思います。
この記事は枠順発表前の考察です。
枠順、当日の馬体重、馬場状態、オッズによって最終評価は変わります。特に今年は先行馬が多く、内外の並びによって展開が大きく変化する可能性があります。
本記事はJRA公式発表、近走成績、血統情報、公開されている調教時計や気象情報などを基に作成しています。馬券の購入は20歳になってから。無理のない範囲で競馬を楽しみましょう。
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